霊 魂 と 交 信 す る 技 術 

1.霊との交流|2.霊魂通信|3.霊媒を使うには4.霊魂交信の難しさ5.審神者(サニワ) |


2.霊 魂 通 信


 霊と交流するにはいくつかの技術があります。

 世界中に霊と交流をしたという人がいますが、信憑性の高いものは数が少ないと思えます。

 西洋でも日本でも霊魂と交信したという書籍があります。しかし、過去のものは今となってはその信憑性を確かめる事はできません。側で立ち会った人ですら、評価が分かれるのが現実です。そうなると、後年になってから本を読んでも、どの程度信じ得るのかは常に疑問になります。

 そこで、私はこのHPの監修者に霊魂との通信の信憑性について質問しました。
 すると、こんな答が返ってきました。

 「どんな歴史的な通信も時代を経ると色があせます。それは、現代の人達が科学的な視点で物事を考えるためです。科学的に考えると、過去の資料は、しょせん、霊魂の主張を証明するものではありません。そのため、それを信じる人達が宗教のように有り難がるにとどまってしまうのです。
 結局、信じる人達にだけ価値があり、普遍的な値打ちは持たないのです。

 たとえ、今、かつてないような高度な霊魂通信を発表した人がいたとしても同じ事が言えます。科学的な視点から言えば、その現場に立ち会って、それを検証したいところでしょう。
 しかしながら、現場に立ち会える人数は少なく、大勢の人達の科学的思考を満足させる事はできません。
 また、テレビ等で中継しても、テレビ自体がトリックややらせをするのではないか、と疑われており、やはり、どうなるものでもありません。

 そうなると、霊魂との交信の信憑性を科学的な視点で語る事は難しく、感性に訴える事になります。しかし、それは、主観的であり、結局、宗教のように、信じる人は信じ、そうでない人は信じないという結果に終わります。
 それに関しては、通信を送る側の霊魂達も充分認識しているようで、結局は、求める人にアピールするしかないのが現状です。

 霊魂との交信には様々なものがあります。  (「霊媒の真偽霊媒の真偽2」参照)

 たとえば、より通信内容にミスが少なく、より正しい通信、あるいは、ミスが多すぎて正しいとは言えないもの、また、通信して来る霊魂が嘘をついているもの、他には、意識の未熟な霊魂ではあるが、嘘はついていない通信、その逆に、りっぱな霊魂なのに霊媒となる人間の意識が邪魔をして、結果的に嘘をついたような形になってしまった通信など、多様な形態の通信があります。

 これら一つ一つの通信の正邪、正誤を地上の一般人が判断する事はできません。研究者の中には、評判の良い通信の幾つかを比べ、それらの共通項を指摘して、その部分が正しいと考えている方もいらっしゃいます。ところが、一つ有名な通信が出ると、それが各霊媒の頭に入っているためか、似たような内容の通信を得たと主張する霊媒が増えるのです。他の霊媒にも同じ霊魂が入ったのなら分かるのですが、そうでない場合は、相互の影響を考慮しなければならないのです。そのため、やはり、そうした判断の方法では、正偽を判断することはまず無理なのです。結局のところ、通信のミスを実感している霊魂達やそれを感じ得る霊媒、そういった実体験を持つ人でないと、真実を知る事はできません。

 そうなると、それはやはり、宗教の信仰と同次元のものとならざるを得ません。
 事実、宗教における神のお告げも、それが神や仏からのメッセージと言われているために宗教の教えになっていますが、教祖や開祖の口や手を使って、霊的な存在からの通信を受けているのですから、霊魂からの通信と同じような形態の中で表現されているのです。

 したがいまして、霊魂からの通信の信憑性はそれぞれの人達がご自身の霊的な感性で判断するしかないのが実情なのです。」

 との事でした。


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