1999/7/18(日)                 

TRPG日記メニューへ

執務室を辞去する(トップページへ)

システム:RuneQuest(Chaosium、AvaronHill、ホビージャパン)
マスター:おり(シル(略)子)
 

TGC例会の日である。キャンペーンの第4話目だ。
後半折り返し。話も真実に迫ってくる頃である。
  
PCは5名
・タルツェン  (どげお氏)
・ソルデム   (Check氏)
・アコロトゥーロ(Gen氏)
・イクシーザ  (むたPOM氏)
・レガル    (BER.氏)
以上である。

結果的には、前回(第3話)と違って、マスタリングに失敗はなかったと思う。
何が不満かというと・・・お前ら(プレイヤー)集まんのが遅すぎるぞ!

いや、俺も若干遅かったけどさ・・・でも、俺がやってきたときに
プレイヤー5人中、2人しか来ていないっていうのは酷すぎないか?
(開場はam9:00、スタートはam10:00。)
昨晩、すらいむ工房のTGC掲示板には、そーのすけ君が
「pm5:00までしか部屋取ってません」と書いていただけに、
俺は到着後、即スタートするつもりだったのだ。

名前は出さないが「昼から来る」なんてキミ! もっとそう言うことは
早く連絡したまえ! ギリギリになって(am11:00)
そんなこと言われてもムカツクだけだ!
結局スタートはam12:00・・・なんなんだ・・・。 

それから! あまつさえpm1:00に「これから行く〜」なんて
連絡入れてきたアンタ!
アンタがいなくてもゲームはもう始めていましたよ・・・。
遅れてきたら、その間の流れの再説明に更にタイムロス・・・勘弁してくれよ。
 
いや、遅れるのは寝坊とか色々理由はあると思うんすけど、
(俺も寝坊はやるからさ)
でも、ここまで派手に遅れられると、
「俺のシナリオ、楽しみにはされていないのかな?
 ここまでナメられていると・・・」と思うんですよ。

俺が遅れるときも、せいぜい3〜40分ですよ。
それ以上だと、マスターにあまりに申し訳ない。
2時間とか、あまつさえ3時間半も遅れてくるなんて前代未聞だ。
 
そのせいか、短く作ってきたはずのシナリオも、
ラス戦闘中でタイムアップ。何なんだよまったく・・・。
 

まぁいいや。愚痴はこのくらい。
 
RQについては、今更ここで説明するつもりはない。
シルヴィア閣下がRQのコーナーでシステム説明をしてくれているはずだ。
 
シナリオの流れについても、粗筋説明のコーナーを先日作った。
そちらも見てくれる方は、第4話「試練」の所も合わせて読んで欲しい。
 
今回のシナリオの目的は、「桃源郷」への出発と、
パーティー装備の大幅強化である。
逆に気をつけた点は、戦闘回数の減少だ。
 
RQの戦闘は楽しいんだけど、時間がかかるというのは有名な話だ。
一般行為判定は楽ちんで言うこと無いんだけど、
戦闘は行動宣言から、SRカウント、FP減少まで、
ダイナミックな戦闘を合理的に行うために、チェックすべき項目が
多いのも事実である。
ボリューム的には、1シナリオに、ちゃんとした戦闘1回で十分だ。
 
 
「桃源郷」への出発に関しては、NPCのパラミアに説明をさせた。
本来ギャグキャラの彼女だが、今回はギャグらせるのは止めた。
緊迫した状況で、タルツェンのようなシビアなキャラにバカ飛ばすのは
逆効果だし、第3回のセッションで、パラミアの面白い印象を、PC達に
植え付けるのに失敗しているからだ。
無難に状況説明をして、早々に立ち去らせる
・・・ブラフォードは良くキャラがまわってるんだけどな〜(^^;。
 
 
パーティー強化の件に関しては、先日プレイヤーからも要望があったことだ。
マジックアイテムや金は出し惜しみすべし、というのが
俺が今まで使ってきたセオリーであるが、
どうやらRQでそれをやると、俺のやりたい派手な戦闘は
かなりPC達にとって危険らしい。
ここは、思い切ってアイリーンにマジックアイテムの大盤振る舞いをさせる。

インフラなんて気にしない。
RQにおいてキャラクターをマジックアイテムで強化できる度合いなんて、
D&D(商標)なんかに比べ微々たるもんだ。
どんなに強くなったPCでも「怪物の母」一匹出せばイチコロだ(←オイ!)
 
気に入っているのが、アドリブで言ったアイリーンのセリフ。
タルツェン(だったっけ?)が言った「ズイブンと気前が良いんだな」と
いうセリフに対して、
「この戦いは、私達(街のルーンロード達)の戦いでもあります。
 でも、私達は各々の理由があって、エキドゥナを追うことが出来ないのです。
 本来であれば私達も成し遂げなければならない仕事、
 あなた方に押しつけることを許して下さい。」
の様なことを言った時だ。(はっきりと語句までは覚えていない(笑))
タルツェンに「自分たちの立場も解ってるようじゃねぇか」と
言わしめたときは「ヤッタ!」って思ったね(笑)。
 

街を包囲した、ボールドホーム副総督の息子ドルレイは、
もっとスカした気障野郎のつもりだったのに、これまたタルツェンに
「きっとあいつ、自分のこと「ボクチン」って呼ぶぞ(笑)」
なんて言われちゃあ、やるしかないでしょう(笑)。
なんか、オムツつけた駄々っ子みたいに、さんざんバカにされましたよ。ええ。
 
 
「古の風の寺院」にPC達を案内したブラン、実は彼は俺の高校時代のPCだ。
ただ、あんまりお気に入りじゃなかった。
彼にもこの辺りで、戦士生命を終えてもらおうと思ったのだ。
タルツェンの裏設定に便乗して、特別出演してもらうこととする。
 
 
「古の風の寺院」では、4つの問いをキャンペーンに登場した
代表的な美人キャラ4人の幻に投げかけてもらった。
本来なら、戦闘でお茶を濁すところだが、戦闘はラスのザンネリック戦だけに
絞りたかったので、頭をひねってこのようなイベントを作り出す。
 
 フマクトの「剣」、
 ブラックブレード伯摂政、アイリーン=ブラックブレード
 「あなた方は、なぜ他人に干渉するのですか?
  別に他人のことなど干渉しなくても、生きていけるではありませんか。
  下手に人助けなどして、他人を傷つけるより、
  自分のために生きていく方が、相手にとっても自分にとっても
  ずっと良いことなのではありませんか?」
 
 鉄鞭を振るう美女、博士魔道師、パラミア=エリーザベド
 「ねぇ、なぜあたしの言ってきたことが、真実だって思うわけ?
  あたしの言ったことこそが、エキドゥナがあなた達をハメようとする
  罠かも知れないじゃない。
  そんな簡単に、あんた達は会ったばかりのあたしの言ったことを
  信用できるワケ?」
  
 謎の美女、サンガール
 「あなた達の信仰する神って、そんなに偉大な存在なの?
  他の神々だって、同じだけの神性を持っているんだもの、
  月の神々や混沌の神々が、風の神々に別に劣るわけじゃないじゃない。
  何をもって、あなた方は自分たちの神が優れた存在だって言い張るの?」
  
 大いなる癒し手、白き手、リディア=カーペンター
 「なぜ、あなた方は他の生命を殺めることが出来るのですか?
  他の生命だって、あなた方と同じ一個の生命。
  等しく同じ生命なら、あなた方に他の生命を殺める権利など
  無いのではありませんか?」 
 
以上が4つの質問である。別に決まった答えがあるわけでは無い。
あろうはずが無いのだ。
100人PCがいれば、100通りの答えがあってしかるべきだ。
これを読んだあなたのPCならどういう答えをするだろうか。
時間があるなら考えてみて欲しい。

こんな事を考えた理由は、プレイヤーにロールプレイの(キャラ確立の)
きっかけをつかんで欲しかったからだ。
上にあげた4つの質問は、どれもキャラのアイデンティティーに関わる質問だ。
これらにキチンとキャラクターとして答えられれば、
「なぜ俺は戦うのか」「何に向かって俺は生きているのか」
そういった、キャラのバックボーンと個性がはっきりしてくるはずなのだ。
 
正直言って、タルツェンこそ色々キャラに肉付けしようと頑張っている
様子は見えるのだが、他のキャラは個性がはっきりしていなかったり、
どこかで見たような(つまりそのプレイヤーの他のキャラとそっくり)
キャラだったりするので、もっとロールプレイに力を入れて欲しいのだ。
戦闘するだけだったら、今日TRPG初めての初心者だって出来る。
 
余談だが、俺のRQ、異様に女性NPC(美人ね)の比率が高い。
重要NPCの7割は女だな(爆)。
俺は自らこれを「ジャパニナイズされた邪道RQ」と呼んでいる。
好きだから良いじゃない、ってなもんだ(^^;。
そのくらいしないと、めんどくさいマスターなんてやっていられない。

つまり、それだけNPCに力を入れているのだから、
プレイヤー達にはもっとバリバリに、
ロールプレイをNPCにかまして欲しいのだ。
 
 
ラス戦闘、精剣ザンネリックは、大学時代にソニックというPCが持っていた
精剣レオフリック(フレオリックじゃないぞ、第一レオフリックの方が先だ)
の妹剣にあたる。
レオフリックはフマクトの力とオーランスの力を半々で持っていたが、
ザンネリックはオーランス100%である。
当初、レオフリックを出そうと思っていたのだが、別にソニックが
彼女を失ったわけでもなし、急遽新剣にご登場願ったわけだ。
攻防とも姉と同じく200%を越えているが、
PC5人掛かりなら何とかなるだろう(^^;。
 
と思ってる間に、タイムアップ。
今日は区民センターはpm5:00までしか取っていないのだ・・・。
く〜、色々とアクシデントさえなけりゃ、綺麗に終わっていたはずなのに〜。
戦闘の途中でSTOP。次回頭から、再度戦闘の続きで〜い。
は〜・・・(T_T)。


この日のRQ粗筋へ
 
TRPG日記メニューへ
  
endra@yahoo.co.jpメールBOX