エネイジャ〜イェーザ

 エネイジャ、バーゲスト、リンゲルローゼ、チバシリ、ン=ゾム、クートート、イェーザ。以上7つを纏めてみた。

 遭遇率は割と高く、身近な魔獣といえるだろう。戦士の相手としては肩慣らし程度の相手と考えておこう。

エネイジャ

元の使命:不明
現在:不明
 小型の猿のような姿をしているが、良く見ると頭が無い。頭の部分は大きな口になってしまっている。

 集団で狩りを行う為、一匹でもエネイジャと遭遇した場合はすでに囲まれているという警戒心を持った方がいい。 もし、一匹しか遭遇しなかった場合、エネイジャと異なる危機が迫っていると考えて良いだろう。

バーゲスト

元の使命:不明
現在:北狄
 黒い犬。彼らもエネイジャ同様集団で狩りを行うため、注意が必要である。

 夜行性であるために、彼らに襲われたくなければできるだけ昼の間に宿を取ること。 野宿はあまりお勧めできない。ただし、光に極めて弱いので、火を絶やさないよう心がけるか、 エフェクトスやデクストラに頼るのも一つの手であろう。

リンゲルローゼ

元の使命:不明
現在:不明
 吸血性を持つ樹木だが、樹人ではない。通常は白い花を咲かせるが、吸血した場合しばらく赤い花を咲かせる。

 非常に厄介な話だが、リンゲルローゼの株は人体と共生する事がある。ただし、 人体に根をおろすためには人間の助力が必要であるため、共生している株を見かけた場合は、 第三者によって植え付けられた物か、本人の不注意による物かを可能な限り聞き出した方が安全である。

 根をおろしたリンゲルローゼは、常緑で、花は常に咲きつづけている為、季節によってはすぐに解るだろう。

チバシリ

元の使命:不明
現在:不明
 主に地面の中で生活する魔獣。外見はカブトガニに良く似ているが、周囲の色に合わせて体の色を変化させるので、 遠目から判断する事は難しいだろう。

 湿地帯などに多く見られるため、湿地帯を進む時は強い警戒が必要である。彼らの尾はウォーハンマーに勝る威力を持つ。

ン=ゾム

元の使命:不明
現在:不明
 真っ白な体をもつ巨大な蜘蛛。産卵期になると人間に卵を植え付ける為に人里に降りて来ることもある。

 彼らの卵は恐怖を糧にして成長すると言う、非常に特異な性質を持っている。体内に産み付けられた卵は幼虫となり孵化し、 後は体内の肉を食い漁る。その時の痛みと恐怖を糧にして成長する。そのために、強靭な精神を持つ者に植え付けられた卵は、 恐怖の餌が足りず、体内で餓死する事もある。肉は食われているが…

 町中に下りてきた場合、相当な混乱が予想されるので、産卵期であっても無くても見かければ即始末する事を推奨する。

クートート

元の使命:不明
現在:不明
 牛の姿をしているが、クートートは種族ではなく、落雷によって突然変異した牡牛の事を指す。牝はクートートにはならない。

 クートートとなった牡牛は、角が異常に発達し、角の発達具合に比例して凶暴さも増す。完全にクートート化すると、 なんと、角から雷を放つようになり、更に手がつけられなくなってしまうため、早期排除が対応としては最も正しい。

 なお、残念な事だが、クートート化が始まった牡牛を救う術は無いので、情は捨てるように。 最大の脅威は野牛がクートートと化した時なのだが… これは戦士や騎士団、レクスに依頼した方が無難だろう。

イェーザ

元の使命:不明
現在:まれに騎乗動物
 ダチョウのようなシルエットを持つ、二足歩行のは虫類。

 二足歩行であるため小回りが非常に良く効く。馬の移動が困難な所などでは、 騎乗用の動物として重宝がられているが、結局は魔獣なので、乗り手も十分な警戒を怠らない事。 襲われる可能性は0ではない。

 魔獣にしてはまだ温厚な性格と言えるだろう。それでも、野獣と比べれば十分獰猛なのだが…