CHRONO CROSS

Original Sound Track

発売:デジキューブ
値段:3204円
発売日:99.12.18
型番:SSCX-10040
  (TGCS 778〜780)

 

DISC1−起−
 1.CHRONO CROSS〜時の傷痕〜
 2.死線
 3.アル二村 ホーム
 4.時の草原 ホーム・ワールド
 5.トカゲと踊れ
 6.回想 〜消せない想い〜
 7.夢の岸辺に アナザー・ワールド
 8.アル二村 アナザー
 9.うたかたの想い
10.失われた欠片
11.溺れ谷
12.テルミナ アナザー
13.去りにし者ども
14.影きりの森
15.蛇骨館
16.勝利 〜春の贈り物〜
17.時の迷子
18.ガルドーブ アナザー
19.ヒドラの沼
20.夢のかけら
21.航海 アナザー・ワールド
22.幽霊船
23.死炎山
24.古龍の砦
25.悲愴
何年ぶりなのかは知らないが 
トリガーの続編として日の目を見た作品
作曲者の光田康典さんは
ゼノギアス以来の

スクウェアでの作品担当となった

ま 肩書きはそんなとこ

さて 肝心の中身
これがもう 

恐ろしいくらい素晴らしい楽曲郡
ゼノギアスよりも色の弱くなった面も

あるにはあるんだが
世界観の表現が凄くなった 

そらもう えらいこっちゃ

なんか
「ゼノギアスの音楽は画面と合わないけど
クロスは合う」とかなんとか
そんな一般的評価を聞いたような
なんと言おうか 「はぁ?」の一言

単にあっちの作品は曲の使い方が

下手だっただけなんだけどね
決意から出撃へ移行する重要なシーンで
出発の瞬間になぜか音楽を切ったり
勇ましいところで音楽を鳴らさなかったり
「なんでこの曲が」という曲を鳴らしたり
曲は良かった でも使い方がだめだ

殺してるよ
それを作曲者のせいにするなっての

ああ いかん 

こりゃゼノギアスのほうで言うべきか
DISC2−承−
 1.夢のはじまり
 2.次元の狭間
 3.テルミナ ホーム
 4.龍の騎士
 5.航海 ホーム・ワールド
 6.ガルドーブ ホーム
 7.マブーレ ホーム
 8.ゼルベス
 9.天晴驚愕大奇術団
10.まどろみ
11.クロノマンティーク
12.窮地
13.楽天
14.亡者の島
15.死海・滅びの塔
16.運命に囚われし者
17.あらかじめ失われし、ともしび
18.土龍の島
19.世界のへそ
20.疾風
21.勝利 〜夏の呼び声〜
22.マブーレ アナザー
23.妖精のくれた魔法
24.エチュード1
25.エチュード2
26.MAGICAL DREAMERS〜風と星と波と〜
DISC3−転−
 1.神の庭
 2.クロノポリス
 3.FATES 〜運命の神〜
 4.海月海
 5.炎の孤児院
 6.星を盗んだ少女
 7.時のみる夢
 8.龍の祈り
 9.星の塔
10.凍てついた炎
11.龍神
12.時の闇にて
13.生命 〜遠い約束〜
14.回想 〜消せない想い〜
15.RADICAL DREAMERS〜盗めない宝石〜
16.夢のかけら
それでもまだ言う 私が思ったのは 
少し戦闘とイベントが別世界になってるかな ということ
民族っぽい曲と 機械的な曲が 少し分離してる気がしたということ  そして要所要所で映画音楽のような個性の薄い楽曲が存在したこと
それはそれで特徴なわけだから 悪いところとして取り扱うのはどうかとも思うが

それでも このクロノクロス
この統一されたイメージを前にすると 少し劣るかも ということだ 比較の問題だよ
私以外の誰かがどう思うかはわからんところ
しかしどうだ
なんか悪い風に聞こえてしまうが  これは即ち クロスになって光田さんがますます腕を上げたということ

 ⇒ Disk1の曲のレビュー ⇒

⇒ Disk2の曲のレビュー ⇒

⇒ Disk3の曲のレビュー ⇒ 

BGMとして完璧に成り立ちながらも 決して音が退かない
私の感性におけるゲーム音楽の理想の形とも言える

横のつながりがとても強い楽曲郡
全ての曲がお互いを干渉しあって 全てで一つの作品となってる
ストーリー性もあるのはサントラの魅力を何倍にも向上させる

特にDisk3の最後の楽曲郡は もはや他の追随を許さないほど素晴らしい仕上がり
中の曲は「地中海サウンド」をメインにした(らしい) 優しげな 魅力のある楽曲が多い 勿論それだけではない
バカ曲の面白い雰囲気もあれば オーケストラの勇ましい音だって共存するし 思いっきりエスニックの妙な音も健在
世界観がそれでも統一されてるのは彼の曲が個性的だからだと思うね
ゲーム音楽として インパクトと魅力に溢れた楽曲郡

いやはや 素晴らしいサントラである 買いなさい 金が無い? 財布に従わずに心に従ってくださいよ

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