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朝のお祈りすませたら |
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午後はパートに出かけます |
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みんなで紙切りばらの形 |
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すませて夜には夜の祈り |
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いらっしゃいませとつっ立っているからまず水をくれ見るとウ |
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エイトレスは粉々のガラスを握りしめているのでビーフステー |
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キごはんガラスをどこかへ捨てなさいさあそのじゃがいも袋の |
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中にでもところでここの客層はどんなもんですかなサラリーマ |
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ンが主だとか学生相手だとかどうやらあなたはジャーナリスト |
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専門ですかなガラスで血だらけのお嬢さんマスターはなぜじゃ |
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がいも袋の中にいるんです今日の行動をお聞かせください |
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ある晩どもりの糸買いが |
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こっそり糸を盗んだが |
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朝には現場で捕まった |
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まっかな糸を持っていた |
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あああの袋詰めはマスターです御注文は?フライドポテトはで |
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きません芽が急に成長していやらしくあたしをつつくんですも |
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の魚たちはみないかり草が生えとうもろこし不作どのチームの |
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労働も無駄でマスターの需要にこたえられなかったのよ |
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哺乳類みんなの思い出が、前肢と後肢の静かな一歩を歩ませるあ |
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いだ、小鳥たちは石をくわえて、駝鳥の卵を割り続けるのだが、そ |
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の唄は、 |
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火のゆりかごに揺れながら |
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赤んぼ照らすは稲光り |
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きんきんきなこや冬至のかぼちゃ |
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ではなく |
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はじめて見る夢死んだ夢 |
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そこで話すことには、 |
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赤んぼを焼却炉で焼いた母親の身の上を税吏があそこの言葉で話 |
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し出すと、肉屋はすかさず税吏を冷蔵庫に押しこめて年を越す。 |
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税吏は肉を食って年を越し赤んぼは冷えた焼却炉で年を越す。明 |
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くる朝、大きな金時計を首に下げたあの初老の男がかちりと指を |
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曲げて通り過ぎる。おおしゃんとするさ。この土にはりついてぬ |
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くぬくと孵ろうとする卵の陰で翔べないものを生け捕りにすると |
| 奴はおまえに惚れちゃいない。 |
さて次の小鳥が答えるには、 | |
どのくらい苦しい世渡りだったか聞いてごらんよあの蜂すずめに |
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翔べないはずのあの飛翔、知らずに翔ぶからいのこづちちりばめ |
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た獣の毛並み、はるかに見下ろし翔べないはずのあの飛翔おお |
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惚れちゃいないさ正午のとどめようもない火の点滴に、ぬくぬく |
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と死ぬ夢を見るときには。 |
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そしてみんなでうたう唄だが、 |
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さわればあったかこのたまご |
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惚れてみせましょ回覧板 |
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今夜の出し物御東西 |
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みそさざいの教訓その1 |
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例のところで例のとおり |