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2019年6月〜2021年2月「愛犬ナッツの闘病記録」


2019年6月、偶発的にみつかり、数日後のCT検査で明らかになった副腎腫瘍。
これがナッツの闘病生活の始まりだった。


2019年6月 「副腎腫瘍」を確認。経過観察することに。

副腎腫瘍の疑いが現れ、後日行ったCT検査の画像には副腎腫瘍がはっきりと映し出されていた。しかも血管や膵臓と癒着しているという深刻な状況であることが分かった。大きさは約2cm、幸いにも脳や肺には転移がなかった。追加のホルモンバランス検査も異常なし。ちなみに、悪性腫瘍か良性腫瘍かは外科手術で病理検査を行うことができる。しかしそれ自体が難しく、通常は良性悪性を問わずに手術で腫瘍を摘出するという。結果、腫瘍はまだ小さいことから定期的にチェックし様子をみることに。もともと難易度が高いうえに、癒着部分を剥離する高等技術を要するため、東京の専門医を沖縄に招聘して手術するかもしれない。一番良いのは時間を経ても大きさに変わりがないこと…。

以降、3か月毎にエコー検査にて副腎腫瘍の成長チェックを行ったが、幸いにも現状維持が続いた。

2020年12月25日  副腎腫瘍に異変   ⇒ ナッツの兄弟犬Kちゃん
前回から3か月が経ったクリスマスの夕刻、副腎腫瘍のエコー検査に行ってきた。結果は誤差の範囲を超えて、1センチほど大きくなっていた。なので1か月後にエコーの再検査と血液検査。1か月後、大きくなっていないことを願うばかり。ちなみに「ひょうたん形」の腫瘍であることで良性のような感じだが、確かなことはわからない。食欲旺盛なことは好材料…体重は1か月前と変わらず10.2kg。
ところで、ナッツと一緒に生まれてきた兄弟犬のKちゃんも副腎腫瘍の経過観察中。発見もナッツと同じ時期。原因はたぶん遺伝的なもの。幸いに腫瘍の大きさは現状維持で推移しているとのこと。このままであることを願うばかり。
2021年1月28日  副腎腫瘍の大きさ
1cm成長し3.5cmほどとなった副腎腫瘍。1か月後、エコー検査を行った。幸いにも新たな成長はなかった。次回の検査も大きくなっていないことを願うばかり。尚、血液検査の結果は来週の予定。ところで、病院から帰宅し、採血のために抜いていたご飯を食べた後、嘔吐した。なにが原因なのかよくわからない…つらそうな仕草にちょっと心配。ちなみに前回嘔吐したのはだいぶ昔のこと…。
2021年2月1日  血液数値に異常あり
昨日夕方、血液検査結果が出た。膵臓に異常数値。今月下旬に膵臓のエコー検査と血液検査を再びすることとなった。以前のCT検査で副腎腫瘍と膵臓との癒着が分かっている。副腎腫瘍の成長が膵臓を圧迫。異常数値や数日前に嘔吐したのもこれが原因の可能性が…。


2021年2月、突然、後ろ脚に力が入らなくなった。
椎間板ヘルニア、変性性脊髄症…という見立てだったものの、他の症状も出てきたため精密検査したところ、
「大静脈血栓」が原因とわかり、即日入院することとなった。


2021年2月3日  足腰の異常

もうすぐ12歳になるナッツ。この1週間、どうも歩き方がおかしい。最初は普通でも少し歩くと後ろ脚がプルプル。先日の血液検査で関節炎を示す数値は適性値だった。医師によると「軽度のヘルニア」の可能性もあるとか。しかしMRI検査でヘルニアが分かったとしても、高齢のナッツには手術をすすめないとか。なので全身麻酔を要するMRI検査は必要なしという。とにかく今は、安静にしながらも筋肉を使う、というバランスを考える毎日が必要だ。私も椎間板ヘルニアの経験者。病院の整形外科では治らず、結果的に電気針で治した。しかしながら沖縄には動物の針治療ができるところはない…沖縄に住んでいることを恨めしくも思う。
2021年2月6日  椎間板ヘルニア or 変性性脊髄症…
立ち上がれなくなったり、転んでしまったり。悪化してきたので病院へ行ったが、答えは「椎間板ヘルニア」、または「変性性脊髄症」…。いずれもコーギー犬に発症が多い病だが、うまく病と付き合っていくしかないとか。帰宅後、ナッツは思い通りに動かない体に苛立っている様子で、かなり神経質な不安定状態に陥った。消炎剤は効くだろうか…。ナッツの足が滑らないように家のフローリング対策もしないと…。
2021年2月8日  2日経過
悪化から2日目の朝。意気消沈した姿が目に焼き付いていたものの、精神的に平静を取り戻したナッツ。立ちあがることができるようになり、少しだけだが歩けるようになった。とにかくも、おしっことウンチができることに安堵。しかし、まだまだ24時間目が離せない…。
2021年2月11日  フローリング対策
ナッツの後ろ脚が滑らないように…とフローリングの滑り止め策を施した。これで家の中を歩くときの不安がなくなり一安心。ナッツの足の具合は、部屋の中を歩き回るには支障がない感じだが、外の散歩はまだまだ…な様子。食欲や目の輝き、後ろ脚の冷え具合も元に戻った。

2021年2月15日  大静脈血栓が原因と判明…入院
前日14日の深夜、再び立ち上がれない状態となった。さらに肛門が開いたままとなり、断続的に出血が続いた。足が動かないことに動揺して情緒不安定となったナッツを抱きしめながら朝を迎え、病院に駆け込んだ。エコー・血液検査・レントゲン検査の結果、ヘルニアなどではなく、大静脈血栓がすべての原因と分かり、即入院し、ICUに入ることに。ちなみに副腎腫瘍の大きさと膵臓数値は現状維持、肝臓腎臓の数値は悪化。それよりもなによりも、今は大静脈血栓の治療が最優先。死亡率3割という現実は考えないことにした。
■面会 2.16 今日は病院定休日、外来と面会は不可。ナッツのことが大好きな男性看護師さんが当直なので少し安心。もちろん医師も当直制。家にいると心の中はポッカリと穴があいた空虚感ばかり。近くの神社にお参りに行ってきた。
■面会 2.17 ICUで点滴。苦しそう。良い点・悪い点がそれぞれにあった。とにかくも、ご飯が食べれる状態となることを願うばかり。
■面会 2.18 ICUで点滴。昨日からの発熱はまだ下がらない。ご飯も食べない。苦しそうな姿に不安が募る…。



2021年2月19日 AM5時(推定)、病院のICU内にて亡くなりました。


亡くなる前日18日のICU。朝の面会時は食事は無理でもお水をいっぱい飲んだ。
しかし夕方の面会時は水を飲めなかった。熱や目の充血は変わらずそのままだった。
苦しそうな状態が続いていることに嫌な予感が走った。このまま、連れて帰りたい…と思ったが、担当医は休み。
医師はいても担当医でなければ判断できない。なので翌日に担当医と相談することにした。
結果、間に合わなかった。たぶん朝方5時頃(体温から推定)、息を引き取った。
朝の3時か4時かは分からないが、未明に目を覚まし、ナッツのことを思案していた頃に息を引き取った。
     
ナッツが寝たきりとなることも予測して、介護の覚悟もできていた。その準備もできていた。
体は動かなくてもいい。ナッツの手足となることが私にとっては幸せに思えた。
     命さえあればそれでいいと思っていた。
     なのに、なのに…。迷惑をかけたくない、というナッツの思いやりかもしれない。
     
     朝の9時。駆けつけた病院でナッツと対面。その穏やかな顔を見た途端、大粒の涙があふれ出した。
     せめて自宅で、そして私の腕の中で逝ってほしかった。それだけが悔やまれる…。


〜ご心配いただいた皆様方に厚く御礼申し上げます〜
2021年2月20日AM4:30 昨日の今頃にナッツは逝ったんだと想いながら、書きしたためました。
そろそろお通夜も終わり。これから葬儀にでかけ、ナッツとお別れです。
まるでスヤスヤと眠っているような穏やかな表情。声をかけると起き上がってくるような気配もした。
ナッツの色つやの良いふさふさとした被毛。この感触をずっと忘れないようにしないと…。

愛犬たちの葬儀と供養  私と愛犬たちの記録<5>