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会報 |
御挨拶 | 小林みこころ会会長 | 31回生 | 楠 喜美子 |
新しい世紀に向けて | 小林聖心女子学院校長 | シスター | 山下 まち子 |
からし種 | 聖心会小林修道院院長 | シスター | 景山 佐和子 |
東京支部だより | 東京支部長 | 35回生 | 玉木 桂子 |
入会のあいさつ | 第73回生代表幹事 | 73回生 | 遠藤 咲 |
平成12年度行事報告 |
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私達が役員を担当しましてから早くも二年が過ぎようとしています。振り返ってみますと、この2年間には、定例の行事の他にも沢山の仕事がありました。聖心会創立200年の記念行事、墓地管理維持の為の募金のお手伝い、名簿作成、オーストラリアの姉妹校からの小林訪問に際してのホームステイや日本文化紹介のお世話、AMASC会長の小林ご訪問等々です。 このような行事の依頼や連絡は先ず会長のところに入って来ます。手慣れた方なら、すぐに考え、手配し、実行に移すというところでしょうが、何しろ私はそうした経験があまりありませんでしたので、結構悩んだものでした。しかし、案ずるより産むが易しと申しますが、まさにその通り! 私には信頼するに足る二十余名の役員はじめ、学年幹事、そして同窓生の方々のバックアップがあり、そのおかげで、それらの仕事を楽しみつつこなすことが出来、任期も無事に終えようとしています。会員の皆様から頂きました多大なご支援とご協力を心から感謝し、御礼申し上げますと共に、聖マグダレナ・ソフィアの聖心の愛の精神の素晴らしさに改めて感動いたしました。 さて、2002年のAMASC世界大会のテーマが「和解」であることは皆様すでにご承知と思いますが、そのテーマに添って、昨年から小林でも勉強会をもつことになりました。地球環境に目を向けて、私達の代だけでなく、何代も先の子孫に、より良い環境を残すために、どの様に考え、実践するかなどを手探りしながら勉強しております。「小林スタディグループ」と名付けましたこの会が、環境との和解の一助となり、会員の皆様がゴミの分別や資源の無駄使いをしないなどの小さな努力を積み重ねて下されば、二十一世紀の第一歩は地に足のついたものとなるでしよう。私がお手伝いしております「みこころの点字会」の点訳本の中に「小さな一歩から」という本があります。どんなに良いことを思いついても、小さな一歩を踏み出さなければ結果を出すことは出来ません。 今、小林みこころ会は同窓会館を拠点として先輩方の足跡を辿りつつ、新しい一歩を踏み出して、会員間の親睦に、奉仕活動に、又各種の催しにカを入れていますず。ホームぺージも好評です。小林から足が遠のいていらっしやる方、ぜひとも美しい自然に囲まれた丘の上の同窓会館を訪ねて下さい。聖心の家族の一員である事が感じられる小林の丘の上を。 |
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21世紀が始まり、学院でも新しい時代への動きが感じられます。それは、「こぎ出そう」という教育目標のもと、聖心会創立200年記念のお祝いの年を終えたばかりの学院が、新しい世紀に向けて力強くこぎ出そうとしているからかもしれません。創立200年記念として企画したいくつかの特別行事を振り返ってみて、私の心に強く残ることは、学院と同窓生の強い絆であり、同窓会の学校に対する温かい協力姿勢です。2つの例を挙げてみましょう。 毎年5月末の創立者記念行事では,ミサと講演会を行い、学院の建学の精神について考えることにしており、これ迄も卒業生の方々に講演をお頼みしたこともありましたが、昨年は9人の卒業生に来ていただきました。教育、福祉、医療、国際理解、通訳、マスコミ、等、多岐に亘る分野で活躍中の20代から60代迄の方々が、お忙しい中、「母校のためなら喜んで」と都合をつけて下さったことに私は本当に感激しました。中学校一年生から高等学校3年生迄が、9つのグループに分かれて、「学院で受けた教育が現在の自分の生き方や仕事にどう関わっているか」というテーマのもと、在学時代の思い出を交えながら熱弁をふるわれる先輩の話に聞き入りました。ゆとりの中で培った自ら学ぶ姿勢や幅広い教養,数多い行事を通して身につけた協カの精神、キリスト教との出会い、日々の生活で学んだ他者への思いやりや人としての生き方、語学力等がいかに現在の自分を作ってきたかのお話に、生徒達は、今、小林聖心で学んでいることの意味や、日々どのように学校生活に取り組むべきかを考えさせられたようです。熱心に耳を傾けている生徒達の真剣な顔を見ながら、私は同窓会の方々の協力を得て、今後もこの様な機会をぜひもたせていただきたいと思いました。 11月22日には、創立200年記念行事のクライマックスとも言える創立記念感謝ミサが東京カテドラルで行われました。修道会、学校、同窓会(JASHが協力し2年がかりで準備してきたミサは、聖心の家族が一つに集って、聖心会の教育の奉仕の実りを再確認したものになったと思います。小林からは、児童・生徒・教職員・保護者等約50人が出席しました。それぞれの制服姿の7つの姉妹校の児童・生徒・学生が、同じ創立者を持つという絆で結ばれ、共に折り、歌い、感謝をささげ、聖心女子学院で学ぶ喜びを味わいました。JASHの方々の献身的な協力なしには実現できなかったミサでしたが、卒業生の方々の中にしみ込んでいる聖心スピリットが、準備の段階から当日のミサ、そして後片付け迄ずっと輝いていたように思います。細かい心遣いと、労をいとわない徹底的な奉仕の精神が、あのミサの企画・運営を支えていたことを出席者達は感じました。ミサの後、ある保護者の方が「聖心という学校の底力を見たようで本当に感心しました」と言われたのが印象的でした。 これは2つの例にすぎませんが、同窓会の方達のご支援と協力を得て実現した、創立200年記念の諸行事を通して、私は普段から感じている同窓会と学校の強いつながりを再認識したように思います。教育活動の多様化に伴い、学外の方達の協力が必要になりつつある中、同窓会は今迄もいろいろな形で助けてきて下さいました。創立者の志を継いで、社会に貢献できる賢明な女性を育てていくために、学院は21世紀も努力を続けていきたいと願っていますが、それは多くの方々のお力添えなしには出来ないことです。大きく、深刻な課題を抱えた21世紀には、和解と共生を目指さなければ人類は生き残れないといわれますが、卒業生の多くの方々がその和解と共生への努カを身近なところで、あるいは世界的なレべルで続けておられるのを私は感じています。同窓会の方々のその姿から在学中の生徒達が多くを学ぶことを私は期待しています。 2000の夏に開かれた聖心会の総会でも、会の教育の使命は多くの方々との協働によってこそ実を結ぶという思いが強く表明されました。同窓会の方々が、学院と共にいて下さり、21世紀に向けて共にこぎ出して下さるならこれほど心強いことはないと思っています。人類の存亡がかかる大きな問題を抱える地球が、明るい未来を持ちうるために、皆様のご協力を得て、若い世代に和解と共生の精神を育てていく学校でありたいと願っております。 |
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2001年2月17日、私達73回生は卒業いたしました。雲一つない育空は、私達の旅立ちを祝福してくれているかのようでした。 1995年、あの恐ろしい阪神大震災が起こった年に、入学した私達は、登下校もままならないような環境の中で学校生活をスタートしました。多くのものを失った私達がこうして元気に卒業の日を迎えることができたのは、シスター・先生方、そして友達が支えてくれたおかげだと感謝しております。最後の終礼で、シスター山下から聖マグダレナ・ソフィアのカードをいただきました。そこには、聖心の生徒の自己訓練を支えるのは、学院という「家庭」のあたたかさですと書かれて いました。この六年の学校生活を振り返ってみると、私達はまさにそのあたたかさの中で多くの方々の愛を受け、成長してきたのだと強く感じます。その聖心という「家庭」から旅立たなくてはならない私達は今、不安でいっぱいです。しかし、たとえ社会に出て荒波にもまれても、絶えず前に向かってこぎ出していきたいです。 この度、小林みこころ会に入会させていただくにあたり、私達は生徒としてではなく、会員の一人として自覚を持って活動していきたいと考えております。まだ未熟ですが、ご指導宜しくお願い致します。 |
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