2000 2001 1 2 3 4 5 6 7 8 9 11 12 2002 2003

2001/1/24

 画像を操作する際にマウスでは今ひとつやりにくいので、タブレットを購入。西口のヨドバシカメラで、「マウス売場の奧(2階)」→「4階のパーツ売場」→「1階のデジカメの隣」とたらい回しにされる、うぐぅ。昔よりは安くなっているのだろうけど、A5サイズのものを求めたらそれなりに高く付いた。
 USB接続なので使わないときはしまっておけるし、使い勝手も上々。

2001/1/31

 ちょうど知的財産権法の一夜漬けをしているときに目に留まったので、いわゆる「偽春菜」問題についてを書いてみる。しかし、2ちゃんねるはs/n比が悪くて読みにくい……。往年のセンターネットを思い出します(ちゃんとした管理者がいるあたりは大分マシですが)。

2001/2/12

 2001/01に買った本
 ベストは断然、宇河弘樹の「朝霧の巫女」。アワーズに連載中だけど、まとめて読むと面白さがよくわかる。裏表紙には「巫女三姉妹!」とか「ラブコメ伝奇漫画」とかなんとも魅力的な言葉が踊っているけれども、それに負けない充実した内容。特に次女が、「幼なじみ」としていいツボついてます。
 ストーリーは、短編集「妖の寄る家」収録の<昭和霊異記>シリーズとも繋がるもので、稲生妖怪譚をベースとした確かな世界観が窺えます。今後の展開に期待大。
 モーニング連載のマンガから、幸村誠の「プラネテス」とかわぐちかいじの「ジパング」。
 前者は不定期に連載されたのですっかり見逃していたけど、実に硬派なハードSF。舞台は近未来(月面都市ができて核融合が実用化されてて木星系が開発されつつあるぐらい)で、主人公はスペースデブリの回収業。
 後者は、海自の護衛艦がミッドウェー前夜にタイムスリップするという、戦国自衛隊の海自版みたいなもんでしょうか、あるいは一時期書き散らかされた架空戦記ものみたいな。歴史がどうこうとか小難しい理屈こねてないで、さっさと参戦して現代兵器で暴れ回ってくれた方がハデでいいんですが。一応、チェック。
 続き物では、大石まさるの「みずいろ 2」と木尾士目の「五年生 5」が完結。両方ラブコメ(たぶん)だけど、アワーズ連載の癒し系な前者とアフタヌーン連載のドロドロな後者は、好対照。
 ヤングアダルトでは、伊吹秀明の「猫耳戦車隊、西へ」と火浦功の「未来放浪ガルディーン3 大豪快。」。半年ぐらいで続刊がでるくらいだから、それなりに人気がでたんだろうなぁ、猫耳戦車隊。内容はタイトル通りというか、一応SF。ガルディーンは、本編は14年ぶりだそうですが、ノリがほとんど変わっていないのはさすがというか何というか。
 「Kanon コミックアンソロジー」はごく個人的な理由で購入、えぇこんなもん買うほどKanonが好きなわけじゃありませんとも。三代前の幹事長が執筆陣にいるとなれば買わねばなるますまい。アンケートは、ぱ の「命果てるまで」にグリグリ二重丸をつけて投函。

2001/2/27

 「偽春菜」の件でまとまった文章を書いたりしたので、出先で文書を書くためのデバイスが欲しくなる。単三電池で動く・ATOKが使える・そこそこまともなキーボード、が絶対条件。ということで、ほぼノータイムでNECのMR/R330に決定、現行機種で単三電池駆動ができるのはこれしかないようなので。キーボードを別にすれば、HP200LXもいいマシンなんですが。
 何で乾電池にこだわるかというと、専用バッテリーだと仮にそれで10時間以上持ったとしても、バッテリー切れを心配せずに持ち歩くには数日おきに充電が必要だし、完全に放電しきらずに充電するとメモリ効果が心配。専用バッテリは汎用性がないから複数個買うのはシャクだしなにより高価。これに対して、乾電池は汎用性の極み。充電済みの電池を数本持ち歩いて、完全に使い切ったところで交換するようにすれば、最後まで使い切ったことになるし、充放電のサイクルも減って、心理的にも楽。
 値段を調べてみると通販での最安値が39700(納期1週間・送料代引き手数料別)。衝動買いというものは思い立ったその日のうちに買って使い始めることができなければ成り立たないので、ふらふらと新宿に探しに行くと、ビックカメラで39800円(13%ポイントバック)。発売されてから1年以上たつので、そろそろ新モデルがでてもおかしくないとこだけど、これだけ安ければ新モデル発売後も「負け」にはならないはず。ちなみに定価67000円で、発売時の売価が56000円前後。
 このマシンの一番のメリットは、なんといっても単三2本で25時間という驚異的なバッテリーの持ちの良さ。当然、消費電力は極限まで切りつめられているので(1.5W!)、液晶は反射型モノクロSTNで、それなりに見にくく、カーソルキーを見失うこともしばしば。バックライトがないので、暗いところでの使用も不可。
 OSはいわゆるWindowsCEのH/PC。以前、9800円で衝動買いしたCASIOPEAforDOCOMOでP/PCを使って、CEにはうんざりしていたのだけれど、H/PCでさわってみるとそう悪くない。してみるとあれは、OSがダメというよりキーボードがないというP/PCの特徴がダメだったのかなぁ。もっとも、そもそもP/PCとH/PCで基本的に同じOSを使い回そうという発想がダメダメなのかも。確かにDOSに比べると動作も重いしブラックボックスが多いのだけれど、Windowsにいくらかは似た操作性はさほど違和感がないし、現行OSなのでソフトもそれなりにはある。
 インターフェースは、PCMCIAの他は、モデム・シリアル・IRDAのみ。試しにNE2000互換のNICを挿してみたら自動的に認識されて、TCP/IPの設定をしたらあっさりルーター経由でネットに繋がった。もっとも、外部記憶デバイスなしというわけにもいかないので、CF15MBを常駐。PCとのリンクもCF経由でファイルを直にコピー。原始的だけど、これが安心。
 キーボードは、キートップの面積もキーの押し心地も、十分タッチタイピングが可能なもの。キー配列はJIS準拠で、それなり。ESCと右シフトとエンターが(普段使っているHHKもどきに比べると)遠いのは残念だけど、これは無理もないところ。デフォルトでCtrlとCapsを交換するツールがインストされてるあたりは、さすが分かってらっしゃる。PageUp/Downがカーソルとファンクションの組み合わせに加えて、独立キーを使えるのは、片手でテキストを読むときに便利そう。
 プリインストのソフト(ROM上に存在して少ないメモリを圧迫せずにすむので、割と重要。いらなかったら消して空いた領域に他のソフトを入れる、というわけにはいかないので。)は、PocketAtok・PocketWord・PocketExcelあたりがうれしいところ。PocketAtokはFAQ通りメインメモリに辞書おくことで満足のいく変換速度に。NEC製のMGエディタも、アンドゥが一段階のみとかショートカットがCtrlと英字の組み合わせのみとか不満もあるけど、一通りのことはできそうなシンプルなエディタ。金払ってPocketWZ(VZのWin版のWZのCE版)買うかどうかは微妙。
 重量は電池とCF込みで670g。大きさはキーボードが幅をとるので、ポケットにはちょっと入らないサイズ。でっかい肩掛け鞄(オタクのトレードマーク?)持ち歩くんで問題ないですが。コストダウンのせいか、表面はいかにもプラスチックで高級感はない、実際安物なわけだけど。
 総合的な評価でいくと、わりと満足。単三電池2本で動くWindowsノートでも発売されない限り、エディタ専用機として末永く働いてくれることを確信。

2001/3/11

 9800円(13%ポイントバック)と冗談みたいに安くなったドリームキャストを衝動買い。この値段では構成パーツの総計にもならないんではないかと思い、さすがに気の毒。
 家電量販店では、ドリームキャストのソフトはせいぜい4〜50本しか見あたらず。店頭はすっかりPS一色(あとは任天堂)、SSは投げ売りのワゴン以外からは姿を消してるし。時がたつのは早いものだなぁ。
 コンシューマーは専門外なので、危険は承知の上で、店頭で適当に選んで購入、……の予定が、選択肢が少ないこともあって、結局ソフトは1本も購入せず。伝統的なシューティング(いわゆる縦シューとか横シューとか)が1本も見つからないとは……。月並みながら「ソフトあってのハード」というフレーズを思い出す。
 今のところ購入確定は、「こみっくパーティー」と「サクラ大戦3」ぐらいかなぁ、値段が下がればKanonも。

2001/3/22

 MC-R330標準搭載のMGエディタは、そう悪いものでもないんだけど(少なくともメモ帳よりはマシ)、キー割り当てを完全に自由にはできないとか、リドゥができないとか、そこそこ不満もあるので、PocketWZの購入を決意。この機械使ってる時間の90%以上はエディタを使ってるわけだから、エディタの使い勝手は極めて需要。
 先日新宿でも探したんだけど、さすがに見つからず。DOS版のVZ自体は結構見つかったんですが。新宿西口が秋葉原化したといっても、ある程度マイナーなもの(DCのソフトとか)を探すには、まだまだな感じ。同人誌扱ってる店とかホビーショップとかジャンク屋とかもね。
 とはいっても、アキバの大手PCショップの棚にも見あたらず。そういえばHP200LXとか扱ってたっけと連想して、若松通商で発見(山積み)。さすがに売り物だけあって、かゆいところに手が届く出来>PocketWZ。

2001/3/26

 2001/02に買った本
 今月のベストは、なんといっても西川魯介の「屈折リーベ」。去年から探していたのだけど、渋谷のマンガの森でひょっこり発見(初版)。メガネっ娘フェチという業の深い変態が主人公の珍妙なラブコメ。
 CLAMPの「ちょびっツ 1」は、CLAMPとヤングマガジンというミスマッチが不思議な味わいのエロマンガ。マウスパッド付きの限定版は、結局購入に失敗。
 犬上すくねの「新装版 WORK BOX」。旧版も持ってるけど(恋愛ディストーションのコミックがでるかでないかの頃に新宿書店で購入)、収録作品が増えているので購入。
 続き物では、ヨコハマ買い出し紀行 8、エクセル・サーガ 7、きぶんきぶん 2、あたりが良し。

2001/3/29

  アニメイトで予約キャンセル分の「サクラ大戦3」が山積みになっているのを発見。評判がいいみたいなので買い(定価)、DCソフト初購入〜。

2001/4/12

 電源を入れようとして、ディスプレイが故障しているのに気がつく。三菱のRD-17GII、5年も使ってないのに(1996/7購入)。
 とりあえずサブで使ってた液晶(CV531)で急場をしのぐことにする。あー、ディスプレイが1個しかないと不便。画面の綺麗さとか考えると、やっぱり次もブラウン管かなぁ。19インチがお手頃になってるし。

2001/4/27

 2001/03に買った本
 小説では、3年ぶりになる森岡浩之の「星界の戦旗 3」。最初に紋章を読んだときに比べればインパクトは薄いものの、凡百のヤングアダルト(水野良の「新ロードス島戦記 2」とか「スターシップ・オペレーターズ」とか)とは比べものにならないセンスオブワンダー(戦旗の2より持ち直したかも)。
 田嶋安恵の「アクア・ステップ・アップ 1」は、サークルのメイン活動であるボードゲームが題材になってるので外せないところ。コミックバーズとややマイナーな月刊誌(冬目景の「羊の歌」が載ってる)連載で、絵とキャラ造形はいかにも、主人公は小学生みたいな女子中学生(リボンはネコミミに見える)。ボードゲームは(比較的)ギャルゲーと遠いと思ってたのに、それとも最近のSNEは全部ギャルゲーなのか。川人忠明の「小説 アクア・ステップ・アップ 1」は、それの小説版。わりとしょうもないノベライズ(しかも高い)、ライバルの扱いが酷いです。
 八神健の「ななか6/17 1」は、チャンピオンには珍しい萌え系マンガ。17歳の冷たい感じのメガネっ娘(幼なじみ)が精神年齢だけ6歳になるラブコメ。マンガ内アニメの「まじかるドミ子」は、やっぱりあの人の……。
 山田芳裕の「度胸星」は、どこか懐かしい感じのするSF。主人公の宇宙飛行士へ向けた選抜・特訓と、火星での人類と謎の幾何学物体とのコンタクト、が話の両輪。主人公が火星へ向かうところで唐突に連載が終わっているのが、なんとも惜しい。
 佐藤マコトの「サトラレ」も絵が弱いけど、読み応えのあるSF、映画化もされるらしい。タイトル通り、サトリの逆(思考がだだ漏れ)が話の中核だけど、そこからの広がり方が人情SF。
 続き物では、ケロロ軍曹 3、最終兵器彼女 4、砂ぼうず 7、ニアアンダーセブン 2、SF/フェチ・スナッチャー 2、あたりが良し。

2001/5/18

 天気が良かったので、ふらふらと秋葉原まで散歩。九段のメビウスでボードゲームを眺め、靖国神社に参拝し、神保町で古本をあさり新刊をまとめ買いし、万世橋方面から秋葉原に至る、と。このルートの欠点は、往々にして本で満杯の紙袋を抱えたまま秋葉原をうろつく羽目になること。
 今回の買い物は、静音グッズ。アルファのヒートシンクに付いてきたCPUファン(6cmで28db)がかなりうるさかったので、PAPSTの8cmファンと6−8変換用のアダプタを購入。前者の2980円はともかく、後者の3980円はなんだかなー、6cmの静音ファンで手頃なのが見あたらなかったからなんですが。最初からZalman Techでも買っておけば安くあがったのに。これらマニアック(で高価)なパーツは、わりと趣味的なお店であるところの高速電脳にて購入。以前は大学のすぐそば(生協の向かいあたり)にあった店だけど、やっぱり秋葉原の方がお似合いというかなんというか。
 親和産業の電源ユニット、HEC-300LR-Tを購入(ツクモで6500円)。室温がそれほど高くないときのPCSA-300P-X2Sほどではないけれど、値段を考えれば十分に静音。

2001/5/31

 2001/04に買った本
 小説では、野尻抱介の「ふわふわの泉」。レーベルはファミ通文庫とヤングアダルトながらも、中身はハードSF。女子高生の主人公がふわふわ(ダイヤモンドよりも硬く、空気よりも軽い)を偶然に発明するところから始まるストーリー。主人公達の前向きさが気持ちいい。タイトル通りアーサー・C・クラークの「楽園の泉」へのオマージュになっているので、クラークを読んでいればなお楽しい。表紙・挿絵の御米椎もグッド。
 橋口隆志の「ウインドミル」は、しろはた(旧、日刊アスカ)のレビューを読んで、購入決定。しろはたのコンテンツでは、kanonのレビューも必読。

2001/6/3

 TYPE-MOONの同人ゲーム「月姫」をクリア。かなりボリュームがあるので(4〜5時間×5)、全てのエンディングを見るのに1ヶ月近くもかかった。昔なら(DOSゲーを山のようにプレイしていた中高生のころなら)徹夜でもして一気にプレイしただろうけど、もう若くないのでいろいろとアレ。
 推奨ルートの通りに、アルクェイド→シエル→秋葉→翡翠→琥珀の順にクリア。攻略チャートを片手に、バッドエンドも含めた全ルートを効率よく回収。攻略はTemplateのものが便利でした。
 パッケージには長編伝奇ビジュアルノベルとあるけれど、まさにその通り。システムはいわゆるビジュアルノベルだし、ジャンルは伝奇ものだし、長い。
 シナリオは80点ぐらい。やや冗長なところもあるが、ビジュアルノベルの特性を把握した魅力的な文体で、分量がたっぷり。
 CGは75点ぐらい。どちらかというと地味な絵で塗りも平板だけど、下手ではないと思う。ビジュアルノベルのキモである立ちグラは魅力的だけど、イベントグラフィックはやや弱い印象。背景は写真をモノトーンで処理した方式(雫や痕みたいな、おそらくは省力化のため)だけど、暗い雰囲気によくマッチしているので手抜きという感じはしない。
 音楽は65点ぐらい。シンプルでいかにもゲームのBGMといった感じの、出しゃばらない曲が10曲。キャラごとのテーマ曲ぐらいはあっても良かったかなぁ。
 システムは、- Takahashi's Web -で配布されているNScripter。ビジュアルノベルとしては可もなく不可もなく。シナリオにパッチを当てれば、既読文書の読み直しもできるようになるし。
 萌え度は、
 秋葉>アルクェイド≧翡翠≫琥珀さん≧シエル先輩

2001/6/25

 ビックカメラのTDK製品半額セールで、MOJOを購入、19800円が9900円。mp3の聞ける携帯CDプレーヤー。国内メーカー品・発売が比較的最近・定価が高い(そして売価が比較的安い)、といったあたりに魅力を感じたので。この手のmp3-CDplayerは外国製では10000万円前後が相場で、安いものだと7000円ぐらいからなので、半額でも激安というわけではない。
 カタログスペックでは、単3x2で10時間。キャッシュが8MB(128kbps/44khzの標準的なmp3で約8分)というのは、音飛び防止に役立つのみならず、省電力にも貢献してるのかも(読み込み終わるとCDの回転が止まるので)。
 音質はきちんとした分析ができるわけではないけど、ノイズが載ったり音が飛んだり変に歪んだ音になったりすることが皆無のようで、この点は非常に素晴らしい(mp3プレーヤーという分野自体が成熟すれば、こんなことは当然になるんだろうけど)。
 バックライト付きの液晶は大きめで視認性が良好だけど、残念ながら2バイト文字は使えない(2バイト文字の部分は??で表示される)。ID3タグを全て日本語で書いてしまったので、今更書き換えるわけにも行かずファイル名(CDの固有番号)を頼りに運用するしかないと一時はあきらめたけど、酒屋の娘という便利なソフトを発見。2バイト文字のタグを半角カタカナまたはローマ字に自動的に変換するという、まさにそのために作られたソフトだけあってかゆいところに手が届く出来。
 3枚までのCDを記憶して、その分はわりとすぐ再生が始まる(13秒ぐらい)。頭出しはできるけれど、早送り・巻き戻しは不可。リモコンは、その先にピンジャックのヘッドフォンを自由に付けられるタイプ。

2001/7/23

 2001/05に買った本
 尾瀬あきらの「ぼくの村の話」は、モーニング連載中に3巻までは買っていたのだけれど、気がついたときには書店から消えていたので、古本屋を探して買い逃していた分を購入。
 主人公は千葉県茂田市三野塚で農業を営む一家の次男(登場時は小学生)。当然、三里塚がモデルなわけで、突然決定された空港建設に対して一家ぐるみで反対運動をするという、まことにもって陰気な話。
 視点が一貫して反対同盟の側にあるので、遵法闘争にこだわる議会政党たる公和党とその青年部(共産党と民青のことであろう)は早々に「腰抜け」として反対同盟から排除され、世間からは暴力集団と誹られている学生の集団たる全自連(全学連のことであろう)は横暴な権力と体を張って戦う善玉として描かれている。当然の事ながら公団や警察は完全な悪玉であって、機動隊に至っては非人間的な国家の暴力装置としてしか描かれていない。
 周囲の人間が反対運動から脱落していく一方学生の導入で運動が過激化し、暴力的な対立が先鋭化していく。最後は、とうとう警官の側に死者が出て、主人公達も動揺し 、青年同盟の中核を担っていた人物が自殺し、主人公の兄も逮捕され釈放されるまで15年の裁判を要した、という救いのない終わり方。
 東京で暮らしてきた自分から見ると、そもそもの出発点である「農民から土地を奪うこと」の悪性が実感できないし(生活権補償を含んだ「正当な補償」があるなら、公益のために個人の財産を収用することは当然許されると思うので)、反対運動が自己目的化してしまっているようにしか思えなかった。
 主人公達が空港について討論するシーンで、「空港は日本の発展のためにどこかに作る必要がある」という正論ともいえる意見に対して持ち出されるのが「どんなにたくさんの人が便利になったって……/そのために……/たった一人でも不幸になるんだったら……/空港なんて……/作っちゃいけないよね」というあまりにナイーブな反論で、これで納得する人がはたしてどれだけいるのか。
 人間に欲望がある限り個人の利益が衝突することは不可避で、それを調停するためのシステムとして国家権力が存在しているわけで。個人の利益と社会公共の利益が対比されるときは、安易に後者を優先させるべきではないことは確かだが、前者をアプリオリに優先させるのも思考停止であろう。

 岡田斗司夫の「フロン 結婚生活・19の絶対法則」は、「家庭から夫をリストラせよ!」という刺激的な惹句から想像していたよりも、存外まともな内容だった。家族を構成する個人が幸福になるためには何が必要なのかを素朴に考えてみた、といった感じ。
 NHKでアニメをやっている「学園戦記ムリョウ」のコミック刊行がスタート、雑誌連載並みのペースで単行本がでるとか。滝沢ひろゆきは、千葉治郎の名義でオタクテイストの強い作品(声優志願の巨乳少女が主人公の「ぴーちくぱーちく」「がっちり夢みましょ」とか、アワーズ増刊に連載中の濃厚なオタク描写が楽しい「オタが行く」とか)を発表してるので、お上品なムリョウとの組み合わせにはちょっと驚いた。
 ビックコミックスペリオール連載の太田垣康男「MOONLIGHT MILE 1」は、硬派で汗くさい宇宙開発漫画〜。
 新井英樹の「ザ・ワールド・イズ・マイン」が14巻で完結。
 天獅子悦也の「むこうぶち」をまとめ買い。「御無礼」と「懇意の金融屋までご一緒しましょうねえ」は名ゼリフ。

2001/7/25

 故障した17インチディスプレイと置き換えるために、CPD-G420を購入、送料を足して5万円をちょっと割るぐらい。
 17インチよりもう一回り広い画面が欲しかったので、19−21インチのブラウン管か16−17インチの液晶が目標。ブラウン管のメリット/デメリット(安い・明るい・色の再現性がいい・反応速度が速い/嵩高)をブラウン管のデメリット/メリット(高い・まれにドット欠け・モノによっては色合いや反応速度がイマイチ/省スペース)と比較衡量して、19のブラウン管に決定。液晶はドットが独立しているので本来の解像度ではクッキリと表示されるけど、それ以外の解像度では少し暈けた拡大表示にならざるを得ないんで、フルスクリーン表示のアプリケーション(ゲームとか)にはややイマイチな点も気になったので。
 1280x960ではちょっと細かすぎたので、結局1152x864を使うことに。情報量は、1.26倍どまり。

2001/7/27

 2001/06に買った本
 大暮維人の「魔人」、マガジンに掲載された読み切りとマガジンスペシャルに連載中の続編がやっと単行本に。延々回想シーンの続く「天上天下」の6巻も。大暮維人の漫画は圧倒的な画力が快感。
 倉上淳士の「ぎゃるかん」が待望の単行本化。
 夏目正隆「僕はイーグル 2」は、長編航空ロマンと爽やかに銘打たれてはいるが、きな臭いポリティカルフィクション。北朝鮮とおぼしき某国から謎の戦闘機が飛んできてさんざんに自衛隊を挑発するのだけど、自衛隊は憲法と自衛隊法に縛られて攻撃ができず、遂に民間機と自衛隊機が撃墜されるという1巻を受けてのスタート。
 夏目正隆は、架空戦記の皮をかぶった怪獣小説「リヴァイアサン戦記」と「私のファルコン」でも、ポリティカルなドタバタ部分が面白かったので、この路線は歓迎。まっとうな伝奇アクションの「海魔の紋章」はイマイチだったので。
 しかしこの、作中で徹底的に戯画化した人物に体現させることによって、特定の思想を貶める手法は、田中芳樹の創竜伝にも通じるところがあるかも、左右が逆だけど(田中芳樹を撃つ!参照)。

韓国大使「一度謝っただけですますつもりかっ、お前たちには誠意がない。日本人はだからずるいんだ! もっと謝れ。ずっと謝れ」
中央新聞(朝日新聞がモデルであろうか)の記者「自衛隊と日米安保条約がある限り平和は来ません。憲法違反の自衛隊はただちに解散し、日本はアジアの国々に対して、ひたすら謝るべきです」
県教組「日本が過去に犯したあやまちを知り、アジアの人々に謝罪することの方が、授業なんかよりも遙かに大事なことだっ」

と、ざっと探しただけでもおいしいセリフが目白押し。
 書き下ろしだけど、これを連載するとしたらやっぱりSAPIOあたりになるのかなー。作品の中核になっている「弱腰な日本」は、小泉首相が中国からの抗議を物ともせずに靖国神社に参拝しようとしている現在では、遠い世界に見えるかも。

2001/7/28

 シミュ研で、チグリスユーフラテスをプレイ。カタンの開拓を別にすれば、初めて買ったボードゲームということになる。九段のメビウスで「どんなゲームをお探しですか」との店主の問いに対して、「ルールが複雑で考えることが多いゲーム」と答えたところ、勧められたのがこのゲーム。
 タイトルの通りチグリス川とユーフラテス川(4大文明のアレ)が舞台で、各プレーヤーは4色のポイントを獲得し合う。ゲーム終了時に、各プレーヤーの所有する各色の中で最も少ない色のポイントを比較して、最多のプレーヤーの勝ち。
 とれるアクションの選択肢が多く(指導者コマを場に出す・指導者コマを移動させる・手札からタイルを場に出す・大災害タイルを場に出す・手持ちのタイルを任意の枚数捨てて引き直す)、ポイントを得る方法も多様なので(自分の指導者コマが存在する国に接する形で指導者と対応する色のタイルを設置する・モニュメントを構成する色と対応する指導者をモニュメントが存在する国に配置した状態でターンを終了させる・同色の指導者が存在する国が新たに設置したタイルによって連結することによって生じた戦争で勝利して相手のタイルから略奪する・すでに指導者が存在する国に同色の指導者が飛び込むことによって生じた戦争で勝利する・新たに設置したタイルによって一つの国の中に複数の財宝が存在する状態が作出された時に、その国に商人の指導者が存在する)、考える要素が多いのが楽しい。1ターンにとれるアクションが2回というのも絶妙。

 サークル終了後は、「ガンドレス 劇場公開版」の鑑賞会(原えりすんの電気オタク商品研究所汝、その名はガンドレス参照)。噂に違わぬスゴイ出来。

なお、この収録により未完成版本編を作品として認めるものではありません。
また、特定の個人・団体を誹謗・中傷する意図はありませんので、未完成版のクレジットが収録されていないことをご了承ください。

とゆーことで、黒塗りのクレジットは見ることが出来ず。
 これはやはり、複数人で突っ込みを入れながら見るもんですなー。
 岩藤さんオススメの「宇宙戦士バルディオス」TV版最終話をみたり、宮園氏オススメの「ハッピーレッスン」第1話をみたりで、徹夜。夏休みだなー。

2001/8/1

 空き領域が10GBぐらいに減って圧迫感を感じるようになってきたので、衝動的にハードディスクを追加。不要なデータを削除したり使用頻度の低いデータをCD−Rに退避させたりすればもう10GBぐらいは空けられそうだけど、手間を惜しんでハードディスクの買い足しを選択。
 単純に容量あたりの価格が一番安かった、WESTERN DIGITALのWD800ABを購入。80GBで17980円、ギガ単価は225円。

 2000/6/1から2001/5/31までの購入冊数は842冊。出版社別の内訳の上位は、

同人誌            164
小学館            72
講談社            52
早川書房          47
角川書店          34
メディアワークス  28
エンターブレイン  26
新潮社            22
少年画報社        21
白泉社            20
徳間書店          19
集英社            18
ビブロス          17
アスキー          15
コアマガジン      13
双葉社            13

こんな感じ(去年)。
 ELOGiNを発行していたアスペクトはエンターブレインに改名。
 ソフトバンクが消えてるのは、DOS/V magazineの購読をやめたから(大学の図書館で読めるので)。
 アスキーも、ASCII DOS/V ISSUEが消滅して、後継誌の「ASCII Digital Buyer」を買わなくなったので半減。

2001/8/10

 コミケ初日。3日目に企業ブースに行くと泥だということが去年分かったので(2000/12/30)、主に企業ブースを目標に。11:45に現地着で、10分後には入場。
 リーフのいない企業ブースで買うものといえば……、とらハ関連を少々。
 ivoryでは、日向裕羅(瞳・知佳・那美の声優)のCD「Pupil」と藤澤暁(真雪・桃子の声優)のCD「DESTRUCTION」を購入。OdiakeSのBGM集「OdiakeS sound works CollecTion」と「なのは等身大抱き枕カバー」はスキップ。
 ディスカバリーでは、新作の「とらいあんぐるハート`s サウンドステージ4」と買い逃してたとらハOVA3巻を購入。
 フェイスでは、フィアッセのビッグタペストリー・小鳥扇子・フィリスの描き下ろしテレカ(銀髪の唯子にしか見えないけど)・紙袋のセットを購入。6000円はちょっと高く感じた。
 ソフトバンクでは、とらいあんぐるハートラブラブ福袋(オルゴール・テレカ・小冊子・マウスパッド)を3000円で購入。こっちの方がお買い得感あるなー。
 メディアワークスでは、あずまんがグッズだけ売り切れ。電撃大玉も欲しかったけど、これ以上屋外まで続く行列に並ぶのもしんどかったのでパス。購入制限が10冊だから、プラス500円ぐらいで古同人誌屋にならぶであろー。
 「北へ」のキャラデザ担当のNOCCHIこと大槍蘆人(INKPOT主宰)がシナリオ・原画を担当する「白詰草話」を製作しているLITTLE WITCHも、当日分は完売。
 企業ブースの用事が済むともう14時で、押っ取り刀で東館に行くも、TYPE-MOONは当然のように完売。同人ソフト・電源不要系でもめぼしい物は見あたらず。

2001/8/11

 コミケ3日目用に、携帯電話(PHS)を購入。会話のツールではなく連絡のツールとして使う予定なので、時間当たりの通話料よりも基本料金に重点を置いて選択。結局、東京電話アステルプチペイド(プリペイド式PHS)に落ち着く。
 発信可能な状態に保つために最低必要な維持コストは、一ヶ月1000円。これを基本料金と考えると、無料通話が1000円分付いてくるということになる(携帯電話に対して600秒に相当)。

2001/8/12

 コミケ3日目。5:30に起きて朝食をとってから家を出て、現地着は7時。一般入場の列に並んで、入場は10:30。一目散に担当の大手サークルに向かうも、INKPOT・男屋(平野耕太)・日本ワルワル同盟(有馬啓太郎)は完売。開場から30分で売り切れるというのは、いかがなものか。
 今回は数人で分担を決めて共同購入したので、普段買えないサークルも無事ゲット。携帯電話の威力(今〜に並んでるんだけど買っとく〜?)に感激。六道館(六道神士)・沖縄体液軍人会(安永航一郎)・甲冑娘(田丸浩史)・猫屋敷(ささきむつみ)あたりが、がんばった感じ。
 後日、サークルの先輩(チケット入場)に「男屋に朝一でいったら冊数制限なかったんでとりあえず10冊買ったんだけど、1冊どお〜」といわれて、納得。

2001/8/22

 2001/07に買った本
 加藤伸吉と杉本伶一の「国民クイズ」が太田出版から上下巻で再刊。モーニング連載時に買いそびれたので古本屋で3巻まで探したが、最終巻の4巻だけが見つからなかった。同じ大きさで揃っていないと落ち着かないので、本来不要な上巻も買う羽目になって気分的には負け(4巻が見つかればそれも買っちゃうだろうし)。国家が運営するクイズで勝利すると希望する商品(例えば、100億円ほしい・隣の奥さんを殺してほしい・エッフェル塔がほしい)がもらえるという凄まじい政治体制をハイテンションに描いたユーモアあふれる作品。
 一昨年ヤングアニマルに連載されていた、あさりよしとおの「なつのロケット」が単行本化。「裏庭の手作りロケット」という題材は、宇宙開発好きには訴求力抜群。あさりよしとおの他の漫画と同様に、通好みというかマニア受けな印象。
 朝日新聞社の「小説トリッパー」は、普段なら絶対に買わない小説誌。特集にあわせたのか、表紙がプリシアのフィギュアというのは文芸雑誌の台で異彩を放っていた。バーチャコールとはまた中途半端に古くてさほどメジャーでないものを。どっかで見たことがあるけどなんだったけで、思い出すのに数分。
 お目当ては、大塚栄志と東浩紀の対談「批評とおたくとポストモダン」。シスプリに触れて、ここでの「妹」がデータベース的な記号と化していて、「美少年の妹」というキャラを作っても、矛盾を感じずに「美少年」で「妹」なんだからますますいいじゃないかと消費するだろう、という一節には大納得。評論部分は、評価保留。
 字の本では、篠田節子の「斉藤家の核弾頭」が文庫化。超管理社会と化した日本が舞台がディストピアとして描かれる。ポリティカルなドタバタが面白い。

2001/8/30

 ジャングルから通販で購入した「国防挺身隊」をシミュ研合宿で鑑賞(内容は竹刀ごっつあんです参照)。やー、面白い。演技が大根なのはご愛敬として、1話が3分前後なのでテンポがよい。
 「明治天皇宇宙の旅」は、明治天皇と乃木将軍が宇宙旅行するという、おいおい大丈夫なんかいコレなストーリー。戦前だったら不敬罪モノなんでは。
 「ライダー神風」は国防挺身隊のプロトタイプ的な作品。昭和63年と撮影年次が古いせいか、画質はイマイチ(国防挺身隊は平成3年〜5年)。中身もストレートすぎて、挺身隊ほどは笑えない。アイキャッチや主題歌(迫る〜赤〜/左翼の集団〜/皇居を狙う黒い影〜/天皇陛下を守るため〜)があるあたりは、戦隊物風?。暮らしを守る新聞○旗のポスター破いて焼いちゃうのはちょっとやりすぎな感じ。
 右翼パロディの自主製作映画といえば、ゼネプロの愛国戦隊大日本が有名。ゼネプロはGAINAXの前身なのでメンバーがスゴイ(監督:赤井孝美・脚本:岡田斗司夫・特撮:庵野秀明)。良い画質の大日本を見たいなー。

2001/9/5

 予約特典(ソフマップの巨大目覚まし時計)に惹かれて購入したDC版こみパをプレイ。PC版で一通りクリアしているので、新キャラの御影すばるのみ攻略。
 口癖は、困惑を意味する「ぱぎゅう〜」で、「うぐぅ」や「ふみゅ〜ん」あるいは「ほえ〜」に相当、発音しにくいので、実際の会話で使われることは少なそう(「うぐぅ」ぐらいなら使う人がいるので)。会話の8割は語尾が「〜ですの」。やや強引ではあるが、一応キャラは立っている。
 シナリオ(すばるシナリオ)は70点、そこそこ萌える。こみパ世界では珍しく、プロの漫画家になるという明確な目標があって同人誌はそのための手段とされている(この考え方はとても好感が持てる、持ち込みした方がいいと思うけど)。編集長に実力を認めさせる中盤までの流れは、それなりに納得がいくのだが、それ以降の展開はやや疑問。
 CGは90点。相変わらずハイクオリティ。VGA対応なので、PC用のディスプレイでプレイしたらもっと綺麗だったかも。
 音楽は75点。OPとEDはPC変更。アキ・エンジェル バージョンがなくなったのは、ちょっと残念。
 音声は70点。フルボイスだし新キャラの声(倉田雅世)もいいんだけど、圧縮レートが低いせいか、声がこもりがち(電話を通したみたいな印象)なのは惜しい。
 システムは40点(品質20・ゲーム60)。
 プログラムの品質は泥、不良品レベルといえる。フリーズバグやセーブしようとしたファイルが消失するバグを、それぞれ3〜4回経験した。シナリオの後半から始める際にも、まずディスク1を入れて起動してその後に2枚目に交換する手順を必要とするのも、よろしくない。
 ゲームの内容でPC版と変化したのは、原稿執筆の際にコマンド入力を求められる点。1プレイだけならともかく、シナリオを潰す際に毎回これを強制されるのは面倒かもしれない。自分の書いた同人誌や依頼原稿がコレクションできるようになっているが、全部集めるまでプレイする気になるかは、はなはだ疑問。細かいことでは、CGモードの愉快なキャプション「これは食べられません、こっちもだめです」がなくなっているのも残念。
 萌え度(すばる以外はPC版をプレイしての印象)は、
 詠美ちゃん様≧すばる≫あさひ≫瑞希≧彩>玲子 (南さん・由宇・千紗・立川さんは未クリア)。

2001/9/20

 夏コミで買い逃した歌月十夜の書店売りが開始されたので、即購入。月姫のファンディスクで、月姫本編・PlusDiskに続く、TYPE-MOONの3本目。
 1週間ほどかかって一通りプレイする。1stプレイではレンの好感度が足りずにいくつかのイベントを取り漏らしたので、セーブデータを消してもう1周。最後は、チャートを見ながらすべてのイベントを潰す。歌月十夜 メモ帳が便利でした。
 本編終了後のおまけ的ソフトではあるが、値段に見合った充実した内容。こんなに安価な値段で良作を連発されると、メーカーのソフトを5000円以上も出して買うのがばからしくなる。ソフトの値段の内訳(小売店・流通段階・ソフ倫認証費用・メーカー取り分)を見てみたいものだ。

2001/9/30

 2001/08に買った本
 コミケのあった月なので、ほとんど1/2が同人誌。
 スペリオールに連載中の吉本浩二・秋月戸市の「こまねずみ常次朗」が単行本化。青木雄二監修だけあって、こてこてに書き込まれた汚い画面はナニ金に似た味わい。サブタイトルが「日掛け金融地獄伝」となっているとおり、今度の題材は日掛け金融。1巻は、バーの経営に失敗した主人公が金融屋に唆されて風俗を始めるもいいようにむしられている最中で終わり。この後はマグロ漁船を経て主人公も他の日掛け金融に入社して、そこまでがプロローグ。
 そもそも日掛け金融とは、やや特殊な小規模自営業者に対する金融で、融資先に毎日集金に行くのが特徴。集金にコストがかかることから、日歩30銭(年利率にすると109.5%!)の特例金利が認められていた(出資法改正により2001年1月1日からは54.75%)。去年から出資法の罰則上限金利が29.2%に引き下げられたのに対応して潜脱的に利用され、被害が深刻化しているらしい。
 同じ「青木雄二監修」のカバチタレ(モーニング連載、題材は行政書士)と比べると、常次朗の方が断然面白い。カバチタレはやたらと実体法を振り回すけど、机上の空論という感が否めないので。
 佐藤友哉の「フリッカー式」は、なんとも妙な小説。「本書は「ああっお兄ちゃーん」という方に最適です(嘘)。」という広告に惹かれて滅多に読まないノベルズを購入。
 レイプされて自殺した妹の復讐として、主人公が犯人達の娘3人を監禁しようとする、という発端が実にエロゲー的。独特の文体や脈絡のない展開、読後に感じる脱力感もエロゲー。
 同人作家の氷川へきる(スパイシー大作戦)の初単行本「ぱにぽに 1」がエニックスから発売。ディープな本屋でレジ前の平台に積んであったところを見ると、その筋ではすでに有名なのかもしれない。連載してることにすら気がつかなかったのは不覚(連載誌は、月刊Gファンタジー)。
 帯に「あずまきよひこ絶賛」とあるけど、ほのぼの学園生活+αということで、あずまんが大王っぽい味わい。1ページマンガ(6〜8コマぐらい)×8で1話分。同人誌で描いていた既存のキャラを利用できるパロディ作品に比べると、キャラの立ちがやや弱い気もするが、とぼけた持ち味は健在。
 装幀はよつばスタジオ。あずまきよひこ以外の仕事もするんですねー。

2001/11/18

 試験に受かったもので、連日のパーティー攻勢。合格発表からの10日間で8日は祝賀会or飲み会。下戸なので乾杯程度ですますから問題ないが、普通に飲んでいたら体に悪いだろうなー。
 各予備校の合格祝賀会は、ロハ・ホテルで豪華に宴会・偉い人が来賓に・抽選で海外旅行があたる、とまことに魅力的。しかし、当該予備校の講座を一度も受講したことが無くても祝賀会に参加でき、受付で名前を書いた瞬間から合格実績にカウントされるのは、やや不条理。合格者占有率90%を主張する予備校が3つもある理由はコレかと納得。
 ホテルでの宴会ぐらいは珍しくもなんともないですが、某先生に吉兆、しかも伊勢丹や銀座西洋でなしに銀座の東京本店で奢っていただいたのは、さすがに感激。自分の懐で行けるようになるには、あと40年はかかるなぁ。

2001/11/19

 2001/09に買った本
 評判を聞いて羽生生純「恋の門」と黒田硫黄の「茄子」を買って読んだが、全然楽しめなかった。荷宮和子のセンスも馬鹿にならないのかと一瞬思ったけど、あの斬り捨て御免なコメントはマズイよなぁ(例えばminami kenichi imressions(6/30-9/30)の9/19)。
 見沢知廉の「調律の帝国」は、「天皇ごっこ」・「囚人狂時代」・「母と息子の囚人狂時代」に続いて文庫落ちした4冊目(Web Chiren)。4冊とも監獄テーマなので相互に重複した記述が目に付くし、だんだん薄くなるのがなんであるが、苛烈な監獄描写は興味深い。
 彼の著作では一貫して、監獄が人間を圧殺するシステムとして描写されている、犯罪者処遇の基本理念は改善・更正・社会復帰のはずなんだけどなぁ(法務省矯正局)。まぁこれは相当に極端な例だとしても、日本の行刑には批判が少なくないので、注意を払い続けていきたい。
 松山せいじの「エイケン」はジャンル的にはベタなエロコメということになるんでしょうが、画力がアレすぎて、女の子が軒並みフリークスに見えるのなんとも。まったくもって萌えないんだけど、なんだかなーな読後感を味わうために、つい単行本を買ってしまった(エイケニストのキセキ?)。
 馬場民雄「虹色ラーメン」は、チャンピオンで1・2を争う萌えマンガ。タイトル通りのラーメンマンガではあるんだけど、開始早々ヒロインがメイド服を着用するし。メイド服を着たかわいい女子高生が給仕してくれるラーメン屋があったら、流行らないわけがない。ネットで評判に〜ってな描写があるけど、アレな人たちが集まってオフ会とかに使われるだろなー、ていうか使う。
 ケニー鍋島・前川つかさの「票田のトラクター」・「新票田のトラクター」は、絶版なのでBOOK OFFで購入。新の方は13巻まであるので古本屋で気長に探そう。票田では泥臭い選挙戦〜新米議員としての活動が、新票田では中堅議員としての活動〜稲山一郎(小沢一郎的人物)が中村茂(竹下登的人物)に反旗を翻すところが、描かれる。中盤以降の政界部分も悪くないが、序盤の熾烈で泥臭い選挙戦(後援会のおばちゃんを旅行に連れて行って温泉で三助をやるような)が面白い、1巻のサブタイトルなんか「金を撃て票をとれ」だし。同じ作者の「霞ヶ関のフリーメーソン」も探索リストに入れておく。

2001/11/21

 秋葉原に新しくオープンしたメイド喫茶&居酒屋「ひよこ家」に行って来る。末広町の交差点からガード下をくぐって昭和通りのさらに向こう、目立たないマイナーな場所に立地(チラシ店の外観)。
 メイドさんは3人。黒と白のいかにもなメイド服のメガネっ娘(フルーツバスケットで綾女がやってる店の店員さんみたいな)と白ベースのメイド服が2人でした(種類は違う)。ゲーマーズのピアキャロ喫茶と比べると、服の作りは本格的。
 夜は居酒屋なので4人で席に着くとお通しが出てくるんですが、バスケットに駄菓子が山盛り。わたあめ・ラムネ・ビックリマンチョコ・ベビースターラーメンっぽい菓子など。最後はともかく他は全て甘々で、あまり酒にはあわなそう。
 店内にはマンガや本(と学会・岡田斗司夫・西原理恵子など)が置かれ、アニソンをゆったりとアレンジしたものがBGMとしてかかっている。まったりとお菓子をつまんでいると、まるでオタクな友人の家に遊びに来たかのような感覚で、居酒屋にいることを忘れられる。
 ビール・カルーアミルク・レモンサワー・アイスロイヤルミルクティーとてんでんばらばらに注文してから料理を追加しようと壁のメニューを見ると……、本日のオススメがアタリメとエイヒレってのはなんかのシャレなんでしょうか(もちろん、ちゃんとしたメニューも他にありますが)。「美少女あります」ってのも妖しい響きですが、日本酒の銘柄でした(美少年と同じ蔵元)。「美少女ください」って注文もなんだかなぁ。
 料理の幅が少ないので、途中からパフェを頼みだす。カルーアミルクはともかく(元から甘いので)、日本酒とパフェという食い合わせはどうかと思う。蔵と同じ感覚で、料理を食いに行くところでは無いような気がします(蔵には行ったこと無いんだけど)。
 途中、煮物を運んできたメイドさんが煮汁をレモンサワーにぶちまけるというアクシデントがあったんですが、そのときのうろたえっぷりがなかなかのもので、それを見た先輩(小川さん)が「どじなメイドさん、どじなメイドさん」と大はしゃぎ。同行者としては、なかなか恥ずかしいものがありました、「あのドジはサービスの一環として意図的に行われているに違いない」とか言い出すし。
 辺鄙な場所にあるのに、結構客が来て最終的な入りは7分ぐらい。折角だからということで恥を忍んで写真撮影を頼むと、快諾される。勝手にWebに載せられるのは困る、というニュアンスだったので、記念撮影なものということで。
 勘定は4人で7k弱。あまり頼まなかったせいか、リーズナブルにあがった(料理を頼まなくてもメイドさんは見れるしね)。
 腹がふくれないので、らんぷ亭で牛丼を食って帰る。順番、逆にすればよかったのかも。

2001/11/30

 2001/10に買った本
 小島あきらの「まほらば」は、ガンガンウイング連載の萌えマンガ(ファンサイト:Pleasure field)。女性ばかり(主人公を含めた男女比は、5:2)の寮に下宿することとなるという、ラブひな的展開。ヒロインは乖離性同一性障害(いわゆる多重人格)で、精神年齢だけ6歳になって甘えてきたりする(この辺、ななか6/17ぽいかも)。ヒロインが精神病というのは業界のトレンドか。。
 大槍蘆人の「D+COLLECTION」は書店売りされた再録本(INKPOT)。B5/287pの大ボリュームで3000円は同人誌としては安い(商業誌としては高いけど)。
 由起賢二+雁屋哲の「野望の王国」はコテコテ劇画。こんなかっこいい東大生がいるはずない(苦笑)。以前1巻を見つけたが、状態が悪かったので買わずにいるうちに2巻が出てしまった。コンビニ売りの読み捨てコミックなので、買い逃した1巻を入手するには古本屋でも探すしかなさそう。
 続き物では、虹色ラーメン 2、プラネテス 2、魔人 2、あたりが良し。

2001/12/2

 神田のコスプレ居酒屋「蔵」で高校時代の友人と祝賀会(店の外観)。幹事が12時から17時まで並んで、ようやく20時からの予約がとれた。18時に入店した客が20時で完全入れ替えというのは、居酒屋としてはかなり妙。
 時間まで秋葉をぶらつく。キュアメイドカフェに行くも、満員。喫茶店で暇をつぶしてから、神田へ。20時前後に蔵の前に行くと、店の前にイヤな行列が出来ている。我々も人のことは言えないが、まるでメッセサンオーの店先ような……。
 地下1階がテーブル席・地下2階が座敷で、当日予約の我々は1階に通された。店員は基本的には担当階でのみ活動で、たまに行き来するよう。
 肝心のコスプレ店員さんは、噂通りハイレベル。男装っぽい格好(格ゲー?)・学生服(元ネタ不明)・青と白のストライプに白いエプロンを組み合わせたメイド服?(元ネタ不明)・黒と白で袖の短いメイド服(元ネタ不明)の4人。恥を忍んで(というか酒で勢いを付けて)、写真撮影をお願いする。相互確証破壊を実現するため、参加者全員が店員さんとツーショットを撮る。インターネットへの掲載禁止ということで(そうしないとマズイんだろうなぁ)、ココに載せることは出来ませんが。
 料理と酒は普通の居酒屋で(高田馬場の学生向け居酒屋よりは高い)、1800円のふぐちり(トラフグではないと思う)を中心に頼んで、6人で30000円。
 閉店時間の22:30ごろまでねばってから、秋葉で朝までカラオケ。途中で歌う歌が尽きたので、持ち込んだノートを使って萌え歌を大合唱。長崎みなみとか南ピル子とかKOTOKOとかの歌がカラオケに収録されるといいんだけどなぁ。

2001/12/14

 MP-F35(フラッシュメモリ搭載の携帯mp3プレーヤー)を買ってから、1年と少し(2000/8/26)。
 1年と少し使った感想。MP-F35の良かった点は、ノイズが載らない・操作性は良好(胸ポケットに入れた状態でコートの上から操作可能)・単3電池1本で結構もつ(歩きながらの電池交換も楽々)。逆に悪かった点は、64MBまでのスマメしか対応してないのでめいっぱい拡張しても128MBまで・転送に専用ソフトが必要で使い勝手がイマイチ・転送速度が遅い。
 特に容量制限が気になって、そろそろ買い換えたい気分に。希望する条件は前と同じ(単3x1、ノイズがない・汎用メディア)。
 選択肢としては、MP-F35の後継となるMP-F60MPIOの128MBモデルあたりが魅力。共に、内蔵128MB・スマメ拡張(+128まで)・日本語の液晶表示可能と共通点が多い。両者共通の難点は、最大でも256MBまで(スマメの仕様上)、そこそこ高価(実売、23k前後・27k前後)。前者に特有の難点はMP-F35と代わり映えがしないこと、後者に特有の難点はホワイトノイズが載るらしいこと(実際に聞いたわけではないが、そーゆー評判をよく聞く)。
 どうしたもんかと資料をあさっていると、DIVA MP3 PLAYERとかいうプレーヤーを発見。ロクに情報がなかったけど、単3x1・CF・Win2kでドライバ不要という点に惹かれてメーカー直販で購入。$139に送料が$20で、結局20kぐらい。11/30に注文して、届いたのが12/8。
 1週間ほど使ってみた感想。総合的には、満足。
 USBケーブル(Bコネクタは独自)で接続すると、USB大容量記憶装置デバイスとして認識され、普通にmp3ファイルをコピー可能、これは良い。CF入れて繋ぐとCFのみが、CFなしで繋ぐと内蔵メモリのみが見える。他の手段でCFにコピーしたmp3ファイルも、もちろん再生可能。
 256MBのCFを9980で買って(ノーブランド)、総コスト30kぐらいで384MB。128kbitのmp3だと6時間ぐらい入る容量には、満足。
 ノイズは載らない。サイズ的にはMP-F35より一回り小さい(比較写真)。プラスチックの外観はやや安っぽい。
 結構アメリカーンな感じがするとこも。液晶は1バイト文字のみ6文字までの表示で、ドットマトリクスではない(普通の電卓みたいな表示)。ID3タグの表示順は、アーティスト名--曲名(winampデフォルトと同じ)。ボタンは電源/HOLDの他は、5個とシフトボタン。再生モードやエフェクトの切り替えは、シフト+他のボタン。一時停止の状態で放っておいても、勝手に電源が切れたりはしない(電池が無くなるまでそのまま)。曲内での早送りは出来るが、巻き戻しは不可(VBRで実現するのが面倒なのは分からないでもないが、CBRでも不可なのは不満)。
 60.4MB/16個のファイルを転送するのにかかった時間をストップウォッチで計った表。

CF(PCMCIA)CF(USB)SM(USB)DIVADIVA(CF)F35F35(SM)
time(second)66118240170390300364
speed(kbit/s)7500419020602910127016501360

2001/12/29

 2001/11に買った本
 周良貨+能田茂の「監査役野崎修平」をまとめ買い。場末の支店長からフロックで監査役に抜擢された銀行員の主人公が、やけにマジメに監査業務に取り組むお話。あおぞら銀行が出来たときにどっかで聞いたことがある名前だなぁ、と思ったらコレでした。
 原作者の周良貨は、ビジネスジャンプでベンチャー企業を題材にした「アウトサイダー東宗介」を、モーニングで女性総合職の銀行員を主人公にした「この女(ひと)に賭けろ」などの原作を担当。3作とも読んでいたが、原画担当は全て違うので、原作者が共通ということには、さっき調べて初めて気が付いた(周良貨のページ)。
 強いて3作の共通点をあげるなら、コーポレート・ガバナンス。文句の付けようのない正論ばかり語る主人公がドリームな活躍をするお話し。確かに現行商法上は監査役による業務監査が予定されているが、実際に内部から(事実上)代取によって選任された監査役がこういう姿勢で仕事をするかというと、まぁムリなんだろうなぁ。
 株式会社、特に小規模閉鎖会社ではなくて、マーケットをバックに控えた大規模公開会社や潜在的にマーケットを指向する小規模だが公開を念頭に置いて監査・会計をきちっとやる必要のある会社、が身近に感じられるのは良いかも。
 金と暇が出来たので、他にも「軍鶏」「本気のしるし」「ざこ検マル潮」とかをまとめ買い。
 94年に1巻が出てから中断していた、水野良+山田章博の「ロードス島戦記 ファリスの聖女」が一気に完結。同じ角川書房から出ていた以前の1巻は214ページ、今回のものは289ページ。1巻の区切りが微妙に違うのが、以前の1巻を持っている身としては気になる。既存部分にも加筆修正があるから新しい1巻も買ってくれ、ということなんだろうが。
 「新世紀エヴァンゲリオン 7」は限定版を失念していたので、通常版で購入。初回に出ない初回限定版というのはいかがなものか。フィギュア付きの限定版は、20万部x2の40万部・返品不可という噂を聞いたので、スペースをとる腐れ在庫に困った書店が安売りを開始すること期待(フィギュア、クリスマス仕様だし)。フィギュア自体は結構良い出来なんで、1000円以下になったら買う。

2001/12/30

 例年通り、冬コミ(2日目のみ)。8:30に現地着で、入場は11時過ぎ。
 買えた中での大物は、INKPOT(大槍蘆人)の「A-COLLECTION」と「B-COLLECTION」。再録本なので物理的なサイズも大きい(B5/226pと250p)。ここ数回の経験からすると書店売りもあり得るが、念のため会場で購入(というか知人に依頼)。
 森見屋(森見明日)の「森見屋3号店」は、「ちっちゃな雪使いシュガー」本。森見明日といえば巫女さんということで、巫女服のサガ萌え(極東の発明品、妖精と会話できる服……、なんか違う)。ゲストが、小野寺浩二(妄想戦士ヤマモトとか)・外薗昌也(犬神とか)・犬上すくね・木村真一郎(シュガーの監督)、と微妙に豪華かも。
 ロケット野郎(岡田斗司夫)は新刊落ちていたが、フリーペーパーの「ロケット野郎通信」がなかなか充実。2002年夏コミ予告(BSマンガ"裏"夜話)、「ハリー・ポッターについて考えてみた」、「歌舞伎について考えてみた」、リクルート社内報かもめ400号記念号寄稿「働く意味と意義」の4ページで、いつもながらの岡田節。Webのライブラリーには、まだ掲載されていない(OTAKING SPACE PORT)
 メモ的に買えたサークルと買い逃したサークルを書き出すと(次回のため)。
 いくらか有名っぽいところでは、立川流トンデモ落語の会(立川談之助)・うさぱら有限会社(青木光恵)・鳥頭の城(西原理恵子)・ウラシマモト(島本和彦)・元祖園田屋(園田健一)・六道館(六道神士)・はなQスタジオ(花見沢Q太郎)・ワーカーホリック(犬上すくね)・高速回転(八雲剣豪)・VANISHING POINT(高野真之)・金星楽団&笹吉横町(藤浪智之&佐々木亮)・へっぽこはうじんぐ(へっぽこくん)・ぷーるぐえとわす(くら☆りっさ) じどー筆記(こけこっこ★こま)・高雄右京(ママグル徒)・MRP(雑破業)・を購入。
 買い逃したのは、と学会・日本ワルワル同盟(有馬啓太郎)・沖縄体液軍人会(安永航一郎)・牛乳屋(七瀬真琴)・男屋(平野耕太)などなど。

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