東地中海編




アテネのはなし






アクロポリスからアテネ市内を見る


アテネでの観光
アテネでの滞在は2泊のみ。ホテルに着くとすぐにアクロポリスに出かける。ぼられる?と心配していたタクシーはメーター制でほっとしました。アクロポリスは日曜日は無料と某ガイドブックにあったのに、有料で2000DRS(1ドラクマ約0.4円)でした。なんだか損した気分だったぞ。日曜、そして世界的景勝地のせいかとても混んでいました。建物は一気に古代へ!という雰囲気。この神殿は登ったときにバランスよく見えるようになっていていろいろな工夫がされているとか。アクロポリスからアテネ市内の様子がよく見下ろせとてもいい景色でした。見下ろしていると人の波が見える。行ってみるしかない!と思った私たちは降りてみました。そこはアゴラ地区で狭い路地に細々と家々が並び、お店やタベルナ(定食屋)が並んでいる。とっても活気があり、かわいいらしい通りでした。散策にはもってこいの場所ですね。

タベルナ(定食屋)
そんなアゴラ地区(プラカかも)にある一軒のタベルナへ入ってみました。メニューが6種類くらいあって値段は2200〜3000DRSくらい。スパゲティやムサカ、スバラキ(シシケバブのようなもの)などの名物料理もあります。これにギリシアサラダ(チーズが乗っていてオリーブオイルとビネガーをかけて食べる)、デザート(プリン・バクラヴァ・イチゴから一品)付きです。ギリシア名物のムサカはなすとミートソースが重なっていて、その下部分にはスライスしたポテト、上にはマッシュポテトのボリュームのある一品です。スバラキはチキンの串焼き、ポテト、ライスがついてました。

さてもう1軒。具合の悪い同行者を無理矢理連れていった「DELFI」というお店。店の回りの人が口々に「DELFI グッド レストラン!!」と言う。お金でももらっているんだろうか?関係者なんだろうか?入ってみると年配のウェイターがメニューを持ってきて、おすすめ料理、名物料理を説明してくれる。いかにも日本人が好みそうなものばかり。メニューはギリシア語と英語で書かれてました。イカのフライは日本人向けでほんとおいしい!エビは高かったわりには砂っぽかった。パスタはいまいち。茹でておいたもののようでコシなく、昔の喫茶店のものを思い出す。ケバブはおいしかったです。これにワイン(ハーフ)とビール1本つけてチップ混みで12000DRS。



エギナ島の教会




イドラ島


クルーズの話
やっぱりエーゲ海を見ないといかんでしょ!と1日クルーズに参加した。朝ホテルに迎えがきてピックアップしてもらい、港へ。各ホテルから集まった観光客が続々と乗り込みます。(乗り込むとき写真を撮られる あとで販売)乗船後日本人だけ集められてクルーズの内容とオプショナルツアーについて説明を受けました。(各言語ごとに説明あり)オプショナルツアーはエギナ島で神殿へ行くものでひとり5000DRS(入場料含む)。しかし私たちは申し込まずにタクシーをチャーターしました。2人以上だとこっちの方が安い。それに待ったり待たせたりもない。しかし説明もない。ですので、このへんはすきずきかな。エギナ島の特産品は「ピスタチオ」でおみやげやさんにはいろいろな大きさに包装されて並んでいました。ピスタチオアイスもおいしかったです。港の側にはおみやげや、タベルナ、市場などが並びとてもにぎやかでした。ここでのんびりするものいいかと思います。

タクシーで移動中、とある道で黒い服の女性が立っていた。運転手は徐行をする・・・。ふむ、相乗りもあるのか。そんなことガイドブックに書いてあったような気もするな・・・。言葉は通じるかな?なんてあいさつしよ・・・などといろいろ考えていた。・・・ら、運転手「My Mother」おいおい、お母ちゃんかい!!お母さんは手に飲み物を持っていて、息子に差し入れだったのだ。(私たちにはなかった。期待はしてないけどさ)運転手は飲み物を受け取り、お母ちゃんは私たちに手を振る。「息子さんにはお世話になってますぅ〜」(本当に世話になってるわ)という気持ちを込めた笑顔で手を振りました。

次の島はイドラ島。猫が沢山いて車のない島。自然を満喫しつつ、いろいろなお店も探索。しかし物欲があまりない私はまたこれといったものを見つけることもできず、ただ歩き回っていました。イドラ島からポロス島へ移動する間、日本語、仏語、独語の人たちが集められてショーが行われました。ギリシアの民族音楽・踊りなどを見せてくれました。みんなで踊ったりする場面もあり、スタッフの方々もとても楽しそうでした。ポロスからアテネの間は英語のショーだったようです。ポロス島につきウロウロ・・・。だんだん私たちは飽きてきていた。どこの島でも売っているものは似ているし、そもそも欲しいものはないし。うむ。天気にも恵まれ、真っ青な海とさわやかな風、暑い日差しの下、気分はエーゲ海リゾート!!なのでした。
食事はほうれん草のパイ+サラダ、チキン+グリンピースご飯+にんじん、デザートのタルトでした。

同行者ダウンする・・・
何度か旅行に出てみて思うこと。疲れは5日めくらいにやってくる。今回は同行者がダウンした。タベルナで飲んだ水か?それともアクロポリスの売店で買ったかき氷か?風邪をひいたようでだるさを訴え、トイレに駆け込む。吐く。うむ・・・。これでは飲みには行けまい。整腸剤でなんとかなるか・・・。彼にとってのアテネは闘病の都市だったことでしょう。

物価のはなし
全体的に安いと思う。旅行の必需品 ミネラルウォーターは0.75リットルで100DRS(40円)、1.5リットルで170DRS(70円)。フルーツもイチゴ1kg400DRS(160円)など。生活するにはいい都市かもしれません。また街のいたるところにキオスクみたいな売店がありますので、お菓子・飲み物がすぐ買えました。

ホテルのはなし
エスペリア ホテルは空調が不調、排気孔もなくすぐに室温があがってしまうようでした。夜はちょっと暑苦しかったです。ベランダに出ると隣の部屋の三菱エアコンと思われる室外機があった。いいなぁ・・・。部屋に入る前に聞いてみた方がいいかも。夏はしんどいと思うし。シンタグマ広場に近くてとても地の利はいい。ホテルのエレベータはちょっとクラシックでいい感じ。ドアが普通のドアなんですよ。しか〜しこれが結構難しい。特に他の階でボタンを押したときには、タイミングよくドアを開けないといけない。一度自分の階で降りようとしたのに、下から呼ばれていたみたいでドアを開けられずに下に戻ってしまいました。ひ、ひぇ〜今フロントにいた人たちに会っちゃうのかなぁ・・・照れるよぉ・・・とグランドフロアへ。しかし1階の人も開けるのが遅れたらしく、再び上昇。大笑いでした。でも顔を合わせなくてすんだ。よかった、よかった!

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