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おいしい紅茶を入れられるようになり、

バリエーションティーを楽しむことができるようになったら、次は

気心の知れたお友だちを誘って、英国風ティータイムはいかがですか?

A Cup Of Teaから始まる素敵な時を・・・

パーティーのテーマや目的

「何のために」パーティーを開くのかということが、とても大切です。
季節や年間行事にちなんだテーマや目的が一般的でしょう。
春の喜び(ひな祭り)・夏の宵(七夕)・秋の収穫(名月やハロウィン)・雪の頃(クリスマス)
バースデー・結婚記念日・父の日・母の日・敬老の日etc.
考えると、人それぞれいろんな「何のために」が考えられますね。

開催場所・規模・形式

「何のために」が決まったら次は、
どこで、何人くらいで、どのようなパーティーにするかを考えます。
人数によって、それにふさわしい場所、そしてどのような形式にするかが決まるでしょう。
ティーパーティーの形式は、「着席式」と「ビュッフェ式」が考えられます。
10名未満の場合は着席式に、それ以上の場合は、フードや取り皿などをテーブルにセットして
自由に取り分けられるビュッフェ式がいいでしょう。
テーブルセッティングは、オーナーの腕の見せどころですので
自由な演出を楽しみましょう。

演出の方法

カジュアルなのか、それとも格調高いパーティーなのかによって、
使う食器や飾り付け、フード、BGM、服装など、準備全般が変わってきます。
いずれにしても、ポットはオーナーの側に、
花やキャンドルはテーブル中央に置くという基本はなるべく守りたいものですね。
お花は、香りの強いもの、散りやすいもの、花粉が落ちやすいものは避けましょう。
背の高いお花も、会話の邪魔になりますので低めにアレンジしましょう。
また、お客さまの視線が集中するところをポイントにして、
そこを中心に素敵な演出をするといいでしょう。そんな時に効果的なのが、照明です。
特に家庭のリビングなどでは、生活を感じる雑多なものが氾濫していますね。
そんな時に、お客さまの注意を引きたい所に照明をあてるのです。いつもと雰囲気が変わりますよ。

フードについて

ティーパーティーのメインは、なんといってもフードです。
テーマにちなんだフードを用意し、それに合わせて紅茶を選びましょう。
ところが、珍しい茶葉やシーズンティーの披露など、パーティーのテーマを紅茶にした場合は
その茶葉に合わせたフードを用意します。
オーソドックスなフードとしては、チーズやスモークサーモンなど塩味のサンドイッチ類や
スコーン・パウンドケーキ・マフィン・ショートブレッドなどの焼き菓子などがあります。
次にスウィートとして、チョコレートケーキ・タルト・パイ類などがありますが、
簡単にできてスウィート代わりにもなりタルト感覚で食べられるフルーツサンドなんかもいいですよ。
これらはイギリスの基本的なフードであって、フランスやドイツなどのフードでもいいのです。
意外なところで、和菓子も合いますよ。
いずれにしても、上手下手は抜きに心のこもった手作りであることが重要なポイントです。
フードのレシピで話題が盛り上がるのも楽しいものですね。

ティーについて

お客さまをお迎えし、あいさつ代わりにお渡しするのがウェルカムティーです。
ティーパンチやフレッシュフルーツティーなどがライトでいいでしょう。
パーティー中はメインになっているフードに合わせ、進行状況をみながら茶葉を選び、お出しします。
最初一般的には、塩味のサンドイッチをいただきます。魚類、肉類が多い時は、臭みや脂切れをとる
ハーブやスパイス入りの紅茶がいいでしょう。ブラックでいただくのが一般的ですが
お客さまの好みでミルクを添えてもかまいません。お客さまの選択に任せましょう。
スウィートに移ったら、イングリッシュミルクティーをお勧めします。
茶葉は、フードの甘さや脂肪の多さににより、
個性的なインド系か、さっぱりのスリランカ系の、どちらが良いか決めます。
最初はパーティーのオーナーが、ひとりひとりにお茶をお出しして、おもてなししますが
接客が忙しくなった時は、どなたかに代わっていただいたり、
お客さま自身に入れていただき、楽しんでいただくのも失礼にあたりません。
大切なことは、どんな茶葉を入れてあり、どうしてそれを選んだのか、
またフードとのペアリングはどのように考えたか等をお客さまに説明することです。
ティーパーティーなんですものね。

パーティーの進行

パーティーに御招待したお客さまが、
全員お知り合いになれるように心配りをするのもオーナーの大切な役目です。
どなたと、どのような会話をしてコミュニケーションが生まれたかなど、
進行係とお客さまどうしの橋渡しのヘルプの仕方など、オーナーの腕の見せどころですね。

ゲストとしてのマナー

パーティーの開始時間に遅れないようにしましょう。
あまり早すぎるのも、準備などで忙しいオーナーを慌てさせるので、3〜5分前に到着しましょう。
基本的には手みやげは必要ありませんが、クリスマスやバースデーなどお祝い事がテーマの時は
お持ちした方が良い場合もあります。その辺のところは臨機応変に振る舞いましょう。
ただ、パーティーのフードメニューを左右するような、ケーキやお料理などは、
前もってオーナーにお知らせし、できれば事前にお届けしておくとスマートですね。
パーティー中は、特にビュッフェ形式の場合、紅茶やフードが他の人に行き渡るように
一度にたくさん取るのは避けて、少しずつ何度にも分けて取ります。
これによって、人の動きも多くなり華やかに見えますし、席を移動することで
新しいコミュニケーションも生まれます。紹介されたお客さまとは積極的にお話し
早くパーティーに溶け込むようにしましょう。
オーナーが用意した紅茶やフードが底をつく前に引き上げるのが、ゲストとしてのマナーです。
後日、パーティーのお礼として、ご自分のティーパーティーに招待すれば
紅茶の楽しみ方が広がっていくことでしょう。

いかがでしたか?

あなたも、さっそくティーパーティーを開いてみましょう。

紅茶が優雅なひとときをお届けします。
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