具体的な録音の手順

録音するソフトは結構あり、 どれかひとつを取り上げて説明っていうのもどうかと思うので、 全般に言えることを書きます。

下準備

用意するものは前の項目で触れたので省略。まずパソコンとMD、TAPEなどをつなぎます

MDなどのアウトプット

MDなどから音を送るとき、出来るだけラインアウトを使ったほうがいいです。ヘッドフォンアウトだとイコライザーがかかっている場合が多いので、最終的に聞くときにとんでもない低音になっていたりします

使うケーブル

パソコンにつなぐ場合、それなりのクオリティーのケーブルを使うべきです。パソコン周りはだいぶノイズが大きいので、電器店で買うより、電気店で買ったほうがいいかもしれません。あと、出来るだけ短いものを使ったほうがいいです

マイクを使う場合は

マイクから直接パソコンに入れる場合、インプットの大きさに注意。詳しくは下の、パソコン側の設定を見てください。


PCのアナログインプット(ラインインやマイクイン)から音を録音し、最低限の補正をする方法です。

事前のノイズ対策

パソコンとオーディオ機器をつなぐケーブル

当然よいものを使った方が良いですが通常の電気店で売っているような物でも問題ないと思います。店員さんに聞いてみるとよいと思いますが、自分で選ぶ場合含め入力端子の形などは間違えないようにしてください。また、PCによってはデジタル録音のための端子がある物もあるので注意して探してみてください。

サウンドカード、オーディオカード

これによってノイズが多かったりするんで、こだわる人は5千円ぐらいの付属品は使わないこと。最近はUSB対応の物とかあったりしますが、PCIボードの物の方が信頼度は高いです。音質にこだわる場合、カタログ上サウンドカードのS/N比が90ぐらいなら問題無いと思います。

安価でもある程度の音質を求める場合は最近ではM-Audio製の物がよいと思います。

アナログ録音のノイズ量(基本的にラインでつないでるだけ)

4万円のサウンドカード
入力が無しで録音
2000円のサウンドカード
入力が無しで録音
波形です ノイズだらけの波形

と、このようにかなり違います。4万円の方もかなり方の古いものですので最近はもっとよいものが安い値段で手に入るので楽です。

録音中の注意

いいものを使っても、やっぱりノイズは入るので、それを出来るだけ最小限に押さえる方法です

  • 余計な電気機器は切っておく
  • 特にコードのそばには何も近づけない
  • コードやインプット端子などはきれいにしておく
  • クーラー、TVも消しておいた方がベター
  • 同じくパソコンのモニターを一時的に切ってしまうのも結構有効

等です

パソコン側の設定

ピークレベルの設定

録音レベルがレッドゾーンに入ってしまうと、温かみの無いデジタル歪みという物がおき、これはPCで録音する場合致命的になります。
反対に音量が小さすぎる場合は音量に対してノイズの割合が増えてしまい、あまり綺麗な音では録音できなくなります。


録音するときは、出来るだけ大きな音で、なおかつピークレベルを超えないように録音することが大事です。

サンプリングレイト、ビットデプスの設定

ファイル録音時にWAVEファイルの形式を選択できます。
ステレオ、モノラルは必要な方を選べばOK、またサンプリングレイトは44.1KHz、ビットデプスは16ビットを選んでください。これはCDの音質と同じ物で、現在最も一般的な形式になっています

録音開始

これに関してはあまり説明することも無いですね。出来たファイルは聞いてチェックしておきましょう。ノイズ対策のところにも書いていますが、録音中はパソコンのモニターや、TV。冷暖房などはオフにしておいたほうがいいかもしれません。

デジタル録音について

ここからはデジタル端子のインプットがついている人への説明です。無い人も参考までに。 まずつなぎます、端子に注意してください、一般的なものは2つです。とはいっても大体光端子です。
この二つはS/P DIFと呼ばれています

オプティカル 光端子です、このタイプは2種類の形があります
ひとつは四角い形です、もうひとつはイヤホン端子に似ていますが
光ミニプラグなどと呼ばれています。アナログ端子をつながないように
(アナログ端子と共有しているものもあります)
コアキシャル 同軸ケーブルを使います、こっちは光では無く、デジタル信号を使っています。形状はRCA端子です、アナログ用のRCAケーブルも使用可能ですが、コード周りへの影響が大きいです
専用のものを買ったほうがいいですが光端子に比べて高め。
どっちかというとコアキシャルの方がプロ用機材に近いです

このほかにもAES/EBUやA-DATオプティカルというのもありますが、特に考える必要は無いと思います。

オプティカル端子の光ミニプラグと光角端子はそう言ったケーブルを使えば
変換できますが、オプティカルをコアキシャルに変換する場合、
コンバーターが必要になります、8000円ぐらいはしますが、自作できる人なら
1000円ぐらいで出来るそうです byやっさん

これで録音は出来ると思いますが、出来るだけ波形編集ソフトなどを使って最低限の処理はしておいたほうがいいです

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