Mi  Diario (リオハ旅行記)8.Enero.2009
     
    BODEGA Lopez de Herendia Vina Tondonia
このBodegaは、生い立ちは他のクラシックな伝統的ボデガと同じく
ボルドーがフィロキセラで壊滅的な頃Don RafaelがHaroの町はずれエブロ川ほとりに
もの凄い情熱を持って創業したところ。
今も家族経営で、やっています.Don Rafaelはチリ生まれですが、両親はともにバスク人。
家族は世界中に散らばり活躍しているとのこと。現4代目当主Don Pedroの息子Julioが昨年来日してプレゼンテーションした時に
挨拶し、リオハまで押しかけたのが今回訪問のきっかけです。
そしてリオハのモダンではない、伝統的なものを見たいが私の強い思いでした。


エブロ川

今はここしかないとも言える
「ブドウ栽培からワイン造りまでの全てを
昔から変わらないまったく自然な形のままに行う」一途に守っています。
歴史は1877年に現当主の曽祖父が、La RiojaのHaroにやってきて創業した、
Haroで最も古いボデガ。

樽の1つ1つも手作りです。

見よこのアールヌーボーな当主Don Pedro
息子さんJulioと娘さんMaria Jose
Julioは畑、葡萄を管理し、Maria Joseは外交、醸造と
2人が外と内うまいバランスで
トンドニアを支えています。

岩を17mくりぬいて造られています。
170haのブドウ畑は全て自社畑、樹齢50年以上の古木がほとんどで
黒ブドウは40%白ブドウについては100%。トンドニアは特に樹齢100年という。

このボデガは、トンドニアの他にクビージョ、ザコニア、ボスコニアの3種あります。
農薬は極限まで減らしています。
畑、葡萄はとても手間暇かかります。
収穫は状態の良いブドウだけを丁寧に手摘み。その葡萄の1個1個に対する思いが
ワインにもあらわれています。。酵母の添加も一切行わないとのこと。
自然に存在するバクテリアのみでブドウジュースを醗酵させてワインにする。
巨大なワインカーヴを持ち、そこでワインを数年〜数十年熟成させて
伝統的クラシコワインは、長期間熟成してやっと美味しくなります。ので飲み頃を迎えてから出荷する。最低瓶内で6か月休ませてからでないと出荷されません。



1987白、1991赤、1997ロゼを試飲。当日は気温も低くワインが冷えていたので、少し体温で温めながら待つ。
やはりビンテージワインを飲む時はワインの味もそうだが、その年などに思いを馳せたいもの。
この3銘柄は高校・大学・社会人それぞれ思い出深い年です。
87年緊張の中、自分を信じていた受験生、91年就職活動、大学から社会人へ踏み出そうとしていた時期、
97年には具体的なスケジュールとして会社勤め卒業してスペインへ渡ることを決意していました。
あの時に収穫されたワインなのか。などと話したりするうちにワインが開いてきた。フレーバーは豊かでやわらかな樽香と深く複雑な味わいが優しく体の中にしみいってきます。。
宝石を身につけたような、良い人と巡り合えた幸せな気持ちでした。この日は、これから昼レシピ開発して、夕方はHaroを代表するもう1つのボデガPaterninaに出かけました。


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