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同窓会の会報の一部を抜粋して紹介させていただきます。
会員の皆さま、詳しくは会報をご覧くださいませ。



御挨拶 小林みこころ会会長 33回生 塩田  百合子
小林を去るにあたって 小林聖心女子学院前校長 シスター 山下  まち子
メッセージ 聖心会小林修道院責任者 シスター 林 千鶴
東京支部だより 東京支部長 36回生 高橋 盈子
入会のあいさつ 第74回生代表幹事 74回生 小山 恵
平成13年度行事報告

ガブリエル
島上逸男先生を偲ん



先頭へ
御 挨 拶
小林みこころ会会長
   33回生
     
塩田  百合子
 小林みこころ会と余り御縁のなかった私が、会長の大役をお引き受けしてから早や一年が経とうとしております。

 今期の役員は33回生から49回生までの25名。同窓生といってもほとんど面識のない方々と共に、始めて経験する諸行事をどの様にこなしていけばよいのだろうかと、最初は不安でいっぱいでした。

 スタートするに当り、お互いが聖マグダレナソフィアの教えである、他者へのやさしさ、思いやり、そして人の為につくす事をいつも思いおこしながら、仲よく、楽しく務めて参りましょうと、お願いいたしました。

 毎月の役員会では活発な意見が交され、若い方からは私の常識を打ち破るざん新な意見が続出して、私にとって“目からウロコ”状態が度々ありました。

 今、1年を経て各部が前期役員の方々より引き継いだ手引きをもとに、責任を持って行事を次々とこなし、又人手の足りない部があれば進んで他の部がサポートにまわり、正に聖マグダレナソフィアの教えを役員全員が当り前の様に実行して下さる様子を拝見し、安堵と感謝の気持ちでいっぱいです。

 と云っても、時には失敗もあり、同窓生よりの温かい御忠告をいただく事もありましたが、色々お話をさせていただくと、総べて艮い方向に解決し、やはり“聖心は一つの家族です”と心から実感させて戴いた1年でもありました。

 希望を持って迎えたはずの新世紀でしたが、昨年9月のNYのテロ事件は世界中を震撼させ、その後も戦いが戦いを生み、罪の無い多くの人の命が失われる日々が続いています。神様のみ旨は計り知る事は出来ませんが一刻も早い平和が望まれます。今年のアマスク世界大会のテーマは「和解」 でした。そこで私達は役員会・幹事会等総べての会合を始める前に 「平和を求める祈り」を唱えております。この会報にも載せましたので同窓生の皆様にもお祈りいただきます様、お願い申し上げます。

 又、このテーマ 「和解」をもとに、小林みこころ会ではスタディグループを作り「自然との和解」−どうすれば次世代に良い地球環境を残す事が出来るだろうか−を勉強し、地球にやさしい様々な試みを実践しております。この会報にいつもと違う紙の感触を感じていただけましたでしょうか。この用紙選択に於いてもその勉強の成果を表わしてみました。

 小さな試みでも、一人一人が日常生活の中で地球に生きている総べてのものに、やさしさと思いやりを持つ事が出来れば、次世代によい環境を残せるのではないかと思っております。

 最後になリましたが、この4月に東京の学校法人本部理事長の御要職に就かれました前校長シスタ−山下に、御在任中の数々のお心づかいに対し、御礼を申し上げます。

 又、新校長シスター宇野・シスター林には相変らぬ御指導をお願い申し上げ、同窓生の皆様の御協力を頂きながら残された1年、精一杯務めさせて戴きたいと思います。

 どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
 

平和を求める祈り
                        聖フランシスコ
わたしをあなたの平和の道具としてお使いください。
憎しみのあるところに愛を、いさかいのあるところにゆるしを、
分裂のあるところに一致を、疑惑のあるところに信仰を、
誤っているところに真理を、絶望のあるところに希望を、闇に光を、
悲しみのあるところに喜びをもたらすものとしてください。
慰められるよりは慰めることを、理解されるよりは理解することを、
愛されるよりは愛することを、わたしが求めますように。
わたしたちは、与えるから受け、ゆるすからゆるされ、
自分を捨てて死に、永遠のいのちをいただくのですから。





先頭へ
小林を去るにあたって
小林聖心女子学院前校長
   シスター
     山 下 まち子
 10年は腰をすえて仕事をするようにと言われ、1977年4月に2度目の小林聖心勤務を始めてから25年、この4月から東京の学校法人本部に移ることになりました。中学校・高等学校で英語と宗教の授業を担当、生徒達と共に楽しい生活をいつまでも送れるものと思っておりましたところ1990年より校長の仕事をいただき、授業はかろうじて高校3年生の宗教3時間、年度によってはそれに加えて英語を2時間担当できるだけとなり、日々多忙な校長職に埋没する12年間を過ごすことになリました。

 12年間もの長い間、力不足ながらも多くの方々のお助けを得て、なんとか仕事をしてまいりました。その間、歴代の同窓会会長様や、諸役員の方々を始め、会員の皆様にはご親切にしていただき、心のこもったご支援をいただきましたことを深く感謝申し上げます。学院の創立七十周年記念事業、ロザリオーヒル教育施設建設と大震災、同窓会館建設、聖心会創立200年記念行事など、学院にも同窓会にもいろいろな事があり、その度に同窓会の皆様にはひとかたならぬお世話になりました。ロザリオーヒルに同窓会館が建ったことにより、学院の心の教育の場であるマイヤ−・ホール、みこころ道場、ソフィア小聖堂、聖心会の小さな共同体、職員宿舎が建ち並ぶ丘は、小林聖心の新しいキャンパスとして定着しつつあります。学院と同窓会、そして修道会が一つの目的のために協働することがますます大切になるこれからの時代にあって、ロザリオーヒルが諸活動の拠点になっていくことでしょう。

 皆様ご承知の通り、2002年4月より小学校・中学校、2003年度より高等学校での新学習指導要領実施に伴い、日本の学校教育は一つの転換期を迎えています。小林聖心ではすでに十数年前から週五日制が全面的に実施されており、今回の学習指導要領改訂により大きく影響を受けることはありませんが、新しく始まる総合的学習の時間のために、先生達は創意工夫をこらしています。聖心会創立者聖マグダレナ・ソフィアが200年近く前に考えておられた学習方法の中に、総合的な学習が含まれており、自ら考える力の育成は創立期から大切にされていました。又、バラエティに富んだ体験学習も奨励され、生きる力を育む機会もすでに多くありました。披女がめざした聖心女子学院らしい教育が可能になる時間として総合的学習の時間を有意義に活用したいと考えています。

 この新教育課程実施の時期に、新校長として、4月1日よりシスター宇野三恵子が就任されました。シスター宇野は、長年小林聖心で中・高生の指導に当たられた後、1996年札幌聖心女子学院校長として赴任され、今回は6年ぶりの小林です。お若い世代の同窓生の方々には懐かしいお名前ではないかと思います。新しいリーダーシップのもと、小林聖心が21世紀の世界に貢献できる賢明な女性を育成するために、ますますその教育内容を充実させていくことが出来ると信じております。私にお寄せ下さいましたと同様のご支援を新校長にもお寄せ下さいますよう心からお願い申し上げます。

 さて私にとりましては最後の高等学校卒業式となりました第74回生の卒業式は2月16日に行われ、106名が巣立ってゆきました。昨年9月11日のアメリカにおける同時多発テロ事件以来、私は世界平和のために貢献できる若者を育てなければならないという気持ちを以前にもまして強く持つようになりました。そこで、卒業生には 「平和のために尽くせかし」と言う校歌の最後の一節を贈り、平和のために尽くす人であってほしいという私の願いについて話しました。平和ほど全世界の人々が求めているものは無いのに、平和ほどその実現が困難なものはないと言うのは悲しいことです。21世紀の世界が平和な世界となるために克服しなければならない問題を考えると気が遠くなりそうですが、誰かが何かを始めなければならないのは確かです。学校時代、かなり広く世界的視野で物事を考えることを学んだ人達が、自分の使命に目覚め平和のために何かをし始めてくれれば嬉しいと思います。

 卒業生の方々も時には懐かしい校歌を思い出されることがおありでしょう。歌詞は古くても内容は、常に新しいと思う校歌ですが、聖心女子学院生のめぎす大切なことを説いています。先輩から後輩へと歌い縦ぎ、歌詞の意味を考え続けていくことで小林聖心は創立者の心をいつまでも生き生きと保つことができるでしょう。「平和のために尽くせかし」を日々心にとめ、現代世界が真に神様のみこころにかなう世界になるよう祈りたいと思います。

 最後になりましたが、皆様が末長く母校を暖かく見守りご支援下さることをお顧いしお礼の言葉とさせていただきます。ご多幸を心よりお祈り申し上げます。



先頭へ
メッセージ
聖心会小林修道院責任者
   シスター
     林 千鶴
 世界で、また日本で心痛む出来事の多かった年を終え、本当の平和を祈りながら新しい年を迎えました。心新たに、神様が下さる一つひとつのことを通して、聖心の愛を伝えていけるようでありたいと願っている中で、卒業生の皆さまが、日頃から様々な活動をとおして聖心の学校での実りを、生きる姿勢で示して下さっていることを心からありがたく、嬉しく思っています。

 皆様方の活動は幅広く、それを通して出会われる方の数は相当なものに及んでいると思われます。阪神大震災以来、日本でもボランティア活動が徐々に広がり、人々の中に定着し始めてきた感があります。が、まだまだ名ばかりで、実際に体験していらっしゃる方の数は比較的少ないのではないかと思います。そのための時間が取れない、自分の得手でない領域のことだから、知っている方がそのグループにいないから、ちょっと難しそうだから、少し遠いから、などという理由から、それを支援する募金の方にまわってしまっている事が意外と多いのではないでしょうか?

 物事は体験することで初めて分かる、知る、理解する、そして、次のステップヘと進んでいけるものです。体験を通して学び、発見し、成長できることは予想外に豊かで、いただける恵みの大きさにしばしば驚かされます。それは必ずしも快いものだけを言っているのではなく、苦労、辛さ、痛み、不快さなどをとおして、ということも意味しています。机や椅子を運ぶという小さな事から、炊き出し、障害者の方々との交流、災害地への物資送付、バザー出店のための企画、運営、地味な衣類整理、拡大図書や点訳などなど、どれも簡単なものではありません。でもそれらを多くの卒業生の方々がなさっていらっしゃるのを見聞きし、小林時代に身につけたものをそのまま生かしていらっしゃるのだと今更のように感心し、今の生徒にも是非、この姿勢が生きるものとなって欲しいと願う毎日です。

 小さい時から社会に目を向け、自分のできる事をして、他のために生きる社会に役立つ女性となっていくようにと、学校ではそれぞれの年齢に応じて色々なプログラムが組まれています。(小学校でのおにぎリ弁当、中学校でのバラホーム訪問、釜が崎への帽子編み、高校での種々の体験学習など) もちろん、募金も大切ですが、表面に見えることの後ろに、どれだけ人様のご苦労、思い、優しさ、努力などがあるかを知った時、はじめてあリがたいと思える心ができ、自分も人のために何かしたい、させていただく、という思いへと移っていくのだと思います。そこに何かの痛み、つらさ、犠牲があることも生徒に分かって欲しいと思っています。

 NGOやNPO、それに類する団体などが多くでき、色々な方と活動できる機会も増えてきました。でも、たしかに、何かボランティアのチャンスがあっても、一人では少し気後れがして、なかなか始めるには勇気がいります。決断も鈍ります。誰か仲間がいれば、声かけがあれば踏み出しやすいことでしょう。どうぞ、卒業生の皆さま、お互いに呼びかけ、誘い合って、新たな、色々な活動に参加なさって下さい。小林聖心と関わリがあるかないか、などは問題ではありません。母校がちがう方々とも声をかけあい、卒業生の枠をこえて新しいお友達をつくり、皆さまの意味深い生き方、小林聖心の素晴らしさを伝えていらしてください。それが、マザーマイヤーの望まれた事、すなわち、イエズスのみこころの愛を人々に伝えて行く事なのです。皆さまがこの奉仕の心をもって生きていらっしゃる時、必ずや皆さまのお子様、周りの方々はそれを無言の内に悟り、それを習っていらっしゃるでしょう。これが、本当の 「平和」を築くために私たち一人ひとりに、今できることではないかと思います。

 祈り都感謝のうちに




先頭へ
東京支部だより
東京支部長
   36回生
      高橋 盈子
 2001年3月の支部幹事会で、新役員として7名が紹介されましてから、1年が過ぎようとしております。この1年間、支部役員の活動を通じ、いろいろな回生の方達と接触する機会がございましたが、同じ聖心で学んだ者同士の心安さと信頼を感じさせていただいたのは、大きな喜びでございました。

 主な支部活動といたしましては、例年通り、3月の事務引縦ぎに始まり、最大の行事であります6月の支部総会、9月の宮代祭でのワンテーブルショップ出店、福祉基金から施設への寄付、JASH理事会への参加、などがございました。

 11月には、JASH主催のチャリティコンサートが大学講堂において行われ、支部からも会場係として6名がお手伝いさせていただきました。入場券販売に関しては、支部の皆様から暖かいご協力を項きましたことに、深く感謝申し上げます。

 支部同窓会総会につきましては、若い世代にも参加しやすいものにしたいという考えから、各回幹事にアンケートをお送りし、その結果を基に、次期総会係と話し合いを持ちました。急激な変化は無理ですが、少しずつでも時代に即した方向に持って行ければと思います。

 総会担当をはじめ、支部役員選出方法が学年当番制になりまして10年余、支部長・副支部長・書記・会計と、一つの学年が数年おきに順次担当して行くシステムは、引縦ぎの容易さばかりではなく、得がたい経験を共有する意味でも、とても良く考えられたものと、実感いたしました。特に総会担当学年になりますと、全員が駆り出され、役割が振り分けられて、一つの目的に向かって協力し合うことにより、学年の団結が図られ、学生時代とはまた違った親しいお付き合いが深まるように思います。

 この素晴らしいシステムを踏襲し、学年を超えた同窓生のつながりを大切に、東京支部の活動が続いて行く事を願っております。

 支部活動を共に行って参りました役員を代表して、これまで支えて下さいました各回幹事、会員、そして塩田会長をはじめ小林本部の皆様に、心より御礼申し上げます。



先頭へ

入会のあいさつ
第74回生代表幹事
   74回生
     小山 恵
 2002年2月16日、梅の花が顔をのぞかせ、春の日差しが降り注ぐ中、私達74回生は卒業いたしました。

 「光陰矢の如し」とも言われるように、私達の学校生活はまさにその通りで、1996年に中学校の入学式を迎えたことを、ついさきほどのように感じます。12年間、あるいは六年間、たくさんの方々と出会い、シスター、先生方にお世話になり、私達にとって大変幸せな日々でした。

自分自身に誠実に、進んで人と関わり、協力し合い、感謝の心をもち、謙虚に自己を培い、人々のために尽くす、責任ある行動力、堅実な思考力、正しい判断力、とここでは言いつくせないほど教えていただいたことがあります。今、賢明な女性として社会に貢献するために、新たなスタートラインに立つことができたことを、すべての方々に感謝いたします。

  戦争の20世紀と言われ、21世紀は平和を、と願っていましたが、アメリカ同時多発テロという悲惨なものを私達は持ち込み、21世紀を迎えてしまいました。「貧困をつくるのは神ではなく、私達人間です。私達が分かち合わないからです。」というマザーテレサのお言葉があります。私達には今何ができるのか、何事に対しても無関心にはならず、私達にできることを考え、常に人間のほほえみ、ふれ合いを大切に歩んでいきたいと思います。

  この度、小林みこころ会に入会させていただくにあたり、今度は生徒としてではなく、会員の一人として自覚を持ち、活動していきたいと思っております。まだ未熟な私達ですがご指導宜しくお願い致します。



先頭へ


平成13年度行事報告

 5月25日
同窓会総会
ヴェロニカホール
 総会の後、昼食。
 午後には、61回生樋口あゆ子様によるミニコンサート(ピアノ演奏)が
 行われた。
 シスター山下校長、シスター林、シスター河本、JASH会長渡辺様ご出席の
 もと121名が出席。
 
 7月12日  第1回幹事会
ヴェロニカホール

 塩田会長より、みこころ会館に関してのお知らせ、年間行事予定
 幹事心得、慶弔規定の説明等があり、平成14年開催のAMASCシドニー
   大会大会への参加の呼びかけがなされた。
 9月11日

黙想会
ヴェロニカホール

 泉南カトリック教会松本武三神父様のご指導のもと行われた。

11月8日 第2回幹事会
ヴェロニカホール

 「平和を求める祈り」を出席者全員で祈る。追悼ミサの案内、クリスマスバザ  ーの協力依頼。
 みこころ会ホームページのPR。
11月10日 追悼ミサ
聖堂

 豊中カトリック教会赤波江豊神父様が司式。
 この1年間に帰天されたシスター、先生、卒業生を
 ご遺族、友人と共に追悼。名が,出席。
 追悼ミサの後,物故会員のお名前を記載した過去帳をピエタの中に
 納めました。
12月20日 クリスマスバザー

 小林みこころ会主催で、学校、修道院のご協力を得、盛大に開催された。

 2月15日 新卒生歓迎会
ヴェロニカホール

 74回生 106名を新会員として迎える。


 3月14日 第3回幹事会
ヴェロニカホール
 春のバザーへの協力依頼。


 4月27日 春のバザー


 学院、小林みこころ会合同で行われた。28〜74回生
 の協力により、のみの市、手芸、雑貨、食品等の販売。




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更新: 2002年5月24日

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