Back 〜2001年夏・初秋の着物〜(1/1)
  

印の付いた写真はクリックすると画像または柄の一部が拡大表示されます。 Updata 2001/09/01

7月31日(火)
今日は念願のテディーベア柄夏帯デビュー。
ちょっと爽やかに格子柄の小千谷縮をあわせてみた。
若干ピンクがかって見える帯留めは実は白の半透明の石で、
寺町通りのお店で数百円、帯留め用の金具を接着剤でつけた自作品である。
帯揚げは淡いグリーン系、帯締めは濃いグリーンの真田紐。
水色小千谷縮にテディ帯1 水色小千谷縮にテディ帯1

この出で立ちで千總さんへ古い友禅の見本帳の展示を観に行く。
今の着物にはない遊び心のあるデザイン感覚や、色の美しさに圧倒され、
アンティークな世界に惹かれている私は時間を忘れて見入ってしまった。
夜はコンサートへ・・・とパワフルな1日を過ごしたが、いささか暑さにばててしまう。
この酷暑はどうにもならないのだろうか。



小千谷縮と麻帯
8月1日(水)
 今日も暑い最中にふと思い立って着物で出かけた。暑い時は洋服でも同じ・・・、それ程大差は感じないし、麻は特に着心地良い。
今日は古い小千谷縮に麻の無地の帯、帯留め代わりに小さなカメオのブローチを使ってみた。最近の着物は染料も良く色落ちは少ないようだが、昔の物は洗うと今でもわずかに色落ちする。それがまた風合いを増してよいかな・・・と思っていたら、家へ帰って着替えていてびっくり! 帯にくっきりと帯枕の形状に着物の色が移っていたのでした。濃い色のアンティーク着物はこのシーズン、汗での色落ち要注意のようだ(^^;



御所解模様小千谷縮と木綿帯
8月14日(火)
 今年は体温を超えるレベルの気温が続き、夏バテが続いている。・・・が、お盆のお墓参りに出かけた。
 着物は小千谷縮に御所解模様で、ちょっとしたお出かけにワンピース感覚で着るのに重宝しているのだが、ざっくりとした木綿のような単衣帯を併せて気楽に着てみた。
 



鮎柄の帯 7月25日(水)
 今年は猛暑にくじけて、なかなか着物に袖を通す気分になれなかったが、久しぶりに小千谷縮で出かけた。麻のせいか思いのほか涼しく、要は「着るぞ!」という気合いなのかもしれない。
 あわせた帯は先月にも一度閉めた鮎の柄の帯で、リボン結びの変形にして変わり結びで遊ぶ。(写真・上)
写真・下は柄の拡大写真。



着物好きになってからも「夏は着物は着ない!」と宣言していたが、
 小千谷縮を知ってからは「麻なら夏でも涼しくて着心地良いわ〜」と
数年前からは、夏でも着物大好き派でした。

ところが、今年は灼熱地獄のような毎日にとうとう夏の着物ライフを挫折!
天気予報で告げられる「気温38度」でも目眩がしそうでしたが、
実際アスファルトの道を歩けば、ゆうに40度はある」状態の京都。
暑さをもろともせず、涼しげに着物を纏う・・・そんな日は夢になりそうな気がしています。
地球温暖化で、着物が日常の衣服であった時代と現代では
気温が随分違うでしょう。

でも、ファッションとして好き・・・というより、着物という形態、
そして布好きの私としては、それでも、涼しく着る工夫をして、
来年は夏にしか味わえない「麻」の風合いを味わいたいと思っています。
・・・でも、どうなるかしら?


2001年秋・初冬の着物につづく・・・

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