2日目(1) 寝坊で予定を変更・・・(>_<)
前日、飛行機移動が堪えたのか、備え付けの目覚まし時計に気付かずに、起きたのは8時半をまわっていました。本来、4日目の行動となる急行「えびの」乗車がこの日の予定でしたが、すでに接続する列車は出てしまっているので、仕方なく「えびの」乗車後の予定を消化することとなりました。教訓、確実に目覚めるにはモーニングコールにしましょう・・・(^^;)
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今日から豪遊券を使うことができるので、早速、特急「つばめ」のグリーン車を予約するのですが、ホテルを慌てて飛び出して駅に着いたときに「つばめ」8号は発車してしまっていたので、駅構内で1時間ほど適当に時間をつぶし、指定席を持っているのに乗車する787系特急「つばめ」10号が到着するのをホームで待って、グリーン車へ乗りこみます。
もちろんと言うか、グリーン車に乗車するのは初めてのことです。かなりゆったりとした、柔らかい椅子を見るだけでも感動していましたが、発車してから「つばめレディ」と呼ばれるアテンダントの女性によって、飲み物のサービス(グリーン車に乗ると、1杯無料で飲むことができます)にもぎこちない対応をしつつ、音楽サービス用のイヤホンと温かいお茶をもらってゆったりと熊本へ向かいました。目的の駅に到着するころにもやってきて、まもなく到着するという旨を知らせてくれます。本当に、重役気分を味わってしまいました(笑)。車窓から見えてくる風景を眺めると、途中新幹線用のトンネルの出口らしいものを山の真中に見られたりしました。鹿児島へ向けて新幹線を敷く工事が進められていて、開通すると八代〜出水間の存続が危ぶまれているようですね。 |
2日目(2) 阿蘇縦断
熊本に着いてからは、すぐに豊肥本線の特急「あそ」3号に乗車します。先述のとおり、1本前の特急に乗車できなかったので、熊本市内を見て回ることもできず(結局これ以降熊本に行くことはできませんでした(>_<)、指定券を取りに行く時間も少なかったため、弁当とペットボトルを持って自由席に座ります。車内は空いているものの、車内は動く託児所状態となり、甲高い子供の声が響くだけではなく、親同士の会話もうるさくて、阿蘇の風景を満喫する・・・とまではいかないまま立野へ到着しました。本来はここで乗りかえるのですが、折り返しの列車があるということで、隣の赤水駅まで乗ってみることにしました。立野駅から一旦逆さ向きに走り、1分くらいしてからもとの向きに戻って進行し、赤水へ到着しました。赤水の風景はこちらへどうぞ。 | ![]() |
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立野へは普通列車(赤いキハ220系1両編成)で戻り、南阿蘇鉄道のホームへ向かいます。ずいぶんと強い風の中、高森からやってきたトロッコ列車の「ゆうすげ号」がやってきました。先頭に小さな牽引車に引っ張られて、かなり多くの客を乗せたトロッコ列車と、その後に写真のレールバスを連結してやってきました。折り返しの際には、トロッコを切り離して、このレールバス1両で高森を目指すことになります。ところが、誰もいなかったはずの乗車口に、乗車位置の先頭に並んでいる私を突き飛ばさんという勢いで、人がなだれ込んできたのです。どうやらトロッコに乗ってきてすぐ高森に戻る客だったのようですが、順番はちゃんと守ってくださいね・・・。(汗)
なんとか席を確保し、列車は渓流や山を囲んだ風景を望み、日本一長い駅名の「南阿蘇水の生まれる里白水高原(実際は白水高原だが)」通り、地元の学生も途中で降車するローカルな雰囲気を見せつつ、高森駅に到着しました。 |
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同じ道を戻るのも癪なので、高森からはバスで高千穂へ向かうことにしようと思い、駅から10分ほど歩き、時刻表にも載っている熊本から高森・高千穂を経由して延岡へ向かう特急バスのバス停へ向かいました。しかし2時間ほど時間があり、近くにあるコンビニで立ち読みして長い時間を過ごし、やっと来た、1日3便しか運行されないこの便に乗車します。本来は、これで終点の延岡まで行こうと思っていましたが、運転が非常に荒く、高千穂までの道はきついカーブの連続で、乗っている方は休む暇がありませんでした。一番前の席に座っていたから良かったようなもので、後ろのほうに座っていたら間違いなく・・・。
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かなり長く思った時間をバスの中で過ごし、ようやく高千穂市街に入りました。山の上だけあって道は細かいのですが、やはりスピードを出して進んでいるので、たまらず高千穂バスターミナルで降り、坂を登って約10分、橋の下にある高千穂鉄道高千穂駅に着き、延岡までの切符1470円を支払って列車に乗ります。発車したころに外は暗くなってしまい、日本一高い鉄橋があるという話は聞いていたのですが、その鉄橋から下を覗くことはできず、風景を楽しむこともできないまま小さな街灯を眺めるだけになってしまいました。
電車は1時間20分ほどかけて延岡に到着し、駅構内のそば屋さんで夕食を食べ、485系特急「にちりん」で宮崎へ向かいます。やはり真っ暗なので、車窓からは何も見えなかったのですが、さらに乗ったグリーン車には一人も乗っておらず、飲んだ後の缶ビールが余計寂しく感じました。宮崎で降りて、駅ビルの中を見て回った後に普通列車でとなりの南宮崎へ向かい、待合室でしばらく過ごしてから特急「ドリームにちりん」に乗って、夜を明かします。豪遊券を持っていると、タダで泊まっているような気にもなりますね。 |