霊 魂 と 交 信 す る 技 術

|1.霊との交流|2.霊魂通信3.霊媒を使うには4.霊魂交信の難しさ5.審神者(サニワ)


1.霊 と の 交 流


 霊魂と交信する事は大変難しい事です。

 なぜなら、性質の異なる世界に意思を伝える事だからです。簡単な事なら、誰でも行なっています。そうでないのは、やはり、大変困難な事だからなのです。

 特に高級な霊的世界にいる高貴な霊魂が地上の人間に意思を伝える事は、並大抵の事ではありません。しかし、不可能ではなかったのです。

 それは、日本にありました。皆さんは古事記に記されている神功皇后の神がかりの話をご存じでしょうか。皇后の体に神が入って、天皇に意思を伝えるのです。つまり、日本には昔から意識の高い霊魂の意思を伝える技術があったのです。この技術を古神道では帰神法と言います。

 しかし、このHPの監修者は、以前からこの物語には偽りがあると考えていました。古事記に政治的な配慮があるのは当然ですが、それ以前に、帰神法の記述が間違ってる、と言っていたのです。実際に帰神法を行なった事があるため、その方法が間違っていると思えたのです。

 私は監修者と実際に帰神法を行ないました。そして、分かったのです。本物のレベルの高い帰神法を行なう事により実感したのです。本物の帰神法は誰にでも出来るものではない、という事を。そして、偽者はすぐに分かるのです。それは、まるで、美しい音楽を聞いた後に、はずれた音がすぐに分かるような、それに似た感覚なのです。

 監修者は、かつて出口王仁三郎氏で有名になった本田系の鎮魂帰神法とは異なる技術を行なっていました。それは、霊と交流するうちに生まれた新しい技術でした。しかし、この技術は特殊な霊的身体を持つ人にしか出来ない技術でした。それは、この国に長い間消えていた神秘な技だったのです。

 監修者がこの技術を完成した時、古代の日本の霊魂がこう言いました。
 「あなたはこの国の修行者が歴史上一人も授からなかった秘密の技術を持ちました。この技は『神伝の法』といい、太陽の国が長い間封印しきた秘密の法です。それを完成なさったからには、私たちはあなたに従う事になります。
 あなたが、私に霊としての死を与えるとおっしゃれば、私はそれに従います。それがあなたに、この過酷な使命を与えた、私たち全員の一致した意思です。
 今後、何があっても自由に勝手に生きてください。人々を助けるためではなく、ご自身の幸福のために生きてください。これから先、地上でも真の同志が集まれば、同じ事を言うでしょう。
 先生のご負担は私たちが請け負います。いかなる場合も、私たちを捨て石にしてください。」

 監修者を指導して神伝の法の完成に関わった霊魂たちは、私からみれば神のような存在でした。しかし、その神のような霊魂達が、物質の体を着て御飯を食べないと生きられない、そんな弱い人間としての監修者に対して、自ら奴隷になると言われたのです。

 私は初めて自己犠牲という事の意味を知りました。そして、魂と魂の結束の深さを知ったのです。
 ある時、監修者がこう言いました。
 「霊魂と長く交流するには、その霊魂と深い信頼関係がないといけない。それには、親が子供を思い、子供が親を慕うような、そんな気持ちがいる。そうでなければ、技術は完成しない。」
 さらにこうも言いました。
 「人間を救うのは神ではない。人間自身の努力である。それにもまして、霊魂からのメッーセージを知る事だ。彼らは人間がどこから来て、どこへ行くのか、魂はいつ生まれて、どうなるのか、人が生きる目的、存在する訳、そして、人間と神との関係、人間の本当の正体、それらを全て知っている。
 それを知らずに何を語っても無意味だ。それは虚構でしかない。いかなる天才であろうと、物質の脳がいかに力んだところで、霊魂としての本質を知ることはない。それは、物質ではない部分でしか知り得ないのだ。神伝の法も知らずにそれを知る事は出来ない。せめて、一部分だけでも霊魂に聞くべきだ。
 真実、それを知り得るのは高貴な霊魂のみなのだ。」

 それからしばらくして、監修者は、霊魂としての人間を語る特別な通信を原稿にしました。そして、こう言いました。

 「こんなもの人間では分からない。」
                  
 監修者の主催する会の会員達は、残念ながらまだ未熟で、誰も神伝の法の頂上には登ってきません。

 インターネットでは、直接、指導は出来ません。しょせん、知識だけの世界です。技術は言葉ではとうてい説明できないのです。

 それでも、私は皆さんに、せめて知識だけでも、霊魂の学を知って欲しいと願っています。一人でも霊魂からのメッセージを知る人が増えて欲しいと願っています。


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