2月28日。近所の本屋へとストリートマジックで向かう。これより高校時代の登山部の先輩であるしのみさんと共に神戸に向かう。そして、神戸でしのみさんの家に1泊し、次の日29日に883ひとりで徳島へ戻るという計画である。
さて、その集合場所となっている本屋に着いた。A.M.9:00が集合時間であるが、5分くらい前に着いた。ストマジを停め、荷物を下ろし、少しすると しのみさんがRF900Rに乗ってやってきた。そういえば50km/hリミッターを付けて走ってくれるといっていたな。
「リミッター付けてきた。」
と、しのみさんの指差す方を見てみるとスピードメーターの上半分を黒いビニールテープで隠してあった。…前々から面白い人だとは思っていたがやは
り面白い人であった。50cc原付のストマジと900cc大型のRF900Rでいっしょに神戸を目指す。とりあえず写真を撮り、RF900Rを先行にして
出発した。
国道192を西へ軽快に走る。そしてきりのいいところで北へと進路を変える。少しすると、なんか砂利道を通る。たまらずゴーグルを下ろす。
川だ。しのみさん橋は渡らずに西へ向かう。それにしても風が強い!半キャップヘルメットじゃ涙が出てくる。こりゃたまらんとゴーグルを下ろすと…ベキッ!壊れた…。ま、いっか。とにかく進む。
潜水橋だ。わざわざ潜水橋を渡るのはしのみさんなりのこだわりがあるのだろう。しかしこの潜水橋がまたすさまじい風!こりゃもう台風である。橋を渡り終えた所でしのみさんが停まる。そして一言、
「ここどこ?」
…。ま、しのみさんらしいです。
さて、何もこんな寒い所で休憩する必要は無い。というわけで進む。しばらくしてローソンがあったので入る。トイレにも行き、コーヒーを買い、飲む。そしてしのみさんが店員さんに頼んで写真を撮ってもらった。さて、出発。
今度はストマジ先行で行く。しばらく走り、国道193に進路を変え北上する。途中休憩所のようなとこで止ってとしのみさんが言っていたのでそこで停まる。
ここで両車の走行写真を撮ろうという事になったので撮りまくる。出発。
これでいいのかというくらい順調に進む。いつのまにか香川県に入っている。途中一度ローソンに寄
り、そのまま順調に港に着く。まだしばらく時間もあることだしということで昼食に向かう。しばらくいいとこはないかと探すがとくにみつからず、結局マクド
ナルドとなった。
昼食中に相談し、まだ時間があるので四国最北端竹居岬を目指す事となった。竹居岬に向かいストマジ先行で軽快に走る…。すると、カランカラン
カラン!!と後ろで音がした。見ると何やら見た事あるモンが転がっとるではないか!それはこのストマジのチャンバーガードであった。道路脇にストマジを停
め、拾いにいく。すると後ろからきたバイクが踏んでいった。わざわざ踏まんでも…。特に走行に支障は無いので気にせずに走ることにした。
国道から離れ竹居岬へと向かう道へ。そしてストマジ燃料補給。そして竹居を目指す。タイトなカーブが続く。大型じゃきつそうな道だが、原付にはちょうど良い。軽快に進み竹居岬に着く。
竹居岬。ここにはしのみさんも883も四国一周という同じ目的で訪れている。ただししのみさんは自転車(マウンテンバイク)、883はモトコンポであるが(四国一周の記録参照)。写真を撮り、時間も無くなってきたのですぐに出発。いそいで港を目指す。
港に着いた。けっこう時間ギリギリ。車両用の乗船申込書に必要事項を書きこむ。おおっ住所書くとこ間違えた。ふとみるとしのみさんも同じとこ間違えてた。
さらにしのみさんのをまねして書いた出港便の番号が間違えていた。提出、お金を払う。883は往復に○つけたはずなのに、片道を渡されたが、時間ないので
何も言わず行く。バイクに乗って船に乗りこんだ。
ひまだ…。船ってひまやねェ。最初の方はゲームとかしてたがあまり金使うのももったいない。しょうがないので少し眠る。
神戸に着いた。軽快に船から飛び出る。しのみさんについていくとなにやら有料道路のようなとこに入る。えっ!?原付通れるの?料金所だ。しのみさんが右手を開きスルーする。883も同じようにして通りぬける。なるほど、二輪は無料なのね。
しばらく走り、とある踏みきり。遮断機が下りている。しのみさんなんかやけに遮断機に近づく。そして列車が通りすぎるその時、なんとしのみさん
列車の風にあおられて立ちゴケ。こ、こんな恥ずかしいこけ方始めて見た…。しかもその後焦っていたのか急発進して遮断機に突っ込みそうになる。こりゃ傍か
ら見てるとけっこうカッコ悪いですぞ。
ってなこともあってもうすぐだったのでしのみさんの家に辿り着く。なんかしのみさんさっきの立ちゴケのことけっこう気にしてるみたいであっ
た。さて、これからどうしましょ…っと思っていると、しのみさん原付貸してる人に返してもらいに行くという。というわけでしのみさん自転車、883ストマ
ジで六甲道駅に向かう。自転車はきつそうであった。最後に少しだけ交代した。
六甲道でしばらくするとしのみさんが原付を貸してたTさんがやってくる。そしてなんとTさん夕食おごってくれる。こんな見ず知らずの私に…どうもありがとぉございます。なんていい人なんだ。
その後、しのみさんの家に戻り、寝る。しかしすさまじい部屋である。まぁ、詳しくは書くまい。883も寮に住んでた時は似たようなものだったから。
…2日目につづく
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