第１回京都記念結果

司会：	さぁ、今週も帝國競馬会中央のレース中継の時間がやってまいりました！今週のメインは２０００年最初のＧⅠ、フェブラリーＳです！まずは準メインの京都記念です。解説は今週も総統閣下です。よろしくお願いします。

総統：	どうぞよろしく。

司会：	まずは京都記念ですが、総統閣下、とても準メインとは言えないメンバーが集まりましたね。

総統：	・・・ですね。ＪＣと帝國ＣＣ１１ハロンを勝ったヤルキマンマン、言わずと知れた天帝テットパラダイス、有馬記念を勝ったマメ、菊花賞を勝ったチェリーブラッサムの４頭のＧⅠ馬と現在３戦無敗のディバインデューク、重賞勝ち経験のあるシヴァ、スピッドファイアー、ドカタノホシと本当にすごいメンバーが集まりましたね。しかしメンバー中９頭が逃げですか・・・完全に差し追込が有利な展開になる気がしますね。

司会：	それでは締め切り直前のオッズを見てみましょう。１番人気は今日もテットパラダイスです！そのテットパラダイスが２．８倍、２番人気はディバインデュークで３．７倍、３番人気はヤルキマンマンの４．６倍、４番人気はマメの５．８倍、５番人気はシヴァの１０．０倍とここまでが１０倍以下人気になっています。総統閣下、この５頭いかがでしょう。

総統：	テットパラダイスは本当に人気になりますね・・・ここ何戦かは不本意な成績に終わっていますがそろそろ巻き返したいところですね。ディバインデュークはまさに破竹の勢いといった感じですね。やはり人気になってくるでしょう。ヤルキマンマンは強いときは本当に強いんですけど負けるときは思いっきり負けますからね・・・しかし前回の教訓もあり今回は勝ちに来ると思いますよ。マメは今回一番展開が向くでしょうね。自分の走りができれば前走のような圧勝劇の再現も考えられます。シヴァは去年の暮れから急に力をつけてきましたね。もともとＧⅠ戦線で活躍していた馬だけにここでも十分期待できるでしょう。

司会：	はい、それでは総統閣下の予想をうかがいましょう。

総統：	◎はマメです。今回ははっきり言ってこの馬の独壇場の気がしますね。もともと力もありますししかも逃げが９頭でこの馬に向く展開にならないはずがありません。○はディバインデュークです。勢いで言えばこの馬が文句なしで一番ですね。それと展開に左右されない安定した走りができている馬なので今回の相手でも十分太刀打ちできると思いますよ。▲はチェリーブラッサムです。なんでこの馬こんなに人気がないんでしょうか・・・？ＧⅠでもそれなりの成績があげられているので実力は上位だと思うのですが。△はテットパラダイスです。そろそろ巻き返してもいい頃なんですが、最近の成績が成績だけに・・・×はヤルキマンマンです。前回は見事な負けっぷりでしたが今回は立て直してくるでしょうね。最近は２回続けて惨敗してませんし。しかし今回は同型馬が多いので果たして自分のペースにできるかどうか・・・

司会：	はい、ありがとうございました！それではそろそろスタートのようです！実況のほうよろしくお願いします！

実況：	はい、こちらは昨日から降っていた雨が依然として降り続いています。馬場状態は不良馬場と発表されました。ＧⅠ馬４頭が出ているこのレース、勝つのはどのＧⅠホースか、それとも・・・？さぁファンファーレが鳴り響いて各馬ゲート入りをはじめました！ちょっとシルクサクセスあたりがうるさいところを見せていますが・・・？今収まりました。さぁ一番最後にチェリーブラッサムが入りまして体制完了・・・スタートしました！

実況：	おっとちょっとシルクサクセスが出遅れたか？そのほかの各馬はまずまずのスタートです。さて何が行きますか。ウィズウォーレンが先頭をうかがいますが外からゼロスエルメキアも並びかけてきます！テットパラダイスは今日は後方からレースを進めるようです。ディバインデュークは６、７番手あたりからの競馬です。

実況：	それでは先頭から見ていきましょう。先頭はそのままウィズウォーレンです。リードは２馬身。２番手はゼロスエルメキアが追走します。その後ろ３馬身ほど切れましてハーレムとタケトウショウの２頭が併走、その外をジョンマイルが追走します。その内を通りましてドカタノホシがいて、その後ろに２番人気のディバインデュークがいます。現在負けなしの３連勝、今回は有馬記念馬と天帝との初対決ですが、果たして勝つことができるでしょうか。そしてその外にその有馬記念馬、マメがいます。

実況：	内からヤルキマンマンとエルコンドルヒルの２頭が上がっていきます。その後ろにはチェリーブラッサムが続きます。ここで馬群が少し切れましてシヴァと１番人気のテットパラダイスの２頭が併走しています。テットパラダイスはなんとこの位置です！果たしてこれは作戦なのか？天帝は復活を遂げることができるのか？その後ろにセントエルモとスピッドファイアーの２頭が併走、そして最後方はシルクサクセスです。これで１６頭全部。やや縦長の展開になっています。

実況：	依然として先頭はウィズウォーレン、２番手ゼロスエルメキアですが・・・おっとここで２番手のゼロスエルメキアが抑えます！しかしウィズウォーレンは全くスピードを落としません！さぁウィズウォーレンのリードが５馬身、６馬身・・・どんどん広がって行くぞ！おっと３番手集団からはハーレムが抜け出してきたか？２番手のゼロスエルメキアに迫ります！

実況：	しかし先頭はウィズウォーレン！リードは１０馬身ほどになった！！！観客がどよめいています！果たしてペースは大丈夫なのか？２番手は抑えていくゼロスエルメキアから３番手集団から抜け出した・・・タケトウショウに代わります！その後ろから連れてディバインデュークも早くも進出を開始した！先頭のウィズウォーレン、ちょっとペースが落ちてきたか？テットパラダイスはまだ後方です！

実況：	ここで１０００ｍを通過！通過タイムは・・・５７秒台？！恐ろしいラップを刻んでいます先頭のウィズウォーレン！しかしここで一気にウィズウォーレンのスピードが落ちた！！！さぁ２番手のタケトウショウがこれを待っていたかのように一気に上がってきた！さぁあれだけあった差が５馬身、４馬身・・・と縮まっていくぞ！３番手はディバインデュークだがここで抑えた！まだ無理に追おうとはしない！代わって上がってきたのはチェリーブラッサムとヤルキマンマンだ！さらにはシヴァなども一気に上がってきたぞ！しかし前２頭との差は１０馬身！前２頭が暴走気味だ！

実況：	さぁ前２頭の差がもはや１馬身を切った・・・が？急にここでタケトウショウが失速してしまった！もう一度ウィズウォーレンとの差が広がっていく！しかしウィズウォーレンも明らかに手応えが怪しい！３番手集団からはチェリーブラッサムを一気にかわしてヤルキマンマンとシヴァがすごい脚で上がってきた！その後ろはハーレム、そして中団からものすごい脚でテットパラダイスも上がってきたぞ！！！

実況：	さぁここで残り８００を通過！先頭はウィズウォーレンだが完全に一杯になった！満を持して一気にシヴァがウィズウォーレンをかわした～！！！ここで先頭がシヴァに代わった！その後ろからはヤルキマンマンとハーレム、そしてエルコンドルヒルやマメあたりもここまで位置を上げてきた！マメ？！早くもマメが仕掛けてきたぞ！テットパラダイスはちょっと息を入れたか？さぁ先頭はシヴァ！リードは４馬身！果たしてこのリードをゴールまで保つことができるのか？

実況：	さぁ残り６００を通過！先頭はシヴァだがシヴァも手応えが怪しいぞ？そしてそれを待っていたかのように一気にヤルキマンマンが上がってきた！連れてマメやテットパラダイスやチェリーブラッサム、おっと間からはディバインデュークも一気に上がってきた！さぁ先頭はシヴァ！いやここで一気にヤルキマンマンに先頭が代わった！！！ヤルキマンマンこのまま逃げ切れるか？先頭ヤルキマンマンで各馬最後の直線に入ります！

実況：	残り４００を通過！先頭のヤルキマンマン全く脚色が衰えない！むしろさらに伸びて行くぞ！！！やはり今回は前回とは違うのか？しかしその後ろからじりじりとマメが差を詰めてきた！おっと内からはディバインデュークも差を詰めてくるぞ！まだこれは分からない！外に持ち出してようやくテットパラダイスとチェリーブラッサムが上がってきた！この２頭もいい脚だ！さぁＧⅠ馬４頭とディバインデュークが早くも前に出ている！後ろからはセントエルモあたりも伸びてきているが差は縮まらない！おっとその後ろからシルクサクセスがすごい脚で飛んできた！しかしこの差はさすがにどうだ？

実況：	残り２００を通過！先頭のヤルキマンマンまだ伸びる！！！マメはここで脚が上がってしまったか、差を縮めることができない！そのマメを一気にディバインデュークがかわしていく！ディバインデュークがいい脚色でヤルキマンマンに迫る！３番手はマメだがその後ろからテットパラダイスとチェリーブラッサムが上がってくる！しかしこの２頭は前２頭には届きそうにない！勝ち負けは完全に前２頭に絞られた！

実況：	残り１００を通過！先頭は粘るヤルキマンマン！しかし外からディバインデュークが迫る！３番手はマメだが外からテットパラダイスとチェリーブラッサムの２頭がかわしそうだ！その後ろからものすごい脚でシルクサクセスが上がってくるがこれはとどきそうにない！先頭はヤルキマンマン！２番手はディバインデューク！勝ち負けはこの２頭だ！さぁどっちだ？

実況：	粘るヤルキマンマン！しかしディバインデュークがさらに差を詰める！並んだ！！！ついにディバインデュークがヤルキマンマンに並んだ！そして・・・そして前に出たぁ！！！ついにディバインデュークがヤルキマンマンをかわした！ディバインデュークだ！ディバインデュークが半馬身のリードで今１着でゴールイン！！！なんとデビュー以来負けなしの４連勝です！強い！！！勝ったのはディバインデューク！この勢いはどこまで続くのか？！２着は惜しくも粘りきることができませんでした、ヤルキマンマン！３馬身ほど切れまして３着はテットパラダイスとチェリーブラッサムの写真判定、少し遅れて５着はマメです！ディバインデュークこれで天帝と有馬記念馬も撃破！それではスタジオにお返しいたします！

司会：	４連勝・・・ですか・・・

総統：	すごいですね・・・これで中距離の牡馬のＧⅠ馬は全て破った事になりますよ。う～ん・・・こんな馬が出てくるとは・・・このレースで一気にクラシックの主役格に躍り出ましたね。この勢い、どこまで続くんでしょうか・・・

司会：	２着のヤルキマンマンはいかがでしょう。

総統：	逃げつぶれた前回とは違い見事なレース運びだったんですが・・・今回は勝ち馬が強かったですね・・・半馬身の差とは言え着差より強い勝ち方をされたような気がしたのですが。

司会：	テットパラダイスは３着争いでしたが。

総統：	前回より順位をひとつ上げて徐々に復活の兆しは見せていますね。一応次につながるレースはできたのではないでしょうか？ここで勝てなかったのは残念ですがますます復活が楽しみになってきましたね。

司会：	はい、ありがとうございました。京都記念はディバインデュークが力強い競馬で天帝と有馬記念馬も撃破、怒涛の４連勝です！さぁ次はいよいよ本日のメインレース、２０００年最初のＧⅠフェブラリーＳです！それではレースの時間までしばらくお待ちください！

馬番	馬名	性別	脚質	距離	馬主名	持ち点	全成績	賞金	今年の勝ち鞍
1	セントエルモ	牡	差	MD	疾風怒濤	59	1-0-0-4	500	なし
2	シルクサクセス	牡	追	MD	シルクファーム	57	0-0-0-1	0	なし
3	ヤルキマンマン	牡	逃	ST	よし	62	4-0-0-7	25250	なし
4	ハーレム	牡	逃	ST	taka	60	0-1-0-7	8000	なし
5	ドカタノホシ	牡	逃	ST	とらちゃん	61	1-1-2-6	13800	なし
6	ディバインデューク	牡	先	ST	Divine Wing	62	3-0-0-0	10500	第１回日経新春杯（ＧⅡ・２４００ｍ）
7	タケトウショウ	牡	逃	MD	タケシ	57	0-0-0-1	50	なし
8	エルコンドルヒル	牡	先	ST	おっか	57	0-0-0-3	0	なし
9	シヴァ	牡	逃	MD	カーズ	61	1-2-2-5	12400	なし
10	マメ	牡	追	MD	豆太郎	62	3-3-1-6	31750	第１回ＡＪＣＣ（ＧⅡ・２２００ｍ）
11	スピッドファイアー	牡	差	MD	まるゆう	60	1-2-1-7	5000	第１回中山金杯（ＧⅢ・２０００ｍ）
12	テットパラダイス	牡	逃	MD	イナテツ	62	8-1-0-5	55500	なし
13	ウィズウォーレン	牡	逃	MD	でゅばる	57	0-0-0-1	0	なし
14	ジョンマイル	牡	逃	ST	JohnCustom	57	0-0-0-4	0	なし
15	ゼロスエルメキア	牡	逃	MD	zeros	57	0-0-0-0	0	なし
16	チェリーブラッサム	牡	先	ST	聖子	61	1-1-0-8	16050	なし

着順	馬名	タイム	通過順位	馬主名	差
1	ディバインデューク	2.12.5	7-3-4	Divine Wing	-
2	ヤルキマンマン	2.12.5	9-9-1	よし	1/2馬身
3	テットパラダイス	2.13.0	12-13-7	イナテツ	3馬身
4	チェリーブラッサム	2.13.0	11-8-8	聖子	クビ
5	マメ	2.13.2	8-12-3	豆太郎	1馬身
6	シルクサクセス	2.13.3	16-15-15	シルクファーム	1馬身
7	セントエルモ	2.13.6	14-16-16	疾風怒濤	2馬身
8	ドカタノホシ	2.13.8	6-10-13	とらちゃん	1.1/2馬身
9	スピッドファイアー	2.13.8	15-14-12	まるゆう	ハナ
10	シヴァ	2.14.2	13-11-2	カーズ	2.1/2馬身
11	エルコンドルヒル	2.15.0	10-4-5	おっか	5馬身
12	ゼロスエルメキア	2.15.2	2-5-14	zeros	1.1/2馬身
13	タケトウショウ	2.15.5	3-2-10	タケシ	2馬身
14	ジョンマイル	2.15.5	4-6-11	JohnCustom	ハナ
15	ハーレム	2.16.1	5-7-9	taka	3.1/2馬身
16	ウィズウォーレン	2.16.1	1-1-6	でゅばる	アタマ

第２レース：第１回京都記念（ＧⅡ・２２００ｍ）

第２レース：第１回京都記念（ＧⅡ・２２００ｍ）勝ち馬

ディバインデューク（牡）