でろり庵 ひとり言 27
Diplocaulus02「クリプトズーオロジー」って何?2008.03.07

 ショックでした・・・でも、お陰でネットをウロウロして随分楽しめました。

 現在当サイトをご覧の方にも、検索で来られた方が居られると思いますが、Google検索で当サイトに訪問した方に限ると、「cryptozoology」が最も多く使用された検索語句なんだそうです。しかも50パーセント以上もの異常な高率で!

 これはサイト制作者としては少々ショックな事態です。いったいcryptozoology(クリプトズーオロジー)って何!?なんで知らない言葉が人を呼んでるの!?なんだか不気味です・・・。

 調べてみますと、クリプトズーオロジーは「未知動物学」と訳されるようです。読んで字の如く、未確認動物について学術的に考察・研究する活動を指すらしいのですが、正式な学問としては認められていないようです。確かに未確認動物の場合、打ち上げられた深海魚の例もあれば、妖怪伝説やオカルトの類もあり、真摯に研究するには大きなリスクが伴う分野でしょう。

 さて、上記の疑問についてですが、どうも、そのクリプトズーオロジー系のサイトが、例のディプロカウルス画像をリンクしていて、そこがGoogleの画像検索の上位にあって、何やかんやで、当サイトへお越し頂けたという事らしいです。過去に2回もこの画像の扱いについて書いてきましたが、さすがに今では良心的にリンクしてくれているところが検索上位に来ているようです。

 で、新たな言葉を知った事もあって、いろいろ検索を進めますと、なんと、アメリカ版ウィキペディアの「ディプロカウルス」に気になる一文がありました。後半部分をテキトーに訳してみましょう。

 大衆文化でのディプロカウルス
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 謎のハンマーヘッド・サラマンダー(槌頭の山椒魚)として、度々クリプトズーオロジー界に報告されている。 1992年に日本人アーティストが、小さいディプロカウルスの模型を、まるで芝生上のタライに捕らえられているかのように写真を撮った。 この写真は非常にリアルだったので、例えば「クリプトズーオロジー・ドット・.コム」といったフォーラムで2004年と2005年に流布された時、多くの人々がそれを本物のサラマンダーだと思った。

 ペルム期に実在した生物の項目に、この解説は失礼というか蛇足でしかありませんが、実際に当時はあちこちの掲示板で話題になっていたので記述内容に間違いは有りません。そして、これ以降、「フォーラム」に「度々報告され」る「ハンマーヘッド・サラマンダー」の話題が出ても「ウィキペディアを読め」とレスすれば真贋論争を終了できるようになったわけです。実に有益な一文ですね。私としてはウソが書かれていないだけで有りがたいです。(ジャパニーズ・アーティストというのは???)

 ところで、この画像に関した各種掲示板を読むと、肯定派は根拠を上げて本物だと主張するのに対して、否定派は頭からニセモノと決めつける傾向が見られます。後者のニヒリズムを気取るタイプは日本の掲示板でもお馴染みですが、結果的には後者が正しくて、前者を裏切る結果になってしまったのは本当に申し訳なくて心苦しい思いがします。

 そうそう、当時、求められていた「他の写真」が一枚見つかったので今回はそれを張っておきます。全然代わり映えしないのが悲しいですが。

関連ひとり言  
軽便軌道ガソリン機関車 R.R.S Locomotive
碌々商店 R.R.Sガソリン機関車
幻のトラクター機関車に迫る!? 2008.02.26

 日本で言う大正後期から昭和初期の頃、フォード流の大量生産による高い経済性と信頼性を武器に世界各国に輸出されたのがフォードソン・トラクターでした。それはまだ畜力が当たり前の国々で農業の機械化を促す役割も果たしました。

 フォードソンの特徴であるエンジンから駆動系までをケースで繋いで一体化した巧みな設計は、本体を「動力ユニット」として流用する事が容易な為、車輪を外した程度のフォードソンが土木・建築など、あらゆる作業機械の動力源として使用されました。普及モデルである為に部品供給等のサービス面でのメリットは大きかった筈です。

 そして当然の様に鉄道車両も数多く作られます。ただし、鉄道の場合は軌間幅の影響を受けるので、アクスルハウジングを外すなどして不可逆改造されている物が多いようです。これはオリジナルのフォードソン好きにとって少々残念な事ですが・・・以上は主に海外の話でした。興味のある方は「Fordson Locomotive」で検索してみると何か見つかるかも。

 日本でもフォードソンの鉄道車両が作られました。諸外国と異なるのは、旅客営業目的で導入された例がある点で、機関車だけでなく単端式気動車といういわば「自走化された客車」さえ存在したのは(貧乏くさくて)面白い所です。

 さて、今回の画像は、非常にマイナーな「早来軌道」と「江當(江当)軌道」で使用されたらしい碌々商店製の「R.R.Sガソリン機関車」なる車両です。この昭和初期の2路線は、札幌の人間としては比較的近場な事もあって興味を掻き立てられるのですが、現在では廃線跡も判然としないような弱小路線、やはり資料は少なく、当該車両の写真は過去一枚も発表されていない筈です。フォードソン機関車としては世界一格好良いかもしれないのに残念無念(もし実車写真をご存じの方は是非連絡を!)

 そんな訳で、渇望感から史上初の(?)ビジュアル化に挑戦してみました。実は見栄えに大きく影響するエンジンフードの有無は微妙なのですが、私はフォードソンらしく「無し」と解釈してみました。江當軌道の届出書類の簡略図ではエンジンは描かれておらずフード有りにも思えるのですが、遙かに精密な「鉄道資料(101号)」掲載の竣工図では、エンジンが破線ではなく実線で描き分けられているので露出していると観て良いでしょう。なお、軽便鉄道のガソリン機関車はフードパネルを外して運用される例が非常に多く、仮に製造過程でフードが用意されたとしても運用時に外したかもしれません。元々雨ざらしのトラクターエンジンですしね。ライトはその形からフォードソン用の純正オプション(T型フォードと同じ?)を流用している様です。

 いやぁ〜。この手の車両としては抜群に格好良いと思うのは、鉄道音痴のへっぽこ車両好きの間違った感覚でしょうか? 後部に荷台を作り、水タンクをバラストとして積んでいる点も素敵です。このあたりは江當軌道と近距離とも言える「札幌軌道」のガソリン機関車と同じ処理で、ローカル感を滲ませる興味深い類似点であります。今後の要研究対象としておきます。

 なお、自称「ガソリン機関車」ですが、「ケロシン機関車」なのでは?と突っ込んで今回は完。
加藤3トンGL・ラビット・ユニカ 3台並べて・・・2008.02.17

 作りかけのデータを集めて大きさというか小ささを確認。右からラビット、ユニカ、カトウくん、おまけにペガッサ星人風の黒い影。彼は身長約175センチです。う〜ん、見慣れるまで違和感を感じたけど、こんな大きさなのね。

 「右」のスクーターはラビット。既出のもの。

 「中」はコマツのユニカ。これまた実車ごとにディテールの違いを発見できてしまうマニアックなトラクター。なんて事を思ってるのは世界でただ一人かも(笑)。これは農民車からユニカへ変わった時の「WG10極初期生産型」ってな感じかな。外形面の良い資料が手に入ったのでプロポーションは良いと思います。

 「左」は加藤製作所の3tガソリン機関車の戦前型。ついに鉄道まで手を出す気か自分!(笑)。これ、エンジン、ミッションはフォードAAと同じだし、寸法面や内部ディテールの資料も(協力者様のお陰で)かなり揃っています。ただ、細部の仕様違いや後の改造なども多いので○○仕様などと銘打つ場合は気を遣います。当時物の写真があれば良いのですが、戦前の軽便鉄道GLなんて殆ど写真がないのが実情です。実は何年も密かに模型化を検討していたのですが、こうやって基本となるデータを作っておくと、後々何かと便利な様な気がします。

 どうでも良いけどこの画像、渋い感じになって気に入っています。ウチで一番格好良い画像かも(笑)
707ジュニア2号艇2008.02.09

 映画「ローレライ」が公開されたとき、主役の潜水艦イ-507の船体が「サブマリン707」の様なホーランド型(?)で、「きっと、小沢さとる世代のスタッフがわざと採用したんだろうなぁ」と微笑ましい思いがしたものです。ある世代以上の多くの男性は、潜水艦の物語と小沢さとる作品は切っても切れない関係なのではないでしょうか。

 先日も書きましたがCADの練習をしています。このジュニアは、タスクフォースのキットの箱絵1枚を参考に、落書き的に行き当たりばったりで作りました。下書きすらしませんでしたが、先ほどキット本体と見比べてみたら、箱絵を参考にしただけなのにフォルムがそっくりで驚きました(笑)。もっとも、バルジに機銃孔(?)を開けたり、船体に角穴を並べたり、キャノピー下に波切り板を付けたりと蛇足を入れて台無しになってるのですが・・・。まぁ、目的はスキル・アップですから出来映えは二の次です(笑)

気づいた事
 模型における色彩表現法には「素材自体の色」と、「塗装やデカールの色」の2種がありますが、CGも同様に、素材色にあたる「設定色」と、画像を貼り付けて塗装的な表現をする「テクスチャマッピング」の2つが有ります。このテクスチャマッピングは精度を上げると莫大なデータ量になるし、位置決めするのも面倒だったりしますが、CGではなくCADソフトだと第3の方法、「システム・インジェクション」的なマーキング法がある事を知りました。今回、船体に「白ふち付きの赤い2」や「黒い707」の文字を入れてますが、これは船体を数字の形にくりぬき、そのくり抜いた部分と同じ形の赤や黒の「素材をはめ込んで」います。簡単だし色々応用できそうなのでちょっと感動しました。これは寸法精度を重視するCADならではの芸当で、ポリゴンCGではこうはいきません。多分。
シュコーの1/18トラクター2008,02,05

 ランツ・アッカールフト・ブルドッグD9506です。

 いやいや、シュコーの出来が良い事は重々承知しておりますが、実際に手にするとたまらんですね!特に好きな車種だと嬉しさ倍増です!

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 この種の「焼き球」ランツはドイツの代表的トラクターとあってミニカー類も複数出ています。トラクター界の「ぜろせん」「やまと」「かうんたっく」的なスーパースターと言えるかもしれません。

 で、その数ある中でも最高峰級の出来なのがこの製品な訳ですが、この灰色バージョンは物珍しさと限定品説(勘違いでした)があったので個人輸入してみました。この他にもいくつかバリエーションが出ていますが、個人的には農耕トラクターらしくて一番好きな仕様がコレ。なお、戦前・戦中と殆ど形は変わりませんが戦後仕様です。

 恥ずかしながら初めてシュコーの1/18を買いました。コレまで、このジャンルの主流である1/16スケールでない事や、アメリカものに比べて値段が高い事、実態はともかく一応は国内でも流通しているメーカーである事、等がネックになって積極的に買う気になりませんでした。

 さらに贅沢な話ですが、高レベルで製品内容が安定したシュコーの「ブランド」が、例えば、タミヤ製品が箱を開けなくても内容を想像出来てしまう様に、「良くも悪くも裏切ってくれない」というイメージがあって・・・・いや、全く贅沢な話ですけどね。すんません(笑)

 しかし、やっぱり買うと素晴らしい!細部も当然に良くできていて、数カ所ある極小のコイルバネや、込み入った燃料ラインのハンドメイド感に、スケールモデラー視点で嬉しくなりました。アメリカのメーカーだと同レベルの高級製品でも、合わせ目やパーティングラインが目立つ所に有ったりするのですが、このモデルに関しては気になる物は有りませんでした。

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 今回はドイツ本国ではなくイタリアのショップに注文してみました。当然、日本よりは安く買えるのですが送料が大きいので割安感は大きくありません。でも、北海道人は国内ショップで買っても送料が結構取られるので、オマケも一緒に注文して国内定価以下の出費なら悪くない選択でしょう。連絡が遅いのはイタリアっぽかったけど10日ほどで到着したのは驚きました。
チハの転輪の不思議2008,01,18

 九七式中戦車「チハ」の下部転輪です。

 チハには2種類の転輪が使われている事が知られています。1,6列目の2輪と、2〜5列目の4輪には互換性が有りません。一見、形が同じなのに驚くべきことです!

 画像は2〜5列用の転輪で、表示方法を変えただけで同じ物です。右はその構成部品ごとに色を変えてあります。

 さて、互換性が無いと言っても、一見して同じ形なのだから構成部品レベルでは結構使える様な気もします。

 まず、ボルト類と外周のゴムタイヤ部分は当然共通です。そのタイヤを止めるリム(赤い部分)もそう。このリム部品は表側にしかなく、裏はディッシュ(茶色部分)がそのままリムを兼ねています。ではディッシュ部分はどうでしょうか。

 なんと、実はホイール・デッシュも同じ物の様です。 ちょっとまて!ホイール丸々同じ物じゃないか!

 そう、青と緑の「ハブ」が異なるだけで、ホイールそのものは同じ部品で出来ている様です。なのに何故、互換性が無いのでしょうか?

 ディッシュ(茶)とハブ(緑)を見てください。このあたりに有りそうな取り付けボルト類が無く(実車断面図でも)、どうやらココは溶接で止められているようなのです。つまり、形の違うハブにホイールディッシュを溶接しているために、ホイール全体の互換性が無くなってしまったようなのです。

 う〜ん。1,6転輪はサスペンション形状が異なるのでハブの構造と形状が異なるのは仕方ないとしても・・・強度の問題か軽量化か、実車図面を見ても何とか上手く設計出来そうな気はするのですが・・・。素人には分からない理由が有るのでしょうが不思議です。



S-1(未完成)
ラビット2008,01,17

 先のザブングルでポリゴンCGに限界を感じたので、新たにナーブス曲線のCADを触ったりしてます。これが全然分からない!

 いや〜、仕事で使う人は3日間のトレーニングを受けたりするらしいですが、本当に3日で「思い通りの面を張れる」ようになるのかなぁ。3ヶ月たってもダメな私はセンスなさすぎ?

 という事で、いろいろ訳の分からない物で練習してるのですが、コレは最初のラビット・スクーターのS-1型。爆撃機「銀河」の尾輪を使った事で知られる試作型と殆ど変わりません。実は最初はその試作型で作っていたのですが、CAD上では割と簡単な変更でS-1型に出来ました。こういう事が分かるのも「モデリング」の面白さですね。

 ラビットはバリエーションが多くて、見るだけの似非ファンの私には解りづらい部分が有るのですが、2年ほど前に超好著「日本初のスクーター ラビットの技術史」が出て状況が変わりました。この本には、ナント!各型の2面・3面図も載ってるのですよ!バイクの場合は図面と呼べる物が殆ど出回っていないので、掲載サイズが小さくても非常に貴重なのです。

ガッツくん2008,01,16

 2004年の初夏くらいから作り始めて、2006年の9月に完成した小笠原道大選手のガッツ人形です。

 当初の予定ではのんびりと腹話術人形を作るつもりでしたが、当人がシーズン中にFA権を獲得し、移籍のウワサが出てきたため急ピッチで仕上げました。

 目が光かり、口が開閉し、首が動く・・・というギミックは全て断念し、帽子や手足も自作を止めて流用品にしました。結果は全て良い方に転びました。全然良かったじゃん。柔軟に対応できる人なら最初からそうするでしょう。反省。

 帽子はサイズを重視して100円ショップの子供用の物。黒く染め、プライマリーマークを布地シートにPCプリンタで制作しました。腕は適当な物を随分探しましたが、トイザらスの赤ちゃん人形しか見つかりませんでした。アンダーシャツ部分を黒染めしただけの赤ちゃん腕ですが、結果オーライで好評でした。ユニフォームと胸から下の胴体は、球団マスコットB・Bのぬいぐるみから。

 頭部は油土で原型、石膏で雌型、FRPで成形のパターン。当初ギミックを仕込むつもりで軽量・高強度のFRPにしましたが、後頭部は紙粘土の原型そのまま使ったので異様に頭が重くなりました。まったく4プライのFRPが勿体なかった(涙)。塗装は「ペンキ」をハケ塗り+研ぎ出しで仕上げました。塗膜が硬くて厚いので十分な耐久性がありました。

 結局、シーズン最終戦には間に合いませんでしたが、ポストシーズン(プレーオフ2、紅白戦2、日本シリーズ5、パ東西対抗1、アジアシリーズ2)には間に合いました。優勝していなかったら目も当てられません(笑)

 札幌で、名古屋で、静岡で、東京で、非常に人気でした。地元テレビで少し取り上げられたみたいだし。そうそう、頭が重いので皆さん自然に赤ちゃんだっこするのが可笑しかったなぁ。それで30人以上のオッパイに頬ずりしてるはず。にくいぞ小笠原!

 状況次第では中日仕様にする可能性も有りましたが、よりによって読売に移籍するんだもんなぁ。完成して1ヶ月で封印、お蔵入りですわ。腹立つ。
なぜかザブングル2008,01,16

 年末、M-1グランプリの決勝出場者の発表の場面で、「・ブングル」と呼ばれていたのが印象的だったりしましたが、私は本家「戦闘メカ ザブングル」が今頃ぶり返し気味です。

 ザブングルというと、登場メカニックに生活感というリアリティが有ったのが新鮮でした。未だにコレ以上の、「機械を操縦して整備もしてそうな人たちが出てくるアニメ」はありませんね。物語が「リアル」とは呼べないブッ飛んだ娯楽作品だからこそ、逆にこういう世界観が大事なんですよね。やっぱり、スターウォーズに皆が興奮していた良き時代の作品なんだなぁ。

 という事なので、私はロボットアニメしてる主役級のメカよりは、脇役の「ブチメカ」が好きだし、前半、2クール目くらいまでの先が見えないけど何かやらかしてくれる感じが好きでした。


 ガバン級ランド・シップ。他のランドシップが「軍艦」なのに対して、コレは漁船を武装した特設鑑っぽくて・・・って、そんなのが出てくるだけで凄いアニメですな。これを主役にしたOVAなんて見たいなぁ。で、その場合も襲われ役で出てくるのがウォーカータンカーですね(笑)。襲う方は奥のレッグ・タイプ。(なお、どれもスケール違いです) こういう小型の乗用ロボットは大好き。いろいろある中でもレッグ・タイプは最高の部類ですね。人間乗せてみたら無理のある設定サイズっぽいけど、戦前の車なんかも恐ろしく狭いのに人間乗れてるからいいでしょうね。

 未完成のCGです。これまた未完で終わるんだろうな。 ああ、動画枚数をタップリ使った第1話に興奮して、思わずホバギーをスクラッチした事を懐かしく思い出しました。
今年の主役 2008,01,16

 いきなり1年近く飛んでますが(笑)、マイペースという事でご容赦。

 2007年のマスコット界は完全にひこにゃんにやられましたね。私もやられてます。もう奇跡的な可愛さです!

 一般的に「着ぐるみ」にはいろいろ制約があるもので、オリジナルイラストのデザインと違ったプロポーションで登場する事が良くあります。このひこにゃんもイラストと着ぐるみでは随分と違っていて、普通に考えればイラストの2等身の方が可愛い筈です。ところが、私には胴長で手足の短い着ぐるみ版こそが完璧なバランスに見えます。

 これは、造形に関わった人の力量だけでなく、制約が導いた一種の「機能美」と評価しても良いかもしれません。ひこにゃんが機能的に動けてるかは別の話として(笑)

 さて、ひこにゃんの公式ブログに、札幌雪祭り(2007年)の雪像用に撮られたらしい資料写真が載っていました。これはいい!これで最もスケールモデル(笑)を作りやすいキャラの一つになったかも知れません。

 早速、石粉粘土で作ってみました。右写真は角度が悪くてバランスが変に写ってますが、実際はそれほど問題ない筈です。この状態まで短期間で出来ましたが、現在は何故か行方不明になってしまい完成してません。

 左写真は本物のひこにゃん。9月、広島に行ったついでに大阪駅までイベント見に行きました。クリーニングに出した直後で真っ白でした(調教師のおっちゃん、こういう事平気で言うんです)。イベントといっても「ひこにゃんジャイケン」をするだけでしたが、個人的には雪祭りステージでのonちゃんとの競演を見逃した無念を晴らす事が出来ました。
気になるスケール 2007,02,01

 まだまだ数は少ないのですが、バイク模型がオマケに付く商品があります。

 最初からスケール物として作られている物と、所謂「箱スケール」というパッケージに合わせた物とがありますが、後者の方はスケール次第で価値観が変わってしまいますね。
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○写真左奥は缶コーヒー「ワンダ」に付いていた「C50スーパーカブ」。このシリーズは出来が悪いのが残念ですが、ホンダ党には気になるアイテムでしょう。コレのスケール、軸間で測ると約1/43!でした!

○写真中央、コレはタイムスリップ・グリコの「C100スーパーカブ」。最近エブロからスーパー嬉しい1/10モデルも出た初代カブ。残念ながら約1/37くらいです。1/35のフィギュアと並べるとやはり小さい感じです。

○写真右、これは、上記「ワンダ」のシークレット・アイテム「Z50モンキー」。なんで一番人気有りそうなモンキーがシークレットなんだ! 気になるスケールは約1/32! なお、物が小さいせいか1/35フィギュアと並べても違和感はあまり感じませんでした。

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 ちなみに1/32では、モンキーの元祖である「CZ-100」「Z-100」のホワイトメタル・キットがありました(現在では入手困難)。1/35では、レッズの複合素材キットがありました(まだヤフオクでなんとかなります)。