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アニマルコミュニケーション独学実践記録



ワンコと話せたら…と思う人は星の数ほどいるだろう。私も本を買ってきて訓練しようと思ったものの、すぐに断念。
なので亡きフランとのコンタクトは女性アニマルコミュニケーターさんにお願いすることにした。
しかし、彼女からのアドバイスもあり、一度は断念はしたものの、焦らずのんびりと試していくことにした。


ワンコの気持ちをキャッチすることは、愛情深い人なら誰にでもできるようだ。
ふと感じたことを大切にすることが重要だという。
本来は人間に備わっていた能力なのだが、進化をとげ、言葉を持つことでそうした能力が衰退してしまった。
けっして特別なことではなく、少しの時間、心を鎮めることができれば、魂の扉が開く。
互いのテレパシーによって、画像や映像が見えたり、言葉が浮かんで来たリ、感情が伝わってくる。


2020年3月

「フランは天国で幸せにゆったりと暮らしている」、と分かっていても、自らを責めてしまい、苦しみは残ったまま。どうすればいいのか…。フラン亡き後、心が休まったのは、「フランの夢を見たとき」、「フランが家に帰ってきていると感じるとき」など、形は違ってもフランと触れ合えたとき。そこで私は家にある「アニマルコミュニケーション」のハウツー本をもう一度読んで実践してみることにした。前回は「無理」とすぐにあきらめてしまっていたので、今回は毎日少しずつ、ゆっくりと。結果、フランと話ができなくてもそれはそれでいい。フランとの距離が縮み、気がまぎれるから。
2020年4月
ハウツー本を実践し、いろいろな動物たちを呼ぶ練習を続けている。子熊、馬、カメ、小鹿、キリン、ゴリラ、チンパンジー、犬が現れたが、まだまだ入口の手前。フランと話したいから、まだ投げ出さずにいる。
2020年6月
意識の上ではフランと抱き合ったりボール遊びを楽しむことができるが、それは自分で作り上げたイメージなので、会話やコミュニケーションとは別の妄想のようなもの。しかしフランとの距離が縮まるので、それで充分のような気もする。夕刻の散歩前にイメージ上でフランとおもちゃで遊び、別れ際に「これからナッツと一緒に散歩に行こうね」という日も増えてきた。尚、ワンコと話す実践方法は他にもあるようなので、知識をを広げるとともに、異なる方法もいろいろ試していくことにした。

2020年10月  3月から始め、途中、諦めたり再開したりと紆余曲折。しかし半年ほど経た10月頃少しだけ進展…?
ナッツが散歩に行きたがらないので「散歩に行きたい場所は…」と聞いてみたら、北谷のビーチの一角が浮かんできた。理由はクンクンしたいから…。翌日北谷に行くと、暑いのに駐車場からスタスタと歩き、クンクンしながらビーチに到着。うれしそうに佇んでいた。
それからしばらくすると、夜中に目を覚まして連日ワンワンするようになった。再びナッツに聞いてみると、理由は「寂しいから」…。「どうしたらいいの」と続けると、ナッツの寝ている近くにフランの写真を飾ってほしい、という思いを感じた。以前のようにベッドでフランと一緒に眠りたくなったのかもしれない。なので、さっそくフランの写真と分骨をベッドの近くに飾ってみると、その日から夜中にワンワンしなくなった。アニマルコミュニケーションがはじめてできたかどうかは分からないが、少しは報われたような気がした。
そして、アニマルコミュニケーターさんにナッツと話してもらった12月7日。その際にフランのことを聞くと、「フランは最近、夜に遊びに来ていて、一緒に寝ているよ」とナッツは言った。私がナッツと話をして感じたこととシンクロしていた。私もびっくりしたが、そのことを伝えるとコミュニケーターさんもびっくり。フランがナッツの寂しさに気づいて、夜、一緒に寝てくれているようだ。
ナッツのリクエストによってベッド付近に写真・分骨スペースを追加。またナッツ・リクエストのビーチの一角へ散歩。

2020年12月  
進展…その後
12月の半ば頃から、夜は人間のベッドではなく、ケージの中で寝るようになったナッツ。今までなかったことなので、その理由を聞いてみると、「夜、ケージの中に居ると、フランが一緒に寝てくれたり、おもちゃを咥えて遊びに誘ってくれたりするよ。フランが来ないときは、天界にいる知り合いが遊びに来たりするから寂しくないの。ベッドよりもここのほうがみんなとお話しできるから…」、という思いを感じた。私の勝手な妄想かもしれないが、フランがナッツのために天界のみんなに声をかけて呼んでくれたのかもしれない。フラン、寂しがりやのナッツを癒してくれてありがとね…。 ⇒ フランが咥えていたクマのぬいぐるみ
一方、フランとの会話はまだイメージの枠から脱していない。つまり、自分で作った妄想や思い込みといった感じ。アニマルコミュニケーターさんからのアドバイスもいただいたし、2021年、フランと話せることを楽しみにがんばっていきたい。ただし天界のフランにとってはしょっちゅう呼び出されるのも迷惑かもしれない。天界で人気者のフランは、きっと忙しくしているだろう。なので多くても2週間程度をあけてのコンタクトが適度かも、と思っている。

2021年1月1日  案内役…?
元日の夜、フランとコンタクトをとった。現れたのは白いペガサス。フランではなかった。あれっと思いながら、星空を飛ぶペガサスについていくと、突然草原が現れた。遠くからフランが一直線に走ってきて胸に飛び込んできた。フランを抱きしめたり、一緒にボール遊びをしたり、ペガサスの背中にフランと一緒に乗ったり…しばらく幸せな時間を過ごした。これは妄想なのか、それとも…まだ、よくわからない。

2021年1月  変幻自在
ある日、なにか伝えたいことない、とナッツに聞くと、焼き芋が浮かんできた。大好きな焼き芋を食べたくなったんだよね。
そして元日以降、フランと再びコンタクトした。大気を吸い込む夜空の「くぼみ」のような中からフランは現れた。「家に来ているときはなにをしているの?」と聞くと、部屋の中を元気に飛び回り、フランを模して作った「フランのフエルト人形」や飾っている「フランの写真」の中に入ったり出たり。さらには、寝ているナッツの中に入る、といった変幻自在の姿を見せてくれた。また今回はペガサスは現れなかったものの、フランが帰る際に、夜空のくぼみからペガサスの翼の一部がちらっと見えた。これもまた妄想なのか、それとも…よくわからない。

2021年2月・3月  小休止
ナッツが立てなくなり、入院し、そして亡くなった。毎日、深刻と緊張が続き、そして呆然の日々。なので、不完全な私のアニマルコミュニケーションを試す余裕などはなく、ナッツが天界で落ち着く4月頃まで、フランともども、コンタクトを試みないことにした。ただし、いつものアニマルコミュニケーターさんには、ナッツやフランと話してもらい、ナッツ、そしてフランの近況を知りたいと思う。

2021年4月  再開、ガイド犬とシャボン玉が現れて…
ナッツの四十九日が終わり、コミュニケーターさんとナッツの会話も終わったので、自身のアニマルコミュニケーションを再開。
まず、ナッツとコンタクトした。ナッツを呼んだものの、現れたのはコッカー・スパニエルのような毛がフワフワの白いワンコ。一緒に空のくぼみのような中に入ると、遠くから子犬のナッツが走ってきた。なぜか近づくにつれて成犬のナッツになり、抱き合い、ボール遊びをした。「フランと会えたかな?」と聞くと、大きなシャボン玉のようなものが現れてナッツを包みこんだと思ったら、シャボン玉に包まれたフランも現れた。二人のシャボン玉が重なり一つとなり、生前とおなじように二人でじゃれ合っていた。その後、シャボン玉は二つに分かれ、私を見送ってくれた。
次の日、今度はフランとコンタクトをとった。現れたのは茶色のトイプードル。走り出したワンコの先がまぶしい光に覆われ、森が現れた。フランは木立の中から走ってきた。抱き合って、木立の中で追っかけっこ。「ナッツと会えた?」と聞いてもなにも変化がないので、「まだ会えてないのかな…」と思っていると、再びまぶしい光に覆われ、その中から大きなシャボン玉のような中に入ったナッツが現れた。いつのまにかフランもその中に入り、ナッツと戯れている。そんな場面を目にしたが、成功か妄想かはよくわからない。

2021年5月  友達いっぱいのナッツをフランがお空へ誘導…
今月からナッツとフランそれぞれ隔週毎に、つまり毎週1回、ナッツかフランとコンタクトすることにした。
フランは、すぐに現れた。「天界でなにをしているの」と聞くと、一緒に空のくぼみの中に入った。青空から星空に変わった。森が現れ、木立の中を突き進み、薄くて白い雲の絨毯の上で、仰向けに寝転がってスリスリしはじめた。そして、私の胸に飛び込んできて、顔をペロペロ。「ナッツは」と聞くと、フランの瞳にナッツが映った。振り向くとシャボン玉に包まれたナッツが現れた。「焼き芋とスイカ食べる?」というと、食いしん坊のナッツは焼き芋を「もっと、もっと」と催促。フランは「スイカ、スイカ」と喜び、食後は3人でフリスビーをした。フランは空中回転を何度も繰り返して楽しんでいた。
一方のナッツ。トイプードルの案内で青空のくぼみの中に入ると、星空に変わり、ナッツが胸に飛び込んできた。天界の暮らしぶりを聞くと、多くのワンコの顔がフラッシュバックのように見えたり消えたりしている。「いっぱいお友達がいるんだね」というと嬉しそうに笑った。亡くなる際、魂は病院から家に帰ってきていて、仲間たちと一緒に空へ昇って行った。空の上から誘導してくれたのはフラン。「こっち、こっち」と一生懸命に誘導していたようだ。
また、ナッツは赤紫色のモヤに染まった空の中から、前回同様に子供から大人に成長しながら走ってきたこともあった。ナッツは一瞬でどこにでも行けるのが天界での楽しみらしい。家にも遊びに来ていて、ケージの中の懐かしい匂いの中でお昼寝したり、ベランダで海を眺めたりしていた。ところで誕生日の翌日30日の夜は、ガイドのトイプードルが元気に現れた。ナッツは夜空の薄い雲の上でシャボン玉に入って待っていた。私が中に入って座ると、ナッツは顔をペロペロし、組んだ脚に顎をのせてきた。そのままナッツを撫でながら、同じ頃に旅立った迷子犬のソラちゃんの話、愛犬を亡くされて悲しみの中メールをいただいた方々とワンコたちの話、お供え物の話をした。最後に「フランを頼んだよ」、というと尻尾をふりふりしていた。妄想か、成功か…、続けていくのみ。

2021年6月 フランお気に入りの滝、ナッツは兄弟犬Kちゃんと…
フランは草原の向こうから元気いっぱいに走ってきて胸に飛び込んできた。「フランのお気に入りの場所に連れて行って」と頼んだ。「こっち、こっち」と駆け出すと、空の中から森が現れ、その中を突き抜けていくと、壮大な滝が現れた。フランは「いろんな場所があるけど、今はここが好き」とご満悦。周りには半透明の丸い球体がたくさん浮かんでいる。生命を感じるので、「フランも球体になれるの」と聞くと、球体になったりワンコになったり、といった姿を見せてくれた。幻想的な風景の中、たくさんの仲間が集まってくるそうだ。
次回もフランは草原を走って胸に飛び込んできた。子供の時の赤い首輪と赤いリードをつけていた。「散歩、散歩」というのでリードをもって、草原の先の「明るく美しい森」をゆったりと歩いた。フランはクンクンしながら私を引っ張っていく。その先に現れた真っ青な空と雲の絨毯の上で一緒にじゃれ合ったり、フランのお腹を撫でたりして過ごした。リードと首輪はいつのまにか消えていた。
またナッツはいつものトイプードルが光の中に案内してくれた。そしてシャボン玉の中のナッツと話をした際、「ナッツが好きだったビーチに行こうよ」ということになった。夕陽の「かりゆしビーチ」が現れ、フランも呼んで、3人で「きれいな夕陽だね」といって眺めた。
月命日の夜は、ガイド犬は現れず、夜空の中を飛び跳ねるように走ってきた。シャボン玉はない。お座りしているナッツに「兄弟犬のKちゃんに会いに行けなくてゴメンね」というと、Kちゃんとお母さんが海辺にいる場面、次にカンガルーがボクシングしているような感じでKちゃんとナッツがじゃれ合っている場面が浮かんだ。亡くなる前に会いに行っていたのかも…そんな気がした。その後、「今日は赤いマンゴーだよ」といって一緒に食べた。

2021年7月  ワンコたちには私のことがお見通し…
フランは夜空の中からすぐに現れた。「友達はいるの」と聞くと、くぼみの光の中へ入った。草原の中から角が「らせん状」の大きなヤギが現れ、フランと追っかけっこしている。その後、ヤギの背中に乗って青空を飛び海が臨める絶壁へ。 フランに「ここはどこ」と聞くと、前回の壮大な滝の近くらしい。またヤギに「フランと友達になってくれてありがとう」というと、「フランは人気者だよ」と教えてくれた。尚、見たこともないこのヤギは、後で調べてみると、「マーコール」という野生のヤギ。ヒマラヤ山脈に生息しているという。
その2週間後。フランは夜空の草原の中を跳ねるように走ってきた。「伝えたいことは」と聞くと、赤紫色のもやがかかったような世界が現れた。もやの向こうにはたくさんの星がぼんやりと見える。「ここはどこ」と聞くと、「天界ってどんなところか知りたがっているでしょ。こんなところもあるんだよ。他の行きたい場所には一瞬で移動できるよ」と教えてくれた。そして赤紫色のもやの中を追っかけっこした。
一方のナッツ。夜空に現れたのは茶色のポメラニアン。ナッツのお父さんかも…と思った。一緒に空のくぼみにある光の中に入るとナッツが現れた。「お気に入りの場所に連れてって」というと、山と高原が広がるすがすがしい場所に案内してくれた。救助犬の装いをしたセントバーナード犬や鹿がいたのでスイスのような感じだった。友達だというセントバーナード犬に「ナッツと友達でいてくれてありがとう。ナッツをよろしくね」というと「ナッツは幸せだから安心してね」と返事があった。ナッツは小川の近くで仰向けになりスリスリしていた。
2週間後、いつものトイプードルが星空の草原を走って迎えに来た。星空の彼方に青空が現れ、雲海の中をナッツが走ってきた。「なにか伝えたいことは」と聞くと、星空の中に戻り、虹色や白色に輝く光となる姿を見せてくれた。私が知りたいと思ってか、本来の魂の姿を教えてくれたようだ。そして一瞬で雲海の絨毯に戻り、仰向けになったナッツをマッサージした。

2021年8月  ヒマラヤつながり
フランは夜空の中からすぐに現れた。光のくぼみの中にある青空を飛び、前回の「海が臨める絶壁」に再度行った。今回はフランの友達だという「頭に黒いとさかのある鳥」が舞い降りた。「フランと遊んでくれてありがとね」というと「こっちが遊んでもらっているんだよ」と返ってきた。この鳥はあとで調べてみると「クマタカ」というヒマラヤなどに生息する鳥だった。前回もヒマラヤに生息する「マーコール」というヤギが現れた。フランとヒマラヤはなんらかの関係があるのだろうか…。鳥とお別れし、フランと追っかけっこすると、フランはいつのまにか白く輝く光の玉となっていた。
ナッツは星空に浮かぶ森の中からゆっくりと現れた。「最近、家に遊びに来ている」と聞くと、ベランダと玄関を行ったり来たり、ケージにも入った。祭壇の前でクンクンしているので「お供えは何が好き?」と聞くと焼き芋が浮かんだ。別の日、今度はグレーのテリア犬が迎えに来た。一緒に星空の森の中を突き抜けると、青空となり、ナッツは雲海の上を走ってきた。そして子供の頃に遊んだ那覇の公園にいき、いろんな思い出話をした。
ところで、いろんな場面がすぐに浮かぶこともあれば、なかなか浮かんでこないこともある。成功しているのかどうかはまだよく分からない。また、妄想かも…と思うこともあれば、妄想ではあり得ないこと…と自身で驚くこともある。


■ 虹にかかる雲の中に現れたナッツとフラン

7月31日の夕刻、ベランダの真ん前の海上に虹が現れた。まるで「虹の橋」のようで、ふと「ナッツとフランが遊びに来ているんだ」と思い、私も家の者も写真を何枚も撮った。
それから約2週間後の8月13日。家の者が「虹の写真の中にナッツとフランがいる」と言い出した。撮影時は気づかなかったものの、虹にかかる雲をよくよく見てみると、目と鼻、耳といった顔の輪郭が浮きでている。ぼんやりとはしているが、ナッツとフラン、それぞれの赤ちゃん時の顔(掲載写真)だった。目の錯覚…思い込み…と疑ったものの、確かにナッツとフラン。「遊びに来ているんだ」と思ったことが、実は現実だった。そして「なかなか、気づかなくてゴメンね」と謝った。「フランとナッツが空から見守っていてくれる」…この経験は私の宝物。ずっと一緒に歩んでいける心の源泉となるだろう。
その後、8月22日。また虹が現れた。今度はつかの間の時間だったが、撮った写真を後で見ると、フランとナッツの顔がおぼろげに浮かんていた。「気づいてくれてありがとう」と言いたかったのかもしれない。これからは二人のことを思い浮かべながら、空を見上げてみないと…ナッツとフランが雲の中で笑っているかもしれないから…。

■ ナッツとフランに聞いてみた
虹と雲の中に現れたのは、「時々お空からお家を眺めているのに、気づいてくれないから…お家の前に虹があれば見てくれるかも」とナッツは思ったらしい。「だって、お父さんやお母さんにとって、虹は特別なものみたいだから。写真も撮ったりしているでしょ」…。一方、フランは雲の上で「伏せ」をして、空から家の中を覗いていることもあるとか。「祭壇の写真に向かってお話しているときは、家に入ってお父さんの中に入ったり出たりしているよ」と言っていた。


2021年9月  草原のフランとナッツ
ナッツとフラン、それぞれにトイプードルが迎えに来て同じ場所へ行った。星空を飛び、光のくぼみに入り、雲海を突き抜けると、「永遠に続いているような美しい草原」が現れた。ナッツと追いかけっこやボール遊びをした。ナッツに「なにか伝えたいことは」と聞くと「しあわせ」という文字が浮かび、顔をペロペロしてくれた。帰り際、いつもは私が見送るのに、今回はナッツがずっと見送ってくれた。別の日のナッツも同じ草原で会った。今回は太くて立派な木の枝のような角をもった鹿が現れた。ナッツと一緒に鹿の背中に乗って青空を飛び、雲の上から下界を眺めた。
フランの時は、「天界生活が2年になるけど寂しくない?」と聞くと半透明の白い球体が草原にいっぱい現れた。そしてフランも球体となって、その中に混じっていった。「いっぱい仲間がいるから寂しくないよ」と伝えたかったのかもしれない。その次も、「最近どうしているの」と聞くと、同じ草原に多くの白い球体が現れた。フランをはじめ多くのワンコの笑顔が透けて見えた。「みんな幸せだからね」と教えてくれているようだった。
尚、アニマルコミュニケーターさんの呼びかけに魂の姿のままで現れるようになったフラン。私のコンタクトでも白い球体の場面が増えてきた。転生の準備に入ったのだろうか…。またフランは草原が現れる前、いつもと違うことがあった。トイプードルについていくと、暗闇の中からいくつもの光の輪がかげろうのように現れ、フランはその中からやってきた。

2021年10月  フランの転生・ナッツのおもちゃ
10月に入り、「転生の準備に入ったかどうか」についてフランに率直に聞いてみることにした。フランは薄いモヤのかかった夜空の中から凄い速さで走ってきた。抱き合い、顔をペロペロ。フランの答えは「まだ転生しないからね」…というものだった。そして、夜空を飛び、森を突き抜け、青空が際立つ草原に到着し、ゴロンゴロンしている。「ナッツとは会っている?」と聞くと、草原の向こうからナッツが軽やかに走ってきて、二人でゴロンゴロンしたりじゃれ合ったり…。そして二人は輝く白い球に変わり天上へ帰っていった。
その次もフランはすぐに現れ顔をペロペロ。「今日はどこに行こうか」というと、夜空の光のくぼみに入り、芝生に囲まれた湖に行った。子供の時の赤い首輪とリードをつけていたので、湖畔を散歩。湖を眺めて休憩していると大きな白鳥が現れ、「今日はお父さんと一緒なんだね」といった。そして照れるフランのお腹をなでなで。前回と同じく「転生は…」と聞いてみると「まだだよ」と言っていた。
一方のナッツ。いつものトイプードルが迎えに来た。夜空の光のくぼみの中を突き抜けると青空と雲海。ナッツは雲海を走ってきた。「なにかしたいことは」というと雲海を抜けて草原に到着。ボール遊びを楽しんだ。「他にしたいことは」というと、「いつも焼き芋をありがとう」というので、「ここで食べようね」と一緒に焼き芋を食べた。その次はポメラニアンが迎えに来た。光のくぼみに入ると草原が現れナッツは走ってきた。「家に遊びにきている?」と聞くと、玄関で眠っている姿が見えた。更には、大好きだったライオンのおもちゃをケージの中から咥えてきて、「ブンブンと振り回している姿」を見せてくれた。その後、草原の青空に広がる雲海の上でナッツをマッサージした。


■ヤギと心が通った日

11月初旬、ナッツ・フランとの散歩の場・北谷公園をくまなく歩くと、新たにヤギ小屋を発見。一頭のヤギが芝生の庭で草を食べていた。その場にしばらく佇み、3日後また訪れた。今度は庭でのんびり、柵から数メートル。ずっとヤギと目が合っていたのでアニマルコミュニケーションしてみた。「また会ったね、なにか伝えたいことは…」と聞いてみると、浮かんできたのは、柵のない芝生と複数のヤギ。「一人じゃ寂しいんだね。柵から出してはあげられないけど一緒に遊ぼ」と伝えてみた。しかし、なんの反応もなかった。
帰ろうと歩き出し、振り返り「バイバイ、また来るね」と手を降ると、ヤギが立ち上がり、柵まで来て「メェー」と鳴いた。「えっ」と思って戻ると、ヤギが柵越しに体をスリスリしてきた。柵に手を入れて頭や体のいたるところをナデナデすると喜んでウットリしている。15分ほどして、バイバイと歩き出すと、また鳴きだした。「甘えん坊さん」といって再度戻ってナデナデ。ヤギさんには「フランとナッツというワンコが亡くなって寂しいよ。最高の癒しをありがとね」と感謝した。帰りに管理事務所で3歳の女の子ということがわかった。次の日、私を見つけると走ってきて、柵沿いを私と一緒に歩いてくれた。「やっこ」と勝手に名前をつけてナッツとフランと同じようにマッサージ。毎日が楽しみ…。

※浮かんできた複数のヤギ。それから数か月後の2022年、もともとお母さんヤギと2頭の子ヤギの3頭がいたと聞いた。やっこの頭の中には家族と暮らしていた時の記憶が深く刻まれていたのかもしれない。やっこ以外の2頭は近隣の自治体に移ったらしいが詳しくは分からない。

2021年11月  
フランとナッツへ改めて感謝の言葉を
フランは凄い速さで夜空の中を走ってきた。今回はフランを抱っこしながら感謝の気持ち、大好きな気持ちををいっぱい伝えた。「遠い昔にお父さんと会っているんだよ。また会えて幸せ」というフランを抱きしめた。「何かしたいことは」と聞くと、夜空の森を突き抜けきれいなビーチに到着。砂浜でフリスビーを楽しんだ。フランを見送っていると途中で白い球体になり消えていった。
ナッツも夜空の中、すぐに現れた。そしてフランの時と同様に感謝の気持ち、大好きな気持ちをいっぱい伝えると目をキラキラさせていた。フランのことが気になったので、「フランのいる場所に連れて行って」というと、夜空を飛び、光のくぼみに入ると、6月に行ったフランが大好きな滝についた。白い球体の中にいるフラン。周りには多くのワンコの球体が浮かんでいた。フランは近くにやってきて私とナッツを球体の中に包み、三人でゆったりと過ごした。
別の日、フランを呼ぶと茶色いダックスが迎えに来た。夜空の森を突き抜けると青空が現れ、白い雲の中からフランは走ってきた。家にお泊りしたこともある友達ワンコが亡くなったことを伝え、天界でのサポートを頼んだ。また「最近、家に来ている?」と聞くと、お気に入りのクッションの上でくつろいでいる姿、パソコンに向かっている私の脚に顎をのせている姿を見せてくれた。また仲良くなったヤギを撫でている私の横でフランがお座りしていた。きっとフランがヤギさんに話してくれたのだろう。白い雲の中でフランを撫でながら感謝した。
今度はナッツを呼ぶといつものトイプードルが迎えに来た。夜空の森の中を突き抜け、光のくぼみに入るとナッツが走ってきた。ナッツについていくと草原に到着。そこには先日亡くなった友達ワンコがいた。そしてフランもやってきて、仲良くかけっこ。友達ワンコがつけていたリードを持つと空を飛んだ。皆で山を超えて海の上に広がる雲の上に到着。そこでお別れした。

2021年12月 フランを迎えに来てくれた外国人のおばあさん  ナッツお気に入りの散歩場所
フランはすぐに現れた。「なにか伝えたいことは」と聞くと、夜空の森を突き抜け、光の世界に入った。体が回転するような感じになったのは初めての経験。気がつくと私とフランは大きなシャボン玉の中にいた。周りにはシャボン玉に入った笑顔のワンコもいた。フランは座っている私の足に顎を乗っけて「つまんないよ」といった。「どうして」と聞くと「最近は、やっこ、やっこ、と喜んでいるでしょ」…。「フラン、ごめんね。寂しくて…」と謝ると、「時々はヤギさんをフランって呼んでナデナデしてね。やっこの中に入ることもできるし、やっことはもう仲良くなったから」といった。やっばり、天界のフランはなんでも知っている。
そして次にフランと会った時、思い切って、フランを天から迎えに来てくれた「白髪・めがねの白人おばあさん」について聞いてみることにした。フランはすぐに現れた。「おばあさんに会いたい」と伝えると、夜空を上方に飛んでいった。フランについていくと、五角形が歪んだような光の空間が現れ、その中に入ると空間が歪み、フランも私も歪んで見える。しばらくすると青空が広がる雲海の上にいた。フランはお座りをして上空を見つめている。
すると青空の中からおばあさんの顔の輪郭が空全体に現れた。まず、「フランを天から授かったのに、私のミスで短い生涯となってしまいました。申し訳ありません…」と謝った。おばあさんは「フランちゃんは大丈夫なので安心してください。ラルフを愛してくれてありがとう。今は私が守っていますから」と微笑んだ。フランは昔、ラルフいうワンコだった。「ラルフちゃんは、どんなワンちゃんだったのですか」と聞くと、目がまん丸で可愛い、白くて大きな犬の姿が見えた。おばあさんの名前を聞くと、よく理解できなかったが、ロシア語の名前のような気がした。あとで分かったのだが、ラルフという名前は北部ドイツや北欧が由来の男性の名前だとか。おばあさんは、その後、幻であったかのように消えていった。そして、フランにお礼をいってお別れした。
一方、ナッツもすぐに現れた。「なにか伝えたいことは」というと、夜空の先にある光のくぼみに入り、草原に着いた。しばらくすると、ナッツの体を大きなシャボン玉が包み、私もその中に入った。そして上空に昇っていき、白い雲の中に入った。ナッツは私の足に顎を乗っけてずっと外を見ている。その視線の先には、私の住むマンションの部屋が見えた。「雲の中から見ているよ」と伝えたかったんだね、というと嬉しそうにしていた。
その次はいつものトイプードルが迎えに来た。光のくぼみに入り、その先の草原でナッツは待っていた。「なにか伝えたいことは…」と聞いてもとくに反応はなかった。なので「どこか散歩に行きたい場所は…」と聞くと、家の近所にある米軍通信所沿いの岸壁へ行き、海を見ながら佇んだ。海側から家のマンションが見えるので、ベランダから一緒に部屋に入った。ナッツは祭壇の前でお供え物をクンクン。お供え物をナッツに食べさせ、元の草原に戻ると、ナッツはシャボン玉に包まれて昇っていった。
そしてクリスマスの夜。今年最後のコンタクトはフラン。フランはすぐに現れた。「ワンちゃんは転生するまでいろいろ学んでいるって聞いているけど、どんなところで学んでいるのか知りたいな」と伝えてみた。すると、星空に向かってすごいスピードで走っていく。なんとかついていくと、急に時空が歪んだような感覚になって、気がつくと、真っ暗な世界で空中を漂っていた。すぐ横にはフランがお座りしていた。しばらくすると大きな光が向かってきて、フランはその光の中に包まれた。私はというとその光から遠ざけられるように離れていった。光に包まれたフランを遠くに見みながら、さよならを言った。私は光の中に入ることができなかった。きっとフランしか入れない光の中でいろいろ学んでいる…とにかくも気になっていたことがまたひとつ分かった気がした。


なんとか同調できた…と思ってから約1年数か月。
2022年からは、「私と愛犬たちとの記録」のページに綴っていくことにしました。

私と愛犬たちとの記録 <8> 2022年1月〜

独学で試行錯誤してきた私のアニマルコミュニケーション。私に生きる力も与えてくれました。
なので、独学で…と考える方々の参考にと、私のやり方を綴りました。

アニマルコミュニケーション・マニュアル