(分かりやすいように、Q&Aの形式で説明します。) |
Q |
霊視ができる人というのは、本当に霊が見えるのですか?
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A |
人によります。中には本当に見える人もいるのでしょう。ですが、そうでない人が霊が見えると言って商売している場合もあります。
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Q |
インチキに騙されてはいけませんね。では、インチキ以外の人について教えてください。
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A |
インチキではなくても、実際に見えている人ばかりではありません。霊視と一言で言いますが、見えるという事も各霊能力者によっていろいろなのです。
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Q |
たとえば、どんな風にですか?
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A |
たとえば、Aという霊視能力者は霊が肉眼で見えると言います。ところが、Bという霊視能力者は心の中で見えると言っています。また、Cという霊視能力者は人間の側にボヤッと見えると言い、Dという霊視能力者は、相手のオーラを見ると霊の姿が映ると言います。
更には、目を閉じると霊の姿が見えるという霊視能力者もいます。
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Q |
本当にいろいろなのですね。
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A |
そうです。その上、それらの人のうち何割かは錯覚の可能性があります。
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Q |
それでは、一体誰が正しいのでしょうか。
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A |
それは各霊視能力者を個々に調べないとはっきりとは言えません。
つまり、霊視と一口に言っても、いろいろな種類があり得るのです。
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Q |
つまり、霊視能力者のテクニックの違いなので、本物と偽者は見え方だけでは判断できないのですね。
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A |
そういう事です。(「れいのうりょくしゃって?」を参照)
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Q |
では、人間と同じように霊が見えるという人は、どのようにして見えるのですか?
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A |
人間の肉体の目は、本来、物質しか見えません。更に、物質の中でも、赤外線から紫外線の範囲内しか見えません。つまり、物質である肉体の目には限界があり、霊的なものは見えないようにできているのです。
それが見えるというのは、目に何か特異な現象が起きているか、あるいは、それを実際に見えると判断する何かが肉体の脳に起きているという事になります。
前者は検査をすれば判明する可能性があります。もしも、他の人と何の変わりもないとすれば、脳に他の人にはない特殊な機能があるか、又は、異常があるのか、という事を考えねばなりません。
前者ならば良いのですが、後者の場合は病気なので、実際の霊ではなく、病気として霊ではないものを霊として知覚している可能性もあります。
ですから、霊を人間と同じように見るという人は、たとえば、霊と人間を見まちがえたりするという人の場合は、その事自体は嘘でなくても、機能の障害である可能性もかなりあります。
ですから、目を開けていて、人間と同じように霊を見るという人の言葉はすぐに信用するわけには行きません。
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Q |
では、そうした人の言う事は信用しないことにします。
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A |
そうは言いましても、絶対に信用できないというわけでもないのです。
たしかに、ほとんどの方は信用できません。ですが、霊視はもともと普通の人では起きないことなのです。つまり、特殊なのです。
ですから、特殊な何かが起きている人には、脳の事だけを考えていても分からない事があり得るのです。
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Q |
それは、たとえば、どんな事でしょうか?
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A |
人には肉体と重なった幽体という霊的な身体があります。(「幽体(その1、その2)」参照)この身体は死後の世界に入ると肉体に代わって使用する身体です。ですから、幽体の目には霊が見えても別に不思議はないのです。
つまり、私達の幽体は肉体と重なっていなければ、幽霊と同じような事になりますから、肉体を持ちながらも、幽体の目で霊をうまく使える人がいるならば、霊をかなり鮮明に捉える方がいても、錯覚や病気とは言えないのです。
霊魂学では幽体の目で見る能力を幽視力と呼んでいます。
人間は誰でも幽体を持っています。ですから、霊視能力者ではなくても、何かのきっかけで、一生に一度くらい、幽体の目で霊を見てしまうことがあっても、不思議ではないのです。
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Q |
分かりました。
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