Real Audio ストリーミング再生

ストリーミングとは

通常ファイル全てがダウンロード終了するまで再生されないのに対し、ストリーミングではダウンロードをしつつ出来た所から再生をはじめるため待ち時間が短縮されます。また、通常のリンクに比べると多少ダウンロードされにくい、という利点もあります(こちらはあまり完全ではないです)

ramファイル(メタファイル)を作る

ramファイルとは?

ストリーミングをするときにプレーヤーにra,rm(音声、動画ファイル)の場所を教え、プレーヤーにストリーミングするような命令を出すもので、ramファイルと呼ばれています。拡張子はram。またメタファイルではなく、ロケーターファイルと呼ばれることもあるようです。

ramファイルの作り方

ロケーターファイルは、音声ファイルではありません。内容は基本的にrmファイルのURLが書いてあるだけのテキストファイルです。

作る場合もURLを書きこめばいいだけです。まずはメモ帳やシンプルテキストなどを開いてください。ワープロソフトは向きません。テキストエディターのほうがいいです

rmファイルをアップロードする場所が、http://www.****.com/filename.rmの場合、そのまま

メモ帳のつもり
ファイル(F) 編集…〜〜
http://www.****.com/filename.rm




と、rm(ra)ファイルのURLを改行せずに、フルパスで書いてください。書いたら保存します。このときにramファイルにします。当然ファイルのURLは各自用意した場所です。

Winであれば「名前を付けて保存」、Macなら「保存」を選択して、ファイル名をつけるところで、filename.ram(filenameは自由に付けていい)として保存します。Macの場合も同じように作ることが出来ると思います。保存したファイルのアイコンがReal Playerっぽくなっていれば成功です。

ramファイルの作り方 応用編

まずは複数の曲を連続再生する方法。こんな感じに…

メモ帳のつもり
ファイル(F) 編集…〜〜
http://www.@@@.com/1111.rm
http://www.@@@.com/2222.rm
http://www.@@@.com/3333.rm


単純に複数の曲を書くだけでOKです。この場合はURLごとに改行してください
URLの途中では改行しないで下さい。

この応用で、一つの曲を連続再生することも出来ます。

メモ帳のつもり
ファイル(F) 編集…〜〜
http://www.@@@.com/filename.rm
http://www.@@@.com/filename.rm
http://www.@@@.com/filename.rm


単純です。注意点はさっきと同じです。

ファイル名を複数書いた場合は、プレーヤーのNextボタンやPrevボタンを押すことで、
曲を変えることが可能です。

RealPlayerG2以上では異なる形式のファイルを続けて再生することが出来ます。ちなみに再生可能なファイルは、*.ra *.rm *.wav *.mp3 *.au *.aif *.midiなどです。プラグインを追加することによってさらに増やすことも可能で、このようなことができます。

メモ帳のつもり
ファイル(F) 編集…〜〜
http://www.???.co.jp/111.rm
http://www.***.com/222.mp3
http://www.$$$.net/333.wav

この場合、RealMediaファイルであれば、ネットが混雑して途切れても、バッファリングしてまた再生が再開しますが、MP3ファイルなどの場合途切れたところで終了してしまいます。どうしても使用する場合は出来るだけ転送速度を落としたほうがいいです。

その他RealPlayerを起動する時のオプションや同時に表示させるHTMLのオプションなどもあります。

 

ページ内に組み込む

基本的な方法は、リンクさせて文字や画像をクリックしたときに、RealPlayerが開くようにする方法です。

例) <A HREF="filename.ram">

方法は単純です。テキストエディタでHTMLを書いている人は、
a href="filename.ram"のように書くだけです。 HTMLエディタを使っている人も、リンク先をramファイルにすればOKです。

サーバー側でのMIMEタイプが設定されていない場合、ブラウザによっては記述したURLが表示されてしまうだけになってしまうので注意してください。

埋め込んだときでもストリーミングが出来ます、埋め込んで再生の所を参照にしてください。その場合、ロケーターファイルの拡張子はrpmになります、中身は同じ

sure streaming?

通常のストリーミングのほかに、sure streamingという高度なストリーミングの方法があります。基本的には普通のストリーミングとあまり変わりませんが、

  • ユーザーの回線速度に合わせてファイルの音質を変化させていく
  • RMファイルをダウンロードされにくくなる
  • SMILコンテンツなどの動作が信頼できる物になる(RealFlashの同期など)

などです。ただしこれにはrtspプロトコルに対応した専用のサーバーが必要になり、通常のレンタルサーバーでは殆ど用意されていません。知っている限りでは@niftyの@streamingサービスのみです。どうしてもSure Streamingを使用したい場合は使用できるサーバーを借りる必要があります。

気をつけること

まず一番多い失敗は、ロケーターファイルの中身がfile:// のようにローカルのファイルを指定している場合です。自分のパソコンでは聴けるので、アップしないと気付かない場合が多いです。
またアップロードのときに、ra,rmファイルとramファイルでは、モードが違うので注意 ra,ramファイルはバイナリーモード、ramファイルはアスキー(テキスト)モードです。

また、ra,rmファイルをアップしていない状況ではramファイルを開いても、ファイルが見つからないというアラートが出るだけです。ra,rmファイルはアップしてからramを試してください

再生時のトラブルとして、音がとぎれとぎれになってしまったりもします最近はADSLが普及していますが、やっぱり夜11時ぐらいは重くなるサーバーが多いので途切れたり。

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