でろり庵 ひとり言 24
久々に「キット」を買って・・・ 2004.12.15

 久々に作り始めました。

 ブツはラングレイ・モデルズの、OOスケール(1/76)メタルキットです。今年2月1日に「近いうちに何か注文しようかと思います。」と言っていた物をようやく・・・(笑)

 このメーカー、品質はとても良いと思います。最高の出来だ!とは言いませんが、作る気が十分に湧いてくる内容でした。メタルキットに慣れた人なら問題なく組めるでしょう。私は下記4点を注文しました。

 品番RW16、「トライ(3軸)・タンデム・スチーム・ローラー」、世にも珍なるアイテム。何としても欲しかった物で、今回のメインの買い物でした。仮組みした感じではイケそうな予感。写真のアイテム。

 品番G168「ファードソン・メジャー・E27N」、個人的にフォードソン大好きでも戦後型はチョット・・・ですが、トラクターキットとして素晴らしいキット。パーツも豊富。

 品番G168a「トラック・コンバージョン」。これはトラクターの後輪に替えて接地圧を下げる装置。フォードソンメジャーの後輪が良い感じだったので使うの勿体ないかな。後輪はトラクターの命だからね。

 品番F73「排水溝&マンホール」、これはエッチングパーツです。1/72〜1/87に使えるでしょう。ベースをチョットしたジオラマ仕立てにする時に便利そう。

 実は私、このメーカーが非常に気に入りました。アイテムの面白さや品質の良さは勿論ですが、気持ちよく海外通販出来たという点が大きいです。メーカー直販のため、在庫は十分、即日発送、航空便で1週間ほどで到着、しかも、1万円程度の買い物で送料はタダ。こういうのって、次は何にしようかな〜って考えちゃいますね。
この動物は、本当に存在するか?2004.11.29

・・・と題された記事が、11月21日付のヨーロッパのWeb新聞http://www.timesofmalta.com/に載った。記事は早速、日本の掲示板やブログでも話題になったようである。

 なお、当該記事は後日削除された様なので、コピーしたTimes & The Sunday Times, Maltaをご覧いただきたい。

Diplocaulus 記事を書いたマルタ大学のパトリック教授(権威ある方らしい)によると、ここ2,3週間ほどMarsascalaやBahrija(マルタ島の地域)で撮影されたと噂される「謎の両生類」について問い合わせが寄せられているという。教授は画像が本物かはともかく、写っている生物は間違いなくディプロカウルス(Diplocaulus)であるとし、その推測される生態や特徴を解説した上で、もし実在すればシーラカンス級の大発見であるが、それは「SF」であるとしている。

 ちなみに、この教授、海外発のいたずらと疑っているものの、元ネタにはたどり着けなかった様だ。世界中の数万もの人(ウソ)が、真実を知りたがっているだろう。ウチとしてはちょっと悔しい(笑)。

 試しに、Googleで日本語「ディプロカウルス」を検索すると、チョコラザウルスのオマケになった事もあって1,010件もヒットした。ウチに辿り着くのは日本語でもほぼ不可能と思われる。ただ、イメージ検索だと早めにヒットする。当該ページに「Diplocaulus」と入れておいたので、そのうち海外からでもヒット出来るようになるだろう(笑)
当該ページ http://www.interq.or.jp/sun/mm-kas/tenji.htm

 モデラーとしては生物学の先生に「サイズの間違い」を指摘されただけで『ここの骨格がおかしい』等と言われなかったのが嬉しい。実は先頃、当サイトのアクセス数が異常に増えて、プロバイダから「アクセスが集中して障害が起きているので当該ファイルを削除せよ」とのお達しがた。全く訳が分からず放って置いたのだが、今回ようやく腑に落ちた次第である。情報を知らせてくれた三角トカゲさん有り難う!

続報!
孫ポルシェ!。ISEKI TR-110/28

 短命に終わったポルシェ・ディーゼルのトラクターは、「これぞブランドイメージ!」とばかりに魅力的なデザインを纏っていますが、同社と技術提携して作られたイセキのTBシリーズも同様の流線型をしておりました。左写真はイセキTB-17

 注目したいのは、イセキのスタイルが「大きいポルシェ」を正確に縮小していて、とても格好良い事。本家ポルシェにもイセキと同サイズの小さいモデルがあるのですが、残念ながら、線を単純化した廉価版といった雰囲気で、イセキに見られる主力機種としての本気度(大人げなさ?)はあまり感じません。

 さて、そのイセキ版「子ポルシェ」は有名なのですが、さらに小さい「孫ポルシェ」の存在はあまり知られていません。右の画像がそれなんですが、見てください!この大きいシートを!(勿論、シートが大きいのではなく車体が小さいのですが)、まるでゴーカートみたいなバランスです。汎用エンジンの搭載を考慮した「乗用耕耘機」の為、ちょっとバランスを崩したスタイルですが、このボンネットの造型だけでも感動物、なにもココまでという拘りが感じられます。知られざる名作と言えるのでは無いでしょうか。

 全長約2メートル、このサイズなら、畑を持って無くても所有出来る!(笑)。私はまだ実車を見た事が有りませんが、見つけたらニコニコしちゃうだろうなぁ〜。
「サビ車20」を追加しました。格好良い雪上車、コマツKC20-3「ぎんれい」です。
う〜む。ココって、こういうサイトだっけ?(笑)
「サビ車19」を更新しました。人呼んで「かんのファーム式 日の本 MB140(改)」
「謎の日本戦車」の方は、どうしたら良いか分かりません(笑)
感涙!スクープ?!!4/10

 私には、長く憧れ続けて来たマシーンが2つ有ります。共に日本にそれなりの数が入ってきたものの現存数は非常に少なく、「土の館」にも無い幻の名車・・・それは「フォードソン」と「ランツ・ブルドッグ」。当HPでもこれまで何度も触れていますが、洋書やミニチュアのネタばかりでした。あ、いや、元々そういうHPですけど(笑)

 さて、10日前に触れたビッグニュースに驚喜乱舞した私は、早速、土の館へ行って来ました。「この時期に開いているのだろうか?」という根本的な事も考えずに・・・そう、実は閉まっていたようです(笑)。三棟ある展示館の手前二棟には鍵が掛かっていました。ま、頼めば開けて貰えるだろうと思いつつ、取りあえず3つめの展示館へ。

 ああ!窓を覗くと、そこには、かのフォードソン様が鎮座ましましておりました!。ラッキーな事に、ここでは何か修理作業をやっていたせいか鍵は掛かっていません。こっそり泥棒ネコのようにドアを開け忍び込みました。

 フォードソンは塗装直後だけあって埃、錆一つ無い状態ですが、地肌は荒れたままの「ブロンズ像風」でした。個人的には再生前の前面サビで覆われた自然な状態を一度は見てみたかったです。緑がかった灰色はちょっとイメージでは有りませんでしたが、剥き出しのラジエターや鉄車輪など典型的なフォードソンの姿が拝めて大満足。

 フォードソンに見とれていてしばらく気づかなかったのですが、奥の未整理な所にパレットに載った小さいトラクターが有りました。「ああ!クロガネだ!(クリックしてね)」。勿論戦後の「東急くろがね」時代の機種で、蒔田鉄司とも関係有りませんが、小さくて格好良いので気になっていた機種です。帯広畜産大所有の物を借りている様です。奥には北大農学部のウニモグ411系、帯畜大のフォードソン・メジャーといった新入り仲間もちょこっと写っています。うーん、小さなウニモグがやたら大きく見える・・・。

 さてさて、本当に不思議なのですが、この時になって初めて奥の方に憧れの「焼き玉エンジン」時代のランツが有る事に気づきました!この博物館にはランツが何台かあるので先入観でそれと勘違いしたようです。本で見慣れた戦前のランツブルドッグとは細部に違いが有りますが、とにかく予期していなかった焼き玉ランツに会えたのは感涙もので、ぐるぐる回りながらディテールもハッキリ見させて頂きました(3点ヒッチ付きなのは戦後にしても珍しいですね)。これが10年前だったら間違いなく採寸してフルスクラッチしたでしょう。もし動かす事が有れば、是非あの始動法を見てみたいですね。またパレードやらないかなぁ。

 この2台は同博物館にとって「鬼に金棒、王に圧縮バット」なアイテム。ここのコレクションは、さらに完璧に近い布陣になりました。最高!
スガノ農機株式会社(土の館)HP

 Lanz bulldog 焼き玉ランツ。帯広畜産大学所蔵の物で、55HPではないかと思われる。戦後物で非常に状態が良い。

 Fordson F 1923年に輸入された物というから日本では導入の早い方。フォードソンといえど細部の変化は有るので興味深い。後付け装備の無いプレーンな状態なのが好ましい。
珍キット?ハッピー馬車04.04.08

 これ、年代不明の古いプラモデルなんですが、パーツ数もそれなりの結構本格的なキットです。透明オレンジ、オレンジ、白、の3色のパーツで色分けを行っています。

 さて、画像を良く見てください。「ひょうきん/ハッピー馬車/貯金箱」と読めますね?。そ〜なんです。貯金箱なんです。スペック的には、10円硬貨だと150枚、50円だと175枚、100円だと150枚、が、キャビン部分に入るそうです。まだ500円硬貨の無かった頃のキットですね。

 で、私は思いました。「それはともかく、これの何処が『ひょうきん』なんだろう」と。確かにメルヘンチックな割に、タクシーの行灯みたいなのが載ってて間抜けだけど、特別「ひょうきん」でもないな・・・。

 実はこの箱の裏には「兵庫相互銀行」のマークが有ります。そう、よ〜っくみると、「ひょうん」なのです。ネットで調べると、「おれたちひょうきん族」のロゴが、「ひょうぎん」のロゴとソックリで可笑しかったというネタが幾つか見つかりました。そっか、それでつい「ひょうきん」と読んでしまうのね。

 「旧ひょうぎん」こと兵庫相互銀行は、89年に「兵庫銀行」になり、95年に破綻、96年「みどり銀行」へ吸収合併、1999年「阪神銀行」へ吸収「みなと銀行」へ改称したとかなんとか・・・なんだか知らないけど悲しくなりますね。私の北洋銀行のキャッシュカードは破綻した「たくぎん」のままで、通帳も何回か替わっていますが、「旧ひょうぎん」利用者も、しょっちゅう通帳のデザインが代わって妙にコレクター心を刺激されたりしてるのでしょうか(笑)
ビックラこいた!3/30

 たまたま「フォードソン」を検索していたら朝日新聞道北版、3/28(2日前の記事だ!)にヒット。「珍しい鉄車輪トラクター寄贈上川支庁上富良野町の「土の館」、4月から展示予定」との事。

上川支庁上富良野町の土と農機具の博物館「土の館」にこのほど、約80年前の珍しい鉄車輪トラクターが寄贈された。4月から展示公開を予定している。
 寄贈されたトラクターは、1922年に米国・フォード社が作った「鉄車輪フォードソントラクター」。日本導入3号機で、渡島支庁八雲町の農場で使用されていた。22馬力で、当時の開拓営農を支えた。1953年にこの農場が閉鎖になったため、八雲町内の農家が保存していた。
 このトラクターは、鉄車輪初期のもので希少価値が高い。塗装修復は、上富良野町内の元自動車整備工場長が担当。このほど化粧直しが終わり、展示を待っている。

 わおー!。いつかこの日が来ると思ってました!ついに戦前フォードソンが見られるのです。いや〜、蛇の道は蛇と申しまして、「日本には少なくとも4台現存しているらしい(1台は岩瀬牧場で公開)」、「八雲町の○○農場には徳川家の農場が導入した奴があるらしい」とは聞いていました。過去何度もフォードソンへの憧れを漏らしてきましたが、今年、ついにご対面出来るのです!!。土の館は毎年行ってますが、本当、こういう事があるからやめられない!
スターリネッツS-60   3/9

 プラスモデルのスターリネッツを作りはじめました。最良の部類に入る高品質メーカーの製品ですが、レジンキットの宿命で少々の修正作業は必要になります。「少々」と言っても、こうドッサリと部品が入ってると結構な作業量になり、神経質になると作業が前に進みません、半分勢いに任せて作ってます。

 一説によると、ロシアは第一次大戦中、ホルト60を20台、ホルト75を60台使用したようです。で、後に赤軍はホルト60の方をS-60としてコピー、T-34で有名なチェリアビンスク・トラクター工場で1933年から1937年まで生産、後継モデルS-65これはヴェスペ・モデルから出ています)へとバトンタッチしています。古風なスタイルですが、時期としては独ソ戦初期にピッタリで、意外とミリタリーモデルとして的を得ている商品なのですね。

 実車とは順序が逆ですが、プラスモデルはスターリネッツの後にホルト60もキット化しました。実は最近、昭和初期の本でホルト60の写真を見つけ、北海道の十勝地方に実車が有った事が分かりました。そんな訳で、ホルト60キットの方も気になってます。ちょっと値段が高くてキット購入は躊躇しているのですが、いつか作らねばイカンと思っとります。
幻のトラクターとして。2/17

 あの懐かしの「イマイ」が、倒産間際に発売したサンダーバード・ファンへの置き土産「1/72ジェットモグラ(THE MOLE)」を作ってます。サンダーバードを作り続けたメーカーの意地とも遺言とも思えるキットで、少年時代お世話になったオッサンモデラー諸氏には永遠に記憶に留めてほしい名キットです。もっとも、私は発売時に買って無くて、アオシマから再販された奴を作ってますが(笑)。

 このキットは、よくリサーチされていてストレートに組んでも相当見応えのある完成品になるそうです。特にこれまでの欠点だった足回りの改善は効果的で、ゴムベルトにシューを貼っていく雪上車的なキャタピラは組んで楽しく、見た目も雰囲気が良く、多分、稼動させても面白いでしょう。(私はゴムベルトをプラ板に替えてしまいましたけど)

 さて、このポッド・ヴィークル共通の足回りですが、プロップではイギリスの軍用(?)トラクター「ビッカース・ビゴ−(Vickers Vigor)」の玩具が使われています。玩具といっても1/16のリモコンですから、生産されていた60年代前半のイギリスでもかなり高い玩具だったそうで、現在ではもちろん「超」入手困難です。元々生産数が少ない事、コレクター向けトラクター模型がスゴイ値段である事、サンダーバード・マニアなら絶対欲しいアイテムである事、それらの要因を考えると「幻」になるのは当然でしょう。特撮好きのみならず、トラクター模型好きの立場でも特別気になる玩具なのです。

 ところで、多分イギリス製だと思うのですが、巨大ジェットモグラのレジンキットがごく少数限定生産で(現在!)売られています。ビッカース・ビゴー、ガーター橋、マーキュリーロケット等、オリジナルと同じ流用パーツ(の複製)を使っているので、プロップサイズと見て間違い無いでしょう。全長は約70cmだそうです。

 以上の理由で本物の全長が70cm前後とすると、旧イマイのこのキットは約25cmですから、プロップに対して1/2.8位のスケールと考えられます。足回りは1/16ビゴーの1/2.8なので「約1/45のビッカース・ビゴーの足回りが手に入った」といえるのでしょうね。
 ・・・あれ?予想外。そんなに小さいかな。人との対比、データからすると、「もうちょっとで1/35」の1/37位かと思って、これを書き始めたのですが、う〜む。予定調和

 ああ、なんかスッキリしない事を書いてしまった。私は素直に「憧れのリモコン・ビゴーを1/2.8で作れる」と思いたいです(笑)。なお、今回の数値はどれもウワサの類ですので不正確です。信用しないように願います。
 最高! 男ドアホウ腐れマイナーアイテム 2/1

 凄いぞ!「ラングレイ・モデルズ」。 

 いやぁ、実に英国趣味人のディープさ漂うホワイトメタルキットのメーカーです。主力はミニスケールのトラックで、膨大なアイテム数とアイテム選択の渋さにシビレちゃいますが、このページのアイテムは、特に私好みです。近いうちに何か注文しようかと思います。
 

 
 さて、上記の 『私好み』 とは、もちろんトラクター改造車両たちを念頭に言ってるのですが、いざ購入しようと検討を始めると【でも、面白いのはローラー車の方だよなぁ・・・】と思っている自分に気づきました(笑)。で、実は最近、そういう浮気感覚って結構大事な様な気がして、レベルの低い話ですがちょっと嬉しく思ったりしています。

 趣味人の陥りがちなパターンに、特定の何かに入れ込み→他の物は眼中に無くなり→視野の狭さを「狭さ=深さ」と勘違いし→妙な自信と優越感を得て→知識を攻撃に使う。というがあります。ダークサイドを歩むアナキン・スカイウォーカーや、某巨大掲示板の困ったちゃんや、討論番組で醜態をさらす○翼の方々にも見られる傾向ですが、ウッカリすると私もそういう振る舞いをしそうになるので、レベルの低い話ですが「どうやら、特定のカテゴリーにそれほど執着していないらしい。」 と思える事はレベルの低い話ですがちょっと安心なのです。レベルの低い話ですが。

 実は、ラングレイ・モデルズの凄さに驚嘆しながら、気づくと別のサイトでタトラのミニカーを注文したりしてます・・・こりゃ、食べても食べても満足できない「多財餓鬼」の恐れも心配しなきゃイカンですね(笑)。
 
 
トヨタ、フォードを抜き、世界2位浮上確実に。04.01.24

 これで、1位はGM、2位はトヨタ、3位はフォード(マツダは含まれていない)だそうな。
 
 
 
 う〜む。さもありなん・・・・。
 
 
 
え?これって「つまらない自動車ランキング」じゃないの!?