ふろく 関富士子の作品
関富士子の詩集 『音の梯子』 『植物地誌』 『女−友−達』 『ピクニック』 「蚤の心臓」 「飼育記」 「螺旋の周辺」 エッセイなど 未刊詩篇
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『植物地誌』詩篇人気投票数(2005.02.25現在)
『植物地誌』は、七月堂で自費出版(約32万円。安いです)し、出版社取り分をのぞく500部を関が受け取った。そのうち約300部が先輩詩人、友人・知人の詩人、有名詩人などへの謹呈分。50部が、雑誌社、新聞社、詩書出版社などへの書評担当者への謹呈分。それから、友人・知人、"rain tree"のネット販売などで約50部を売り上げた。30部を版元の七月堂さんが買い取ってくれて、た。
約4か月間でいただいた公私の批評や感想は、158通。
年が明けてからようやく、それらのお手紙やお葉書、メールをファイルに整理してみた。
それぞれの文章が示唆に富み、独りで読むのはもったいないような気持ちだが、私信を公開することはできない。でも、ほとんどの方々が、ご自分の好きな詩篇をいくつか挙げている。一つだけの方も、それぞれコメント付きで10以上挙げている方もいる。これらの作品の数の統計を取ることはできるのではないかと考えた。
すべての数を数えて整理してみたら、次のようなグラフが出来上がった。
『植物地誌』詩篇人気投票数(2005.02.25現在) お返事総数158通
詩タイトル(詩集目次順) 投票数
カバノキ ///////////////16
マクワウリ /////////9
ヤマグワ ///////7
ヒナギク ///////7
オランダカラシ ////////8
トケイソウ /////////9
ニワトコ ////////8
レンゲソウ /////////////////////////////////33
ノアザミ //////////////14
セイヨウイラクサ ////////////12
ダイズ //////////10
ヤマユリ //////////////14
フユイチゴ ////////////12
ネジバナ /////////////13
オランダミミナグサ ////////8
メンデルおじさんの野菜畑で ////////////////////20
バラ /////////////////////////////////33
ポプラ /1
カヤツリグサ /////5
タマシダ //2
ユズ /////5
コマクサ /1
スギナ /1
ハス /////////9
スミレ //////6
イノコズチ ///3
キクラゲ //////////////////18
ツユクサ //////////10
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この結果から何が見えてくるだろうか。
作品の良しあし、読者の好み。作品の並べ方。詩集の読まれ方。
いろいろ考えることはあるが、それはまたのちほど書くことがあるかもしれない。
詩集『植物地誌』にたくさんのご感想御批評をありがとうございます。
貴重な時間をさいて読んでくださったみなさまに、深く感謝します。ネット上では、次の方々が、批評や紹介をしてくださっています。
*平沢茂雄さん hira333の日記 04/11/8 詩集・植物地誌
*冨澤守治さん 灰皿町公園五番地 冨澤守治の家 評論「風吹く音のなかに声が聞こえる」 関富士子「植物地誌」について考えたこと 現前化の有様
*田名部信さん δ 編集の余白に 2004年10月2日
*水島英己さん 「the island of the poets」 diary 関 富士子「植物地誌」の魅惑
*倉田良成さん vol.13 美しい混沌――『植物地誌』について
紙媒体では、次の雑誌などで書評が読めます。『現代詩手帖』12月号ではこの他に「今年度の収穫」アンケートに、15人の方々が『植物地誌』を挙げてくださっています。ありがとうございます。とてもとても嬉しいです。
*安水稔和さん 「すばる」2005年6月号 日本詩歌文学館賞選考会にて「植物に心身をあずけるいさぎよさに眼をひかれた。」(受賞は飯島耕一さんの『アメリカ』でした。うーん、かなわん・・・)
*海埜今日子さん 同人詩誌「Hotel」 第2章 12 書評「触れ合う場所の一端にて―関富士子の詩集『植物地誌』」
*おおつぼ栄さん 会報「いしかわ詩人」 19 「カタカナ表記に思う」
*森哲弥さん 『詩学』2005年1月号 詩書月評
*原田勇男さん 『詩と思想』2005年1/2月号年鑑 詩書月評
*岩井昭児さん 同人詩誌『帆翔』 34
*武田肇さん 『現代詩手帖』12月号 展望 地震の間ずっと、遥か遠くの多世界境界面に力の複数性を感じていた。
*杉本真維子さん 『現代詩手帖』12月号 展望「秘密」を分けてもらう
*高貝弘也さん 『図書新聞』 2004年11月27日号 詩…クロニクル2004
*真神博さん 詩誌『現代詩図鑑』2004年11月号
*八木幹夫さん 『短歌現代』2004年12月号
*倉田良成さん 『メタ』倉田良成散文片 3号 2004年12月 「美しい混沌――『植物地誌』について」
関富士子の詩集『女−友−達』は、おかげさまで品切れとなりました。お買い上げのみなさま、ありがとうございました。 詩集収録の作品は、すべて"rain tree"で読むことができます。
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『女−友−達』
著者 関富士子
2003年6月16日初版第一刷発行
体裁 A5判 ソフトカバー 94ページ
定価 本体600円+税+郵送料160円
発行人 清水幹太
発行所 開扇堂
東京都渋谷区広尾2−9−28−106
e-mail kaisendo@shiroari.com
tel.fax. 03−3428−4134
090−8303−4298
2004年度第10回埼玉詩人賞受賞!!
『女−友−達』 "rain tree"もくじ
定期バスに乗って  vol.11
一滴たりともこぼすことなく(横組みのみ) vol.6
リボン・カール vol.15
女友達 vol.16
耳に舌を vol.21
共寝  vol.14
完全なわたし vol.10
キョウコ 1 2 3 4 5 (横組みのみ)vol.8
もしあたしがまんびきしたらママに言う(横組みのみ) 未刊詩篇集
くすぐる者(横組みのみ) 未刊詩篇集
好き vol.10
柩の前で
 未刊詩篇集
小花模様のサンドレス vol.13
GEORGEの胸ポケット vol.15
カナブンが雨の中を(横組みのみ) 未刊詩篇集
沖縄観光旅行 vol.23
読書する人  vol.18
わたしの三人の妹は vol.24
バスに揺られて vol.21
『女−友−達』は最後の「バスに揺られて」が後書きのようなものかなと思ったので、改めて後書きを書かなかったのだが、詩集刊行後、"rain tree"「閑月忙日」に書いたメモがやはり普通の後書きめいている。転載しておきます。快く拙詩を掲載してくださった発行人の方々に感謝申し上げます。
関富士子の「閑月忙日」 2003年7月20日(日) 新詩集『女-友-達』発送作業終了
今回の詩集は、10年ほどの間に"rain tree"に書いたもの、清水鱗造さんの個人詩誌『Booby Trap』や、同人誌『gui』、三井喬子さんの個人詩誌『部分』、倉橋健一さん編集の文芸誌『イリプス』、北沢十一さんの個人詩誌『地上』、水橋晋さんの個人詩誌『巡』、『現代詩手帖』、インターネットの詩のサイト『蘭の会』に書かせていただいたものから、テーマが共通すると思われるものを集めてまとめた。
とはいっても、この詩集の場合、初めからこのテーマと決めて書いたわけではない。日々の生活の中でそのつど直面する問題があって、生きていく上で、これを書かなければ先に進めないというかなり切迫した動機があった。作品としての完成度は低いかもしれないが、作者としては、書いたときの切実感が甦って捨てられなかった。それらが年月が経つうちに積み重なって、何らかの主張を形作っていく。
結果的に、作者であるわたし自身の性格がかなりはっきり出ていると思う。関富士子ってこういう人ね、と思ってもらってもけっこうである。 |
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『女−友−達』に、たくさんのご感想をありがとうございます。私信ですので公開を控えますが、とてもとてもうれしいです。
あなたの心の片隅に、言葉がそっと届くことを願っています。
インターネット上では、次のかたがたが、紹介やご感想、書評を書いてくださっています。それぞれのHPで読むことができます。
拙い詩集をていねいに読んでくださってありがとうございます。三井喬子さんの個人詩誌『部分』に、「定期バスに乗って」を書かせていただいたころのことを思い出します。三井さん、感謝しています。
*ヤリタミサコさん いん・あうと 2003年10月号 関富士子詩集「女−友−達」のおしっこ感覚について メールマガジン「さがな。」 53号連載エッセイ第14回 を転載
*永井ますみさん 山の街から 詩書の立ち読み2003
*川端隆之さん cpLab現代詩実験室 レビュー2003 詩集 June 2003
*桐田真輔さん リタ vol.9 関富士子「キョウコ 1−5」ノート
*海坂昇さん Ayahavela 寄贈詩誌・詩集の紹介 2003年8月6日 水曜日
*四釜裕子さん book bar 4 おかえり、あのね。2003.8.5 *三井喬子さん いん・あうと 2003年9月号 『女―友―達』異想
*水島英己さん 「the island of the poets」 diary
2003/07/28(月) 詩の力(5ー1)関富士子詩集『女ー友ー達』を読む
*倉田良成さん 灰皿ネットの 「γページ」倉田良成の家
批評・エッセイ 「キョウコとは誰か――関富士子詩集『女―友―達』書評」
*小野原教子さん A Stone's Throw Away石を投げた距離に 「告」 news0720
紙媒体での書評
*岩井昭児さん 「帆翔」 31 2003.12 *国峰照子さん 『現代詩手帖』2003年12月号 「女性ならではを読む―2003年不可欠な存在」 *高橋睦郎さん 『朝日新聞』2003年11月5日夕刊 「詩歌文芸21」「読むことは詠むこと」 *川島完さん 『詩と思想』2003年11月号 詩書月評 *松尾真由美さん 『詩学』2003年10月号 詩書月評 *和合亮一さん 『現代詩手帖』2003年9月号 詩書月評 *真神博さん 『現代詩図鑑』2003年9月号 巻頭批評
関富士子の詩集『ピクニック』は、おかげさまで完売しました。お買い上げのみなさま、ありがとうございました。『ピクニック』収録の作品は"rain tree"で全篇読めます。
詩集の表紙画や挿画をかいていただいた桐田真輔さんが、 KIKIHOUSEで 『ピクニック』イラスト集を作ってくださいました。これらの絵がわたしの詩集から生まれたかと思うと、なんだかとても不思議で幸せな気持ちである。これだけでも詩集を作ることにしてよかった。森で泥をかぶって嬉々としている豚たち、木に変身していく至福の人など、どうぞごらんください。
クリックして大きくしてごらんください。
あざみ書房の 詩評ページに詩集「ピクニック」の感想集ができました。ご興味のある方はジャンプしてみてください。樋口俊実さん、須永紀子さん、ヤリタミサコさん、駿河昌樹さん、三井喬子さん、桐田真輔さん、吉田裕さん、ありがとうございました。とてもとてもうれしいです。
*樋口俊実 「美濃屋川通信」二(井原秀治個人詩誌『分裂機械』9号 2001年7月掲載抜粋) (01.10.8)
*須永紀子 現代詩の可能性――「あなたが語るわたしの物語」を中心に(00.9.24掲載)
*ヤリタミサコ 「にがい恋」の語るもの――「あなたが語るわたしの物語」を読む(00.9.14掲載)
*吉田裕 詩の言葉に触れる――関富士子「あなたが語るわたしの物語」を読む(00.9.9掲載)
*駿河昌樹 「男」と「あなた」の消えるまで――関富士子の詩、いくつかをめぐって、“ぴくにっく”ふうに(00.9.9掲載)
*三井喬子 関富士子詩集『ピクニック』を読む(00.9.9掲載)
*桐田真輔 詩集『ピクニック』を読む――3つの作品を中心に(00.9.9掲載)
次のHPで、『ピクニック』の書評、紹介、感想などを書いてくださいました。
象形文字 読書日記 谷内修三さん
Poetical Void 詩集感想 麻生秀顕さん 詩誌感想のページに紙版 の紹介もあります。
紙の詩誌では、
*『現代詩手帖』 2000年10月号 福間健二さん
*三井喬子個人詩誌『部分』13号 2000年10月 関富士子詩集『ピクニック』を読む 三井喬子さん(あざみ書房詩評ページ掲載の文章)
*『n 2001』 第10号 2001年3月1日 詩集を読む2 「物語の快楽」根本明さん
*井原秀治個人詩誌『分裂機械』9号 2001年7月 「美濃屋川通信」二 樋口俊実さん(あざみ書房詩評ページ掲載の文章)
などで、『ピクニック』の詩集評を読むことができます。皆様、ありがとうございます。
関富士子の作品 『植物地誌』 『女−友−達』 『ピクニック』 「蚤の心臓」 「飼育記」 「螺旋の周辺」 エッセイなど 未刊詩篇
詩人たち 閑月忙日 詩集など
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