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今年も蘇民祭に行ってきましたー。三度目の参加です。
去年の体験記はこちらから、一昨年の体験記はこちらからどうぞ。
やはり三年目ともなると落ち着いたもので、例年みたいにお祭りのことを考えるだけで胃かキューって痛くなることもなく、快眠快便で当日の朝を迎えられました。去年一緒に行った友達と今年も行く予定にしていたのだけど、急用で行けなくなり、今年は一人で現地に向かうことになりました。
蘇民祭の開催日は旧暦1月7〜8日なので毎年日程が変わります。今年は金〜土曜日と週末に当たりました。オレが参加した年は何れも平日だったので、電車の混雑がちょっと心配でした。大宮で新幹線に乗り換えると不安的中!満席で座れません。しかし、幸い次の郡山で人がドっと降りて何とか座ることができました。今年は新幹線に乗っても緊張知らず、夕飯用のパンを食べたり、うとうとしたながら車中を過ごします。仙台から2つ目の駅を過ぎた辺りで、左側にアルプス電気の「ALPS」ってデッカイ看板が見えるのです。あーこの看板!見覚えあるー!って思っていると、一昨年初参加したときの緊張感が急に蘇ってきて、気持ち悪くなってきちゃっいました。なので、気を紛らわそうと買っておいたチューハイを開けます。到着近かったので一気飲みになってしまいました。…緊張解れたけど、窓に映る顔は明らかに酔っ払い過ぎ。。。(-_-;)
恥ずかしいから…弱いのに旅の途中で飲むのは止めよう…とか思う。チューハイと言いつつも缶を見るとウォッカでした。チューハイって言うのは焼酎限定なのだと思っていたのだけど違うらしい。そう、ウォッカと言えば…この前のガテンナイトで悪酔いしてしまったお酒。危険(>_<)
今年は週末だから、新幹線は蘇民祭目当てのホモだらけだろうと少し期待してました。だけど、そんな気配はまったくなく、肩透かし状態。。。が、もうすぐ着くかなーってくらいの頃に、前のほうから歩いてくるイカホモ兄貴発見っ!しかも何回も往復してるし…(*^^*)
チェックされてるのかしらん…(前向きに(>_<)。到着。改札出るとお仲間っぽい人達が結構屯していました。トイレに寄ってタクシー乗り場に向かいます。と、さっきの兄貴が後ろから歩いてくるではないですかぁ〜。酔っていたので物怖じすることもなく声かけます(^_^;
当然の如く蘇民祭行きなので一緒に行くことになりました。兄貴は東京から初参加らしいのですが…運転手さんっしゃべり過ぎっ…名前も年齢も聞くことができませんでした。。。(-_-)

黒石寺到着。地面には雪が少し積もっていて、雨がちょっと降っていました。まだ酔いが覚めなくて、ふらふらとお参りしたり、土産物見たりしていると、いつの間にか兄貴とはぐれてしまいましたー。祭りの最中に遇えるだろうと前向きに(^_^;考えていたのだけど、結局遇えませんでした。。。
いつものお堂下の小屋へ。今年は小屋が広くなっていました。地面は雪が踏み固められた状態になっていて、去年のドロドロと違って着替えが楽そうです。いつもお祭りでお世話になっている方々の炭に入れて頂いて、ご挨拶周り。ほとんどが一年ぶりに会う方ばかりで、すごく懐かしい!お酒も頂いて更に酔っ払ってしまいます。それから、今年はなんと受付でミニチュアわらじを配っていたそうです。オレが到着した時には既に終わっていたのですが、知り合いの方から分けて頂きました。ありがとうございます。
暫くの間周りの人達と話していると、徐々に荷物をゴソゴソする人が増えてきます。着替えの時間です!特に合図とかなくて、周りを伺いつつ、そろそろかなぁ〜?って脱いでいく辺りがドキドキして大好です。今年は全部全裸で通そうと決めてきたので(>_<)、脱いで足袋履くだけで準備完了。褌を締めなくて良いから支度が楽だなぁ〜と周りを見ながら思う。去年は脱ぎ立てがすっごい恥ずかしかったのだけど、慣れてしまったのか今年は全然平気なのでした。

裸参り。小屋の中はあまり混雑していなかったけど、外にでるとやっぱり人が多かったです。角灯持った人々が掛け声上げながら石段を上がってくるので、小屋の前を通る時に集団に加わります。最初の集団の出発地点はどこなのだろう?いつも不思議に思う。まず、角灯もらいに社務所に向かうのですが、今年ももらえなくて手ぶらのスタートとなりました。参加者もすごく多いみたいで隊列の進みがすごく遅いです。特に禊する川原に下りる階段が混雑していて全然進まなくてめちゃくちゃ寒かった!今年は暖かいって皆言っていたけど、ダイエットして脂肪が減ったからかオレは今年が一番寒かったです(>_<)。いつもだと水被っても境内を一周するうちにポカポカしてくるのだけど、今年は混雑で立ち止まってしまう所が多くて参ったです。それに、チンコの先が痛かったぁー凍傷になってしまうよぅ。撮られていない所では(^^;手で暖めていたのだけど、そのとき、ふと足元見ると隣の人(知らない人)が裸足なのですよー!!!スゲーっ(>_<)
結局、角灯も途中でもらうことができました。ちゃんと「蘇民祭」って書いてあるバージョン。聞いたら持って帰ってもOKと言う事なので、お土産に頂いてきました。一昨年のと合わせて2つになったので電球セットして行灯作りたい…。
禊は川に入ってコの字型の持ち手が付いた桶で行います。オレはいつもは持ち手の垂直の部分を両手で持って、万歳する格好で水を被っていたのですね。だけど、この方法だと腕の力がいる上に、水がほとんどお腹に掛かってしまうので、今年は持ち方を変えたのです。右手で桶の底を持って、横方向に水を汲む方法にしました。上手くできるか心配だったのだけど、やってみると手がすごく楽で、テンポ良くできるし、初めて「蘇民将来」って最後まで叫ぶ事ができたのです!もーこれには大満足ぅ(^^)v。やっぱり今年も禊は楽しくて、寒かったけどまた4回やってしまいました。3回目の禊を終えた後、人が少なくなるのを待って4回目。効くぅ〜。足の感覚が全然ないよぉ、例えるならターミネーター2のT1000型が液体窒素浴びて足から凍って砕けちゃう様なヤバさ…。追い討ちをかけるように、世話役のおじさんたら前の集団と間が開いちゃったから「走れ〜」とか言うし…足が取れそうなのにっ走れるかよぅっとか思ってると、皆走って行っちゃうし…蘇民祭にまで来て「待ってよ〜(T-T)」状態。。。とほほ
柴燈木登。小雨が降っていたから材木が湿っていたせいだと思うのだけれど、前半は火がすごく弱くて煙も少なめ。だから今年はかなり楽でした。裸参りはすごい人数だったけど、柴燈木登はそれほど人が多いって印象はなく、柴燈木の上も混雑していなくて、長い時間登っていることができました。柴燈木登は今年が初全裸だったのだけど、もぉーフルチンでお立ち台に上っている様なモノだよね。この非現実感!堪りませんっ。。。(>_<)
休憩時間。前半かなり頑張ったせいか、もぅクタクタの腹ペコで食堂小屋でソバとかオニギリとか食べまくり。おしゃべりしたり柴燈木を眺めていると、4時間以上あるはずなのに、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
蘇民袋争奪戦。今年はやっと念願の格子によじ登ることができましたー(^o^)/。最初の年は体力不足で登れなくて、次の年は人が多くて登る隙間がなかったのです。今年もずり落ちてしまうのかなぁ…と思いつつ挑戦してみると、いとも簡単に登れてしまいました。もービックリ!そういえば柴燈木に登るのも楽だった。一生懸命に足のトレやった甲斐があったのね。格子の上は柴燈木の燃えている様子が綺麗だったり、お堂の奥から蘇民袋を出してくる所が見れたり、思ってより快適でした。ただ、角材を腕で抱えるような状態で体を支えるので、腕が辛いっ。蘇民袋が投入されて袋が破られた頃に格子から降りました。ホントは上から蘇民袋を目掛けて人海にダイブするのが作法らしいんだけど、危ないから…(^^;
ねっ。人が多くてぜんぜん蘇民袋に近づけなくて拾えた小間木は一個だけでした。小屋に置きに戻って集団が小屋の前に降りてくるまで暖を取りつつ休憩。再び争奪戦に加わって最後まで参加しました。

終わった後は定番のマイアミ健康センターで温まって、東京方面に帰る方達にご一緒させてもらって新幹線で帰ってきました。蘇民祭はやる事が多い分、終わった後にああすれば良かった、こうすれば良かったって反省点が沢山沸いてくるのだけど、今年はそう言うのを全部達成できたって感じ。すごく満足行く蘇民祭なのでした。 |
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