最初に

 まだこれからで、何も考えていないと言う方はここからお読み下さい。基本的な事が書かれています。

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どうしても家は必要ですか?  思いつきだけでなく、慎重さが大切です。なぜ今建てるべきなのか良く考えましょう。
 御家族と時間をかけて話し合うことも大切です。みなさんの意志を固めましょう。建て始めたら引き返す事は出来ません。
 動機をはっきりさせましょう。それにより家の形が決まります。業者にもこの気持ちを伝えましょう。
 
ライフスタイルはどのようにしますか?  10年もするとライフスタイルは変化してきます。ご自分の考えも変わるかも知れません。また、家族が増えているかも知れません。これからどんな生活を求めるか決まっていますか?将来、2世帯でお住まいになりたいと考えておりますでしょうか。
 もし増改築を考えているのなら、その時の増築案をおぼろげでも設計者に話しておきましょう。増築もしやすいはずです。
 
家のイメージはありますか?  「こんな家が建てたい!!」というような御希望の家のイメージはありますか。設計屋さんや建築屋さんに、写真や実際に建っている家を見せて具体的にイメージを伝えられると良いでしょう。特に、建材(外壁・屋根・窓)等種類が多いので実物を業者に見てもらうのが良いでしょう。
 今迄の生活と改善したい点を業者になるべく詳しく説明しましょう。出来ないと思っている事でも相談してみると実現する事も多いと思います。
 
業者との話し合いについて?  業者との話し合いはきちんとメモしましょう。特に決定事項に関しては業者と双方で確認しておく必要が有るので、業者にまとめさせるのも良いでしょう。家を建てると言うことは契約から完成迄、半年以上かかることは珍しく有りません。内容を忘れてしまい、「言った言わない」でもめる事の無いように心掛けましょう。  
どんな構造ですか?  現在は木造でも在来工法や2×4、それら意外に色々な構造で家を建てる事が出来ます。鉄骨でも同じです。特に阪神大震災以来一段と発達しました。といっても、無理なプランを作れば一般的に頑丈と言われている構造体でも壊れる可能性が有ります。構造ごとのメリットがありますので比較検討しましょう。
 1、2階の壁の重なりはなるべく良くしましょう。また、1階と2階の体力壁や角を重ねる事により家を強くすることができます。
 屋根裏収納のはとても便利ですが、本等重いものをいれ過ぎるとほぞ(梁と柱を重ねている部分)が抜ける場合が有ります。補強(例えば太い梁を使う)等をしてもらった方が良いでしょう。ですが、本は増えると重くなるので、本好きの方は別の場所に補強した部分を作る事をお勧めします。
 
ペットと一緒に住みたいですか?  長く一緒に住んでいたペットは、新しい家でも一緒に住みたいもでのです。しかし、いろいろと問題が生じる恐れが有ります。
 ペットがあまり泣き過ぎると御近所からクレームがくるでしょう。また、家の中で飼うとせっかくの新しい家を傷だらけにしかねません。
 どの部屋または部分で、どのように飼うのか考えておきましょう。
 
ロケーションは?  日当たりは良いでしょうか。近くにマンションの建設予定が有ると、後で日が当たらないことにもなりますので注意しましょう。
 電柱の位置にも注意して下さい。駐車場を造りたい場所に作れないと言うことが良く起こります。
 近くに水路がある場合水質・臭いが無いか確認しましょう。くぼ地の場合は水がたまることも有りますので注意が必要です。
 崖のそばでは地滑り・崖崩れの心配が有りますので注意しましょう。また、計画上「崖条例」で制限の出る可能性が有ります。
 騒音の発生源となる工場や道路が近くに無いか確認しましょう。昼間は騒音が気にならなくても、夜には音が響く事も有るので夜に確かめた方が良いと思います。臭いが発生する事も有りますので注意しましょう。
 
輸入住宅(風)ですか?  輸入住宅は、とても明るく魅力的に見えます。しかし、風習、生活パターン、気候の違いを良く理解しないと思わぬ落とし穴が有ることが有ります。
 2階に掃出し窓が無いと窓の開口部が小さくて荷物が入らない等、プランから発生する障害が考えられます。
 フローリングに水をこぼしたら白くなった、窓の掃除の方法等、建材の違いによる使用・メンテナンス方法の差があります。後々でメンテナンスの出来る製品を使うようにしましょう。珍しい物を探し出して使う事だけではトラブルの元です。
 しかし、内容を十分御理解いただければ満足の行く家を建てる事ができるでしょう。
 
最低限必要な条件は何ですか?  皆さん新しい家に色々な夢をお持ちでしょう。せっかくだから、あれもこれもしたい。しかし、総ての御要望を満たす事を最初に考えてしまうとその段階で話はストップしてしまうでしょう。
 まず、何が最低限必要か、何がゆずれないかを書き上げましょう。それに対して御希望をかなえていくようにしましょう。
 

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