1549/1〜1551/10 第2章「怒濤」 第1章へ戻る 烈風伝メニューへ トップページへ 1549/ 4 陸中国(岩手県)、大崎家の不来方城を陥とす。 大崎家、水沢城へ逃れ独立勢力と化す。 / 6 不来方城の支城、水沢城を陥とす。 大崎親子、黒川晴氏、家臣となる。 /10 陸前国(宮城県)、伊達家の岩出山城を、中野宗時を内応させ陥とす。 伊達家、白石城に逃れ独立勢力と化す。 1550/ 2 磐城国(福島県)、相馬家の小高城を陥とす。 4 小高城の支城、大館城を陥とす。 独立勢力の岩城重隆、家臣となる。 6 常陸国(茨城県)、佐竹家の水戸城を陥とす。 当主義昭、岡本禅哲、家臣となる。 7 理奈様が私の功績を重んじ、「部将」と格上げして下さる。感謝。 10 下野国(栃木県)、宇都宮家の宇都宮城を陥とす。 和田・壬生の両名、家臣となる。 11 理奈様が、私の労を労うということで、 「三日月宗近」「水玉紋陣羽織」を下さる。なんたる果報。 私はこの分だけ、きちんとお役に立てているであろうか? 12 下総国(北千葉県)、結城家の古河城を陥とす。 同時に支城の本山城が恭順する。 1551/ 4 羽後大館城から、沙律殿が合流。 強敵の揃い始める、関東勢への対抗である。 6 武蔵国(東京都・埼玉県)、扇谷上杉家の松山城を陥とす。 暗愚な男ではあるが、上杉朝定家臣となる。 7 そろそろ我らが理奈様の威信名声も高まったであろうと言うことで、 東北地方の諸豪族に、恭順を即す案に出る。 血が流れずに心服させるのが、理奈様の理想に叶う戦略だからである。 瑠実殿が、下野国の烏山城を恭順させる。お見事である。 10 この頃、かの武田家の部隊が河越城付近に蠢動する。 武蔵の独立勢力を併呑し始める。大将は明智光秀だ(!)。 上野に出征しようとしていた矢先だけに警戒する。 評定を開き、山内上杉を恭順させるか、武田との戦闘準備に備えるか 論議が別れるが、後背を開けたまま武田と事を構えるのは 上策では無いと案が纏まり、至急上野国(群馬県)の 箕輪城に攻め入ることとする。 早速、箕輪城の由良成繁と小田氏治に、内応の約定を取り付ける。 名将長野業正と、その部下の剣聖上泉信綱が、 箕輪城主上杉憲正を守っているからである。上記の如く、年表風に足跡をまとめてみた。 決して無理をしないペースで、京を目指している。 ちなみに、大名家はその国内の本城を陥とせば滅亡と見なされるため、 行軍の邪魔にならない、独立勢力の籠もった支城は無視している。 理由は明解だ。 1:独立勢力は、我が理奈様の威信が高まれば向こうから恭順してくる。 2:上記の理由で戦う必要の無い戦いを、御館様はお望みになられない。 3:日本海側の最上・蘆名家との壁になってくれるため、 よけいな戦いをせずに済む。 関東平野まで怒濤の勢いで攻め上った、我が愛田武士団であるが、 ここにいよいよ最初の強敵が立ちはだかり始める。 甲斐の戦国最強騎馬軍団、武田家である。 第3章へ進む 烈風伝メニューへ endra@yahoo.co.jp
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