札幌サマージャンプ'99 観戦記 前編
 UHB杯サマージャンプ

7月30日

高度を下げるにしたがい、飛行機は厚い雲の中へ。やっぱり雨か...
宿泊は札幌・大通り公園近くのホテル。 エレベータホールからは大倉山シャンツエが見える。
部屋にはジャンプとアイスホッケーの絵。 私たちはサマージャンプ大会は今回が初めての観戦だ。
晴れなくてもいいから雨は降らないで欲しいと思った。

7月31日 UHB杯サマージャンプ

やはり、雨か・・・ 道が濡れている。しかし、道を行く人は傘をさしていない。これくらいですんでくれればいいのにな。と思い、地下鉄に乗り込んだ。
円山公園駅からはバス。途中、大倉山を経由する。大倉山シャンツェは工事中だった。 坂を上っていくバスの車窓からは札幌の街並み。
スタートゲートから見る札幌の街並みはきっとすばらしいのだろうなと思った。
バスは宮の森シャンツエに到着。 札幌五輪はここで行われたんだ。
雨上がりの緑のいい香りがする。

今日の観戦はスタンドの上の方。ジャンプの迫力が味わえるポイントだ。

国旗掲揚、開会式が終わり、試技がスタート。
太鼓をたたきながらの応援団がにぎやかだ。場内の実況がまた雰囲気を盛り上げる。
伸びのあるジャンプには、 「Come On! Come on!」と、もうひと伸びを求めるアナウンス。
大ジャンプには「Big Jump!!」という声と、BGMがかかる。

成年組のスタートゲートは11番。カンテから72メートル。
森選手は132番。 しかし天気が悪い。 雨が強くなってきた。
森選手は試技では73メートルを飛んだ。

1本目が開始される。
なんといっても今日は少年組を合わせて152人が飛ぶのだ。午前中には終わるんだろうと思っていた私たちは甘かった。
(実は、午後は札幌市内見物でもしようかと思っていた)
UHB1本目リフト UHB1本目終了
1本目のジャンプへ向かう森選手
(ちょっと厳しい顔)
一本目終了
(階段を上がると観覧席。観客の間を抜けて野沢温泉SCのワゴン車に向かう。選手はワゴン車の中で休憩したり調整をしていた)
森選手が1本目を飛ぶときは、既に12時半を回っていた。
森選手の1本目は79メートル、91.5Point。試技の時より距離を伸ばしてきている。

時折、雨が強くなり、気まぐれな風が多い。スムーズにスタートできない。待ち時間が長くて大変だろうなと思った。

森選手の1本目が終了後、河野孝典さんと、今日の森選手のジャンプについてお話する機会があった。
フィンランドで練習をしてきて、タイプの違う宮の森にきて、まだまだ試行錯誤中。とのこと。

フィンランドから帰国後、具合が良くなかったみたい(?)だったし、そんなことも要因なのかもしれない、と思った。
でもちゃんと2本目に進めているし、次に期待しよう

ちょっと天候も良くないし、でもまあ野外での競技ですからね。仕方ないですね。と河野さんはおっしゃっていらしたが、
まさしくその通り。ジャンプほど天候に左右される競技もないだろう。
でも観戦する私には、そこもジャンプの面白いところだったりするのだけれど、やっている選手にとってはたまらないだろうなと思った。

2本目が開始される。 少年組は52人全員、成年組は上位50人だけが2本目を飛ぶことができる。
悪コンディションの中、原田雅彦選手、岡部孝信選手ですら一回目で脱落してしまった。

UHB2本目リフト UHB2本目start
2本目のジャンプへ向かう 2本目のスタート

森選手は83番スタート(1本目は20位だった)。
2本目のジャンプは、スタンドの最上段に場所を移して見た。ここからはスタートゲートでスタートを待つ選手の姿を見ることができる。
森選手のスタート。あまり伸びない。72m、得点76.0点だった。

2本目も、船木選手が一人K点超えの96.5m(132.5点)を飛び、ぶっちぎりの優勝だった。
複合陣では、1本目2位につけていた富井 彦選手が2本目も86mにまとめ4位に入賞した。
荻原健司選手は7位。いいジャンプができたのか、小さくガッツポーズを見せた(1本目だったか、2本目だったか。ちょっと失念。)のが印象的だった。
さらに、野沢温泉SCの高沢公治選手が10位に入った。来季のAチーム入りに向けて頑張ってもらいたい選手だ。
森選手の明日のジャンプに期待したい。


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