ダンスにまつわる個人的な話

〜社交ダンス事始め〜

2001.09.15 by swing
2019.03.22 update

<目次>
 ・1.ダンスのきっかけ
 ・2.ワルツ、ワルツ、ワルツ
 ・ これがワルツだぁ〜!
 ・3.ルンバは三拍子なの?
 ・4.踊れない男性諸君へ
 ・5.ダンス、その後
 ・6.サルサ アルゼンチンタンゴ
 ・7.地域インストラクター
 ・ ダンス関係のビデオの整理
 ・8.ダンスを綺麗に踊るために
 ・9.ダンス再開〜ボールルームダンス
 ・ ルンバ〜ラテンクロス(アニメーション動画付)
 ・ ナチュラルターン
 ・ シャドウ練習とリード&フォロー(2017.10.03)
 ・10.市民館サークル祭(2017.05.17)
 ・11.テキストダンサー終了の弁(2019.03.22)


【 1.ダンスのきっかけ 】

 ・ある日、社交ダンスが踊れるあるお兄さんが、最寄駅近くにスナックを開店しました。
  そのスナックに行ってみると、なんと「踊れるスペース」が猫の額ほどですがちゃんと
  用意してあって、お客さんたちは所狭しとばかりに踊っていました。
  1988年頃の話です。今はそのお店はありません。
  私は「ダンスなんてくだらない」と思ってまいしたから、カラオケの方が専門でした。
 ・ところがある日、他に客がいない時「簡単です。一緒にやりましょう^^」とか言われて、
  その店のママさんとジルバとやらを「じゃあ」とばかりにをやってみるハメになってし
  まいました。
      1,2,3,4,5,6 ...
      はい、そこで左手を上にあげて〜 ...
      そうすると、女性が回りますから ...
    やってみたら、な〜るほど〜「意外と簡単!?」とか思ったりして ...
    うまいこと「ハメられた?」
    (でもその時始めててよかった^^)

 ・その後のある日、ダンスが踊れる常連さんの何人かに「じゃあ、うちのサークルで一緒
  にやりませんか…」などと誘われて..結局、私はその翌週からそのサークルで早速習い
  始めることにしました。^^;
  習い始めてみたら、これれが意外と大変、むずかしい..

 ・当時は小規模ながらも独立系の製造業でいつも新製品の開発をしていて、仕事も忙しく、
  ある中小企業関係の団体の役員も引き受けていて、毎週1日か2日は役員会だ、理事会
  だ、異業種交流会だ…と、出かけているような状況でした。
  しかし、始めたばかりのダンスの方は休んでしまってはついて行くのが大変になるだろ
  うし、他の人に迷惑を掛けるような気がしていたので、とにかく休まないで通い続ける
  ことにしました。
  サークルの練習日と役員会などが重なった時には、ウソをついてダンスの方を優先し、
  とにかく半年間は一回も休まずに通いました。

      「腕を上げて…」
      「肩は下げて…」
      「下を見ないで…」
      「首から上を引いて…」
      「胸から下が足だと思って…」

  皆が色々教えてくれました。手はこうだ、足はこうだと ...


【 2.ワルツ、ワルツ、ワルツ 】

 ・習い始めて半年後、発表会と称して舞台の上で4組がワルツ・フォーメーションを踊る
  ことになり ...

	「あなたは1回も休まずに来たから…」

  と言う理由で、私もその舞台でワルツ・フォーメーションを踊ることになりました。
  次の図は、その時のメモの一部で、フィガー名は先輩に聞いてできるだけ書きました。

   

 ・そのための練習をいっぱいしました。
  サークルの仲間たちに連れられて、横浜のダンスホール白馬車にも何度も行きました。
  しかし、そのフォーメーションのためのアマルガメーションしか知らない私は、他の人
  とぶつかりそうになっても、柱があっても、よけて踊ることができませんでした。

	クオーター・ターンズも知らない!
	リードなんて(習ってないんだから)全くできません!

  だから、最初の1〜2年はサークル以外の人とはまったく踊れませんでした。

 ・頭の中はワルツのことでいっぱいでした。
	…ワルツ、ワルツ、ワルツ…
	なぜ「ライズ&ロア」や「スウェイ」があり ...
	そもそも「三拍子のリズム」って一体何なんだろう??
  道を歩く時も、心の中は「イチ、ニー、サン」、「イチ、ニー、サン」、「イチ、ニと
  サン」で回転したり ...

	「Shall We Dance?」状態?

 ・サークルの合宿と言うのがあったので、私も参加しました。
  三浦半島の先の方に皆で行って、先輩から色々教わったりもしましたが、その帰り大半
  の人が車で帰ると言うのに私は電車で帰ることにしたんですが、それが私にとっては大
  変いいきっかけになりました ...
 ・春のとても天気がいい日で、青空が眩しく感じられました。
  ヒバリが空高く翔んでいましたが、そのヒバリの翔ぶ姿は何とも自然で清々しがしく、
  「奇麗」と感じられました。
  駅のホームには花が植えられていて、風に揺れる木々の姿も奇麗に見えました。
  石川啄木の ...

	やわらかに 柳あおめる
	  北上の 岸辺目に見ゆ
	    泣けとごとくに

  の柳の枝のやわらかさ、しなやかさが連想されました。その時でした ...

	これがワルツだぁ〜!

  と私は思いました。
  自然の中にある美しさ、空を舞う小鳥たちや風にそよぐ草木から感じられるゆったりと
  した時の流れ..これがワルツだと私は思いました。



【 3.ルンバは三拍子なの? 】

 ・私の習った先生はキューバンルンバを「ツー、スリー、フォーワン」と教えてくれまし
  た。この「ツー、スリー、フォーワン」を「1、2、3」のテンポで教えてくれたので
  す。「フォーワン」で1拍なんです!!
  私は先輩に聞きました。「ルンバって三拍子でおどるんですか?」って ...
 ・ちょうどその頃、NHKの趣味の講座で『レッツダンス』をやってて、その番組で篠田
  学先生はルンバのテンポを「1、2、3、4」と言う感じで、ちゃんと四拍子で教えて
  くれたので、私もやっと分かりました。
  そんなことで、私がルンバを踊れるようになったのは、習い始めてから1年も経ってか
  らって感じです。
 ・皆さんの中には音楽の第1拍や第3拍のところをダンスの「ツー」として踊ってる人は
  いませんか。曲のカウント「1、2、3、4」とダンスのカウント「1、2、3、4」
  とは全く同じです..ちゃんとカウントできるようになって下さいね。
 ・よく、サークル主催のダンスパーティーのフォーメーションなんかで見掛けるんですが、
  全員揃って間違えたカウントで踊ってたりしてますけど、あれってきっと、教えている
  先生が音楽のカウント分かってないんですよね。
  この「ワンカウントずれ」のカウントが染み込んでしまっている女性は、私が一生懸命
  リードしようとしてもどうしてもダメなんです。結局彼女のカウントに合わせて上げる
  と、「上手に」踊るんですネ。^^;

 ・世の社交ダンスサークルの先生方に、是非ともお願い申し上げます!
  カウントがちゃんと取れるようになってから「先生」になって下さい!


【 4.踊れない男性諸君へ 】

 ・世の中には各地区に○○センターとか○○会館と言うものが沢山あって、大きなスーパ
  ーの上階にも同じようなスペースがあったりして、女性の皆さんは、こう言うところで
  昼間からダンスをやったり七宝焼きをやったりと、色んなことをやってるんですよね。
  一般に、お子さんが中学生位になると、女性の皆さんには時間の余裕ができて来るらし
  く、ご近所の方やPTAで知り合ったお友達と一緒に色んな習い事を始めるようです。
  器(ハード)を作るのは男、それを使う(ソフト)のは女って感じですかねぇ。

 ・それに引き換え、男は大変ですよ。男には仕事があるし、家庭を持つと家族のために稼
  がなくちゃならないし、何かと大変ですよね。
  残業ばかりやってると、「仕事ばかりで家庭のことは顧みない」と言われてしまうし、
  残業がなければ「給料が少ない」と文句を言われる ...
  ..男はつらい、ですよね。
 ・だけど、30〜50の男性諸君に申し上げますが、そんなに仕事ばかりしたって、60過ぎに
  なって定年になって見なさい、あなた!
  その時、あなに何が残っていますか?奥さんに「離婚」って言われても大丈夫ですか?
  あるいはそんなこと言われないと言う自信がおありですか?
  「あなたと一緒にいてもつまらない」なんて言われないように、今からちゃんと趣味を
  持っていないといけないんじゃないんですか?

 ・社交ダンスのサークルにも会社を定年になってから入って来る人が結構いらっしゃるよ
  うですが、普通のサークルの場合でしたら、そう言う人は、ハッキリ言って迷惑です!
  どうせ始めるんだったら、40〜50の内に始めておいて欲しいと言うのが本音ですよ。
  気力も体力も(勿論 魅力も)ある内にね。^^;
 ・男性にとっては、社交ダンスはなかなか大変です。短期間で覚えようと思ってもそう簡
  単には覚えられません。少しずつ気長に続けることが一番なんですね。
  最初の内は「オレはダンスのセンスがない」とか思い、自信喪失状態になるかも知れま
  せんが、男は皆そうだったんですから、安心して下さい。
  練習回数を重ねて行けば、その内に踊れるようになりますよ。車の運転だって、最初は
  路上に出る頃でもまだ自信がなかったのに、いつの間にか運転できるようになったこと
  を覚えていませんか。

 ・せめて、ジルバだけでも踊れるようになりましょうよ。ジルバだけならすぐに覚えられ
  ますからね。
  ダンススタジオは料金が高いので、会館なんかでやってる町のサークルに入って始める
  のが経済的には一番いいですね。昔はキャバレーと言うとこがあって、そこのホステス
  さん達は皆ダンスができたので、昔の青年達はそう言うとこでダンスを習ったらしいの
  ですが、今時は仮にキャバレーがあったとしても踊れるホステスさんはきっといません
  から、キャバレーに行ってもダンスは覚えられないでしょうね。
 ・私も最初は「ダンスなんてくだらない」とか思っていましたが、今は覚えといてよかっ
  たと思っています。

  皆さんもどうぞ、覚えて下さいね。人生の楽しみが増えますから ...^^


【 5.ダンス、その後 】(1998年)

 ▽1998年4月から始めたこと
  ・ところで、私、この4月から10年ぶりにダンスのサークルに復帰させていただき、社交
  ダンスの練習を再開してみましたが、サークルの皆さんがダンスの「振り」ばかりを気
  にし、音楽をほとんど聴いてないことに唖然としました。
  5月に恒例の発表会があり、私もまた出させてもらいましたが、皆さんは発表会で踊る
  曲を何十回と聴いているはずなのにその曲の題名すら知らないし、曲自体には興味すら
  感じていないようでした。
 ・このサークルは20年近い歴史があり、10年以上在籍している踊りの上手なメンバーも多
  く、手はこうだ、足はこうだ、ホールドは..と確かに、私も教えていただくことがたく
  さんあるのですが、私には合わないような気がしたので、今回はわずか在籍二ヶ月でし
  たが、残念ながら退会させていただきました。
 ・しばらくは、スペイン語に専念..です。^^;

 ▽そして、1998年10月から始めたこと
  ・8月でスペイン語講座も終わりましたので、どこかのダンスサークルに入れてもらおう
  と思って、幾つかのサークルを見学させてもらいました。
  今回は、どちらかと言うと、「体のため」がダンスをする最大の目標ですから、歩いて
  行けるところがベストです。私の場合は、昔も今も朝から晩まで、設計やったりソフト
  作ったりと言う仕事なので、いつも机に向って座っていることが多いので、もう慢性的
  な運動不足なんです。
  まして、この10年は自宅と会社が同じなので、通勤もないんと言う状態です!(--;

 ・それで見つけたサークルが、近くの○○交流センター、毎週金曜日6時からのサークル
  「ブルースカイ」でした。
  こちらのサークルは、会員はおじさんとおばさんしかいなくて、先生も見るからに60代
  なんですが、先生の教え方はまあいいようなので、とりあえずこちらのサークルに入れ
  てもらうことにしました。
 ・会場もウチから歩いて20分で、ちょうどいい所にありますし、帰りには駅近くのホール
  「ダンスメートサロン・ピ○ロ」(P)にも寄れますし、実に好都合です。
 ・サークルの練習は、ちょうどスローフォックストロットからだったので、私には好都合
  でした。一度スローを習いたかったんです。しかし、スローは全く初めてだったので、
  サークルで習うだけでは、全然ついて行けないので、10年前に録画した『NHK趣味の
  講座・レッツダンス』のビデオを見て復習しながら、なんとかついて行きました。
  ....
 ・ところが..です!
  このサークル、会員と先生との間にちょっとしたもめごとがあったようで、この二月に
  活動を停止しちゃったんです!
  せっかく、スローも少し踊れるようになったことだし、10月からは禁煙も始めたので、
  動かないと、とにかく太っちゃうから..(私は、タバコを止めたために、腹だけがポコ
  っと出て来てしまった人を二人も知っています。)
 ・それで、1999年4月からは、8月までの短期間講座をPの先生に開催してもらうことに
  なりましたが、その後はまたサークルを探さなくちゃ..(1999.03.23)

 ▽その後、1999年12月〜2000年4月
 ・何と!..それがまだ続いているんですよ!
  2000年も続きそうです。ただ、会場の予約方式が今度変わるようなので、会場が毎回押
  さえられるかどうかが疑問なのが残念です。
 ・今のサークルに入って、もうじき一年になります。一昨年の10月から始めたダンスは、
  昨年の4月からプロの先生になり、昨年の9月からサークルの名前も『サリダ』になり
  ました。正式にはサークルではなく、教室のグループレッスンだと思います。
  お蔭様で、まだ続いています。一年半位続いてますね。ダンス歴もトータルで2年半位
  になるってことですね。(2000.02.27)

☆☆ 最近のパーティーで思うこと ☆☆
 ・ところで、最近のダンスパーティーで思うことは ...    1.ダンス人口が増えた…男も増えたので、「壁の花」が減った。    2.しかも皆さん上手で、スローやサンバでさえも、半数以上の人が踊れる。    3.4ビート曲がかかると、混んでいてもスローを踊る人が多い。  ・皆さん上手になったのは、大変よろこばしいことだとは思いますが、ダンス   パーティーでは、楽しむことを中心にし、ラテンもモダンも全て小さめに踊   りましょうよ..ブルースを踊っている人にぶつかってまでもスローを踊るの   はやめましょうよ。^^;  ・ダンスを指導する立場の先生方には、ダンスのマナーやパーティーダンスに   ついても、是非しっかりと指導していただきたいと願います。


【 6.サルサ アルゼンチンタンゴ 】(1999年12月〜2000年4月)

 ・サークル『サリダ』は、この4月から2年目に入りました。初級コースの繰り返しをし
  て頂くことにしました。
 ・毎回、レッスンの冒頭にはアルゼンチンタンゴのレッスンもあり、大変“お徳”です。
 ・私たちが習っているアルゼンチンタンゴのステップの名称と解説を「スペイン語入門」
  のページに解説しておきましたので、興味のある方はご覧になってください。

 ・以前から時々サルサと言うダンスや音楽のことがネット上でも話題になっていたのです
  が、どんな音楽でどんなダンスを踊るのか、私の周りには知っている人が誰もいなく、
  ネットだけで正確に把握するのはちょっとむずかしそうだったので、この4月から自分
  で習ってみることにしました..電車で30分ぐらいのところにあるカルチャーセンターで、
  週1回、3ヶ月間です。
 ・『DANCE WITH ME』と言う映画をビデオで見ましたが この映画の中には、社交ダンスの
  場面も出て来ますが、クラブのような所で、サルサを踊っている場面も何度か出て来ま
  す。カップルで踊ったり、フォーメーションのように、グループで踊ったりしています。
  サルサを踊る楽しさが十分実感できると思いますので、サルサに興味をお持ちの方には
  是非ご覧になることをお勧めします。

 ・サルサは、音楽的にも踊り的にもほとんどマンボです。つまりチャチャチャの曲を少し
  早くした曲で踊ります。マンボも男女がペアで踊りますが、マンボのベーシックでは男
  女はほとんど離れた状態で踊りますが、サルサのベーシックでは男女はホールドしてい
  ます。
  それと「コーム」と言う「後ろ髪をなでるような仕草」が入ることが特徴でしょうか。
 ・踊りとしては、4拍をマンボのように「Q-Q-S」と、前後・左右にステップして踊り
  ます。

   →実際には、いくつかのスタイルがあるようです。次の1は、アメリカ・LA系で、
    2〜3はニューヨーク系と聞いています。
    2はルンバのカウントの取り方と同じです。サルサは比較的アップテンポなので、
    3と2の違いは、若干のノリの違い、としか認識されません。
    (現在の知識なので、違っている可能性アリ!)

         1 2 3 4
      1.  Q S 〜     :男性、左足前進(又は右足後退)
      2. 〜  Q S       女性、右足後退(又は左足前進)
      3. Q  S 〜

 ・サルサの曲のイメージはこんな感じです:↓
    ★BGMのページよりサルサ曲の例: BAILA (正式名称不詳 midi)

 ▽六本木でサルサ!(2000.08.02)
 ・このところ、時々ですが、誘われるままに六本木にサルサを踊りに出かけています。
  今まで行ったことのある店は『トロピカーナ』『スダーダ』『カリベ』と言ったところ
  です。いずれの場合も、1時間程ですが、講習会もありますので、全く踊れない人が初
  めて参加しても、初級の基本ステップはマンボとほとんど同じですから、問題はないと
  思います。
 ・前記したカルチャー教室の講座が6月いっぱいで終了し、その時の生徒仲間である私達
  は、次に何処へ行って習ったらいいものか分からなかったのですが、カルチャーの時の
  先生(ミヨカワ氏)主催のレッスン付サルサパーティーが六本木であると言う話が回っ
  て来たものですから、もうちょっと続けてみたい〜!..と言う私達有志は、早速参加す
  るようにした訳です。

 ▽サルサの講習会 (2001.08.31)
 ・友人に頼まれまして、友人が仕切っているサークルでサルサの講習会をして上げること
  になりました。ダンスは個人的には教えたことは度々ありますが、サークルで教えると
  いうのは初めての経験です。
 ・講習は、毎日曜日2時間づつ5回、都合10時間ありましたので、ネタ切れしないように
  私もレッスンビデオで足型を確認しながら頑張りました。
 ・最初の1時間はマンボの基本ステップをやり、それからアンダーアームターンに入り、
  サルサの特徴であるコームについての講習をしました。

 ・一応サークルなので、以下のようにシーケンスを作りました。
	  1.前後 QQS、QQS
	  2.左右 QQS、QQS
	  3.アンダー・アーム・ターン QQS、QQS
	  4.両手リバース・ターン→コーム QQS、QQS、QQS、QQS
	  5.クロス・ボディー・リード QQS、QQS
	  6.前後 QQS、QQS
	  7.Mアンダー・アーム・ターン QQS
	  8.アンダー・アーム・ターン QQS
	  9.ハンド・チェンジ・ビハインド・バック QQS
	 10.アンダー・アーム・ターン QQS
	 11.HSクロス・ボディー・リード QQS、QQS
	 12.ハーフムーン QQS、QQS
	 13.コーム→クロス・ボディー・リード QQS、QQS
	 14.HS両手ロープ・スピン QQS、QQS、QQS、QQS
	 15.両手コーム→クカラチャ QQS、QQS
	 16.前後 QQS、QQS
	 17.ニューヨーク QQS、QQS
	    ニューヨーク→スポット・ターン QQS、QQS
	 (注)1) M:男子
		2) HS:ハンドシェイク、右手と右手のホールド
		3)「ハーフムーン」は「ウィング」とも言える?

 ・後半の3日は、前半でサルサ後半でカワジル(8ビートのジルバ)の講習にしました。
  皆さんとっても覚えがいいので、色々なステップをお教えしました。^^v

 ▽メレンゲ (2001.09.15)
 ・ラテンダンスの一つに「メレンゲ」と言うダンスがあります。私は正式には一度も習っ
  たことがないので、未だちゃんとは踊れません。
  しかし、NHKのテレビ『おしゃれ工房』でも取り上げられたりしていて、サルサ同様
  にこれからはメレンゲも流行るんじゃないでしょうか。
 ・元々はドミニカの奴隷の踊りに由来しているとのこと..だから、足の運びは鎖と重い鉄
  の玉が付いた足を引きずるような感じで..いわゆる「メレンゲ・アクション」になる訳
  ですね。
 ・メレンゲのリズムは、皆さんご存知のチャチャチャとほぼ同じですが、メレンゲギロと
  言う打楽器を中心に、リズムセクションは16ビートを刻んでますので、倍の早さに感じ
  るかも知れません。
 ・メレンゲギロの「シャカシャカ」と言う音は、丁度お菓子のメレンゲを作る時に玉子を
  入れた金属のボールをかきまぜる音と同じなので、そう呼ばれるようになったと聞いて
  います。(逆かも知れませんが..)
 ・ステップは、社交ダンスのチャチャチャが「1、2、3、4&」と複雑にステップするの
  に対して、メレンゲでは「1、2、1、2」と単純にステップするのを基本にしてます。
  (「1&2、1&2」もあります)
 ・今のところ、私の知識はこの程度です。
    ★メレンゲ曲の例: Hot,Hot,Hot

 ▽アルゼンチンタンゴ
 ・約10年のインターバルの後に、上記のようにダンスを再開してから、今月でちょうど
  2年が経ちました。トータルでは、ダンス歴3年と言うことになります。
 ・この間に、それまでは知らなかった種目、スロー、クイック、サンバ、ジャイブ..社交
  ダンスではありませんが、アルゼンチンタンゴ、カワジル、サルサなども習い、少しで
  すが、踊れるようになりました。
  他に、ヴィニーズ・ワルツとか、パソドブレも習ったのですが、これらについては復習
  する機会もなくて、全く踊れません。

 ・アルゼンチンタンゴは、当初は「チークダンス」のように思えて、男女の濃密な関係の
  表現のようで、私にはどうも好きになれませんでした。
  アルゼンチンタンゴには「サロンタンゴ」と「ショータンゴ」と言う分け方があるそう
  ですが、私はこの「サロンタンゴ」が苦手で、「ショータンゴ」を見て初めてアルゼン
  チンタンゴも格好いな..綺麗だなと思えるようになりました。
 ・私は、ダンスに限らず、見たり聞いたりするよりも、下手でもいいから自分で踊ったり
  演奏したりする方が余程楽しいと思う方なので、アルゼンチンタンゴも少しずつ習って
  いくにしたがって、自分でも踊れるようになり、見てるよりも踊る方が楽しいと思える
  ようになりまして..
  そうなると、ショータンゴを見るのもいいけれど、サロンタンゴを踊る方が楽しいと思
  えるようになりましてね..そうして踊っていると、徐々にですが、アルゼンチンタンゴ
  の良さが分かって来たような気分になってきました。^^
 ・サークル『サリダ』でアルゼンチンタンゴの基本フィガーを習いましたが、先生が社交
  ダンスの先生だったので、社交ダンスの初級と同じようにフィガーの足型(形)を教え
  てもらったんですが、その頃は実はアルゼンチンタンゴはまるで好きになれなかったん
  ですが、その後ご縁があって「Kenji&Liliana」と言うプロのアルゼンチンタンゴダン
  サーのご指導を3ヶ月間受けることになりましたが、社交ダンスとは全然違う踊りで、
  やっと好きになれました。
 ・私の覚え方は、まず女子の動きを覚え、それから男子のリードの仕方を考えると言う方
  法で、今は社交ダンスも女子の足型も一緒に覚える方法をとっています。

 ・最近感じることは、
    社交ダンスは音楽のリズムで踊るが、
    アルゼンチンタンゴは音楽のメロディーで踊る!
  と言うことです..そう言うものなのだと誰かに習った訳ではないのですが、そんな気が
  します。
 ・そんなことで、最近ようやく「サロンタンゴ」の楽しさが分かって来た次第です。^^

 ▽ミロンガ (2001.09.15)
 ・近くのダンスサロン“P”主催のミロンガ講習会(8月6〜7日、13〜14日、45分×4回、
  @1,200)を受講しました。
  とっても楽しいダンスで、参加して良かったと喜んでいます。
 ・ミロンガのベーシックは8歩ですが、ベーシックだけでも結構楽しいので、初めての人
  でも楽しく簡単に踊れるようになります。慣れて来たらクニータも教えます。これも簡
  単に覚えられるので、ジルバなんかよりも簡単で楽しいと思いますよ!
  皆様にもお勧めします。^^v
    ★ミロンガ曲の例: El Esquinazo(街角 mp3)


【 7.地域インストラクター 】

 ・社交ダンスの資格に「地域インストラクター(JBDF)」と言うものがあると言うことを
  2〜3ヶ月前に知りました。
   →"JBDF" は財団法人 日本ボールルームダンス連盟の略称です。
   →「地域インストラクター」は、その後「地域指導員」と言う名称に変わりました。
 ・私の知り合いの一人も数年前に「先生になった」と聞いて、すごいなあと思っていたん
  ですが、それもこの「地域指導員」の資格であることが分かりました。それで、他の人
  にも色々聞いてみると、実は私も取った..私も持ってるよ..と言う人が意外と大勢いら
  っしゃることが分かりました!
  しかも、それが、皆同じ先生の指導の元に取得され、しかも、その先生と言う方は私の
  以前からの知り合いで、教えてくれる場所は、隣駅と言う近さのところだったんです!
 ・ここまでくれば、もう条件は整った!..としか言いようがありません!私も、その資格
  の取得を目指してみることにしました。
  私は社交ダンスとか習っても、サークルのみですし、週に2回以上習うと言うこともな
  かったんですが、この「地域指導員」の講習は、おそらく個人講習と言うことになるで
  しょうし、サークル・サリダも並行して続けていく訳ですから、週にダンスの日が2回
  あることになります。..仕事の方がパッとしてないので、たぶん時間的には問題ないん
  じゃないかと思いますが。

  ちなみに、指導をお願いする予定の先生の資格は「JBDF商業インストラクター、資格認
  定教師」だそうです。

 ☆インストラクター合格 (2001.06.12)    
 ・結局その後、地域インストラクター(正式名称:地域指導員)の講習を2〜3月の2ヶ
  月間ですが受講し、4月8日の試験を受験しました。
 ・試験日から1ヶ月半も経った5月24日にめでたく合格通知をいただきました。^^v
 ・この件については、★こちらのページに詳細を記録しておきましたので、
  関心のある方はご覧になってください。

 ▽ダンス関係のビデオの整理 (2001.07.18)
  このところ仕事が暇なので、手持ちのダンス関係ビデオを整理することにしました。
  私が持っているダンスのレッスンビデオは次の通りです:
	1.NHK趣味百科(86.10〜87.4)『レッツダンス』篠田学/雅子
	2.  〃   (90.4〜90.6)『モダン専科』毛塚道雄/雅子
	3.  〃   (92.1〜92.3)『レッツダンスIII』奥村三郎/純
	4.  〃   (94.1〜94.3)『レッツダンスIV』JohnWood/AnneLewis
	5.アルゼンチンタンゴ初級編(シンゴ&アスカ)
	6.SOLO TANGO "ASI SE BAILA EL TANGO-I,II"
	7.Salsa Merengue 1-2-3
	8.LOS SALSEROS : SALSA INSTRUCTION Part 1
   (その後の主な追加 2015.01.01)
	1.「ABC's of BALLROOM」(W,T,F,Q)〜Augusto Schiavo & Caterina Arzenton
	2.「ABC's of Latin」(J,S)	〜コーキー&シャーリー
	3.「レッツダンス〜体の運動と調和」(W,T,Q)〜田中英和・陽子
	4.「レッツダンス〜ラテンダンスの表現」(R,C,S)〜大竹辰郎・鈴木孝子
	5.「エスパン Advanced Variations in Latin-American Dansing」
	6.「エスパンのラテンムード ルンバ編」
	7.「シンプリー・ザ・ベスト Part2 ワルツ編」マーカス&カレン・ヒルトン

 ・これらの内容をキャプチャ・ボードを介して、PC(パソコン)の HDD(ハードディスク)に
  全て落としました!
 ・レッスン内容毎に、コマ切れに分割し、それぞれを別ファイルにして保存しました。
  こうしておくと、見たいレッスンやそのファイルの一部分を繰り返して見ることも簡単
  にできるので、大変便利です。
 ・ビデオは何度も繰り返し見ていると、段々と細かいところが見えて来るようになります。
  私の場合は、自分のレベルに合わせて次のような見方をしています。

	1.初級レベル:足型(ステップ)、アライメント(足を置く位置)
		→自分自身が動けるようにする
	2.中級レベル:フットワーク、ライズ&フォール、ボディーのリード
		→お相手と楽しく踊れるようにする
	3.上級レベル:膝や足首の使い方や体重の移動、トーションなど体全体の使い方
		→色々なフィガーを“綺麗に”踊れるようにする

 ・私は「楽しいダンス友の会」系ですから、必ずしも美しく踊れる必要はないのですが、
  上手に且つ綺麗に踊れれば、その分だけ“より楽しく”“より多くの人と”踊れるよう
  になるんじゃないかと考えています。
 ・最近、アルゼンチンタンゴのビデオを特によく見ていますが、既にある程度は踊れるの
  で、ビデオからでも十分に習うことができます。
  本当は二人で見て、踊りながら確認できれば一番いいんでしょうが、それができない私
  は、女子の足型や動きもできるだけ覚えることによってリードの仕方を考えるようにし
  ています。


【 8.ダンスを綺麗に踊るために 】(2009.08.02)

 ▽1.「丸み付け」の重要性(左の図)
 ・まずは、ダンスばかりではなく、全ての物事についての話です。

 ・例えば、コップをテーブルに置く時に“ゴツン”と置かれたら不愉快ですよね。これは
  テーブルに接触する直前にコップを持った手の速度を加減しなかったために、接触点A
  で高周波と言う耳障りな音が発生したためですね。
 ・車の運転でも同様です。急ブレーキはタイヤを減らし、
  メカにダメージを与え、同乗者に不愉快な思いをさせ
  ます。
 ・あらゆる製品は角に丸みがありますが、これは触った
  人に怪我をさせないためであると同時に、製品自体に
  もきずが残りにくくし、ひいてはその傷が深まること
  によるひび割れの進行を未然に防ぐ意味があります。

   →江戸時代の大工や指物師は角を取ることを
    「几帳面(きちょうめん)」と呼びました。

 ・ダンスでは、例えばジルバのアメリカンスピンでは、
  男性も女性も「エイ!」とばかりにリードしたりフォ
  ローしたりしてはいけません。男性のリードは「壁を
  作るイメージ」までで、女性が回転を始めたらその回
  転を見守り、必要があれば(転倒防止などで)女性の
  フォローを更にフォローします。
 ・女性は、男性が作ってくれた壁を利用しますが、決し
  てこの壁を押し込もうとしてはいけません。
  短時間ではあっても「丸み付け」の意識が必要で、こ
  の時に、男女の接点である手の位置が男性側にも女性
  側にも移動してはいけません。
 ・「丸み付け」はこのようにどんな場合でも重要な意識ですが、停止するべき位置(A点)   が遅れてしまってB点になってしまってはいけません。   これは、クルマで言えば、停止線オーバーであり、ダンスで言えばリズムへの乗り遅れ   になってしまいますが、極端でなければあまり意識する必要なないと思います。  ▽2.関節とバネ(下の図)  ・手の動きについてだけですが、首から手の指先までの関節を描いた模式図です。   「手を動かす」とはこれらの関節を動かすことですね。(当たり前だ!)   それぞれの関節には筋肉が付いていて、その筋肉を使ってそこから先の部分を動かすこ   とができます。(これも、当たり前!)  ・筋肉をコントロールすることで、その位置を保持することもできますが、動きを作るこ   ともできます。   更に、その動きの速度もコントロールできます。  ・そしてこれらの関節全てを自由にコントロールすることによって、あなたは ...    →指揮者にもなれるし!、白鳥にもなれます!^^             ・ダンスでは(スタンダード種目の場合ですが)よく「フレームを作る」と言う表現が使   われますが、これはどの関節にどの程度の力を入れることでしょうか?   また、クラシックバレエでは手の関節をどのようにコントロールして綺麗な動きを作り   出しているのでしょうか?     どうぞお考え下さい。^^  ・超初心者の場合は、肩に力を入れると首や肱にまで力が入ってしまったり、手や指にし   ても各関節を分離して力を入れることが苦手です。ホールドでは、女性の場合、指の関   節Fに形が崩れない程度の力を入れて欲しいのですが、D E F全部で握ってしまった   りします。    →形を維持するためには普段は余り力が入っていませんが、形を崩そうと言う力を受     けた時には、その瞬間に力を入れて形の維持を図るものです。   ただし、ダンスでは「形を崩そうと言う力」とはリードのことですから、「形の維持を   図る」のはその瞬間だけで、結局はそのリードを「フォローする」動作に繋げることに   なります。  ・各関節の筋肉(=バネ)の堅さ(強さ)を個別にコントロールすることは、なかなか難   しいことですが、意識して練習をしている間にその感覚が自然に習得できることと思い   ます。    →上手なダンスを見た時、どこがどのように?「上手」に見えたのか?お考え下さい。    →美しいものを見た時、何がどう美しく見えたのか?お考え下さい。  ・ダンスに限らず、「美しい動き」には「理に適った自然な流れ」が見えると思います。   自然な流れは、スロービデオで瞬間瞬間を見ても、流れを構成する一つ一つの動きには   まったく「無駄」がありません!  ▽3.ルンバの手(フリーアーム)  ・ルンバ(キューバン・ルンバ)では、基本では男性の左手と女性の右手は接していて、   「空いている方の手(フリーアーム)は脇腹から肩の辺りまでの高さ」に維持されます。   しかし、..あなたは何故「空いている方の手は脇腹から肩の辺りまでの高さ」にしてい   るのですか?     そう習ったから?     他の人がそうしているから?  ・もしそう言う理由だったら、一度手を使うことをお止めになることをお勧めします!!   手を動かしたくなる感覚が自分の内部に自然発生してくるまで、止めるべきです。それ   までは、腰のの位置ぐらいの高さにさりげなく保持し、ダンスの雰囲気を壊さない程度   にしておくのが良いと思います。   私はそうしました。     ある時、どうしてあなたは手を使わないんですか? と訊かれたことがありました。     私は答えました:「だって、手が上がらないんだもん」と。  ・まずは、ラテンのボディーの動き(→コントラクションの習得)に専念するべきです。   ボディーの動きができてくると、手は“自然に”動きます。    →幹や大きな枝の揺れに伴って、小さい枝も揺れるように!  ・このように「手を動かさずを得ない」と言う感覚が自然に湧いて来た時、初めて「空い   ている方の手は脇腹から肩の辺りまでの高さ」にすることの自然さが実感できるはずだ   と確信しています。  ・こうして出来上がった手の動きには、ボディーの動きと一体となった流れが感じられ、   取って付けたような不自然さ(違和感)がなく、とても綺麗だと思います。  ・手にしろ足にしろボディー全体が“自然な流れ”で動かせるようになると、超スローな   ルンバも踊れるようになります!  ・関節のバネの使い方で、力強さや柔らかさが表現できます。   上記の「丸み付け」とも関連しています。   そのため、男性的な表現をするのか、女性的な表現をするのかなどで、違ってきます。  ・私の場合は、体が柔らかいほうらしく、意識しないと女性的で柔らかな表現になってし   まうようなので、男性的な表現ができるようできるだけ意識するようにしています。^^;


【 9.ダンス再開〜ボールルームダンス 】('15.01.01)

 ・2011年3月11日(金)、東日本大震災が起きました!
  私の住んでいる地域は震度4強程度だったので、本棚スチールラックの物が落下する程
  度の軽微な被害で済みました。しかし、母の実家のある岩手県の宮古市田老地区は地震
  と津波で甚大な被害を受け、親戚も4軒で家が流され、1軒が床上浸水の被害を受け、
  仮設住まいを強いられました。
  2015年現在、4軒の皆さんが転居され、仮設住まいは一人だけになりました。
 ・私は、もし当地でも大災害が起きた時には母をおぶって少なくても数百メートルは歩け
  る体力をつけないとだめだと思いました。
  仕事柄、数十年の間、ほとんど座りっぱなしの生活だったので、体力的には全く自信が
  ない状態です。

 ・それで、とりあえず長年続けて来たバンド活動を休止して、ダンスを再開したいと考え、
  「うちから歩いて20分ぐらいのところにあるサークル」をネットで探してみました。
  そうしたら..ありました!..現在も通っているサークル(教室系団体レッスン)です。
  ..うちから歩いて25分の所にある会場か45分の所にある会場のどちらかを使っていて、
  講師の先生は、現役のC級プロ競技選手と言う30代の男性先生です。
 ・私の目的にぴったりの、実にいい教室(団体レッスン)をみつけることができました!

 ▽1.体と頭の体操
 ・私のダンスは「遊び系」です。
  基礎はちょっとで済ませ、それをいかに応用するかを考える=創意工夫、を良しとして
  いましたが、この団体レッスンでは、レッスンの冒頭で、歩き方とかホールドとか姿勢
  などについての講習があり、実は、当初はあまり面白いものとは感じていませんでした
  が、踊っている時の先生のボディーの使い方などは大変参考になりますし、私の理屈っ
  ぽい質問についても真摯にお答えしてくれて、「良い先生に出会った」と思えましたの
  で、しばらく継続してみることにしました。
 ・先生の言葉で私が一番気に入っている言葉は、体の使い方について、体のどの部分も..

    「余らない」

  です。

 ・「何故そのように踊るんだろう?」..私はいつも疑問を感じながらも、できるだけ先生
  の真似をして、技術を盗みたいと思いつつも、いつも「何故?」を感じていました。
 ・なので、私がダンスレッスンを続けているのは、身体を使うことと同時に頭を使うこと
  (体の体操と頭の体操)のためと言うことになりました。
 ・それまで踊っていた「楽しいダンス」を一旦全部捨てて、教室系のボールルームダンス
  =「正しいダンス」を学ぶことにした訳です。

 ・団体レッスンでは、フィガーの内容やアマルガメーション構成を覚えることは当然で、
  その上で先生の踊り方をできるだけ模倣し、家ではレッスンビデオを見たりボルテクで
  フットワークなどを確認しながらシャドウで復習をしています。
 ・テキスト『ボールルーム《スタンダードダンス》テクニック』(通称「ボルテク」)は
  何度も目を通していますが、ボルテクは、読めば読むほど「抜け目なく、実に良くでき
  ている」と感心させられます。

 ▽2.指導員4級受験・合格
 ・このようにダンスの基礎の勉強を続けていると、謎解きゲームみたいで、実に面白く、
  「ダンス熱」に罹ってしまった!..とか言いようのない感覚になって来たので、この際
  思い切って久しぶりで地域指導員の試験を受けてみたいと思い出し、2013年秋に4級の
  試験を受験してみることにしましたが、幸にも合格することができました。^^
 ・勢いで、今年2015年には3級を受験してみようかと考えていますが、どうするかは今は
  未定です。
      2015年6月に、同居している母が体調を崩して緊急入院することになり、1ヶ月ほどで退院になりましたが、
      要介護4になり、私一人での介護が難しくなって来たため、兄に助け舟をお願いしましたが、兄の仕事の
      都合で、兄夫婦には毎週金曜日に来てもらえることになりました。
      2011年4月から続けていた「月曜日のサークル」が通えなくなってしまったため、休会にさせてもらい、
      2015年6月から別の「金曜日のサークル」に入れてもらうことになりました。そんなこんなで「3級受験」
      は叶わなくなってしまいました。('17.10.04追記)

 ▽3.ルンバ〜ラテンクロス
 ・ルンバやチャチャチャでは腰を8の字のように動かしたり、「チェック」と言う動作が
  ありますが、私は単に「そうするものだ」(約束事)として真似して踊っていました。

 ・ルンバは、ルンバウォークで歩きますが、そのベースにはラテンクロス(キューバンク
  ロスとも言うらしい)があります。
  ラテンクロス..足をハの字にして歩く..頭で分かっていても、身体には染み込んでいな
  いので、実際に踊るときには私はすぐに忘れてしまいます。
  それで、2年ほど前に1年間、試しに「外を歩くときには常にラテンクロスを意識して
  歩いてみる」ことにしました。
 ・そうしたら、その結果、ルンバウォークの1歩ごとの詳細な理屈が自ずと分かってきま
  した。..“8の字”も“チェック”も単なる約束事ではなく、ラテンクロスから必然的
  に導き出されるをすれば当然の結果だったんですね。
  「ディレイドウォーク」なども「何故わざわざそう言う呼び方をするのか?」と言うこ
  とも理解できるようになりました。

 ・更に、エスパン先生ビデオ「エスパンのラテンムード ルンバ編」を見て驚きました!
  エスパン先生は、ルンバは「&カウント」ではなく、「&カウント」で踊るんだと指
  導しています!
 ・“&”は1/2拍(八分音符)で、“a”はその半分で、1/4拍(十六分音符)です。
  言葉で説明するのは難しいので、アニメーション・ジフを使ってパラパラ漫画のような
  動画を作ってみました。
  ついでに、スロー・フォックストロットのフェザーステップとスリーステップについて
  も作ってみました。
  図をクリックすれば動画が表示されますので、見てみてください。
  (下段にタンゴのウォークも描きましたが、タイミングはルンバと同じです!)

 

 ←

 @上段は普通の歩行
 A中段はルンバの歩行
 B下段はタンゴの歩行

 膝部の赤丸はニーバック
 の状態を示しています。
   
     
 ←
 <フォックストロット>
 
 @フェザーステップ
 Aスリーステップ
 ▽4.ワルツ・フォーメーション参加  ・13年11月、近くの教室が20周年記念パーティーを新横浜のホテルで開催することになり、   私はその教室では、12年ほど前に、上に書いた「サルサの講習会」をしたことがあって、   多少の知り合いではありますが、その教室のメンバーではありません。   それなのに、何故か上級クラスのワルツフォーメーションの男性が一人たりないので、   手伝ってくれないか、と言う話が6月に突然舞い込んで来ました!  ・さすが上級クラスと言うだけあって、フォーメーションに使われるフィガーは、大半が   名前を聞くのも初めてでもちろん踊ったことのないフィガーばかりで、「何じゃこれ〜」   状態でした^^;  ・上級の皆さんに混じって、週一のレッスンに加わりましたが、皆さんは既に個別のフィ   ガーのレッスンは終えていて、動きの方向の練習に入っていました。   このままでは皆さんと一緒には踊れないと思ったので、教室の先生に個人指導をお願い   して、週一で都合10回ほど個人で教えてもらいました。  ・ちなみに私は、パーティーで使用する全てのCDを作成して上げると言うことにしていた   ので、その交換条件のような感じで、個人指導はすべて無料でしていただきました。  ・個人指導の初日は、まず予備歩を出そうとしたら..「違う!!、ダメ!!」から始まり   ました。第一歩目からのダメだしでした!   フィガーの足型も覚えていないので、体の使い方どころじゃなかったんですが、先生は   許してくれません!   お蔭で、色んなことを教えてもらいました。大変有り難く、貴重な体験でした。  ・実際のパーティーでは、CDを作成した本人と言う成り行きで、インカムを着けてフロア   ディレクターを任されてしまったので、ワルツ・フォーメーションについては1週間前   までに全て頭に入れていたとは言え、当日どのように踊ったかなどは全く記憶がありま   せん。^^;  ・それで、その後、予備歩の出し方からナチュラルターンの1歩目〜3歩目の踊り方につ   いて独習することになりました。  ▽5.ナチュラル・ターン  ・ワルツのナチュラルターンについて、これまでに三人の教室の先生から次のような解説   を聞きました。    (1) 右足を出す時に、頭を遅らせる。    (2) 右足を出す時に、右肩を引く。    (3) 女性の脇の下をくぐるような感じにする。  ・結局どうすればいいんだろう..と考えましたが、男子のリードの本質は ...    →とりあえず「女子は、リードがなければ前進・後退をし続ける..」と考えて、    →女子が無理なくフォローできる(踊れる)ようにリードする。   と言うことなんだと理解しました。  ・次の図は、ワルツのナチュラルターンの1歩目(男子のヒール着地まで)です。      ・ターンがない場合は図の左@のようになりますが、ナチュラルターンで右回転するため   には、右Aのように、女子の左足後退の着地点を@の時よりも少し手前で男子から見て   少し右側の位置Cになるようにリードしなければならない、そのためには、上記の諸先   生の言われるように、..    (1) 右足を出す時に、頭を遅らせる。    (2) 右足を出す時に、右肩を引く。    (3) 女性の脇の下をくぐるような感じにする。   と言うことにならざるを得ないのではないか、と言うのが今の私の結論です。  ▽6.シャドウ練習とリード&フォロー(2017.10.03)  ・シャドウ練習では、お相手の存在をイメージして、一人で体の動かし方(タイミングや   足の位置)などについて、テキストや諸先生の動きをお手本にしたりして練習しますが、   タイミングや足の位置は、当然ですが「自分一人で決める」ことになります。  ・レッスンビデオを見てみると、シャドウの時と実際に組んで踊った時とで、足の位置が   かなり違っていることが分かりますが、この違いについて私は「相手がいるので、理屈   どおりには動けないんだ」と解釈していましたが、この解釈は間違いだったと言うこと   に気づきました。      ☆この違いにこそ、リード&フォローの本質がある!  ・各ステップでのリード&フォローを分解してみると、    ・開始時 ・・・ 男子のタイミングで行う    ・終了時 ・・・ 男子は、女子のフォロー終了のタイミングに合わせる(フォローする)   つまり、男子はステップの動き出しをリードして女子に伝えますが、ステップ終了時の   足の位置についてもリードして男子が決める..のではなく..      ☆女子がフォローした位置を男子がフォローして、二人一緒にで決める!   と言うことになります。  ・このリードとフォローの関係を図にしてみました。(青線:男子、赤線:女子)          ここで、@〜Cは、    @男子がリードを開始する点    A女子が、男子のリードを感じてフォローを開始する〜女子の“タメ”    Bステップの終了が近づいて 男子が女子のフォロー終了を見計らう〜男子の“タメ”    Cステップを終了して二人で決定するタイミング・着地点   です。   Bで男子の足は女子のフォローを待つため、図のように足はスピードダウンしています   が、ボディーは女子とコンタクトしているので、女子と同時に進みます。   また、男子も女子も後退する側は「“タメ”を作ってお相手を受け入れ、お相手の前進   を妨げない」ようにします。    →ここで言う“タメ”とは、「直後の動きを、自己の予測で決定せず、現在のお相手     の動きを感じて、直後の動きに備えている状態」と言うことができると思います。  ・こうしてシャドウによるステップする足の位置から考えを進めて行くと、結局ボディー   の動きにたどり着きました。   ですから、リードの方法についての私の現時点での結論は、      ☆リードは、表現の主体であるボディーで行い、足はボディーをフォローする!      ☆[T]や[H]などのフットワークは、「そうする」のではなく「そうなる」です!   と言うことになります。   また、ボディーでリードできるためには、やっぱりホールドや姿勢などが基本的な要素   なんだってことにも納得できました。


【 10.市民館サークル祭 】('17.05.07〜'19.03.21)
 ▽1.第39回(2017年)サークル祭
 ・今のサークルでは、毎年会館主催の“サークル祭”にダンスの
  発表(フォーメーション)をしています。
  今年はスタンダードはワルツ、ラテンはチャチャチャで、私は
  チャチャチャの方に参加することになりました。
 ・A級プロの先生の振付と言うこともあるんでしょうか、フリー
  のパーティーダンスと違って、誰も皆が知っているベーシック
  フィガーが少ししかなく、足型を覚えてもパーティーダンスで
  は使えないものばかりです。
 ・私は右図のように、まず使用する曲の分析から始めましたが、
  そうこうしているうちに、足型は男子も女子も共に覚えたので、
  後は本番でチャチャチャらしく踊れるようにするだけです。


<2017チャチャチャ>
 ▽2.第41回(2019年)サークル祭
 ・金曜サークルに入って4年目、今年もサークル祭での発表会に
  参加します。
  今年の発表会でも私はチャチャチャを踊ることになりました。
 ・スタンダード種目では数歩のステップから成る“フィガー”が
  確立・命名・周知されているので、振付の内容は、ほとんどの
  場合「フィガーを列記した一覧表」で大枠を表現することがで
  きますね。
 ・ルンバやチャチャチャはスタンダード種目と違い、ファイガー
  の列記だけでは振付のアマルガメーションを十分に表現するこ
  とができません。
 ・一つのステップが前のステップの位置を超えてステップするの
  か揃う位置にとどまるのか、ロック(クロス)するのか、その時
  の体や顔の向きはどうなるのか...
 ・それで、今回も音楽の各拍に対する一歩一歩のステップについ
  て、一覧表を作ってみました。

   →目標:チャチャチャらしさ=キレ!

 <ワルツにも参加!!>('19.05.01)
 ・ワルツ・フォーメーションのメンバーの男子一人が参加できな
  くなってしまい、急遽、私が代役を務めることになりました!
 ・フォーメーション用の練習は2月から始まっていて、チャチャ
  チャについては既に最終段階にきていたし、ワルツで使われる
  フィガーについてもほとんど知識を持っていたので、軽い気持
  ちで代役を引き受けましたが、フォーメーションでは要所要所
  で決まった立ち位置があり方向も決められていて、これは数回
  の練習で覚えられるもンじゃない!!(--;
 ・先生も無理と分かっていたようで、私の代わりに「先生とお相
  手さんとで踊り、それをビデオに撮る」と言う方法をとること
  にして、先生にご協力頂きました。^^
 ・先生に踊ってもらったところ、踊りの方向や位置が私の記憶と
  まるで違っていて驚きました!
 ・アンダーターン、オーバーターンのテンコ盛り!
  こりゃ、今からじゃ覚えきれない〜!..無理だ〜!...
 ・いまさら「無理」とは言えないので、ビデオを見て全ステップ
  図を作成してみたらどうだろう?

演技発表プログラム


<2019チャチャチャ>


<2019ワルツ>
 ・次の図は、今回のワルツフォーメーションの「全ステップ図」です。   2枚に分割して描きました。(左が1枚目、右が2枚目)      ・図にはイントロからエンディングまでの全てのステップを書き込んだので、これを全て   頭に入れられればOKです。^^v    →目標:優雅に舞う..はとても無理なので、今回は「間違えないで踊る」だけ^^;  ▽3.スタンダードとラテンの“らしさ”の違い  ・社交ダンスは、スタンダードとラテンに大別されます。スタンダード、とりわけワツル   やスロー・フォックストロットなどのスイング・ダンスと、ラテンでも一般的なルバや   チャチャチャについて、今の私の知識の範囲で考えます。     <スタンダード(スイング)>  <ラテン(ルンバ)>      膝:普通            ニーバックがある      足:平行            ラテンクロスで45゜ほど開く                      腿・膝は極力開かない      顔:正対しない         顔:お互いの顔を見る      スイングに伴い回転が発生      ライズ&ロア  ・ラテンにおけるボディーのコントラクション Contraction  '18.11.29   ラテンでは、上体の各部を凹ませる動作をするとのことです。これをコントラクション   と言うのだそうです。   各部のコントラクションの状態を図にしてみました。  ・ラテンでは「C鳩尾あたり」のコントラクションにより肩(肩甲骨)を煽るように前に   出すことができますが、その結果ルンバなどでは、腕が自然に前に出されますが、この   コントラクションは、「胸式呼吸で息を吐き出す」動作で引き起こされますね。   ある先生は「背中を広げて〜」と指導されますが、背中が広がるのはこの呼吸法の結果   なので、呼吸法を無視して背中を広げる動作だけをするのはどうかと思いますが、とり   あえず「腕が前に出る原理」だけは理解できました。  ・この呼吸法に基づくコントラクションの練習をしてみたら、チャチャチャのワパッチャ   タイミングが簡単にできるようになりました!('19.03.21)


【 11.テキストダンサー終了の弁 】('19.03.22)

 ・この3月11日で、東日本大震災からまる8年がたちました。私はその直後から社交ダンス
  を再開しましたが、その経緯は上記【 9.ダンス再開〜ボールルームダンス 】に書いた
  通りです。
 ・その後、その都度自分で課題を設定してきましたが、設定した課題も自分なりに何とか
  クリアでき、頭も体も使ってそれなりに踊れるようになったように思います。
 ・「ボルテク」をよいテキストとして受け止め・理解につとめ、とりあえずボルテクに忠
  実な“テキストダンサー”になることを目指してきました。

 ・音楽については、とりわけスイングとイーブン(“&”と“a”)について、日本の楽曲
  についても神楽や民謡も聴いて検討してみました。そうすると、阿波おどりも炭坑節も
  スイングと言うことが分かりました。炭坑節については、4/4拍子の途中に3/4も入って
  いる「変拍子(複合拍子)」だったことにも気づき、とても驚きでした!
 ・ジャズの演奏では「メロディーを譜面とは少しずらして演奏する」ことを「フェイク」
  と言いますが、「フェイクと個性」についても考えさせられることになりました。

 ・ボルテクは、“チャート”と言う手法を用いて各フィガーの標準的踊り方を簡潔に解説
  した優れたテキストで、ダンス指導者や競技ダンサーの技術の拠り所になっています。
  しかし、それによって個性の発露である“表現の幅”を狭めることがあってはならない
  とも考えます。
 ・私はパーティーで、ダンスを習い始めたばかりの女性に出会ったときには、..

    「女性の場合はダンスに間違いはないので、大丈夫ですよ..」
    「うまく踊れない場合は、リードをする男性の責任ですからね^^」..

  と言っていますが、私自身もそろそろダンス再開前の“カジュアルダンサー”に戻ろう
  かなと考え始めたところです。(書きかけです。)

 11-1.追記('19.10.06)
 ・『社交ダンスのための音楽入門〜リズム専科』のページを新規作成し、冊子も印刷して
  関係者に配布しました。
 ・この『リズム専科』は理屈のかたまりで、実際のダンサーのためになるものではありま
  せんが、テキスト編集者の先生方には是非ご一読願いたいと思います。
 ・私自身はこれからも“趣味のダンス”を続けますが、社会的には「中高生に教養として
  の社交ダンスを普及する活動」を起こしたいと思っていますが、一人ではできないので、
  今後の活動方針は未定です。