建物がどのような材料で作られるのかを説明します。
タイトル | 説明 | 確認 |
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基本的性能はOKですか? | 生命・財産を守り快適な生活を保証するのが家に求められる基本性能です。 構造の耐久性、断熱性、使い勝手、安全性等を考えた方が良いでしょう。 |
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家の安全性は有りますか? | 家庭内事故は意外と多く発生します。それによる高齢者の死亡発生率は低く有りません。 特に高齢者にとってお風呂は事故の起きやすい場所です。家庭内事故で意外にも高齢者の溺死が多く報告されていることにも注目しましょう。お風呂場の手摺は後付けが難しいので先に付けましょう。 お子様の階段・ベランダからの転落対策は、手摺や柵を付ける事で防げますが手摺縦棒の間隔が広すぎる場合も有るので注意が必要です。 冷暖房・ガス器具を使っている部屋の換気は十分でしょうか?最近は高気密住宅が増え、省エネ化には役に立っていますが換気が十分でないと危険です。この際には換気扇より全熱交換機を使いましょう。 靴擦りは足に引っ掛かることが有ります。段差を作る時は、ハッキリと分かるくらいの大きさにしましょう。3cmぐらいの高さは認識しにくい様です。 |
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断熱性能は十分ですか? | 断熱材は十分入れましょう。種類は良く使われるグラスウール以外にも色々な物が開発されていますので検討すると良いでしょう。 ペアガラスはお勧めですが、1枚ガラスよりも価格は倍近くしてしまいます。また、窓を大きくするとそれだけ断熱性能は悪く成ります。しかしカーテンを閉めることによりある程度断熱効果を上げる事が出来ます。 窓が大きく日ざしが良く入る部屋は冬暖かく気持ちよいものですが、夏の冷房費が非常にかかりますので、サンシェイド等の対策を考えた方が良いかも知れません。断熱性能は寒さを防ぐためだけでなく、暑さを防ぐ事も考えましょう。 断熱性能を上げたい人は、気密性等も検討した方が良いのですが、バランスが大切です。予算に応じて選択しましょう。 |
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音を作りませんか? | 騒音とは、人のいやがる音です。自分が大好きな音でも、他の人は不快感を感じるかも知れません。周りが騒がしいかも大切ですが、まず自分がなんらかの音を作っていないかを考えてみましょう。音の問題は殺人事件も起きたことの有る深刻な問題です。 大きな音を建物の中で作る可能性が有る場合、なるべくもれないように防音処理を工夫しましょう。 各部屋の間でも音が伝わりますので、間に押し入れ等を配置するのも一つのアイデアでしょう。 |
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部屋を想像しましょう。 | 業者の見積もりの中の仕上げ材で、それぞれの部屋の雰囲気をイメージしましょう。これは、使用用途によっても違ってきます。 壁はクロス仕上げですか、色は、柄は。床はどのように仕上げるのでしょう。種類は数多く有りますので、自分がどのようなクロスを使えるのか確認しましょう。 照明も重要です。建物の見積の中に居室照明が入っていない場合が多いので、予算と合わせどのような物を使うか考えましょう。 |
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高齢化への対応は十分ですか? | 日本はこれから高齢者がますます多くなります。あなたも例外ではありません。体の機能が低下した場合、日常生活に不便や不自由を感じることになるでしょう。 手摺は最初から付けなくても後付け出来るように補強材等を先に入れておきましょう。廊下等に手摺を付けた場合、狭くなり車椅子等が通れなくなることが有りますので注意しましょう。手摺を壁に埋め込むのも良いかも知れません。手摺は場所によっては後付け出来ない場所も有る(風呂場等)ので注意が必要です。 また、看護する人の事も考えておきましょう。 |
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窓について? | 窓は家の外見を決める重要な部分ですし、生活のしやすさやにまで影響をおよぼします。 窓の配置が隣の家と重なって、各部屋の中が見えたりすることが有りますので位置をずらす様にしましょう。 窓を多く配置し過ぎると家具を置くスペースが無くなる事が有ります。出来たら、現在お持ちの家具のサイズを測って図面の上に書き込みましょう。 |
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防犯は大丈夫ですか? | 日本は平和ボケをしていると言われます。カギをかけないで外出している方も少なくないかも知れません。 一階の大きな窓に雨戸をつけていない家をたまに見ますが、防犯やプライバシーは大丈夫名のでしょうか?小さい窓でも面格子を付ける事をお薦めします。 また、警備保証会社も住宅用を用意しているので、検討するとようでしょう。 |
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アレルギーは持っていますか? | まれに、新築の家に移った後にアレルギーの出る方がいます。建築材料に含まれている科学物質が一因であると言われています。シックハウスとも呼ばれ、家族の一人だけに発生する事も有ります。心当たりが有る方は、事前に業者等に相談しましょう。参考図書も発行されています。 また、ダニ・カビが原因の場合もあります。それらの発生しにくい素材を使いましょう。抗菌作用のある建材も発売されています。 |
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防災について? | ガス漏れ警報器は付けましょう。 火災警報の付いている家はまだ少ないと思いますが、これから出てくるかも知れません。 警備保証会社でも家庭用のサービスをしているので、心配な方は問い合わせてみましょう 外壁・屋根には不燃材料を使用しましょう。 隣の家と接近し過ぎていると火事の延焼を受ける事にもなりかねません。なるべく離すようにしましょう。 近くに崖がある場合、崩れていないか注意しましょう。以外と起こっている問題です。崖条例が有る地域も有ります。 雨戸・面格子は極力付けましょう。出窓には付かない事が多いので、格子等を付けましょう。 |
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屋根について? | 屋根の形状は極力シンプルにしましょう。複雑な屋根は一見かっこよかったりしますが、雨漏りの原因と成ることが有りますので、注意しましょう。 仕上げはコロニアル、瓦、銅板といろいろ有ります。極端な性能差はないので、予算や好みに応じて選びましょう。 |
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掃除について? | 新しい家はいつまでもきれいに保ちたい物です。掃除はこまめにしましょう。かといって掃除に追われる生活もしたくは無いものです。ところが、コンセント一つで掃除機の使いやすさを左右しますし、家具の配置で埃溜まりを作る事も有ります。自分ならどのように掃除をするか、図面を見ながら想像してみましょう。 また、一部の窓等は外側を掃除することが難しい形状のものが有ります。この様な窓は2階に使わないようにしましょう。吹き抜けの窓も同様です。大きなFIXを付けて明るいけれど、後で埃の付いた窓が良く見える事にもなります。事前に方法を考えておきましょう。 |
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雨樋について? | 雨樋の近くに木が有ると枯れ葉が雨樋の中にたまり、詰まり・破損の原因と成ります。出来れば着工前に木を移動しましょう。 雨樋は掃除をしにくい場所なだけに注意しましょう。 |
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仕上げ材について? | 仕上げ材(壁クロスや床材)の色や質感で住んでいる時の安心感は違ってくるもです。どのようか仕上げ材が使えるのか確認しましょう。 壁や床に色々なものをぶつけて引っ越しの最中から家を傷だらけにしないように、タフな材料使いましょう。厚みの有るものは下地の痕が出にくいのですが、傷は付きやすい様です。 清掃・補修が簡単にできるのも重要です。クロス等は部分的な張り替え等も可能です。工事の最中に残りが有れば少し分けてもらいましょう。 サンプルで見ると濃い色に見えても、壁一面に張ると明るく見えたりと、サンプルと実際に使用した時では同じ品物でも印象が違うことが有りますので選ぶ際には注意が必要です。 |
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天井高さについて? | リビングなどでは天井の高さを大きく取ると部屋を広く感じることが出来ます。しかし、トイレなどの狭い空間では窮屈さを感じさせます。 天井の高さは構造により限度がありますので、今のお住まいとくらべて確かめましょう。 |
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カーテンBOXは? | カーテンをどのように吊るしますか。カーテンBOXが有ると部屋の高級感が増す等いろいろな演出が出来ます。 しかし、窓直ぐ上のカーテンBOXをあまり付け過ぎると部屋の出っ張りが大きく目立ち過ぎ、部屋を狭く感じさせることが有るので注意しましょう。その際には天井に埋込む事をお勧めしますが、多少カーテンは高くなります。 |
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ドアは? | ドアは部屋の顔の一つでも有ります。 種類が多く値段もまさしくピンキリです。 リビングのドアには少し高級感のある物を使い、他の部屋との差別化を行いましょう。。 ここで注意したいのはドアノブの形状です。大きく分けて玉型とレバー型が有ります。レバー型の方が高齢者などにも使いやすい様です。 |