1558/2〜1560/5 第5章「天下一統への道」                


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知美顔
このゲームにおける勝利方法は2つ。
「同盟統一」と「武力統一」である。
どちらの方法を採ろうが貴方の自由である。

「同盟統一」はゲーム難易度が初級なら全国64の本城のうち24、
ゲーム難易度が上級ならば32を支配し、朝廷より征夷大将軍に任命され、
自家以外の全ての大名と同盟を結んだときゲーム勝利として終了する。

「武力統一」は従来の信長の野望シリーズと同様、
自家以外の全ての大名を滅ぼすことが勝利条件である。

総じて前者の方が簡単であると言える。
後者はゲーム開始時より同盟を結んでいる大名家をも滅ぼさなければならない。
同盟を解消することは、部下全員の忠誠度下降を伴う。
単純に金銭を与えて忠誠度を上げることの出来ないこのゲームでは、
当方からの同盟の解消は結構痛いのが本音である。

今回のレポートでは「同盟統一」を目標としている。
シル(略)子がオペレートしている愛田理奈という仁政を旨としている大名にとって、
そちらの方法がふさわしいと思われるからだ。(楽なのもあるが)
関白として天下を統一した豊臣秀吉、幕府を開いた徳川家康、
双方とも実際には同盟統一であったのだから、それが現実的であろう。
(前者は征夷大将軍には成れなかったが)

「同盟統一」は「王道」で「武力統一」は「覇道」であるとも言える。
しかし、別にコンピュータSLGなのだから、こだわる必要も無い。
実際には眉を顰められるような徹底的武力制圧も、ゲームならば可能だ。
信長、信玄のような有利な大名でプレイの時にはチャレンジも面白いかも知れない。

御館様は当然「王道」を目指される。
どうしても同盟に承伏しかねる大名家のみ、
やむなく弓矢を交えることとなるであろう。

1558/ 2 手始めに同盟に賛同してきたのは、
     越前朝倉家と因幡伯耆山名家である。
     この2家は位置的にも近いし、国力的にも当家に従うしかないであろう。
     当然の結果と言える。

  / 3 丹後国弓木城が帰順を申し出てくる。
    
     若狭国後瀬山城に武田信豊を追う。落城。
     信豊は逃走。若狭武田家が滅亡する。
     赤井直正他、4将が帰順する。
     
  / 4 管領家の細川家が、山城国槙島城を攻撃してくる。
     当方は沙律殿、山本勘助殿、百地三太夫殿で迎撃、これを追い返す。
     
     こともあろうに、日の本の安寧を計るべき副宰相の管領家が
     自ら平安を破ろうとはどういう了見であろう。
     現実の見えていない輩である。
     征夷大将軍としての同盟を結ぶことも不可能と思われるため、
     細川家と徹底抗戦に入ることに決定する。
     
  / 5 羽後国大館城が帰順を申し出てくる。

     同盟を承諾しようとしない近隣3家に討伐隊を編成する。

     細川討伐隊
      私、美香、上泉信綱殿、長野業正殿、前田慶次。

     筒井討伐隊
      蛇島殿、恵美殿、蜂須賀正勝殿、磯野員昌殿、高坂昌信殿。

     織田討伐軍
      沙律殿、麻理殿、山本勘助殿、百地三太夫殿、武田信繁殿、
      遠藤直経殿、真柄直隆殿、斎藤義龍殿。

  / 6 細川家の摂津国高槻城を陥落させる。

  / 7 蛇島殿、筒井家の大和国本城多聞山城を陥落させる。
     筒井順慶の他、旧将軍家の細川藤孝らが帰順する。
     
  / 8 沙律殿、織田家の伊勢国長島城を落城させる。
     鉄砲に堪能な原田直政が帰順する。

  / 9 大和国高取城が帰順する。

     織田信長軍、那古屋城に進軍してくる。
     沙律殿・黒田殿に鉄砲隊を率いて籠城してもらう。
     敵が風雲児・信長ということで緊張するが、
     無事、撃退に成功する。

     細川持隆の籠もる、摂津国本城、石山御坊を攻撃する。
     陥落後に、根来の土豪土橋守重が帰順する。
     「三段」を持つ武将は、優秀な人材だ。手厚く遇する。

     石山御坊が陥落したのに驚いたか、摂津国伊丹城が帰順する。

  /10 蛇島殿と協力して、細川家の河内和泉国本城の高屋城を攻める。
     城の構造は複雑ではないが、堺の鉄砲商人の関係もあり、
     なんと鉄砲を8,500丁も細川軍は溜め込んでいた。

      幸いだったのは鉄砲に堪能な敵将がいなかったことだろう。
     ボロボロになりながらも陥落させることに成功する。

     多くの大名家が同盟に承伏してくる。
     本願寺勢力、北畠家、赤松家、浦上家、
     そして驚くべき事に細川家と織田家もである。

     同盟を承伏した者に対して向ける刃を御館様は持っていない。
     私の軍は遠くは九州の肝付家に、
     沙律殿は織田家から独立した遠江の池田家へと軍を向けることとなった。

  /12 同盟に4家が承伏してくる。
     大内家、長宗我部家、毛利家、三村家である。
     強敵が多かったため、非常に嬉しい。

1559/ 1 同盟に承伏2家。大友家と伊東家。
     明智光秀、木下秀長という能吏を推挙する。

  / 2 龍造寺家が同盟に承伏する。

  / 3 沙律殿が、遠江国本城曳馬城を陥落させる。
     池田家が滅亡する。

  / 7 大隅国へ向かう補給基地として、伊予国の独立勢力、
     来島通康の籠もる来島城を陥とす。

  / 8 伊予国宇和島城が帰順する。

     沙律軍、上総国本城久留里城を陥落させる。
     里見家が滅亡する。
  
  / 9 土佐国中村城、安志城が帰順する。

     上総国勝浦城の冴草美奈(笑)、帰順する。

1560/ 5 大隅国本城肝付城を陥落させる。
     鉄砲2,100丁の堅城だが、これで戦国時代に終止符が打てる!
     全員死兵となって戦い、勝利をもぎ取る。

     奇しくも史実では、桶狭間の合戦前夜であった。

同盟統一図

天下統一メッセージ

・・・

川魚の泳ぐ美しきせせらぎ・・・
それを横に眺めながら、我々は高屋城に向かっていた。
兵達の顔に疲労の跡も濃い。
だが全員の顔に、大事を成し遂げた後の心地よい喜びが広がっていた。

御館様の待つ、堺の街に隣接した河内国高屋城。
その天守に美しい夕焼けが照り返っていた・・・



その日、御館様は主立った諸将を集められ、宴を開かれた。
全員が幕府安寧、天下一統の祝辞を述べる。

沙律顔
沙律殿「強敵の甲州武田軍との戦いは激戦を極めましたな。」

瑠美顔
瑠美殿「最後の肝付家との戦い、良く勝ちを収められましたよ。知美殿。」

そんな会話を聞きながら、私は大きな仕事が終わったのだという事、
・・・それと同時に、私の居場所もここには無くなったのだということに
気づかされたのである。

喜びと共の微かな虚しさ。
そんな不遜なことを考えてはならない。
そう自分に言い聞かせていた私に、御館様が声をかけてきて下さった。

理奈顔
理奈様「知美、ここへお出でなさい。
    ・・・この度は知美を始め、皆さん本当によく頑張って下さいました。
    この中の誰一人欠けても、今日の偉業は為し得なかったでしょう。
    その意味ではこの理奈、皆さん全員に心から御礼を申します。
    ・・・本当にありがとう。
    
    しかし皆さん、本当の仕事はこれから始まるのです。
    戦が終わり、荒れ果てたこの地を、人々が笑って暮らせる
    豊かな土地にしなくてはなりません。
    関東平野の開発、東海筋の整備、北陸道の農業向上・・・
    課題は幾らでも残っています。
    その為にも、これからも皆さん一人一人の力を
    お借りしなくてはなりません。
    よろしくお願い致します。」

全員が喜びとやる気に包まれ、あちこちで乾杯の音頭と新たな歓談が始まった。
その様子を眺めながら、御館様が私に話しかけて下さった。

理奈様「知美、よく頑張ってくれましたね。
    貴方がいなくては、私はとてもこの日の本に平安をもたらすことなど
    とても出来ませんでした。」

恐縮する私に、御館様が続けられた。

理奈様「・・・ですが知美、私には貴方の力がまだまだ必要なのです。
    貴方にはこの畿内の整備と、堺を中心とした商業の発達、
    諸外国との貿易を取り仕切ってもらいたいのです。
    この日の本もこれからは諸外国とどんどん交わらなければなりません。
    それは貴方でなければ、とても取りしきれない事なのですよ。
    その為にも、これからもずっと私の側で力を貸して下さいね。」

・・・私は涙が溢れそうになった・・・
私のいる場所は無くなったわけではなかったのだ。


御館様は私に、お側で働き続けることが出来るという、
何にも勝る恩賞を与えて下さった。

この御館様、いや将軍様が治められる日の本で、
その期待に応えるべく、今日も元気に私は働いている。

 

「信長の野望 戦国烈風伝」リディンス王国編レポート 完


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