霊 魂 と 交 信 す る 技 術 

1.霊との交流2.霊魂通信|3.霊媒を使うには|4.霊魂交信の難しさ5.審神者(サニワ) |


3.霊 媒 を 使 う に は (リクエストがありましたので、このページを作りました。)


 霊魂が地上の人間にその考えを伝えるためには、霊媒という人が必要です。この霊媒を霊魂が使うことは簡単なことではありません。これは今までにも何回か書いています。

 それでも、霊魂の実在を信じない人達に対して、地上の人間が霊魂の存在を示したいと考えて、何らかの実験をするという事が、かつて、西洋でも日本でも、ありました。
 こうした事は、実は、霊魂にとっても霊媒にとっても大変難しい事のようでした。にもかかわらず、残念ながら、いまだに世の中では、霊魂の実在はあまり認められていません。
 今後は、この事に対する反省を踏まえて、霊魂の問題を考えて行く必要があります。

 まず、霊媒を実験する上での問題点は、霊媒が人間である、という事でした。そのために、科学的な判断をする学者による実験は霊媒にとって精神的に耐えがたい部分があり、いつも、「人間性の尊重」という問題が起きるのでした。
 これに関しては、終わった事、ですので、ここでは論じません。

 次に問題なのは、潜在意識という問題でした。霊媒の表面の意識は消えていても、普段、沈んでいる別の意識が霊魂として語っているのではなかろうか、そういった指摘が実験に立ち会った学者の間から出現したのでした。
 その結果、様々な説が出る至り、霊魂の実在に関し、肯定派と否定が出たようです。
 そのため、心霊研究をする人達の中には、霊媒の潜在意識が霊界通信に混入しているのではないかと考える方々があり、それを排除すれば正しい通信になると考えている方もいらっしゃるように聞いています。

 結局、有名な霊媒達も他界してしまい、今ではそうした霊媒実験も少なくなり、今の人達は過去の資料を読むしかなくなってしまいました。

 ところが、私はそれでは真実は永遠に掴めないと考えました。さらに、それだけ大勢の霊魂達が関わっていたのならば、そのまま諦めてしまうという事が不可解でした。一度駄目だったとしても、何か別の方法で霊魂は通信を試みるのではないかと思ったのです。

 私はこのHPの監修者と出会い、幸運にも実際の霊媒を検証する事ができました。そして、本を読んでいても何も分からないと感じました。
 実際の霊媒は人間なのです。そのために、側にいなければ分からない事がたくさんあったのです。その時の霊媒の精神状態だけではなく、周囲の騒音や照明、部屋の大きさ、直前の食事、睡眠の量、そうしたありとあらゆる要素が霊魂通信に実に重要な要素になってくるのです。

 が、この程度の事なら、かつての霊媒に関しても指摘した人がいました。ところが、実際はもっと大変で難しかったのです。
 高級とはいっても、それほどのレベルではない霊魂ならば大丈夫であった事が、更に高級な意識を持つ霊魂が霊媒を使うとなると、事態が急に変わり、まるで大変になったりしたのです。

 たとえば、ある霊魂が人類の方向性に対して何か指摘したとします。その次に、更に高級な霊魂が霊媒を使って同じテーマに関して話そうとすると、霊媒の意識は直前の霊魂との霊的な差を実感し、自然に、より高級な霊魂の方に親しみを覚えるため、その通信はしにくくなるのでした。

 霊媒の意識が完全にない場合ならば良いのですが、意識がうっすらとでもある場合には、修行者として、長年努力してきた心情からか、高級な意識に対する尊敬の心情が沸き上がり、結果として、霊媒の意識が強くなってしまい、その意識が通信を送る霊魂の邪魔になってしまうのでした。

 これはほんの一例にすぎません。これに類似した幾つもの問題がほとんど毎回発生したのです。

 監修者がこう言いました。
 「霊媒現象においては、確かに潜在している意識も問題になる。しかし、むしろ、霊媒の表面の意識がもっと厄介だ。」

 実際には、霊媒にしか分からないことが数多くあるのです。こうした事を体験してから、監修者がかつての霊媒実験の書籍等を読むと、学者達のあまりにも単純な解釈に呆れてしまうようです。

 ある高級霊魂がこう言いました。

 「歴史の中で、霊魂団はこれまで、その都度、最善の努力をしてきた。そして、今、神伝帰神法により、それらは土台の一つになった。ところが、それを人々がまだ知らない。」


 真の高級霊魂からのメッセージは、『神伝の法』という宗教の世界から生まれたのでした。それが現代の人達を遠ざけるとしたら、人々は永遠に霊的な事実を知る事がないのかもしれません。


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