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御挨拶 | 小林みこころ会会長 | 37回生 | 興梠 美和 |
創立85周年に向けて | 小林聖心女子学院校長 | シスター | 宇野 三惠子 |
シスター新谷の思い出 | 小林聖心女子学院副校長 | シスター | 藤松 薫 |
東京支部だより | 東京支部長 | 41回生 | 高橋 衣佐子 |
入会のあいさつ | 第78回生代表幹事 | 78回生 | 中島 裕美 |
平成17年度行事報告 |
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若葉の美しい季節となりました。会長となってこの一年、小林の坂を何度も上がりおりしております。この坂が季節ごとにこのように美しいことが学生の時には分からなかったことに驚きながら、また毎回本当に楽しみながら歩いております。坂にさしかかったところで、生徒さん達のすくすくとした成長を願うかのようにすくっとのび、美しく手入れされた青い竹に迎えられます。またロザリオヒルでは、早春には白や紅の梅の花がふくいくとした香りを漂わせ、それが終わると桜が咲き、秋にはもえるような紅葉が目を楽しませてくれます。 会員の皆様には是非バザー、黙想会、追悼ミサ、総会などにお越しいただき景色とともに楽しんでいただきたいものと思います。 今期は37回生から53回生までの27名が役員をしております。新役員達は前役員からの引き継ぎの書類などを参考にして黙想会、追悼ミサ、留学生歓迎会、クリスマスバザー、新卒者歓迎会また春のバザーと行事をこなして参りました。また東京支部の役員もJASH会議への出席、バザー出店などいろいろと同窓会のために活躍し、ともに無事一年を終えました。会員の皆様の多大なご協力とご支援のお陰と役員一同感謝いたしております。 卒業式の前日の2月17日、110名の新卒者をお迎えし歓迎会を開きました。元気のよい若い会員が今年も大勢増えましたことは同窓会にとってなによりの喜びです。 会館はコーラス、源氏物語講座、宗教音楽のコーラス、切手の会、宗教講話、木曜会また環境を考えるスタディグループなどにご利用頂いております。またヴュロニカの会は結婚式をしております。静かで厳かな雰囲気の中での結婚式とご好評頂いております。さらにクラス会やカルチャー活動にご活用くださり会員の交流にお役立ていただきますよう願っております。 今年2006年4月にニューオリンズでAMASC大会(世界聖心同窓会)が開かれる予定でしたが、ご存じのように昨年ハリケーン・カトリーナにより当地は壊滅的な損害を被り、昨年11月未中止決定が下されました。大会出席を予定なさっていた方々には本当に残念なことでした。 2008年は小林聖心女子学院の創立85周年にあたり、また日本に聖心が創立されて100年目にあたる年となります。昨今、日本でも世界でも次々と事件や大規模な自然災害が起こり、日本はそして世界はどうなつていくのかと思うことばかりです。こんな世の中になればこそ聖マグダレナ・ソフィアの愛の教育がますます必要と思われます。聖心のスピリットを受け継ぐ子どもが一人でも多く育ってほしいと願わずにはいられません。このたび記念行事として小林聖心女子学院では小学校と体育館を新築のご予定です。同窓会としてはできるだけの援助をさせて頂きたいと思っております。会員の皆様にもご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 |
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去る2月18日、78回生110名がたくさんの思い出を心に、この小林聖心女子学院を巣立っていきました。卒業式の式辞の中で、二十世紀の優れた神学者ティヤール・ド・シャルダンの言葉を贈りました。そこには、聖心の卒業生として、生涯大切にしてほしいことが表現されています。 人生にはただ一つの義務しかない。 それは、愛することを学ぶことだ。 人生にはただ一つの幸せしかない。 それは、愛することを知ることだ。 小林聖心女子学院の校歌にも、「愛に根ざせる義務の念」という言葉があります。「愛」という優しさや暖かさをかもしだす言葉と、「義務」というどちらかといえば厳しい響きを与える言葉を並列させているこの一文に、聖心の教育が大切にする芯のしっかりした生き方を見る思いがします。科学技術の発達により、私たちの生活は日増しに便利になる一方、人と人とを結ぶ大切なものが失われていくかのような悲しい出来事が、後をたちません。イエスの聖心(みこころ)を名前にいただいているこの学院で学び、卒業していく生徒たちには、このティヤール・ド・シャルダンの言葉を心に刻んでこれからの人生を歩んでほしい、と願ってやみません。そして、これこそがフランス革命の混乱期に聖心女子学院を創立された聖マググレナ・ソフィアの深い願いであり、今まで多くの先輩方により大切にされ、引き継がれてきた精神であることを忘れないでほしいと思います。 二年後の2008年、小林聖心女子学院は創立85周年という大切な節目の年を迎えます。この年は本学院にとってばかりでなく、日本で聖心の教育に携わる全ての者にとって意味深い年です。100年前の1908年は、オーストラリアから聖心会のシスター四名が来日し、東京で聖心の教育が始まった年です。1923年にはこの関西の地で小林聖心の前身となる住吉聖心女子学院が始まりましたので、本学院は八十五年の歴史を刻むことになります。 めまぐるしく変化する現代社会の中で、学校教育もその変化に対応することが求められています。本学院として85周年、また日本での聖心の教育として100周年という大切な年に、社会に貢献できる心豊かな女性を育成したいという創立者の願いを具現化し、より一層充実した教育の現実を目指し、学院の刷新に取り組みたいと考えています。そのためこの数年間は、教職員一同本学院の将来を見据えながら、教育環境、教育内容の見直しと更なる充実に向けて、検討を重ねてまいりました。毎年、こうして 「小林みこころ会会報」に学校の状況をお知らせする機会をいただいておりますので、今回は、創立八十五周年に向けてどのようなことを検討し、また実践しようとしているのかをお知らせ申しあげたいと思います。 教育施設に関する具体的計画としては小学校校舎の新築です。現在小学校は、1学年2学級体制 (一学級42〜44名)で教育を行っています。今後の小学校教育を考える時、低学年における更なる細やかな指導の必要性、また少人数の授業体制についても考慮しなければなりません。現在の小学校校舎では、教室数が不足しており、一学年三学級体制も含めて、少人数授業ができる環境を確保する必要があります。新しい小学校校舎は、築後50年を超え、建て直しの時期にきている旧体育館とアトリエがある場所を中心に、建設することといたしました。新しい体育館は新小学校校舎に隣接して建設され、現在のアトリエとお茶室はそれぞれ別の場所に移動する計画となっております。 その他小・中・高等学校を併せもつ学院として、成長段階を踏まえた指導のあり方を充実強化し、小・中・高の連携がより効果的に行われるよう、各教科のカリキュラムの見直しをはじめ、教育内容、指導法の検討に努めていることもお伝えしたいと思います。卒業生の皆様には、この大切な時期にあたり、学院へのご理解、ご協力をいただき、また祈りで支えていただけますよう心からお願い申しあげます。 小林聖心女子学院の1日は、今も祈りのうちに始まります。今年卒業した高校3年生の一人が、「中学生時代には、何気なく聞いていたあの鐘の音が、ある時から、落ち着いた気持ちで一日を始め、その時一番祈りたいことに心を寄せる大切なひと時となっていました。」と話してくれました。忙しさの中で、目や耳に飛び込んでくる情報に振り回されがちな私たちですが、毎朝の鐘の音は、現実の背後にあるものに目を向け、耳を傾けるように呼びかけているように感じます。 皆様も、それぞれの心の中で響く鐘の音に耳を傾けながら、初代学院長であるマザーマイヤーの「高きを望め。あなた方の眼は、いつも最も高きものを望んでいるように。あなた方の一生は、高きものへの絶えざる努力であるように。」 という言葉を胸に、日々歩んでいかれますように、心からお祈り申しあげております。 ●国際交流について 学校は現在年間3組程の留学生を受け入れていらっしゃいます。空港への送り迎えや、外出時の付き添いが人手不足とのことです。同窓生でボランティアをして下さる方はいらっしやいませんでしょうか?登録制を考えております。ご興味のある方はみこころ会事務所に御連絡下さい。 |
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難病と共に生きる津村さんが本を出版 |
50回生 海渡 文子 |
50回生の津村環子さんは、昨年フジTV系『1リットルの涙』のドラマで広く世間に認知されることとなった「脊髄小脳変性症」という進行性の難病です。同じ病で二年前に他界されたお母様の長い闘病生活を支えつつ、自らもその病に向き合う運命となった彼女ですが、そんな状況の中でも、常にポジティブな人生への態度は感動的です。彼女のなかで育まれているキリスト教的精神と芸術に関心深いご家庭によって自然と培われた精神性の賜物でしょう。親がかりの「お気楽娘」と常に自らを称しながら、時に自虐的に、時にウィットとユーモアも交え、病気のこと、障害のことを独自の視点で皆にうったえることに日々努められています。 この度著書『環子(たまきこ)』を出版されることになりました。(6月以降の予定)そんな津村さんを支えるべく、同級生で「環(わ)の会」を作り、出版等のお手伝いをしたりと活動をしています。 「http‥//wanokai-tamachan.at.webry.info/」 〜この病気がより広く認知されることで研究が進み、一刻も早く、治療方法が見出されることを願って〜 |
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寒さも和らぎ暖かい日差しが差し込む中、2006年2月18日、私達78回生110人は卒業いたしました。アンジュラスの鐘から始まる小林聖心での生活を離れ、今私たちは各々の道を歩み始めています。 思い返しますと、入学から卒業まではあっという間でした。様々な行事を通して、協力する事の大切さ、人のために働く事の喜び、自己を見つめること、正しい判断力、責任感、感謝の気持ちなど、言葉では表しきれないほどたくさんの事を学ばせていただきました。しかし同時に、それを個々に実践することの難しさも感じていました。当初オレンジの学年は、なかなか団結出来ず、学業面でも行事面でも悩み、先生方から度々ご指導を受け、自分達に自信をなくした事がありました。そんな私達に自信をくれたのは高校初めての体育祭での創作ダンスでした。どの体育行事でも一度も優勝は出来なかったものの、ダンスで自分達らしさを表現する事の素晴らしさを知り、体育祭でダンスだけは負けない、という気持ちが自信と団結につながりました。先生方からも個性のある学年と認められ、私達の学年、オレンジのカラーが生まれ、誇りを持てるようになりました。それをきっかけにあらゆる行事や生活面で私達は協力し合って困難を乗り越えて来ることが出来ました。 新たなスタート地点にたった今、この緑豊かな学舎でシスター、先生方に支えられながら、かけがえのない多くの友と時を共有できたことに感謝するとともに、創立者がお望みになった、社会に貢献できる賢明な女性を目指し、世界の平和のために尽くしたいと思います。 この度、小林みこころ会に入会させていただくにあたり、これからは一人の生徒としてではなく、会員として自覚をもち、様々な事に取り組んでいきます。共に生活してきた仲間とみこころ会を通してこれからも繋がっていける事、そして新たにたくさんの方々と出会える事に感謝し、活動していきたいと思いますので、ご指導宜しくお願いいたします。 |
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