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会の活動日誌と写真紹介(2006年の活動)


会の活動日誌(2006年1月から12月)

写真紹介

2006年12月

12月13日(水)〜15日(金)

教育基本法改悪案の参議院での採決を阻止するための国会前座り込み行動に参加しました

 安倍政権が教育基本法の改悪案を参議院で強行採決し成立させることを阻止するために、私たちは北海道や九州など全国各地から駆けつけた教育労働者をはじめとする労働者・市民・学生とともに、12月13日から15日にかけて国会前座り込み行動をたたかいました。政府・与党は、こうした反対の声を踏みにじって、14日に参議院教育基本法に関する特別委員会で、15日には本会議で採決を強行し改悪案を成立させました。この暴挙を、私たちは絶対に許すことはできません。
 「教育の憲法」とも言われてきた教育基本法を、安倍政権が改悪する狙いは日本を「戦争のできる国」につくりかえることにあります。教育基本法に「国と郷土を愛する……態度を養う」という文言を盛り込むのは、「お国のためにすすんで命を捧げる国民」をつくるために、子どもたちに「愛国心」をたたき込む教育制度をつくりだすことを狙っているからにほかなりません。この教基法改悪を阻止するために私たちは奮闘しました。
 残念ながら阻止することができませんでしたが、安倍内閣が教基法の改悪をステップにしてかけてくるであろう、「教育改革」という名のウルトラ反動的な教育再編を許さないために、そしたまた憲法改悪を絶対に許さないために、反対運動を、その弱さを克服しこれまで以上に大きく強くつくりだしていこうではありませんか。
 2000万人ものアジア民衆と310万人の日本人民の命を奪った、かのアジア・太平洋戦争から61年を経た今日、日本は再び歴史の曲がり角に立たされています。今こそ迫りくる軍国主義とファシズムの嵐を打ち砕くために、すべての団体・個人が政党・政派・労組のナショナルセンターの違いを越えて、「反戦・反改憲・反ファシズムの共同戦線」をつくりだすために力をあわせたいと思います。



12月15日(金) 国会前

12月14日(木) 国会前
12月9日(土)
故弓削達先生のお別れ会が開かれました
 
 2006年12月9日に、フェリス女学院カイパー記念講堂で、学会関係者・学校関係者・友人有志が発起人となった故弓削達先生記念会が開かれ、250余名の方々が参集しました。敬虔なクリスチャンでもあった弓削先生を偲んで賛美歌が合唱され、聖書が読み上げられるおごそかな雰囲気のなかで、当会共同代表の森井眞氏や荒井献氏(東京大学名誉教授)をはじめ故人ゆかりの方がお別れの言葉を述べられました。最後にご子息の康史さんがあいさつされました。
 ひきつづいて、会場を移して、弓削先生を偲ぶ会が開かれました。土屋公献共同代表をはじめ、東京商科大学時代の同窓生やフェリス女学院大学の方、弓削先生が原告代表を務められた住基ネット差し止め訴訟を支援されている田島泰彦氏(上智大学教授)やジャーナリストの斎藤貴男氏があいさつされました。弓削先生の心優しくも芯の強いお人柄とともに、反戦平和のために尽力された感動深いお話しがなされ、参加されたすべての人びとが弓削先生を偲びながら永遠の別れを惜しみました。
森井、土屋両氏のお別れの言葉へ

在りし日の弓削達先生

12月6日(水)〜8日(金)

教育基本法改悪案の参議院での強行採決を阻止するための国会前座り込み行動に参加しました
 
 政府与党が参院の特別委員会と本会議において強行採決しようとして緊迫していた12月7日と8日の両日、北教組をはじめとする日教組や全教の教育労働者を先頭に数千の労働者・学生・市民が、連日国会前で改悪阻止の座り込み行動をくりひろげました。
 また、8日には日比谷野外音楽堂で、日教組が主催して緊急中央集会が開催され、全国から1万2千人が参加し、教基法改悪反対の大きな声をあげました。
 こうしたたたかいの高揚のゆえに政府・与党は参院での採決を先延ばしせざるをえなくなり、たたかいは翌週に引き継がれました。



12月8日(金) 国会前

12月8日(金) 国会前

12月7日(木) 国会前

12月6日(水) 
国会前・ヒューマンチェーン

12月3日(日)

とめろ!戦争への暴走 12・3怒りの大集会は950人の参加で大成功しました


12月3日(日) 東京・中央会館
 12月3日に、東京・中央会館で「とめろ!戦争への暴走 12・3怒りの大集会」が、当会の共同代表をはじめ11人の方が呼びかけ発起人となって開催されました。森井眞さんの開会あいさつに始まり土屋公献さんの閉会あいさつまで、発言されたすべての方々の熱い思いが伝わるたいへん充実した集会でした。
 安倍政権が教育基本法の改悪案を参議院で強行採決しようとしている緊迫した情勢のもとでの集会となりましたが、前川鎮男さんと松原信材さんの発言やビデオ上映・学生による寸劇やアピールなどを通して、教育基本法の改悪の狙いが浮き彫りにされました。「お国のために命を捧げる国民」をつくりだす、そのために子どもたちに「愛国心」をたたき込む教育制度をつくりだすことをもくろむ教基法改悪案。この参議院での強行採決を阻止するために、職場・学園・地域から全力をあげてたたかうことを参加者全員で確認しました。
 そしてまた、安倍政権が、反北朝鮮の民族排外主義をキャンペーンして日米新安保にもとづく対北朝鮮の臨戦態勢を強化していることに反対し、反戦・反改憲・反ファシズムの運動を大きく創りだすことを決意しあいました。
 
 
 

2006年11月

11月28日(火)

米軍再編はいらない! 戦争国家は許さない! 全国集会に参加しました
 
 11月28日に、「米軍再編はいらない! 戦争国家は許さない! 全国集会」が日比谷野外音楽堂で開催され、3000人が参加しました。集会では、全国で反基地闘争をたたかう労働組合・市民団体の代表とともに、米軍基地反対闘争をたたかう韓国・グアム・ハワイなどの海外の代表も駆けつけ「米軍基地の撤去!」を訴えました。
 集会後に、銀座・東京駅を通ってデモ行進を行い、「米軍再編にともなう在日米軍基地の強化反対!」「米軍と自衛隊の一体化を許さないぞ!」「日米の新安保同盟の強化反対!」をアピールしました。



11月28日(火) 日比谷野外音楽堂

11月25日(土)

教育基本法改悪ストップ!集会に参加しました
 
 11月25日に、日比谷公会堂で開催された教育基本法改悪に反対する集会に参加しました。集会には、全国各地から日教組の組合員をはじめとする労働者と市民など3500人が集まり、教育基本法の改悪を絶対に許さない決意を固めあいました。
 集会後は、都心をデモ行進し、「愛国心教育の強制反対!」「教育の国家統制を許すな!」「戦争のできる国づくり反対!」のシュプレヒコールをあげました。



11月25日(土) 東京・銀座をデモ行進

11月15日(水)〜16日(木)

教育基本法改悪案の衆議院での採決を阻止するための国会前座り込み行動に参加しました
  
 教育基本法の改悪を阻止する決意に燃えた日教組と全教の組合員をはじめ労働者・学生・市民による座り込み行動が、国会前を埋めつくしておこなわれました。
 安倍政権は、こうした反対の声を踏みにじって、11月15日に衆院教育基本法に関する特別委員会において、さらに16日の衆院本会議において、教育基本法改悪案の採決を強行し衆院を通過させました。
 衆院特別委員会と本会議での強行採決に抗議して、参加者は「強行採決弾劾!」「愛国心教育の制度化を許さないぞ!」「戦争のできる国家づくり反対!」などのシュプレヒコールを怒りをこめてくり返しました。



11月16日(木) 
国会前
・ヒューマンチェーン

11月15日(水) 国会前
  
11月9日(木)

弓削達先生のご逝去を悼む」声明を発表しました

(「反戦の輪」第16号―20061113日発行―に掲載)

弓削達先生のご逝去を悼む

弓削達先生

あいさつする弓削達先生
(2
001年10月7日緊急集会で)
 当会の前身である「報復戦争に反対する会」の創始者であり、昨年秋に「戦争を許さない市民の会」に名称を変更するまで、共同代表のお一人としてご尽力くださった弓削達氏が、10月14日に肺炎のためお亡くなりになりました。
 日本を再び戦争をする国にしてはならないと固く意志して、憲法と教育基本法を死守するべきことを高唱されつづけ、当会を導き見守りつづけてくださった弓削先生。時あたかも、憲法と教育基本法の改悪を公言して発足した安倍政権が、北朝鮮政府の核実験を逆用して、ブッシュ政権につき従って対北朝鮮の臨戦態勢をつくりだし、日本が再び「戦争をする国」になりかねない状況にあるまさにこのときに、お亡くなりになられた弓削先生の胸中はいかばかりでありましたでしょう。察するにあまりあります。弓削先生に導かれ、先生とともに反戦・平和のために力を尽くしてきたものとして、まことに残念至極であります。心からお悼み申しあげます。

(1)
 弓削先生は、2001年10月8日にアメリカ・ブッシュ政権がアフガニスタンへの侵略戦争を開始したことを知るや、間髪を入れず、これに反対するとともに小泉政権のこれへの加担を許さない運動をつくることを提案され、10月13日に「報復戦争に反対する会」を発足させました。
 弓削先生は、当時、集会で次のように呼びかけました。
 「今世界は報復戦争を当然とする空気に覆われ、日本もすでに動乱のただなかに投げ込まれ『報復戦争』を期待するかのような世論のうねりのなかにいるように思われるのであります。このときにあたって、私は歴史上のある否定すべくもない事実をご紹介したい。
 ヨーロッパ、地中海の大半を含む地域がかつて単一の政治権力に入っていたことがありました。この時代の支配を『ローマの平和』と呼んでおります。しかしながらローマの支配は、被支配者にたいする収奪、彼ら被支配者の屈辱と敗残の悲しみでありました。諸民族は、各地で抵抗運動、反抗の闘いに立ちあがったのであります。
 そこでローマはみずからの行う戦争の正当性を擁護するための論争を次々に考えだして発表いたしました。曰く、『ローマ世界にとってみんな外敵を除くための戦争である』。つまり、脅威を除去するための戦争は正義の戦争であり、信義のために起こした戦争によって打ちたてられる支配は正当である、というわけでありました。
 古代世界最強のローマ、同じように現代世界最強の国家アメリカ帝国。アメリカに矢を引くもの、アメリカに危害を加えるもの、差し向けるテロは、『平和』の破壊者として戦争によって滅亡させるべきなのか。アメリカは果して世界の隅々のために『平和』を築こうとしたのでありましょうか。
 たとえば今日、自分の国の利益のために地球環境の問題もどけておくというのがアメリカの『信義』ではないでしょうか。ローマの『平和』は絶対善ではありませんでした。アメリカの『平和』はなおさら絶対善ではないのであります。これらの多くの歴史的事実をふりかえりまして、『報復戦争』が善か悪かを考えるべきであろうと思います。
 アメリカが荒涼たる世界をつくり、そこを『平和』だと呼ぶ。そういうことをさせないことが、私ども現代の歴史を知っているものの使命ではないでしょうか。世界に誇るべき平和憲法を持っている私どもは、平和な社会をつくるために、そのために仮に血を流しても、世界のために貢献すべきだと思います。」(2001年10・7緊急集会)
 心血を注いで研究された「古代ローマ史」から学びとった教訓をもとに語りかける弓削先生の清冽な言葉は、参集した1300名の人びとを深い感動につつんだのでした。その翌日に強行されたブッシュ政権のアフガン報復戦争に、弓削先生は憤慨され、ただちに反対運動に立ちあがることを呼びかけられました。
 以来私たちは、弓削先生に導かれ、弓削先生と共に反戦・平和の運動を進めてきたのでした。

(2)
 これと同時に弓削先生は、反戦・平和の運動が分断されていることを深く憂慮され、その克服のためにも力を注がれました。私たち「報復戦争に反対する会」は、「政党・党派、労働組合のナショナルセンターの違いを越えた幅広い共同の輪をつくりだす」ことを目標とし、さまざまに努力をつみかさねました。
 弓削先生は、当会を特定セクトの「偽装団体」などと言いなす誹謗中傷がなされた際には、森井とともに毅然として抗議されました。
 「自立した市民団体(大衆団体)を、或る党派と同一視するのは、大衆団体が固有の方針と運営のもとに成り立っていることを無視した間違ったとらえ方」であることを指摘しつつ、反動と暗黒の政治が強まるなかで、「分裂しがちな反対運動の弱さを克服し、政党・党派にこだわらない共同行動をすすめる」べきことを呼びかけられたのでした。こうした呼びかけは多くの人びとと諸大衆団体の共感をつくりだしました。このことのもつ意味と意義は、日本の平和運動にとって、いや社会運動全般にとって、かぎりなく大きなものがありました。

(3)
 弓削先生は、1990年4月に「『大嘗祭』に反対するキリスト教四大学学長声明」の直後に右翼の卑劣きわまりない銃撃をうけましたが、「自由は死もて守るべし」の強靱な意志をいよいよ固められ、反戦・平和の運動に全身全霊を傾けてこられたのでした。
 弓削先生は、どんなにお忙しくとも会が主催する催しには必ず参加され、心にしみ入るお話しをその都度してくださいました。集会の前後には、参加者に気さくに話かけられ、ウエットにとんだお話や冗談をまじえて、緊張する私たちの気持ちを和らげるとても優しいお心づかいもされたのでした。いつも穏やかな表情のなかに、先の戦争で亡くなられた学友たちの無念を心に深く刻んだ反戦・平和の思いが秘められていたことを、誰しもが感じたのでした。古代ローマ史研究における比類のない学問的業績とともにその高潔で温厚なお人柄を、私たちは忘れることができません。

(4)
 弓削達先生。先生の反戦・平和の熱き思いを、私たちが受けつぎ、日本を再び暗黒の時代にひきもどさせないために力を合わせて頑張りたいと思います。
 アメリカ・ブッシュ政権は、いまなおイラクの軍事占領をつづけ、これにつき従って安倍政権は航空自衛隊を派遣し加担しつづけています。私たちは、これに反対するとともに、北朝鮮政府の核実験を逆用した米日政府の臨検・戦争挑発に断固反対し、日米の新安保同盟にもとづいた臨戦態勢の強化に反対する運動をつくりだしています。安倍政権がいま開会中の臨時国会で教育基本法を改悪することを断じて許すことはできませんし、憲法改悪を阻止する決意を新たにしています。
 弓削先生、安らかにお休みください。

 2006年11月9日 
戦争を許さない市民の会          
共同代表:池田龍雄 土屋公献 森井 眞



在りし日の弓削先生の言葉より

「自由は死もて守るべし」
 これは私の母校、当時の東京商科大学豫科一橋寮寮歌の最後の一節である。昭和十年代にこの歌詞を作った先輩の悲痛な叫びが聞こえてくる。昭和16年(1941年)にこの寮に入り、学友と共に肩を組み合ってこの歌を毎晩のように歌った感激を未だに忘れない。しかし共にこの寮歌を歌った学友の誰彼は、間もなく戦地に引き出され、二度と再びわれわれのもとには帰って来なかった。「自由」は感激的な合唱では守られないのである。
 しかし彼ら学友の多くの死が、今更のように自由は死によってしか守られない尊いものであることを教えているようだ。彼らの死によって、戦後のわれわれは基本的人権と自由の尊さを教えられた。彼らが死をもってあがなってくれた自由を、われわれもまた死守しなければならない。自由こそ、人間が人間であることの証なのであるから。
【森井眞、弓削達共著『精神と自由』[オーロラ自由アトリエ発行1992年刊]の「あとがき」より】


2006年10月

10月10日(火)


呼びかけ「安倍内閣の憲法・教育基本法の改悪を断固阻止しよう」を発表しました


呼びかけ
安倍内閣の憲法・教育基本法の改悪を断固阻止しよう

 9月26日に安倍新政権が発足し、安倍首相は所信表明演説において、憲法と教育基本法の改定を真正面に掲げ、歴代自民党政府が否定してきた「集団的自衛権の行使」を現行憲法のもとで合憲化することにふみだすことを宣言しました。今臨時国会で教育基本法の改悪を最優先課題として一気に実現する姿勢を明らかにしました。
 「美しい国づくり内閣」などという耳ざわりのよい看板が掲げられている安倍内閣の正体は、「ウルトラ反動・タカ派内閣」です。北朝鮮拉致問題や歴史教科書(従軍慰安婦)や靖国神社参拝などの諸問題でゴリゴリの反北朝鮮・反中国の反共タカ派ぶりを発揮してきた面々、とくに“安倍親衛隊”と呼ばれる人物が政府と党の枢要にとりたてられています。塩崎恭久が官房長官に、下村博文(「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の事務局長をしていた)を官房副長官に、中山恭子を拉致問題担当の首相補佐官に、山谷えり子を教育再生担当の首相補佐官にすえるなど(自民党の政調会長には、安倍と一緒にNHKの特番[「女性国際戦犯法廷」]へ露骨な政治介入をおこなった盟友中川昭一をすえた)。
 この人事は、「戦後レジームからの船出」をシンボルにして日本を「戦争のできる国」に飛躍させるために、憲法と教育基本法の改悪を実現する布陣にほかなりません。
 機構面では、みずからを本部長とする拉致対策本部を全閣僚を構成メンバーとして発足させ、反北朝鮮の民族排外主義を内閣あげて大々的に煽りたてることを内外に宣言しただけでなく、教育の抜本的な改悪(教員免許の更新制や学校評価制度の導入など)をトップダウン方式で強行するための首相直轄の諮問機関「教育再生会議」を発足させました。
 また、「官邸のホワイトハウス化」と称して「総理官邸とホワイトハウスが常に意思疎通できる枠組み」をつくる、そのために首相直轄の「国家安全保障会議」(アメリカのNSCにあたるもの)と中央情報機関(アメリカのCIAにあたるもの)を創設することを言明しました。戦争放火者ブッシュ政権を「自由と民主主義という普遍的価値を世界に広げようという使命感を持ったアメリカ」などと賛美しながら、小泉政権以上に対米盲従の安保軍事政策をとることを誇示しています。

北朝鮮政府の核実験に断固反対する

 10月9日に北朝鮮政府が核実験を強行しました。私たちは、米日両政府の経済制裁に追いつめられた金正日政権が、軍事力を誇示してアメリカ政府から譲歩をひきだすそうとするやり方に賛成することはできません。北朝鮮政府の核実験に断固反対します。そして、これを口実として、安倍政権とブッシュ政権が北朝鮮への制裁を強化しつつ日米共同で臨戦態勢をつくりあげる策動にも絶対に反対です。核兵器や軍事力の強化で平和をつくることはできません。平和を求める各国民衆の連帯の大きな輪を草の根からつくり出し強めていこうではありませんか。
 みなさん。安倍内閣が、この臨時国会で強行しようとしている教育基本法の改悪を断固阻止しようではありませんか。東京地裁の「日の丸・君が代」強制処分への9・21違憲判決を足蹴にして、「お国のために命を捧げる国民」をつくるために愛国心教育を制度化することを狙った安倍政権の教基法改悪を止めよう。憲法九条の否定=新憲法制定のための国民投票法の制定を粉砕しようではありませんか。共謀罪の新設・防衛庁の省への昇格・テロ対策特措法の延長などの悪法の制定を断固ストップさせよう。
 「ウルトラ反動・タカ派」の危険きわまりない安倍内閣に、ファシズムの再来の影をみて「反戦・反ファシズムの統一戦線」を呼びかけている革新政党もあらわれています。憲法と教育基本法の改悪反対!反基地・反安保そして反ファシズムの草の根からの大きな運動を、政党・政派・労組のナショナルセンターの違いを超えて創造するために力を合わせて頑張ろう。
(2006年10月10日)

2006年9月

9月26日(火)

9・26臨時国会開会日に開かれた三つの集会に参加しました

 小泉首相が退陣し、新しい内閣の首班が指名される9月26日の臨時国会開会日に、共謀罪新設反対と憲法改悪阻止を課題にして二つの院内集会が連続して開かれました。また夕方には教育基本法の改悪に反対する国会前集会が開かれ、それぞれたくさんの労働者・市民が参加しました。
 「共謀罪の新設に反対する市民と表現者の院内集会」が、12時半から参議院議員会館で開かれました。共謀罪の新設に反対する市民と表現者の集い実行委員会など三団体が共催したこの集会には、150名の労働者市民が参加しました。
 集会では、山下幸夫弁護士(日弁連共謀罪等立法対策ワーキンググループ委員)が日弁連国際室が調査した国連越境組織犯罪防止条約の批准にかんする各国の対応を詳しく報告し、アメリカ政府が条約の批准にあたって第5条(共謀罪と参加罪を創設すること)を留保していることを明らかにしました。このことはこれまで小泉政権が強調していた「国際条約批准のためには共謀罪の新設が必要である」という理由がまったく成立しないことを指摘し、共謀罪を廃案にするべきことを訴えました。国会議員や市民団体の代表がこの臨時国会での共謀罪新設を絶対に阻止しようと呼びかけました。
 つづいて、14時半から衆議院第二議員会館で、5・3憲法集会実行委員会事務局の呼びかけで「憲法破壊の暴走政治を許さない!院内集会」が開かれ、この集会にも150名を超える参加者がありました。集会では国会議員や市民団体の代表が発言し、安倍新内閣の憲法改悪や教基法改悪を許さない決意を述べました。福島社民党党首は「今こそ反戦・反ファシズムの統一戦線で闘おう」と呼びかけました。また11月の沖縄県知事選に野党統一候補として立候補することが報じられている糸数慶子参議院議員が発言し、在日米軍基地の再編強化に反対してたたかう決意を表明し、参加者から大きな拍手がわきました。
 18時からは、教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会が主催して衆議院第二議員会館前で「教育基本法の改悪をとめよう!9・26国会前集会」が開かれました。激しい風雨にもかかわらず、「日の丸・君が代強制反対予防訴訟」で教職員への強制は「憲法と教育基本法違反である」とする東京地裁の画期的な判決をかちとった(9月21日)ことに意気あがる教育労働者や市民が、「安倍内閣による教育基本法の改悪を絶対に許さない」決意に燃えて750名集まりました。参加者たちは、国会前と首相官邸前で「教育基本法の臨時国会での改悪を絶対に阻止するぞ!」と力いっぱいシュプレヒコールをあげました。
 この日新しく首相に指名された安倍晋三は、この臨時国会での最優先課題として教育基本法の改悪を、そのほかに共謀罪の新設・憲法改悪のための国民投票法の制定・防衛庁の省への昇格・テロ対策特措法の延長を仕上げると公言しています。参加した労働者・市民は、これらの悪法の制定を断じて許さない決意を固めました。



9月26日
参議院議員会館

9月26日
衆議院第二議員会館
2006年8月

8月12日(土)

原子力空母配備撤回を求める8・12全国集会に参加しました

 8月12日に、横須賀市のヴェルニー公園で、原子力空母横須賀母港化を許さない全国連絡会など4団体が主催して、「原子力空母配備撤回を求める8・12全国集会」が開かれました。8月に入って政府が横須賀港12号バース周辺の浚渫工事の申請を行い、横須賀市長が米海軍の招待に応じて訪米するという緊迫した情勢なかで、3000人の労働者・市民が参加しました。
 集会では、主催団体を代表して呉東正彦さん(原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会共同代表)が、「選挙での公約を裏切って容認しアメリカの母港基地を視察することは断じて許せない」と横須賀市長を糾弾し、危険きわまりない原子力空母の母港化を阻止するために、市長のリコールや住民投票などの具体的な手段も検討し闘っていきたいと述べました。
 折からの激しい雷雨にもかかわらず、参加者は米軍横須賀基地前を通って横須賀中央駅前までデモ行進し、「原子力空母の配備絶対反対!」のシュプレヒコールを力いっぱいあげました。〔8月16日に松沢神奈川県知事が記者会見し原子力空母の配備を容認することを表明しました。断じて許さず配備を阻止するために力を合わせましょう。〕



8月12日
横須賀市のヴェルニー公園
2006年6月

6月4日(日)

反改憲・反基地・反安保の大きなうねりを! 6・4怒りの大集会
に参加しました

 当会の共同代表3人をはじめ10人の方々が呼びかけ発起人となって開催された「反改憲・反基地・反安保の大きなうねりを! 6・4怒りの大集会」は1020人の労働者・学生・市民が参加し、日米の新安保にもとづく基地再編と憲法改悪を絶対に許さない決意のみなぎる集会になりました。


6月1日(木)

小泉暴走にSTOP! 6・1集会に参加しました

 教育基本法改悪案や共謀罪新設などの反動法案が国会で審議されているさなか、「共謀罪・憲法改悪国民投票法案・米軍再編に反対しよう」を掲げた集会が、6・1集会実行委員会の主催で開催され、2000名の労働者・市民が参加しました。
 平和フォーラムの福山事務局長は、「米軍再編は、米軍と自衛隊を一体化させるものであり反対しよう」と呼びかけました。発言した国会議員の一人である福島瑞穂社民党党首は、「中立的な国民投票法ならつくっておけばいいという声もあるが、これはまやかしです。制定を許してはなりません」と述べ、改憲への一里塚にほかならない国民投票法の制定阻止を訴えました。
 集会の後、参加者は、銀座を通り、常盤橋公園までのデモ行進を行いました。


6月4日
東京・なかのZERO大ホール

6月1日
日比谷野外音楽堂
2006年5月

5月19日(金)

憲法改悪のための国民投票法はいらない 5・19集会に参加しました

 5月19日、日比谷野外音楽堂で、5・3憲法集会実行委員会が主催して、国民投票法制定に反対する集会が開催されました。政府与党が法案を国会に提出する動きを強めるなかで(5月26日に提出)、危機感に燃える労働者・市民2200人が参加しました。
 主催者を代表して、キリスト者平和ネットの大津健一さんが「九条は日本だけのものではない。アジア・世界の九条だ。改憲を絶対に阻止しよう」と呼びかけました。
 政党や各分野の代表の発言の後、参加者は銀座を通り、東京駅前を経て常盤橋公園までデモ行進し、「憲法改悪のための国民投票法の制定を絶対に阻止しよう!」と力一杯アピールしました。


5月17日(水)

共謀罪の新設に反対する集会に参加しました

 政府与党が、衆院法務委員会で共謀罪の新設をもりこんだ組織犯罪処罰法の改悪案の強行採決を狙うきわめて緊迫した情勢の中で、5月17日にこれに反対する二つの集会が開かれました。
 正午からは、日本弁護士連合会が主催して、院内集会が参議院議員会館で開催されました。
 夕方午後6時半からは、国会議員と市民団体が主催する「共謀罪に反対する超党派議員と市民の集い」が千代田区永田町の星陵会館で開催されました。
 集会では、小泉自公政権の強行採決を絶対に許さず、治安維持法の再来である共謀罪を必ず廃案にするために、力をあわせてたたかうことを確認しあいました。


5月3日(水・祝日)

憲法改悪のための国民投票法はいらない
とめよう「戦争をする国」づくり 生かそう9条のちから

2006年5・3憲法集会に参加しました
 
 風薫る五月にふさわしくきれいに晴れ上がった5月3日、日比谷公会堂で憲法集会が開催されました。憲法改悪の動きがいよいよ強まり、また米軍基地の再編と日米安保の飛躍的強化がはかられるという緊迫した情勢にあって、これに危機感をもつ4000人の労働者や市民が参加しました。
 米国生まれで『映画日本国憲法』をつくった映画監督のジャン・ユンカーマンさんは「私が取材したイラクの人々も被爆国日本の平和主義についてよく知っており敬意を払っています。日本国憲法、とくに第9条を失うことは世界的な損失です」と、日本語で切々と訴えました。
 この後、市民団体、学者、韓国、政党の代表などが次々とスピーチを行いました。その中で、ついに教育基本法の改悪案が国会に提出されたこと、在日米軍基地の再編のきわめて危険な狙いと基地周辺住民の負担がますます強っていること、政府与党が連休明けにも改憲のための国民投票法案の提出を狙っていること、共謀罪の審議も緊迫した状況を迎えていることなどが述べられました。
 集会後は、銀座・東京駅を経由して常盤橋までデモ行進を行いました。私たち戦争を許さない市民の会は、デモ出発に先立って会の独自集会を開催し、工藤英三さん(前創価大学教授)をはじめ6人が発言し、改憲阻止のたたかいを強めていくことを確認しあいました。

先頭へ


5月19日 
日比谷野外音楽堂
5月17日
参議院議員会館

5月17日
東京・星陵会館

5月3日
日比谷公会堂から銀座へデモ行進
2006年4月

4月28日(金)

教育基本法改悪案の国会提出を糾弾する国会前緊急集会に参加しました

 4月28日に、政府与党は、愛国心涵養と教育の国家統制を盛り込んだ教育基本法の改悪案を国会に提出しました。
 この暴挙に抗議して、当日午後6時から、教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会が呼びかけて、国会前緊急集会が開催され、200人の労働者・市民が参加しました。呼びかけ人の大内裕和さん、三宅晶子さん、小森陽一さんらがあいさつし、法案提出を厳しく糾弾し、絶対に阻止するために運動を強化しようと呼びかけました。
 参加者は国会に向けて「教育基本法の改悪法案を撤回しろ!」「愛国心教育反対!」「教育の国家統制反対!」などのシュプレヒコールをあげました。



4月26日(水)

日弁連主催の共謀罪に反対する大集会
に参加しました

 4月26日の午後6時から、弁護士会館2階講堂「クレオ」で、日弁連が主催して共謀罪反対の大集会が開催され、弁護士をはじめ労働者、市民など約550人が参加しました。
 主催者を代表して日弁連副会長・吉岡圭輔さんは、「与党から2点の修正案が出されたが、問題点は是正されておらず、評価できない。そもそも共謀罪は、日本の刑法体系の根本を覆すものであり、そのような極端な制度を導入する立法事実はなく、必要性は認められない。日弁連は従来通り、共謀罪に反対します。あくまで廃案にするためにみなさんと力を合わせて闘いぬきたい」と決意を表明しました。
 基調講演をおこなった海渡雄一弁護士は、「共謀罪、盗聴法、監視カメラ、Nシステム、入国管理における指紋登録制度などが連動するとき、国家権力にとって不都合な人物の一挙手一投足までが監視されるディストピアが実現するという悪夢はけっして杞憂とはいえない」と危険性を訴え、「今週末の28日の衆議院での強行採決を食い止めよう」と呼びかけました。
 その後、民主党、社民党、共産党の国会議員、外山雄三さん(指揮者・作曲家)や労働組合の代表など各界各層の多彩な人士の発言が続き、また日弁連の平山正剛会長も急きょかけつけて挨拶し、それぞれに共謀罪廃案に向けての広範な共同を呼びかけるとともに力強い決意をあきらかにしました。


4月6日(木)
 
憲法改悪のための国民投票法案に反対する昼休み国会デモに参加しました


 4月6日(木)に、2006年5・3憲法集会実行委員会が主催して昼休み国会デモが開催され、労働組合員や市民など400人が参加しました。
 現在、衆議院憲法調査特別委員会の理事懇談会では、国民投票法案の論点整理というかたちで実質的な審議が開始されるという緊迫した状況にあります。
 参加者は、衆議院・参議院に向けたデモ行進で、「憲法改悪のための国民投票法の制定反対!」「憲法改悪絶対反対!」のシュプレヒコールを力強くあげました。



4月2日(日)

「ごめんだね!原子力空母」市民のまつりに参加しました

 4月2日(日)、神奈川県横須賀市の三笠公園で「ごめんだね!原子力空母」市民のまつりが開催されました。
 たいへん強い風が吹き時おり小雨のパラつくあいにくの天気でしたが、たくさんの市民・労働者が集まりました。
 リレートークでは、原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会共同代表の呉東正彦弁護士が「原子力空母は非常に危険だ。
横須賀母港化をなんとしても阻止しよう」と呼びかけました。
 参加者は、原子力空母の危険性をアピールする模型やパネル展示を見たり、バンドの演奏や模擬店など盛りたくさんの企画を楽みながら、「原子力空母は絶対にごめんだ!」の決意を固めました。
 

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4月28日
国会前

4月26日(水)
東京・弁護士会館

4月6日(木)
国会前

4月2日(日)
三笠公園(神奈川県横須賀市)
2006年3月

3月31日(金)

教育基本法・憲法の改悪をとめよう!3・31全国集会に参加しました

 教育基本法が施行されて59年目のこの日、連休前にも改悪法案を提出しようと政府与党が法案のとりまとめに本腰を入れている緊迫した情勢のもとで、教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会の主催で3・31全国集会が開催されました。たいへん寒い中を、教育労働者をはじめ4000人をこえる労働者・市民が全国から参加し、教育基本法の改悪を許さないたたかいの決意を新たにしました。
 集会では、4人の共同代表からの問題提起、労働組合や市民団体の代表から各地でのたたかいの報告、社民党・共産党の国会議員のあいさつなどが行われました。
 東京の都立高校教員の岩木さんは、「本日、都教委から、私を含めて33名に戒告・減給・停職などの処分が出されました。処分説明書には『教育公務員の職の信用を傷つけ…』と書かれています。私たちは自己の思想・良心に従い、あるいは教育労働者として拠って立つところに従って、起立せず斉唱しなかったのです。私たちはまったく納得できません。処分を撤回させるまで闘う決意でおります」と怒りをこめて報告し、全参加者の大きな拍手に包まれました。
 集会の後は、国会に向けてデモ行進し、「教育基本法の改悪反対! 憲法の改悪絶対反対!」と力一杯アピールしました。

 この集会には、日本政府を相手取って戦後補償裁判を起こした、日本軍による重慶大爆撃の被害者の遺族の人々が訪れ参加しました。この裁判の弁護団長をつとめる土屋公献弁護士(当会共同代表)も参加し、一緒にデモ行進しました。


3月25日(土)

憲法と私たちの安全を考えるつどいに参加しました

 3月25日に千代田区公会堂で、陸・海・空・港湾労組20団体が主催し、憲法改悪反対労組連絡会が協賛して開催されたこの集会に、労働者・市民700人余りが集まりました。
 主催者を代表して大野則行航空安全会議議長が「20労組は安心して平和に働ける場所を守るためにたたかってきました。労働組合が産業報国会として戦争に協力した戦前の過ちをくり返してはなりません。平和憲法が変えられる危機にある今、労組こそが平和の問題で発言し、たたかっていきましょう」と呼びかけました。
 評論家の佐高信さんと自由法曹団団長で弁護士の坂本修さんが講演した後、平和フォーラム事務局長の福山さんが「平和運動が後退局面にある今こそ、分裂を取り除いて共同の行動を進めていきたい。憲法を変えさせない、米軍の再編強化を許さないたたかいを、腹をすえてがんばりましょう」と連帯のあいさつを述べました。司会の藤丸徹さん(全日本海員組合)からは「自治労、私鉄、日教組からも多数参加しています」と紹介されました。
 続いて、全建総連、新聞労連などの労働組合の代表が、それぞれの職場でのとりくみを紹介し、国民投票法の制定反対、憲法改悪反対のためにたたかうことを力強く表明し、参加者全体でたたかいを強めていくことを決意しあいました。


3月18日(土)

イラク戦争開戦3年抗議 終わらせようイラク占領 終わらせよう戦争の時代 
ワールド・ピース・ナウ3・18
に参加しました

 3月18日午後、日比谷公園で、イラク開戦から3年、ワールド・ピース・ナウの主催でアメリカのイラク占領に抗議する集会が開催され、2000人の労働者・学生・市民が参加しました。 
 ワールド・ピース・ナウの代表は「今現在もサマラとバグダッドでアメリカ軍の大規模な掃討作戦が展開されイラクの人々が殺されている。アメリカ軍のイラク占領をやめさせ、自衛隊を撤退させるために、力を合わせましょう」と呼びかけました。
 次に、第二会場の「かもめの広場」に集まった労働組合の参加者を代表して平和フォーラムの福山事務局長が、「全国各地で米軍再編反対の運動が盛り上がっている。労働組合は先頭に立ってたたかいます」と連帯あいさつを行いました。
 続いて、漫画家の石坂啓さんが「日本は、戦争への道に向かっているというよりも、すでに角を曲がってしまっている。しかし、ものが言えるうちは発言し続ける」と決意を述べ、「危機感をもってともにたちあがろう」と参加者に呼びかけました。
 集会の後は、銀座・東京駅前を通ってデモ行進し、「アメリカのイラク占領反対!」「自衛隊はただちに全面撤退せよ!」「憲法改悪絶対阻止!」のシュプレヒコールをくり返しました。



3月18日(土)

「反戦の輪」第15号(特集:2・5共謀罪の新設に反対する集会の報告)を発行しました
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3月12日(日)

米軍再編・基地強化反対!3・12行動in座間・相模原に参加しました

 3月12日午後、米軍キャンプ座間の西側に隣接する座間公園で、「米軍再編・基地強化反対!3・12行動in座間・相模原」が開催され、労働者・市民・学生など3000人が参加しました。
 三団体共同代表・神奈川平和運動センター代表の宇野峰雪さんの主催者あいさつの後、沖縄平和運動センター事務局長の山城博治さんが「沖縄では3月5日に3万5千人が集まって、普天間基地の辺野古沿岸への移設案に反対する県民総決起大会が開かれました」と力強く報告しました。つづいて山口平和運動フォーラム議長の中島光雄さんが、「今、岩国で住民投票が行われていますがなんとしても過半数の投票をかちとってNOの声をつきつけたい」と決意を述べました。
 政党代表のあいさつ、そして県央共闘の座り込み闘争や第三次厚木爆音訴訟団の報告が行われた後、デモ行進をおこないました。基地強化を許さない決意に燃える参加者たちは、座間基地ゲート前で、集会で採択したパーキンズ司令官にあてた「申し入れ文」を読み上げるとともに、「『中間報告』の強行実施をやめろ!」「キャンプ座間への新司令部の移駐反対!」のシュプレヒコールをくり返しあげました。


3月11日(土)

辺野古・平澤・東京を結ぶ3・11行動に参加しました

 3月11日午後、上野水上音楽堂で「辺野古・平澤・東京を結ぶ3・11行動」が開催され、労働者・市民など150人が参加しました。
 集会では、3・11実行委員会(呼びかけ:命どう宝ネットワーク・日韓ネット)を代表して太田武二さんが、「3・5沖縄県民大会に3万5千人が参加した。東京でもこれに連帯して日米両政府の合意を許さないためにがんばりましょう」と呼びかけました。韓国で新たな大米軍基地建設のための強制土地収容攻撃に反対してたたかっている平澤(ピョンテク)の住民からの連帯のメッセージが紹介された後、平和フォーラムとワールドピースナウの代表がたたかう決意を表明しました。
 集会後は、上野・御徒町近辺を一周するデモパレードを行い、沿道の人々に「日米軍事同盟の変革と再編を破綻に追い込もう! 沖縄・日本・韓国にも米軍基地は要らない!」とアピールしました。




3月31日
東京・日比谷野外音楽堂

3月25日(土)
東京・千代田区公会堂

3月18日(土)
東京・日比谷公園野外音楽堂

3月12日(日)
神奈川県 座間公園

3月11日(土)
東京・上野水上音楽
2006年2月

2月23日(木)

在日米軍再編反対2・23全国集会に参加しました

 2月23日(木)に日比谷野外音楽堂で開催された集会に、平和フォーラムに加盟する労働組合の組合員や市民など2500人が参加しました。
 集会では、主催者や民主党・社民党の国会議員、ワールドピースナウの代表、全国で反基地闘争をたたかう労働組合・市民団体の代表が発言しました。「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」の代表は「米海軍が原子力空母の2008年横須賀配備を通告してきた。これは東京湾に原発が設置されるのと同じくらい危険なことだ」と訴え、反対署名運動への協力と連帯を呼びかけました。山口県平和運動フォーラムの代表は、「3月12日の岩国市の住民投票を成功させさせるために頑張っています」と、また沖縄平和運動センターの代表は3月5日の県民大会を成功させ辺野古沿岸案反対の意志を日米両政府に突きつけたい」と決意を表明しました。参加者は、3月末の「最終報告書」の合意を許さず、日米両政府の在日米軍再編案の白紙撤回をかちとるために、全国各地で運動を盛り上げいくことを確認しました。
 集会後は、国会に向けてデモ行進を行い、「在日米軍再編反対!自衛隊と米軍の一体化反対! 日米安保の強化反対!」「自衛隊はイラクから直ちに全面撤退せよ!」「憲法改悪反対!」などをアピールしました。



2月17日(金)

共謀罪新設とゲートキーパー立法に反対する市民と弁護士の集い〜テロ対策と市民の権利〜に参加しました

 2月17日、弁護士会館に、弁護士をはじめ約300人の労働者・市民が集まり、共謀罪の新設と「ゲートキーパー立法」反対を力強くアピールしました。
 中村順英さん(日弁連副会長、共謀罪等立法対策ワーキンググループ座長)は「与党が修正案を民主党に提示し、今国会で成立させようとしてているが、日弁連としてはあくまで法案を廃案にする立場で運動を盛り上げていきたい」と決意を明らかにしました。また川端和治さん(ゲートキーパー問題対策本部長代行)が「来年の通常国会で制定しようとしているゲートキーパー法は、マネーロンダリングやテロ対策のためといって、弁護士が依頼者から知り得たことを警察に通報することを義務づけるものです。弁護士の守秘義務規定に反し、弁護士制度の根幹を揺るがすだけでなく、民主的な社会を基礎からくつがえす途方もなく危険な法案です。絶対に阻止しましょう」と呼びかけました。

 その後民主党、社民党、共産党の国会議員が、「院内外の力をあわせて共謀罪の廃案をかちとろう」と決意を表明しました。ジャーナリストの斎藤貴男さんは「格差拡大が小泉政権の構造改革の目的です。そのためにテロも犯罪も増えることを彼ら自身が知っている。それを防ぐためと称して監視社会をつくることは許せない」と怒りを込めて指摘しました。
 参加者は、とんでもない悪法を次々に制定しようとする小泉政権を許さない決意を強く固めました。



2月12日(日)

自衛隊をイラクへ送るな!もどせ!練馬集会に参加しました

  2月12日の午後、東京・練馬区の城北中央公園陸上競技場に区内の労働組合・市民団体を中心に、750人の労働者、学生、市民が集まり、陸上自衛隊・東部方面隊のイラク派遣(第9次)に強く抗議しました。
 集会では、実行委員会の代表が「日本政府は海外派兵の策動を強めている。警察や自衛隊による区内の監視体制も一挙に強められている。本日の集会をステップに、抗議の取り組みを強化しよう」と呼びかけました。
 また人権回復を求める石川島播磨重工原告団の渡辺鋼さんは、「兵器産業労働者がインド洋に停泊する自衛隊のイージス艦の修理のために、すでに多数派遣されている。当該の労働組合がそれを認め、支えている。戦争に反対する当たり前の労働組合をとりもどすために、四つの兵器産業労働者の代表が昨日名古屋に集まり、重工産業労働組合を結成しました。皆さんとともにがんばりたい」と決意を述べました。

 また主催者から「この集会には、政党からは、共産党、社民党、新社会党、生活者ネットの方が参加しています。政党の違いをこえて自衛隊の海外派兵と基地強化に反対する共同行動をひろげましょう」と呼びかけました。
 集会の後、北町にある自衛隊練馬駐屯地までデモ行進をおこない、正門前で、「自衛隊をイラクに送るな!すぐにもどってこい!直ちに全面撤退せよ!」「日米安保同盟の強化反対!」「憲法改悪絶対反対!」の抗議のシュプレヒコールをあげました。

 
2月5日(日)

共謀罪の新設に反対する集会を開催しました

 「共謀罪の危険性について土屋弁護士に聞く―共謀罪の新設に反対しよう―」集会を、2月5日に、野口英世記念会館で実現しました。たいへん寒い中を会場いっぱいの75名の労働者・学生・市民が参加しました。
 池田龍雄共同代表の開会あいさつの後、土屋公献弁護士が共謀罪が危険きわまりないものであることをわかりやすく解説し、「こんなとんでもない法律を作ろうとするのは、小泉政権がアメリカのおこす戦争に協力するためなのです。戦争に向かってまっしぐらに進んでいます。この共謀罪はどんなことをしても阻止しなければなりません」と訴えました。
 最後に森井眞共同代表が「人権を侵される方向に一歩でも退き譲ってはならない。その一歩の後退譲歩から堤防の決壊が始まります。毅然として権力の攻勢に抵抗しそれを叩きつぶしていきましょう」と呼びかけ、参加者は共謀罪新設を絶対に許さない決意を固めました。
講演と発言の紹介へ


2月23日(木)
東京・日比谷野外音楽堂













2月17日(金)
東京・弁護士会館




2月12日(日)東京・練馬区
自衛隊練馬駐屯地ゲート前でシュプレヒコール




2月5日 野口英世記念会館
2006年1月

1月31日(火)

共謀罪の新設に反対する院内集会に参加しました

 「共謀罪の新設に反対する議員と市民のつどい」が衆議院第二議員会館で開かれ、約70名が参加しました。民主党と社民党の国会議員が「共謀罪は必ず廃案にしなければならないが、与党が強行採決することもありうるので市民運動を盛りあげてほしい」と呼びかけました。また日弁連の中村副会長は、「小泉政府はゲートキーパー法という弁護士に密告を強要するとんでもない悪法を来年制定しようとしています。共謀罪もゲートキーパー法も絶対につくらせてはなりません」と強い危機感をこめて訴えました。参加者は小泉政権の暴走を止めるために力をあわせることを誓いあいました。




1月20日(金)

通常国会開会日、緊急院内集会に参加しました

 通常国会開会日のこの日、衆議院第二議員会館で「小泉内閣の改憲暴走許すな!緊急院内集会」が開かれ、170名をこえる国会議員と市民が参加しました。共産・社民・無所属の国会議員と市民団体の代表が次々に発言し、「小泉内閣は、今国会で国民投票法の制定・共謀罪の新設・教育基本法の改悪・防衛庁の省への昇格などのとんでもない悪法を一気に成立させようとしていますが、これを絶対に許してはなりません」と呼びかけ、参加者とともに闘いの決意を確認しあいました。



1月10日(火)

「反戦の輪」第14号(特集:平和憲法の改悪を憂慮する――明治学院大学名誉教授有志が声明を発表)を発行しました
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1月31日 衆議院第二議員会館




1月20日 衆議院第二議員会館