<第2夜> アリアハン → ロマリア

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アリアハン 〜 レーベの村 〜 岬の洞窟 〜 ナジミの塔 〜 誘いの洞窟 〜 ロマリア


私達の任務は、バラモス軍の本拠地を偵察によって確定することである。 しかしバラモスは狡猾にもその本拠を、世界のどこかに巧みに隠蔽している。 父はそれを発見したのかも知れないが、ついに我々はそれを知ることは無かった。 改めて、少ない手がかりながら父の軌跡を追うことになるであろうのは確かだった。 アリアハンを離れ、田園地帯から辺境へと足を踏み入れると、 程無くバラモス軍の先遣隊と思われる魔兵と遭遇する。 SFC版のDQ3は前から良かったオペレーションを更に改良してあり、満点に近い出来なのですが、 いただけないのが上の画面のような、パーティーステータス表示です。 背景に凝っているのは良いのですが、背景によってはこちらの残HP等が大変見えにくいのです。 見た目にこだわっての透過処理も悪くはないのですが、 結果的にはステータスとメッセージのウィンドウは黒抜きで良かったと思います。 あと、モンスターのアニメパターンがうざったいと思うときもありますが、 これは好みによるでしょうね。 まだほんの先遣隊と言うこともあり、バレンシアや私の剣の敵にはならず、撃退することに成功する。 この先もこう上手く行くと良いのだが…… バレンシア  「な〜にをそんなに大袈裟に考えているんだよ。         アタシやお前の敵じゃないだろ!? このくらい。」 ……今はまだこの程度で済むが、私達の動きが派手になればなるほどバラモスも刺客を差し向けてくるだろう。
街の古老に聞いた話だと、このアリアハンの島の外に出るためには、船は使えないのだという。 かつては良港もあったのらしいが、前世代の紛争時に国交が他大陸と断絶して以来、 外洋航行船は作られていないのだ。 父はこの島から出るのに、「外界へと繋がる門」を潜ったらしい。 門……それはこの島の東側にあるらしいのだが、 そこは誤って使われることの無いよう、随分と昔に封印されたのだそうだ。 封印を解く鍵は、ナジミの塔に隠れ住むという隠者が知るらしい。 私達はナジミの塔へ向かうべく旅路を取った。 途中レーベの村にて旅支度を調え、島南端の岬の洞窟より昔の地下通路を通ってナジミの塔へと向かうこととなる。 洞窟には奇怪な生物が私達の行く手を阻んだが、私達は何とか団結して怪物共の追撃を振り切り、 ナジミの塔へと侵入した。
ナジミの塔侵入時のパーティーステータスです。この時点で最高の装備をつけています。    シルヴィアは見ての通り平均的な能力です。  バレンシアより素早いので、レベルは低いですが、  防御力はバレンシアに勝ります。  イメージ通りと言うべきでしょう。  バレンシアは当然と言いますか、突出した破壊力を誇っています。  流石は「乱暴者」の戦士です。 「ちから」の数値を他のメンバーと比べてみて下さい。  アイリーナも典型的な僧侶の能力値です。  この時点では、まだ前衛2人に装備では遜色はありません。  異様に「運」の良いミーシャ(笑)。  流石は「幸せ者」です。  他の3人の真似をしてか、鍋の蓋を盾代わりにしているのが  お茶目さんですね。 前衛連中は一通り革製の防具も身につけるようになり、 一応標準的な軽歩兵レベルにはなったと言うところでしょう。
塔に住む敵対的な生物を退け、何とか塔の最上階に隠れ住む隠者に面会することが出来た。 早速隠者に、この島を出る方法を教えてもらう。 隠者曰く、彼の古い友人に門の扉を開ける物品を作ることが出来る者がいるとのことである。 私達はその古い友人の住む場所を尋ねると、その場所に向かうことにした。 (正確には、この老人に「盗賊の鍵」をもらって、  今まで入れなかった所から情報を集めることになりますね。)
隠者の友人は、私達に怪しげな物体を提供してくれた。 これで無理矢理封印を破壊しろと言うのだからつくづく乱暴な話である。 いずれにせよ他に方法は無く、私達は夜を徹して封印の場所へと向かった。 封印が施されたとおぼしき比較的新しい石壁に、老人からもらった物体を設置し、 遠くに離れてしばし待機する。 程無く耳が割れんばかりの轟音が辺りに響き渡り、封印の遺跡が地震の様に激しく揺れ動く。 ミーシャなどは大声で叫びまくって、私の外套の端を引きちぎらんばかりに振り回した。 封印が解けたからと言って、簡単に外界に出られるわけではなかった。 外界への通路は巨大な迷路になっており、陰惨な邪教を崇拝する魔術師どもが住み着いていたのだ。 闇の炎を召喚するかなりの強敵である。 さる人物からいただいた(小さなメダルの人ですね)戦闘用の鞭と、 ミーシャの火炎呪文を駆使して強行突破する。 バレンシアなどは闇の炎によって結構な火傷を負ってしまった。 バレンシア  「……ケッ! こんなの唾でもつけておけばすぐに治るんだよ。」 ……人間の口の中は、私達の下半身より汚いんだぞ。 やはり素早くアイリーナさんが私達の火傷を癒してくれる。感謝。 それでも何とか力を合わせ、迷路の奥に時空が歪んで見える「門」とおぼしきものを見つけだした。 これに飛び込むのは、かなりの勇気がいる作業であったが、 ここで引き返しては何の意味も無い。 息を止めるようにして思い切って4人で飛び込んでみる。 重力が逆転したというか、ゆっくりと回転する船の中のような気分をひとしきり味わった後、 (二度と経験したくない気分ではある) 歪んだ視界の中から、明るい光が射し込んできた。 門の外は祠となっていた。いつの間にか朝になっていたのか!? これが、アリアハンからまったく地の果てに来たからであることを知ったのは大分後のことである。 祠の向こう、陽光の中に農作地帯にそびえる巨大な城が見えた。 私達はアリアハンから遠く離れた地に辿り着いたのだ。

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