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COP6 LIVE
オランダ・ハーグより

11月15日(水)

 今日は主に、午前中に土地利用とシンク(森林吸収源)が、午後には途上国への支援と補償問題や、遵守制度(約束を守らなかった場合にどうするか)のコンタクトグループが行われました。
シンクに関しては、CDM(クリーン開発メカニズム)にシンクを取り入れたと仮定し、その場合にどのような問題点が挙げられるのか、というような模擬形式で議論されました。
 CDMシンクについては、16日の夜に特別にセッションを設けて議論がなされる予定です。シンクやCDM、資金メカニズムについてはこのような早い段階からかなりテクニカルな議論がなされ、 やはり会議の交渉が発展途上国やNGOには不透明な内容となってきています。
今日のFOSSIL OF THE DAYでは、1位に選ばれたのはサウジアラビアでした。それは代表者が会議の進行を妨害し、議長の注意に対しても反発を行ったことが受賞の理由と言えます。第2位に選ばれたのはオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカです。京都議定書の土地利用に関して言及を避けたことが挙げられているようです。



コングレスセンターの玄関付近で、ペンギンをモチーフにしたアクションが午後に行われました。韓国のNGOのメンバーであるキムさんらによるアクションで、地球温暖化が多くの生物にとって大きな影響を与えるとうことを、氷で作られたペンギンが溶けていく様子で表現していました。玄関付近という立地条件もあって、通りすがりの人の中には立ち止まって鑑賞する人や、写真を撮ったり、キムさんに質問をしたりするメディアの光景もみられました。


SAGEのメンバーが参加したセッション


SBSTA 「技術移転」
  この議論は、前日の続きから始まりました。まず、技術移転の名目として必要としているものを各国主張しました。―例えばフィリピンは技術全般的な問題についてアセスメントの必要性も唱えている―その後、全ての国がfinancial resourcesの話になりました。
また、技術要求に対するアセスメントの目的について活発な議論も交わされ、この時掲示板で一分一句手直しを加え、文章のたたきをしていたのがとても新鮮でした。そして、この間の議論でフィリピンがアメリカに対し直接異論を唱えていたことと、最後に韓国が、このようなあまり進歩の見られない交渉に対し「今何が一番大切なのかを考えるべき」と発言したことで、皆を触発させたことが特に印象に残りました。







責任者:太田航平
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