Back 〜2001年春・初夏の着物〜(2/3)
Next

印の付いた写真はクリックすると画像または柄の一部が拡大表示されます。 Updata 2001/05/20


お召しとテディ帯 4月27日(金)
 ネットの知人とランチ&お喋り三昧。知り合ったのは着物とは無縁のサイトだが、着物にかかわるお仕事をされている方でもあり、共通の話題を持つと年齢も何もかもを飛び越えて、多方面に話の花は開き続ける。実に楽しい一日であった。

 今日は濃紺地のお召しにお気に入りテディベア帯。
 写真ではわかりにくいが、半襟は薄茶の格子柄でポリ着尺の端切れである。濃地の着物には、きっぱりと白の半襟が潔さを感じて好きなのだが、古裂や着尺の端切れ、時には洋服地を半襟や帯揚げに転様する遊びも面白い。帯締めも左側はベージュと茶の市松柄になっている。お襦袢もベージュと金茶の大きな市松柄で、人知れぬ(?)お遊び。



  
綸子着物と織帯 4月28日(土)
 赤紫の細い縞に大きな花の描かれた、私には珍しく(?)派手目な着物。生地は綸子である。一体何の花なのか?季節は?・・・とふと考えてはみたものの、いつもの如く「今日、着てみたい気分!」と袖を通した。袖も1尺7寸の中振り袖のままである。
 帯揚げは紫、帯締めは丸ぐけの青。

 洋服ならば半袖でも良いぐらいの陽気、半襟は爽やかに薄いブルーをあわせてみれば良かったかな?と青空を見上げながら考えていた。



5月15日(火)
 デパートの呉服売り場まで「中馬和子」さんの展示を観に出かけた。夏の涼やかな着物、爽やかな向日葵柄の帯、そして私の大好きな薔薇の花の振り袖などを見せていただく。
 
 さてさて何を着ようかな・・・と頭を悩ませつつ、どうしても「紫陽花柄」の帯を締めたくて、最近のお気に入りの会津木綿の登場となった。この帯はアンティークで羽二重に紫陽花を染めた昼夜帯なのだが、若干短くて思うように良い柄が出ないのが悲しい。紫陽花も私の好きな花のひとつ・・・、袷の帯だが紫陽花の季節が終わるまで締めていようーーー!と意気込みだけはあるのだが(でも暑い!)、締め方にひと工夫が必要のようだ。

会津木綿と紫陽花帯 前 会津木綿と紫陽花帯 後  



単衣紬と夏帯 5月18日(金)
 さすがに気温が25度を超えると単衣でも暑い〜! が、温暖化が進んでいるとはいえ、夕方になるとひんやりした風が吹いて気持ち良いのだから、「衣替え」というのも昔の人の知恵なのだろう。

 何かわからないが琉球風の5〜6年前に仕立てた単衣の着物に、アンティークの紗に輪奈ビロードで柄を織り込んだような帯をあわせて日傘をさして歩いていたら、私の姿を見かけた人が「着物姿がはまってきた」と言ってくださった(^^)。お誉めの言葉と喜んでいる。
 半襟は昔単衣の季節に用いられていた「風通」といわれる(・・・よくわかっていないの ^^;)襟の復刻版で、写真ではわからないが雪輪が凹凸に織り出されている。



単衣塩沢紬と絽の帯 5月19日(土)
 四条河原町まで、すげ替えを頼んでいた下駄を受け取りに出かけた。ついでに履いていた下駄もすり減ったかかとを直して鼻緒も調整してもらったら、随分歩き心地が良くなった。パナマの草履、網代の下駄を眺めながら、夏も間近なのだな・・・と思いつつ店を後にする。

 最近なんだかジミ傾向だなぁ・・・と思いつつ選んだ単衣の塩沢に織りの絽の帯(昨年の9月9日と同じ組み合わせ)。写真ではわかりにくいが、着物は私の好きな雪輪の柄。バッグはアニエス.bの夏物で軽く、大容量なのが気に入っている。
 



Back Index Next