ギザン〜ボルゾイ

 ギザン、ニブソーン、ヒポグリフ、ボルゾイの4種を纏めてある。

 比較的遭遇率は低いが、名前を聞けば大まかな姿形が思い浮かぶ程度の種族であり、 どれか一つは、一生のうち1回ぐらいは目にする機会もあるだろう。戦士の相手としては序の口〜並。

ギザン

元の使命:不明
現在:不明
 人間のような上半身と、サソリに良く似た下半身を持つ魔獣。 まれに人間の武器を装備していたりするので注意が必要である。 もし、人間の武器を装備していなかったとしても、尾の一撃は、毒こそ無いものの非常に強力な威力を持つ。

 全身の皮膚がかなり硬い為、腕に自信が無い者は下手に攻撃せず、逃げる努力をする事を推奨する。 歴戦の戦士が居る所まで逃げ切れば、後はその戦士が何とかしてくれるだろう。

ニブソーン

元の使命:不明
現在:不明
 空飛ぶブタ。腹部に裂け目があり、そこからは先が鎌のようになった奇妙な足が無数に飛び出している。

 奇怪な叫び声で相手を惑わしてから攻撃してくるパターンが多いが、それだけである。 辺境の村落などでは驚異的な存在ではあるが、これにてこずるようであれば、アルドールやグラディウスとしては失格である。 仕事を廃業した方が良いだろう。

ヒポグリフ

元の使命:不明
現在:不明
 馬とグリフォンの混血。大きさはグリフォンよりも一回り小さい。馬の血が入っているせいか、比較的飼いならしやすい。 そのため、貴族の中には、まれにヒポグリフに騎乗しているものがいる。

 騎乗用動物として飼いならしたヒポグリフは、軍馬よりも優秀な相棒となってくれる事だろう。

ボルゾイ

元の使命:不明
現在:不明
 牛と良く似た姿を持つ魔獣。ただし、巨大な三本の角とサソリの尻尾がついていること、更に必ず雌雄同体である点が牛とは異なる。

 ン=ゾムと同じく他の生物に卵を産み付けるが、こちらは普通に孵化する上に、数が数百から数千と多い為にタチが悪い。 卵を植え付けられた対象から孵化を阻止するには、犠牲者を殺すほか無い。どうしても生かしたまま助けたいのであれば、 一ヶ月以内に奇跡が起こることを祈る他無いだろう。もし、奇跡が起きなかった場合は孵化するだけなので、早急に殺してしまう事を推奨する。