確認

 契約前にもう一度確認しておきたい事を説明します。

タイトル 説明 確認
専門家に相談しましたか?  専門家(建築士等)の診断と判断はとても参考に成りますし重要です。法的な問題も検討してもらいましょう。融資の計算も今後何十年と生活に関わる事なのでじっくり考えましょう。
 幾つかの会社を回り、色々な意見を伺った方が良いでしょう。色々な意見や提案を得る事が出来るはずです。
 
業者はとのおつき合いは?  建築業者や設計者はあなたの立場を考えて対応してくれていますでしょうか?良く話を聞き、素早く行動してくれ、間違った考えを正してくれる人なら良いでしょう。何でも話を首を振りながら聞き入れる人は、私なら疑ってしまうかも知れません。
 知り合いの方で施工実績があればかならず施工例を見せてもらいましょう。完成後も重要ですが、工事中の現場も見せてもらうと良いでしょう。養生(新しい建物にきづが付かない様にする)が十分だったか、施工業者(大工や設備業者)の態度も確認しましょう。電気・ガス・給排水業者は、完成後も何か問題が発生した場合等に付合う可能性が高いのでできる事なら声をかけてみた方が良いでしょう。
 展示場は、見せるために作ったものなので、参考にはなりますがまるっきりあのようにできると思わない方が無難です。
 
引っ越す迄の予定は立てましたか?  だいたいの予定は決まりましたでしょうか?着工日から引き渡し迄の行程表を作りましょう。
 融資や、建築確認申請により進行状況は左右されますので業者の方に相談しましょう。地域により若干の差が出る場合が有ります。
 工事の際に、極寒時の基礎工事や梅雨時の上棟になりそうな場合は多少ずらした方が無難かも知れません。
 
計画変更は出そうですか?  確認申請や着工の後に計画変更はなるべく出さないようにしましょう。計画を途中で変更した場合、大変な出費となることがほとんどです。
 御自分の予定からどうしても早く話を進めたい等で悩んでいる部分が有りましたら、必ず契約前に建築会社に相談しておきましょう。
 
不明な点は有りませんか?  法律の問題や融資、税金等ふだんでは考えもしないことが数多く出てきます。この中では専門家でも判断に迷うようなことも有りますので、不明な点はなるべく早く専門家に相談しましょう。
 言葉、構造、仕組み、何でも一般の方には初めての事ばかりのはずです。知らなくて当たり前ですし、業者の方は説明に慣れていますので心配する必要は有りません。
 
見積もりの内容は理解できましたか?  見積もり形式は会社によって全然違く成ることが有ります。専門的な言葉を使っている場合は説明をきちんと受けましょう。一式という言葉も多く使われますが、その内容の説明を受けましょう。
 設備やクロス等実際使う建材は何か実物を見せてもらいましょう。
 また、見積もりはなるべく同じ内容で数社から取るようにしましょう。
 
図面は理解できましたか?  図面は理解できましたか?
 平面図と立面図で理解したつもりでも、実際には全体的な家のイメージがつかめきれておらず、建ってからこうだったのかと言う方は珍しく有りません。模型迄はなかなか作ってくれないと思いますが、パース(立体的に書いた建物の絵、立面図とは違います)等は書いてもらいましょう。
 
プレゼンテーションについて?  パース(立体的に書いた建物の絵、立面図とは違います)の他にも、設備等の写真の入った仕様書を作ってもらい、イメージを膨らませましょう。設備等の色や質感の調和がとれているか、確認しましょう。  
土地は大丈夫でしょうか?  地盤は家をたてる上で最も重要な部分です。十分な検討が必要です。住宅の深刻なクレームを見ると地盤に関わる事が少なく有りません。 
 地盤調査は第三者の業者にしてもらってもあまり費用はかからない方法も有りますのでなるべく行う事をお勧めします。
 軟弱地盤では、杭を打つなどの地盤改良が必要となります。場合により多額の費用を必要としますので注意しましょう。
 他、法的なことが多く関わりますので専門家(建築士)に相談した方が良いでしょう。建ペイ、容積率や建物にかかる斜線制限から、法律に関する検討が必要となります。
 
プランの法的な制限は?  何気なく建っている多くの家ですが、ほとんどは法律の制限を受けています。簡単なようで法律ですので非常に分かりにくく作ってあります。難しい面でも有りますので、専門家(建築士)に相談しましょう。
 自分ぐらい等と言う考えは禁物です。建てている途中でもおかしいと役所が感じると図面提出等を求める事が有ります。まれにですが、これに背いて解体命令が裁判所から出たことも有ります。
 
御近所とのおつき合いは?  御近所とのおつき合いは良くしておきましょう。工事中には何かと御迷惑をかけるようなことも発生します。
 後で何十年もおつきあいする事なる方です。できましたら、御近所にどんな人が住んでいるのか調べる意味も含めて、事前に挨拶周りをしておきましょう。
 
新しい家の荷物について?  現在持っている、これから購入する荷物のサイズは御存じでしょうか。輸入住宅で窓が小さくなったり、廊下や部屋の入り口でまがっているところが有ると、家具が部屋に入らなくなりことも有りますので十分注意しましょう。1cm大きくても入らない物は入りません。業者が事前にそれを知っていると調整できる事も有るので相談しましょう。  
仮住まいしますか?  立て替えの場合、仮住まいが必要に成ります。けっこう費用がかかりますので注意しましょう。また、工事が予定よりおくれた場合に仮住まいが発生すると、費用がどうなるか業者と相談しておきましょう。  
損害保険について?  火災や地震等にあった時の損害保険が有ります。しかし、実際の損害により支払額は大きく違う様ですし、上限も厳しく決められている様です。  
カビについて?  カビは、発ガン性物質を含んだり、アレルギー性疾患等人体に悪い影響を与える物も有ると言う報告も有るので注意しましょう。また、カビの発生する部分は結露を起こしている可能性が有り、建物を悪くします。
 防カビ塗料・クロス等抗カビの製品が有りますので検討をお勧めします。
 カビの発生をふせぐ為には空気の流れが必要です。空気を通す事も必要ですが、家具等の隙間を作ってあげたり、断熱を上げたりする事により効果が有る様です。
 
資金は十分ですか?  ほとんどの人は自己資金と融資の併用になるでしょう。返済額と今後の必要な資金をもう一度比べて考え直しましょう。お子さまに将来かかる費用も考えなくては成りません。
 また、諸経費(消費税・確認申請・印紙代・手続き手数料等)・家具・外構・冷暖房・照明・カーテン・引っ越し等家以外にも費用のかかる事もありますので注意しましょう。
 家は使っている内に補修が必要となります。状況におおじて壊れる部分も出てくるのです。マンションの様に補修用の積み立てをするのも良いでしょう。そうすれば家を長く綺麗に快適に使う事ができるでしょう。
 
アフターサービスは?  家が完成した後のサービスについては御存じですか。特にドアなどの不具合は建てた後の数年間に出やすくなります。
 保証期間も含めて、どの程度のサービスを受けられるのか確認しましょう。
 
もし融資や確認申請が通らなかったら?  いくら専門家が見たとしても、融資や確認申請が通らないようなことは稀に発生します。その際の解約条件を確認した方が良いでしょう。
 また、確認申請の上で建築指導課からの指事で設計変更をしなければいけない時の費用についても確かめた方が良いでしょう。もしその変更に同意出来ないのであれば通常は解約されます。
 しかし、上記の様な状態で建物と土地を別の業者から買った場合、土地のみが残るということにもなりかねませんので注意が必要です。
 

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