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御挨拶 | 小林みこころ会会長 | 29回生 | 伊 藤 朋 子 |
70回生の卒業にあたって | 小林聖心女子学院校長 | シスター | 山 下 まち子 |
思いつくままに | 聖心会小林修道院院長 | シスター | 景 山 佐和子 |
東京支部だより | 東京支部長 | 32回生 | 前 田 千惠子 |
入会のあいさつ | 第70回生代表幹事 | 70回生 | 新 藤 祐 子 |
平成9年度行事報告 |
先頭へ
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大震災からはや三年の月日 がたちました。直接被災された方、ご親族、ご友人等が被災された方、それぞれにお悲しみとご苦労がお有りだったと思いますが、皆様お元気を取り戻されましたでしようかご案じ申し上げます。 卒業以来久しくご縁が無か った小林みこころ会ですが、その会長の大役を頂いてから一年、小林の坂道は四季折々にこんなに美しかったのかと初めて見るような驚きで、景色を楽しみながら坂の登り降りを致しております。私事で恐縮ですが今迄に小林みこころ会のお役目程気持よくさせて頂いたことはございません。やはり同じ環境で育った同窓生、言葉も心も通じ合い、楽しい毎日を送らせて頂き、お恵みに感謝致しております。 同窓生の皆様のご協力と六年に亘る建設委員の皆様のご努力に加え、学院のご好意で立派な同窓会館が完成しました。この会館を皆様の「ふるさと」として親しみ活用して頂けるように願っております。趣昧のサークル等が一つでも多く育ってくれるよう、又参加者が増えるようお手伝いが出来たらと思います。福祉のサークルは今迄は「切手の会」だけでしたが、 障害をもった子供達のためのタぺストリーや布の絵本を作る「ロザリオの会」も発足致しました。私達のささやかなお手伝いが社会のお役にたてば大きな喜びです。どうぞ皆様ご参加下さい。聖マグダレナ・ソフィアの |
お教えのみこころへの愛と奉仕の心が実現 しますように同窓生の皆様のご協力をお願い致します。 先日高校五十回目の卒業式 に参加させて頂きました。卒業証書授与の後に三年間皆勤や精勤の表彰があり、昔と変わらない卒業式に感激致しました。校長様のご祝辞も現代女性を彷彿とさせるもので、愛と奉仕の精神のある、世界平和、地球環境問題のエキスパートをめざすように、又卒業生達の学校生活をきめ細かくレボートされたおことばでミッションスクールのきめの細かさに嬉しくなりました。 生徒の送辞も謝辞もとてもたのもしい立派なものでした。今の高校生はといわれる中で 小林の生徒は宗教教育のバックボーンを持った、のびのび とした、しっかり物事の判断出来る女性に育っていると後輩の成長を楽しみにしてます。 今回の役員会より学年の当番制になりました。学年の皆様のご協刀により、役員会が機能しますので、小林みこころ会が親しみやすく、より多 くの方達に小林みこころ会員としての自覚を持って頂ける制度になるよう私達も努力致します。 皆様の温かいご支援をお願 い致します。 |
先頭へ
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去る二月二十一日、小林聖心女子学院高等学校の卒業式が行なわれ、学院の第七十回生一二四名が巣立っていきました。毎年高校三年生が、ク
リスマス・ウィッシングとキャロルのためにテーマを決め、そのテーマに基づいてクリスマスの準備をすることになっていますが、昨年のクリスマスのために彼女達は「愛の灯−与えることは受けることよりも幸い−」と言う言葉を選
ぴました。そして「愛の灯」として周りを照らしたいと顧い、自分達に何が出来るかを考えながら準備をし、当日は祈りのこもった美しい歌声を聞かせてくれました。彼女達の卒業式で私は、小林聖心女子学院の卒業生として家庭で、社会で、広く世界で一二四個の「愛の灯」を輝かし続ける使命を果してほしい旨の話をしました。「もし一人の人間によって、少しでも多くの愛と平和、光と真実が世にもたらされたなら、その一生には意味があったのである」といった言葉をいつかどこかで読んだことがありますが、彼女達が「愛の灯」として生きていってくれるなら、確かに味のある人生を送ることにでしょう。 学校では、卒業前の十日間を卒業週間とし、進学先の決定している高校三年のために多彩なプログラムを用意しています。年によって多少の違いはあるものの、期末テストの終了後、二日聞の黙想会・稲畑汀子先生の俳句講座・大阪地方裁判所法廷見学・弁護士さんの法律に関する講演他、卒業生を含む何人かの方々からの諸分野にわたるお話し等があり、彼女達には考えるべき材料がたくさん与えられます。残り少ない高校生活への万感の思いもあり、本気で話を聞き考えようとする生徒の中には、目を見はるような成長・変化をとげるものがあり、貴重な時となっています。 卒業式の前日には、同窓会の皆様が同窓会入会式を催して下さり、いよいよ在校生から卒業生へと身分が変わることを実感するようです。今春の卒業生達は、新築なさった同窓会館ヴェロニカホールで入会式をしていただいた最初の卒業生になりました。彼女達は、同窓会員が長年どれほどの思いで会館建設のための準備をしてこられたかを知らず、そのプロセスに参加することもなく、同窓会員になった時から会館を自分達のものとして利用できるのです。先輩達が築いてこられた同窓会の歴史の重みや、育んでこられた同窓会員としての心と絆に気付き、同窓会員としての活勤に目覚めていくには時聞がかかることでしよう。けれども既に今迄の多くの卒業生が歩まれたと同様、彼女達も紆余曲折をへて同窓会員として育ち、やがては同窓会を背負って立ち、後輩達にその伝統を伝えていくことでしよう。 若者の間の人間関係が希薄になり、人間関係を作ることを苦手とする世代が育ちつつあると言われる現代、同じ学院で学んだという絆のもと、共に何かを目指して活発に活動していこうとする人々の集まり−同窓会−の運営の為には、今迄以上の苦労や気配りや頑張りが必要と思われます。このような力の源は、在校生・卒業生の中にある強い愛校心ですが、幸いにも本学院ではその愛校心あふれる生徒達が育っているようです。七十回生代表の謝辞の最後に「今日の下りの坂道は、学校生活の道の終わりであり、またそれぞれの道の始まりでもありまります。いかに遠くに |
進もうと、振り返ると、自分の道の始まりには常にこの学院の坂道が見えるのです。私達がこの学院で与えられたもの、それは愛でした。惜しみない愛を注がれ、私達一二四名は、今日まで成長することができました。この学院で与えられた深
い愛を胸に、今日、心強く最初の一歩を踏み出します。」とありました。これからの人生の歩みの出発点として学院を位置付け、受けた教育を愛という言葉で集約して卒業して
いった人達であればきっと、同窓会員としても頼もしく育っていってくれることでしょう。 一九九二年の八月、私はニ ュージーランドのオークランドで興昧深い体験をしました。 一九八八年からオーストラリアの聖心女子学院の協力を得て始まった中高生の体験学習の希望者が多く、同様の企画の可能性をニュージーランドの姉妹校にお願いするためにオークランドを訪ねていた時のことでした。聖マグダレナ・ソフィア・バラのバラから名 をいただいたバラディーン聖心女子学院を訪れ、学校を案内していただいた後、オークランドの市街を一人で歩き、一軒の書店に立ち寄りましだ。キりスト教関係の書物を扱っている店でしたが、何冊かの本を手にとって見ていると一人の店員が近づいてきました。彼女はごく親しげに「聖心会のシスターではありませんか?」と尋ね、私がそうだと答えるや否や、私に飛ぴついて抱きしめ、「嬉しい。嬉しい。」と言いながらなかなか離してくれません。私はぴっくりして何故そう思ったのかと聞くと、私の胸の十字架を見てすぐわかったと言い、自分はバラディーンの卒業生であると話し始めました。いかに学校時代をなつかしく思うかを綿々と語った後、最近は学校が変わったように思え、訪ねていく気がしなくなったと寂しそうにつけ加えました。よく聞いてみると、教えていただいたシスター達がいなくなり、昔のような雰囲気を感じなくなったのが原因のようでした。私はシスター達が高齢化して学校から身を引いているのは当然のことであることを説明し、短い期間の滞在にもかか わらず、バラディーンのすぱらしい教育と、聖心女子学院 としての教育の伝統をしっかり守ろうとしておられる先生方の姿勢が私に強い印象を与えたことを話しました。幸い店には他のお客はなく、私達は初めて会ったと言う事を忘れ、昔からの知り合いのように話しこんでしまいました。偶然立ち寄った南半球のある書店での不思議な出会いに驚 くと共に、聖心女子学院の卒業生にとって母校が何を意味するかを知らされた思いがしました。 オーストラリアでも何人かの卒業生に出会いましたが、異口同音に学校への熱い思い入れを語ってくれました。学校時代は楽しかった。自分達が本当に大切にされ、愛されていたことを実感した。」と言うのが彼女達に共通する母校の思い出です。 今春の卒業生が、学院で愛を与えられたことを感謝して卒業していったということは、昔も今も、北半球でも南半球でも、聖心女子学院に学ぶ子供達の共通の体験があるということのような気がし、これこそは今の時代私達が決して失ってはならない聖心女子学院の特色として、あらためて肝に命じるべきと思いました。 |
先頭へ
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小林聖心が創立七十周年を迎え、その喜ぴのさめやらぬ一九九四年四月、札幌聖心から転勤してまいりました。真っ白な雪におおわれた北海道の冬がなつかしく思われたり、思いっきり汗をかく関西の夏も拾てがたいと思っておりますうちにもう四年が過ぎてしまいました。阪神間に住む方なら誰も忘れることの出来ない一九九五年一月一七日のあの大震災を私も体験してしまいました。あの時、修院にもすぐに卒業生や在校生のお宅から、そして友人達から次々と沢山のお見舞いや救援物資をいただきました。その時の心強さ、有り難さは未だに心に暖かく残っております。
そうこうしておりますうちに、小林みこころ会の会長様(当時は鈴木素子様)や、他
の役員の方々とのお付き合いが少しずつ始まりました。バザーやコンサート、名簿、ロザリオヒルのこと・・など何かと連絡をとりあうことが多くなり、少しずつお顔も覚えられるようになりました。皆様の長年の念頑だった同窓会館もロザリオヒルに完成し、
皆様方の活助の拠点が出来たことは本当に喜ばしいことでございます。 先日、ある本を読んでおり ましたら次の箇所が目に止まりました。(紙面の都合で少しだけ引用いたします。) 「・・自分の隣人がまずある のではなくて、隣人を必要とする人の傍らに行ってあげること、その傍らに隣人となってあげること・・」 |
あなたが、助けを必要とし ている人のために隣人になってあげなさい、とキリストが仰っているのです。皆様もご存じの、新約聖言のルカ福音書の「善いサマリア人」のところです。 小林みこころ会の方々は、 約五十年前「母校小林に託児所と無料診療所をおこそう」 ということで、近隣の助けを必要としている人々のために 隣人となってこられ、今もまだ共に歩みつづけていらっし ゃいます。時代は過ぎ、情勢も変わりましたが、その精神 と愛と行勤は生きています。周りを見回しますと、まだま だ共に歩んでくれる人を探し、待っている人々が沢山おられ ます。聖心女子学院で学ぱれた卒業生の皆様が、聖心の愛の灯をつぎつぎと受け継いでともしていかれるその活動は まさに多くの人の隣人になっていこうとする心だといえる でしよう。 卒業生の方々が年代を越えて、一つになって事にあったっていらっしゃるお姿に、喜びと大きな力を感じさせられます。小林みこころ会の皆様が、助けを待っている方々のために「よき隣人」として、 その豊かな力を注いでいかれますよう今後の皆様のご活躍の上に神様の祝福をお祈り申し上げております。 |
先頭へ
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小林のロザリオヒルに、同窓会館が出来まして早一年を迎えようとしております。昨東京支部長の大役をお引き受けして早々に、ヴェロニカホールのおひろめに出席させていただきました。二十年前小林聖心創立五十周年の頃、同窓会のお手伝いをさせていただいておりました。その頃から始まりました同窓会館建設事業の実現を目の当りにして感激もひとしおでございました。これからはここから発信されるコミュニケーションが同窓生一人一人にとって大いなる支えになる事を念じております。 昨年の東京支都の活動の主な行事は6月の東京支部の総会で始まりました。この総会は毎年担当学年ごとにお世話いただいており、九七年度は33回生の皆様にお世議になり ホテルオークラで行なわれました。 8月はJASHの列聖記念事業委員会主催の海外留学生の歓送迎会へ出席いたしました。 9月は宮代祭でのワンテー プルショップ出店。小林みこころ会は恒偶のファミリアシ ョップを出店いたしました。11月はJASH主催によるチャリティーコンサートに参加、ミニバザーでカードを販売させていただきました。 |
3月6日に、昨年9月にはお休みさせていただいた小林東京支部の幹事会を開き、各クラス幹事様にご出席いただきました。
この他、JASHの理事会が各月に行われ、日本国内各聖心同窓会代表の出席のもと、それぞれの会の活助報告やJASHの事業報告、決定等が行われて居ります。又JASHの中では様々なボランティア活助も行われており、卒業生一人一人がかかわっていらっしゃいます。私もこの一年
同窓会にかかわり、もっと広く卒業生に活動を理解していただきたいと思いました。そのために3月の幹事会ではJASHの書記をなさっている小林29回生
岡野様にJASHの説明をしていただきました。この一年のお仕事を通じて、
他校の聖心の卒業生とも交流が持て、少し御無沙汰をして
いた学校への恩いも増して楽しくお仕事が出来ました。これも副支部長はじめ書記や会計の方々のサポートによるものと痛感して居ります。年の差も感じずに楽しくお仕事出来ました事を懸謝しつつ、東京支部だよりとさせていただきます。ありがとうございま
した。 |
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「花のつぽみも時来なぱ・・・」 小林聖心が創立されて以来、毎年卒業の頃に歌い継がれて来ました。私達は咋年はこの歌で先輩を送り、本年は私達が送られました。 小林の坂道にはたくさんの木があります。厳しい寒さにも、雪にも負けず凛然と咲く 白梅、愛らしい紅梅、清らかでやさしいその姿はマリア様のみ心のように私達を見守ってくれています。 私達は毎日この坂を登り、シスターや諸先生方の深い慈愛の下で心身共に鍛えられ、育てていただきました。この長い年月の間には色々なことがありました。一番ショックだったのは大地震でした。ロザリオヒルの真新しい建物やお茶室が無残につぶされた時、私達は自然の力の恐ろしさを感じ、又今こそ皆で力 |
をあわせて立ち上がらねぱならないと感じたのです。地震で被害を受けたたくさんの人々を、聖心の子として愛の灯をかざし、少しでもお助けしたいと懸命にポランティアに打ちこみました。 今日学舎を去って行くことになります。私達の行くべき道はそれぞれ違っていますがどのような社会にあっても私達は聖心の子であることを忘れず、困っている人々の為に奉仕したいと思います。 この度、たくさんの立派な諸先輩のいらっしゃるみこころ会に入会させていただくのですが、果たして諸先輩の期待に副えるかどうか心配しております。みこころ会の会員として立派にやっていけますようにどうぞ御指導下さいませ。 |
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更新: 2001年5月25日
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