TclのHTML Helpを作りました
今までwww.dgroth.deのTcl8.4.4++のHTML Helpを使っていましたが、
最近、更新がないようなので、自分でHTML Helpを作る決心をしました。
試行錯誤を繰り返し、ある程度の自動作成プロセスを構築できたので、
今後は簡単に色々なモジュールの組み合わせで作ることができそうです。
今回は、Tcl/Tk 8.5a2をベースとして、各種Tcl拡張を欲張って盛り込んでみました。
HTML Helpの特徴
- HTMLファイルをアーカイブして単一ファイルになり便利。
- キーワードのインクリメンタルサーチができる。
- すべてのマニュアルを串刺し検索できる。
- よく見るコンテンツは"お気に入り"に登録できる。
- アプリケーションとの連携ができる。(例: Peggyエディタなど)
- 最近は、Windowsの他にLinuxでも使えます。
マニュアルの内容
主にTcl/Tk Manual PagesのHTMLマニュアルを
流用していますが、
最新のモジュールに新しいHTMLマニュアルが付いていれば、
そちらを使うようにしています。
モジュール名 | 流用元のマニュアル |
---|
Tcl/Tk-8.5a2 | 最新版(2005.3現在) |
BWidget-1.7 | 最新版(2005.3現在) |
[Incr Tcl/Tk]-3.1 | ちょっと古め |
[Incr Widgets]-3.0 | ちょっと古め |
TkImg-1.3 | 最新版(2005.3現在) |
TkTable-2.9 | 最新版(2005.3現在) |
BLT-2.4 | ちょっと古め |
Thread-2.6.1 | 最新版(2005.3現在) |
Tcllibは、HTMLマニュアルが公開されていないので断念しました。残念。
ダウンロード
Peggyエディタとの連携
自作ソフトPeggy色付けDLLと今回作成したMocaScriptを組み合わせると
PeggyエディタでF1キーを押してHTML HELPにジャンプできます。
選択範囲またはカーソル位置のキーワードの検索が可能になります。
インストール手順は下記の通りです。
- Peggy色付けDLLをインストールする。
- Startup.msを C:/Program Files/Anchor/share/script/ に置く。
- tcl8.5a2.chm のファイル名を tcl.chm に変更して C:/Program Files/Anchor/share/help/ に置く。
- ついでに姉妹品のMocaScriptのEBWin SetupとOpenFileもインストールするとさらに便利です。(^^;
参考文献