じゃりまん小学校
じゃりまん読書感想文
2006年3月分

卒業文集に戻る

今月読んだマンガリスト:11冊
NICE! は特に良かったと思う作品
ファントム!1巻 別冊コロコロコミックSpecial2006年4月号 小学一年生2006年4月号
小学二年生2006年4月号 小学三年生2006年4月号 小学四年生2006年4月号
小学五年生2006年4月号 小学六年生2006年4月号 プレコミックブンブン2006年4月号
コミックボンボン2006年4月号 月刊コロコロコミック2006年4月号 総評



2006年3月度
総評
じゃりまんの部
だいぶ感想が遅れてしまった・・・

学年誌は全体的にマンガの数が少なくなったような気がするが
気のせいかな?

ブンブンは少年ダンディがとってもいやらしい雰囲気を出してるんだけど
それでもついつい見てしまう。
おませなんて生易しいモンじゃない、
ダンディくんの妙に大人びた濃ゆいキャラクター性が魅力なのか?
もし万が一単行本出たら手を出してしまうかも・・・

ボンボンは読みきり・新連載陣共に年齢層が高めなマンガばかりで
とってもがっかり。
大体、主人公を中学生以上に設定するとはどういう了見なのか。
ボンボンのライバルってコロコロ?ブンブン?
少なくとも今月号に限ってはそのどちらでもないだろう。

あとキャラだけでなく、ストレートに物語のおもしろさが伝わってこない
ゴンとボッチボンも×。
こういうマンガは児童誌・少年誌ともに不要だと私は思う。

コロコロも今月はイマイチだったなあ・・・
Go空伝や推理の星くんはおもしろかったけど。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 10月 11月 12月 1月 2月
2006年3月31日 金曜日


月刊コロコロコミック 2006年4月号
2006年3月15日発売
小学館 480円
今月号はケシカスくんの消しゴムフィギュアがついてます。
ちゃんとツノもチンコもついてます。
そのまま飾るもカスにするもあなた次第。

▼デュエルマスターズFE:松本しげのぶ

海に投げ出された勝ちゃんが辿り着いた場所はエジプトの子供しかいない村。
その村に住むホワン(6)という男の子の家で勝ちゃんは目を覚ます。
しかし勝ちゃんが気を失っている間にホワンに決闘者のデッキケースを盗まれてしまい、
それを取り返すために古代遺跡で特殊ルールを採用した
勝ちゃんと村の子供のデュエル対決が始まった!

決闘者のデッキケースがあれば
おいしいものが何でも食べられる楽園(パラダイス)へ行けるらしいが、
勝ちゃんが来たことで楽園と称する悪魔の要塞がその正体を現した。

果たして勝ちゃんは子供達にとって不幸を呼ぶ疫病神なのか
それとも子供達をザキラ配下の魔の手から救い出せる救世主となりえるのか。
楽園という名の地獄城の主・天帝トトは見るからに残忍そうな顔の表情を浮かべてますので
子供達に犠牲が出てしまうかどうか心配。
無事でいてほしいけど。

▼デュエル・ジャック!!:伊原しげかつ
幸運デュエリストの福野神(ふくのしん)くんは名前も顔もおめでたさそうだけど、
福の神というよりはお地蔵さんだよねありゃあ。

▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
次回から校長は「映画館」になりますって・・・おいおいおいおい!

作者はヘンな生き物が1位になったらどうしようとか言っておいて
結局校長をまたヘンな生き物にするんじゃないか。
というかいつまでこんなことを続けるつもりなんだ?
まあ作者が飽きるまで続くんでしょうな。

・・・ということで実に意味のない校長人気投票だったけど
ちゃんと1000人にサイン入り色紙は送ったんだろうね?
印刷済みのサインを送るなんて反則行為はナシよそやまセンセ。

p.s.
校長人気投票の結果発表で、
見開き3連続6ページを使った校長の変身シーンは大胆かつ
テンポ良くページをめくって小気味良く読ませる手法が見事だった。

▼ケシカスくん:村瀬範行
ボウズのチンチンをモロ出しにしたり、ミナコのスカートをめくったり、
セロハンテープは文具界最凶の変質者といえよう。

▼ミラクルボール:ながとしやすなり
不滅のあんまん作戦と、栗男のアドバイスが、
沢村の天才のメッキを剥がした。
沢村は努力タイプの人間だったのだ。

不滅も努力タイプの人間らしいが
試合中にいきなりマウンドで大の字になって寝たりしますので、
予測不能なタイプの人間といったほうがしっくりくる。
加えて不滅の奇跡を呼ぶ能力は未知数だしね。

亡霊とロボットが融合した栗男は、ロボットの能力を活かして
データ分析の面で役に立っていますね。
まじめタイプの栗男らしい能力と言える。
地味だがこういう場面で栗男が活躍できたことは素直に嬉しい。

この2人の行動によって沢村の心が揺らぎそう。
これをきっかけに勝者の会の牙城を崩せるのか!?
沢村の成り行きも含めて見ものだ。

▼西遊記ヒーローGo空伝:小西紀行
ドラマは終わってもマンガはまだ続くようで。

悟空が沙悟浄や猪八戒を完全に見殺しにし、
得意の変化の術で三蔵法師を助ける悪辣ヒーローぶりが爽快だ。

▼舞闘天国アフロダンサーズ:川野匠
先生、クマに襲われる。
このあと先生はいったいどうなっちゃうのかしらね。
やっぱするどいツメで皮を剥がされ内臓をひきずりだされるのかしら。

▼サルゲッチュ ウキウキ大作戦!:後藤英貴
ピポサル顔の恐竜達を見て呆気にとられてしまった。
こりゃあいくらなんでも違和感ありすぎだよぅ。
特に首長竜のピポサルは。

▼ポケットモンスター:穴久保幸作
ドーム温泉の客があんなに少ないのに
カラオケ大会を開催する社長さんの気がしれない。

▼爆球HIT!クラッシュビーダマン:倉谷友也
早速、必人の前に現れた禍神の暗殺者1番手・蔵木コドウ。
人質に取られてしまった仲間達の命がかかった
非情なクラッシュタワーバトルが始まる。

実戦経験のない必人にとっては自分の使命を確認する意味での
小手調べといったところか。
まずはどんな困難にでも立ち向かう勇気と根性のレベルアップからだな。
必人、イフリート共にどこまで成長できるか!?

▼コロッケ!:樫本学ヴ
死のゲーム・ビシソワーズパーティが始まりましたが
バトルステージと言うにはほど遠い部屋がいくつかあるようですね。
特にウズラ部屋はコタツでのほほんとした状況からどうやってバトルに持って行く気だ・・・
精神的にあの部屋が一番落ちつかず、却って恐怖心を煽る。

▼星のカービィデデデでプププなものがたり:ひかわ博一
デデデ大王、いくらカラーページじゃないからって
そのマンガの世界ではちゃんと色つきになっていることが暗黙の了解なんだから、
ちゃんと間違いを探して答えなきゃだめじゃないか。

▼ドラベース:まんが/むぎわらしんたろう・原案協力/藤子プロ
ボロ助は体が進化しただけでなく、
チームの勝利のために貢献する立派なメンバーの一員となっていた。
ただのピッチングマシンに人の心が宿った感じだ。
レツがやたらとボロ助に改造を施していたので勝つためには手段を選ばず、
ボロ助の体のことを考えずに改造をしまくるだけかと思っていただけに
これは嬉しい進化といえる。

レツ自身もウマタケをバット代わりにして逆転劇を果たす勝利への執念もまたすごい。
ボローズの活躍が冴え渡る。

▼推理の星くん:まんが/せいの奈々
星くんは宿敵トリックスターに負けない力をつけるために
探偵事務所を飛び出して月子と共に修行の旅へ。
最初に目指す場所は星くんの生まれ故郷・神町(しんまち)。

もう早速移動中の新幹線の中で事件に巻き込まれて
修行の絶好の機会を得る。
・・・といっても星くんにとっては小手調べ程度なんだろうけど。

月子ちゃんも星くんのお荷物はイヤとばかりに
彼女なりにがんばってるのがよろしい。

この分だと星くんの修行の旅は、2人のレベルアップを間近に見ながらの旅になりそうで
楽しめそう。

▼マスカレード:板垣雅也
獣王がいる仮面武闘会を目の前にして恐怖心から腰抜けになってしまった獣六。
しかし、ビクトリーマスクの応援や、うさちゃんバスの同乗者らの後押しがあって
やっとこさ立ち直ることができましたとさ。

仮面武闘会はあくまで個人戦。
だが、あからさまな友情などではなく、一時的にも闘いを共にした同志が
結果的に獣六に勇気を与える機会をあげていたのが
いかにも武闘家らしい心意気が窺えて良い。

▼太陽少年ジャンゴ:原案/小島秀夫・まんが/ひじおか誠
トリニティはフレスベルクに自分の母親が喰われた事実を知り、
なんとか仇を討ちたいところだが、
全ての物を噛み砕き、飲み込んでしまうムチャクチャな怪鳥相手に
勝ち目なんてあるのか?

ステージは破壊され、特殊能力もないトリニティが鍋1つ持っただけでは
とてもこの化け物には・・・
あ、でも鍋で太陽光を集めることができたら勝算は・・・って
太陽なんてあったっけ?

▼甲虫王者ムシキング:おおせよしお
今回のザックは敵に降参はしたものの、
ザックのトレジャーハンターとしての才能と
ムシマスターとしての能力がいかんなく発揮してて
堪能できた気がする。

▼金色のガッシュベル!!:原作/雷句誠・まんが/矢高鈴央
アニメに合わせてこのマンガも最終回。
おせじにもキャラが本家・ガッシュに似ているとは言えなかったが
その分作者のオリジナルギャグマンガとして十分楽しめた。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 11月号 12月号 1月号 2月号 3月号
2006年4月4日 火曜日


コミックボンボン 2006年4月号
2006年3月15日発売
講談社 480円
▼デルトラクエスト:原作/エミリー・ロッダ・漫画/にわのまこと
2話構成。
1話目は、リーフがウェンバーという肉食の化け物に狙われて
徹底的に襲われ続け、もう少しで喰われそうになるピンチを
お母さんが織ってくれたマントで回避。

こんな緊迫した状況で己の母の愛情で救われる展開に爆笑。
これからもピンチの度に「母さん、ボクを助けて」とでも言うつもりか?

2話目は、7つの宝石の1つ、トパーズを見つけ出したはいいが
それは数千年前の国王の亡霊・ゴールが持っており、
しかも永遠の命が手に入る「命の百合」を奪いに来たと勘違いして
リーフとバルダに否応なしに襲いかかるという困ったちゃんな展開。

「命の百合」とはこれまた魅惑のアイテムですよねえ。
ひょっとしてゴールを攻略したらトパーズだけでなく
命の百合も手に入れられ・・・・・・ないでしょうね。
ここは大人しくゴールの死の裁きを受けてしまったバルダの運命を待ちましょ。

▼おジャ魔神山田くん!!:ダイナミック太郎
美人な虫歯菌と戯れる山田くんがおもしろかった。
それにしてもラッキーくんの歯が、虫歯が経営するキャッチバーになっていたとは。
しかも別な歯にさらにキャッチバーができたみたいだし
ラッキーくんの歯にはロクなテナントが入らないな〜(苦笑)。

あと、山田くんの妹ですけどありゃあ完全にアクビちゃんだよな。
とことんなまでにパクリを追求するマンガだ。

▼天使のフライパン:小川悦司
新連載。なんと少年誌で数々の料理マンガを描いた小川悦司氏が
ボンボンにも登場。もちろん料理マンガ。

ある日、ケンカ好きの中学3年生・辻慶太(つじけいた)は、
担任の女教師から1年以上も引きこもっている
クラスメイトの不登校児・国見聡(くにみさとし)にプリントを渡してくれと依頼される。
渋々行くことになった辻くんが辿り着いたのは、「キッチンフライパン」という寂れたレストラン。
店には「食中毒」「殺人レストラン」と書かれたラクガキがされており、
辻くんが中に入るとそこには超内気な少年が潜んでいた。
この少年こそ国見聡。
国見くんは最初は頑なに口を閉ざして人前に姿を現そうとしなかったものの
辻くんと付き合っているうちについには自分の料理を披露して辻くんを驚かせる。
また、国見くんの父親が作った料理で食中毒が起きてしまい、
父親が店を出てしまう事件があったことを辻くんは知る。

国見聡の料理に興味を持った札付きのワル・辻慶太との出会いをきっかけに、
超内気だが、料理の腕は最高の中学生・国見聡は
伝説の料理人への道を歩み始めるのだった―――

もう、小川悦司節全開!と言った感じのマンガ。
「中華一番」を知っている人なら誰もが小川悦司氏が描いたマンガだと分かるし、
ボンボンに載っているからといってこれまでの小川悦司マンガと大して違和感なく
読むことができよう。

しかし、これをボンボンに載せるとなるといささか疑問を感じる。
主人公の国見くんは明るいとは言えず無口で内気な料理人なので
読者の心を掴めるか心配。
明朗なキャラが揃っていたクッキンガーとは対照的だ。

せめて小学生という設定ならかわいらしさの点で救いがあるが、
なにせ、主要キャラを児童誌ギリギリの中学3年生にして、
わんぱく、元気、アホなどの分かりやすい性格とは全く無縁の
キャラ設定にしてますからね〜。
ボンボン作品と言うことを忘れれば、内気な国見くんとワルな辻くんが
コンビを組むこと自体おもしろく、キャラ的にも興味を惹くお話になってるけど、
児童誌視点で見るとなるとこれでワクワクドキドキする気分にはなれないかな〜。
やっぱ「BOYを捨てる人向け」のマンガだと言わざるを得ないな。

あとは国見くんの奇抜な料理や、
それを食べた時の派手なリアクションに期待しましょうかね。
作品としては普通におもしろいので
次号以降、様子見と言うことで。

▼ボッチボン:わたせせいぞう
新連載。
謎のお屋敷に住んでいるボッチボンという少年は車作りの名人。
今日もクライアントの依頼通りに珍しい車をあっという間に作り上げるのでした。

これはまたなんともコメントのしがたいマンガだなー。
ご希望の車を作る少年というのがおもしろい設定なんだけど、
いかんせんイラストレーターが描くような作風なので
マンガらしさが薄れてキャラに感情移入できない。
例えればキャラのセリフが全部英語で書かれたマンガを読んでる気分
あるいは、30年前のギャグマンガを今読みかえしてもなんとも思わない感覚
とでもいえばいいんでしょうかね。
とにかく雰囲気だけでストーリーの流れを把握しなきゃならないので
それだけで労力を費やしてしまうマンガ。
読んでて正直疲れる。

どうせイラストレーター風の画を描くのであれば、
キレイキレイ上田三根子さんのほうがいいとぼくは思うんですが
いかがざんしょ!

▼とびだせ!!ターパン:やまにのぼる
動物の体のパーツを交換する長者わらしべ話がおもしろかった。
でも一番すごかったのはなんといってもターパンのタマキンおっぱいだな。
おしりをおっぱいに見立てるギャグはよく見かけるが、
まさかタマキンをおっぱいに見立てるなんて夢にも思わなんだ。

▼恐竜世紀ダイナクロア:宇野比呂士
ユウが竜神のツノを手に入れるまでのお話が平凡だったので
あっさりしたストーリー展開だなと思ったら、
ティラノザウルスが集団で村を襲っているので
ここからがユウにとっての本当の腕の見せ所かな。

▼B.B.D(バカでボケナスダメオヤジ):御童カズヒコ
魔物と化したサトルくんのお父さんは、家族内では父親と認知しているものの
それ以外の人にはキッチリ魔物に見えていた!

ウンウン。それでいい。これでサトルくんのお父さんの非常識が世間に知れて
ギャグの幅も拡がるってモンだ。
良い方向に話が進んでいったね。

サトルくんのお父さんの下品ぶりもまたすばらしい。
竹串に犬のウンコ突き刺してわが子を追いかけるシーンに爆笑。
さらに3ヶ月間ポケットの中に入れっぱなしで腐敗したブタも
ブラックユーモアとしてサラッと取り入れてしまう作者の力量に恐れ入る。
次号も期待。

▼ハガルとテッタ:山下てつお
読みきり。

長山中学2年
旭 哲太(あさひテッタ)


生まれて初めて
AVを借りてしまいました!!
(鼻血のおまけつき)

・・・とおよそ児童誌には似つかわしくないセリフで始まったこのマンガ。

主人公・旭哲太がレンタルビデオ屋さんでエロビデオを借りて
ルンルン気分で帰宅する途中で運悪く不良にからまれ金をせびられてしまう。
そこへ突然、謎の生物(せいぶつ)が現れ、不良達をあっという間に殺してしまった。
謎の生物の名前はハガル。その正体は地球の歪(いびつ)を排除しに来た宇宙人で
「あいつは悪い」と判断した人間をかたっぱしから殺すのが専らの任務。
しかしテッタの家族と暮らすことによってハガルの考えが徐々に変わっていく。

最近、殺人犯罪の低年齢化が進んでるから
ボンボンでもこういうマンガを載せて
命についてのなんたるかを語る必要があるとは思いますが
ハガルが無表情のまま命を奪ったり生き返らせたりしてるので
全体的に殺伐とした雰囲気。
ハガルはもうちっと愛くるしいキャラにできなかったのかなあ。

▼恐怖ゾーンやくそく:かとうひろし
読みきり。
主人公はアイドルオタクの34歳独身の六郎くん。
六郎は田舎の母親から「彼女はまだか」とせかされ、
成り行きで彼女を連れてくると宣言。

困り果てた六郎がたどり着いたのはネットの裏情報で発見した結婚相談所。
そこで怪しい人物に紹介されたアイドル似の女性と六郎が
お見合いをすることになるのだが・・・?

最後は恐怖で締めくくっているものの
アイドルオタクの六郎のキャラが立ちすぎているため
恐怖マンガには見えなかったですね。

▼ドクターマリオくん:あおきけい&みかまる
クッパJr.が監督のマリオ人形劇は
自分の父も出演させておきながら
最後にはマリオが勝ってしまうシナリオになってしまいましたとさ。

もうクッパJr.の憧れの人物は父ではない。完全にマリオだ。
きっとマリオにはいつまでも最強のライバルでいてほしいんだね。
ああ、本当に哀れなクッパ大王。

▼へろへろくんめっちゃワールド:かみやたかひろ
あの子のママになりませんか?がおもしろかったです。
そりゃ紛れもないママとはぐれてしまった女の子のための母親探しだ。
やるね〜。

▼Do(どー)するパラダイス:玉越博幸
今回はなかなかおもしろかった。
体も気も小さい小6男子・三浦リクくんが、
美人だけど不良っぽくてちょっと怖いクラスメイトの女の子・
三好聖子(みよしせいこ)ちゃんにスケート場でアタックだ!

ただでさえ引っ込み思案な上にスケートもできないリクくんが、
スケートの上手い聖子ちゃんをどう攻略するのかが見ものだったけど、
リクくんがちゃんと自分の勇気を示して聖子ちゃんの心をGETできたのは良かった。
チビな男子でも、勝ち気な女の子の心をGETすることができるんだぜぃ!

p.s.

聖子ちゃんにスケート靴のエッジで
瞬時に素っ裸にされたリクくんの行く末も見たかったな〜。
あの後どうやって帰ったのかも興味深かった(笑)。

▼IDATEN翔:藤原としひろ
世界グランプリ3回戦の翔の対戦相手・スワンが
たくさんの女の子のファンに囲まれて登場。
翔の前でエアテクニックを見せつけて
最初はいけ好かないヤツだと思っていたが
実はコブつきのダウンヒルは苦手で
それを克服しようと努力するスワンの姿があった。

この後は、それを見た翔が、自分が得意とするダウンヒルをスワンにコーチして
男の友情を見せつけるちょっといい話になるのですが、
スワンが元スケート選手だってのは不要な設定だと思う。
例えば476ページから479ぺージへ飛ばして読んでも
ストーリーに影響はないだろうし、
スワンが「スケートの時はみんな敵だった」と
スケートを悪者扱いしてます。
スワンが元スケート選手である必要性はあまりないように思えます。

▼ろぼおっ!:小田太郎
12月号2月号の読み切りがみたび。
連載3回目にしてようやくろぼお先生の授業風景が拝めました。
時間割通りのメチャクチャな授業内容だったな〜。
でも、ろぼお先生の子作り教室は必見なので
機会がありましたら騙されたと思って一度読んでみて下さい♪

▼機械惑星ガラクタニア:立花未来王とダイナミックプロ
ノエルとジャガン、それぞれの前に現れる超重要人物・・・ってことで
扉絵のコピー通り事態は急展開を迎えてます。

ジャガンの目の前には、人間に利用され
自らの手で命を奪ってしまったかつての友人が現れ、
人間に復讐しようと誘われる。
これは人間とロボットの大戦争の前触れか!?

いつまでも平和でいて欲しいガラクタニアに暗雲が立ちこめる
イヤな事件が起こりそうな予感。
気が気じゃなくなってきた。


さて、今月号の新連載、読みきり陣ですが
児童誌に於いてやたらと主人公が高年齢なのが目立つ。
天使のフライパンにハガルとテッタ、やくそくもそうだ。
当然これらの作品のキャラからは元気で活き活きとした子供の表情は見られず、
中には少年マンガどころか青年マンガの域にまで足突っ込んでるような内容も見受けられる。
これらのマンガの主人公をみんな小学生にしてほしかった・・・

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 11月号 12月号 1月号 2月号 3月号
2006年4月3日 月曜日


プレコミックブンブン 2006年4月号
2006年3月6日発売
ポプラ社 480円
今月号のふろくには、かいけつゾロリの目覚まし時計がついていて
電池を入れればちゃんと動く。
これで480円の据え置き価格とは出血大サービスですな。

▼かいけつゾロリ4コマ大作戦:原作・監修/原ゆたか・
まんが/きむらひろき・滝沢のぼる・熊沢かえで・村上ゆみ子

ゾロリ達は桜の木の下で野宿したおかげで、
お花見で特等席を獲得することができたわけだけど、
これでもし雨が降ってたら最悪だったろうね〜。
晴れてヨカッタ。

▼アキラのうどんはサヌキもり!!:津島っくす
サヌキがアキラの通う小学校で大暴れする話になるかと思ったら、
ソバ城のテンザエモンと飼い主のサツキちゃんメインの話になりました。
サツキちゃんは家がお金持ちだけに金銭感覚に欠いているようです。
宝石で作ったケーキや消しゴムを一体どうしろと?
食えないし消せないし。

p.s.
三輪車に乗っている赤ちゃんの無表情な顔はもうちょっとなんとかならんのか(苦笑)。

▼トツゲキ!体験おけいこ道:滝沢のぼる
今回はテニス教室。
西葛西にあるコナミスポーツテニススクールでは
室内にテニスコートを4面設けてあり、
雨の日でもテニスの練習をすることができます。

テニスもインドアの時代なんですね。
これならテニス好きであれば親子でも楽しめそう。
テニスというスポーツがより身近に感じられるようになる
いい施設ではないでしょうか。

▼からどろ:大西俊輔
洋平と美奈子、それぞれに迫る運命の時。
洋平は今のところ全く手も足も出ない強敵ゼロを前に攻撃を仕掛けられるのか。
そして美奈子は自分を消しに来たからどろとの友情を取り戻せるのか―――

洋平も美奈子も、悪魔に対して決して引き下がることができない状況。
2人別々で話が進行し、最後にみんな決断の時が来るという見せ方はうまいと思った。

▼星になったチロ:原作/藤井旭・まんが・近藤たかし

実話を元にした動物感動マンガ第2弾。
前後編2話構成の前編。
 
体が衰弱しきってデパートの片隅でひっそりと売られていた白い子犬は、
ある日、天体観測所の管理人・藤田旭(ふじたあきら)氏に飼われることになり、
チロと名付けられる。
1年後、すっかり元気になったチロは天体観測所の天文台長としてがんばるのでした。

夜中の天文台を率先して見回りに行ったり、
満天の星空を眺めるすばらしさを工場の人に伝えたりと
前編ではチロが天文台長としての任務をキッチリ遂行している様子を主に描いています。
チロを取り巻く人間達も温かく、犬と心を通わせた動物巨編として読み応えは十分。

後編では宇宙から降ってきた物体から思わぬ事態が発生するとか。
筆者はこの作品を知らないのでチロのこれからの活躍に期待。

▼まかせてペットくん:そにしけんじ
のぼるくんの元気な弟、ひかるくん登場。
ペットくんを困らせるだけでなく、兄ののぼるくんにも
「おやつ〜!!」とご命令。
なかなかのやんちゃぶりにほのぼの。

あと、ペットくんがコンピュータウイルスに感染して寝込んじゃってますが
アナタ精密機械だったんデスカ?

▼大仏刑事:大崎亮平
ゴトウ刑事、大仏刑事のテレポート能力でアフリカを経て土星へ。
アフリカではライオンに出会ってもなんとか生き延びられたけど、
土星はさすがに宇宙服がなきゃ死んじゃいますよねー。
ハシラに書いてあるように、ホントにサヨナラゴトウ刑事になっちゃうぞ。

▼タロットマスター:岩村俊哉
怪しい者からザジタに手渡されたスプレッダーは、
カードをスキャンしたデータを元に複製された精霊を出す機械だった。
つまり真っ白のクピードは完全に複製されきれなかったできそこないであると。

所詮、紛い物しか出せない機械ではあっても、
もしそれによって想像だにしなかった化け物を誕生させてしまったら、
それはそれで恐ろしいですが。

▼ラッキーナイト カスタードくん:渡辺道明

フッ
これがデス・ホース クリームの・・・
実力よぉ・・・

敵がクリームの背中に乗った途端、
どこからともなく無数の矢が飛んできて
敵の体に突き刺さる。

うーん、クリーム、味方にすると恐ろしいが
敵に回すと頼もしいヤツだとつくづく思いましたマル。

▼熱血先生!:井漕尚樹
新連載。第2回GAG−1グランプリで見事優勝を果たした作品。

夢中になれるものが
いつかみんなをスゲーやつにするんだ!!

などと初っぱなから夢の中で某アニメの歌の一部を思い出させる意気込みを
見せつけてくれるのは我らが熱血先生!(ちなみに本名は雲小太郎(うんこたろう)

熱血先生は新しい小学校に赴任初日から遅刻、急いで学校に向かう途中で、
足をくじいて動けなくなった少女・朝日ひなたと出会い、
病院連れて行こうとするも無遅刻無欠席を貫徹するために
ケガを押して登校をするという根性を見せる。
その強い意志から炎の獅子を見いだした熱血先生は
ひなたちゃんを担いで一緒に登校することに。

その後も捨て犬、ゴミ出し、産気づいた妊婦、火事になった家、
さらには行く学校まで間違えてしまうというトラブルを交えた
数々の困難が彼を待ち受けるが、
困った人を放っておけない熱血先生は、あえてその困難を受けとめ、
全て人助けをしつつ学校を目指すのだった。

熱血先生がただいつでも熱血なだけでなく、
困っている人を見捨てない情に厚い面も持っており、
熱血先生の人柄の良さが窺える連載1回目としては好感が持てる話になってます。
ちょっとズッコケたところがあるのもまた魅力。
4コママンガも番外編っぽくておもしろかった。

熱血先生が最初に知り合った小学校の生徒・ひなたちゃんが
熱血先生を一番よく知る生徒として子供達の中では中心的な存在になっていくのかしらね。
そしてやはり熱血先生の活躍の場は小学校であると思うので、
彼の学校での熱血ぶりや、子供達への熱い教育指導に期待したい。

▼名探偵ズッコケ三人組:シナリオ/矢澤和重・まんが/新山たかし
ハチベエは自称名探偵でありながら
知らない人の車に乗るなんてやっちゃダメだろう。
先生や両親に言われなかったのかい?

▼ペンペとギンギー:中川いさみ
寝ぼけて町にでかけようとする熊のクマローに
ペンペとギンギーが人間にばれないように工夫するシーンが笑えた。
ギンギーの腹話術のおかげでクマローはなんとか人間にばれずにすんだけど
普通に考えたら熊がしゃべるなんてとんでもない話である。

▼ケッタ・ゴール!:かわせひろし
柏レイソル小学生チームからラフプレーをされたからといって
審判に試合を中断させず、
ケッタとタケちゃんがチームのみんなを引っ張って
自分たちの力で試合の流れをものにした
東葛飾小のチームワークがすばらしい。

ケッタとタケちゃんの気持ちもまとまってきて
2人にとって、とても意義のある試合になっている。
いい展開だ。

▼ファントム:大斗改
ついに姿を現したファントム大魔王。
その強大な力に対抗すべく編み出されたエイプならではの
大魔王攻略法とは・・・

大勢の人間とファントムを合体させて大きな人間の形を形成させ
最後につなぎ役の混血児・エイプを融合させたその名も
合体マン
で対抗することだった!

な、なんだっ!?その外見、ネーミングセンス、共にダサダサの集合体はっ!!
敵のファントム大魔王には多少なりとも凄味があるというのに
肝心のエイプの最終形態がこれかよ・・・
まあこのマンガらしいと言えばこのマンガらしいんですけどね。

ファントム大魔王もエイプのお父様らしいし
なんだか平和的な方向に話が進んでいきそうな。

▼ファイティング・オペラ ハッスル:津島直人
読みきり。
ファイティング・オペラとは、日本プロレス界を壊滅することを目論む“高田モンスター軍”と
その野望を阻止すべく立ち上がる“ハッスル軍”による抗争をリングの上で演じる
ストーリー性のあるプロレス(?)のショーのこと。観客も参加することができ、
会場は大いに盛り上がるらしい。
本作品はそのファイティング・オペラをマンガ化、観客の1人である少年・翔くんが
高田モンスター軍のビターン攻撃で洗脳されてしまった観客全員を救うため、
ハッスル軍の一員として、果敢に高田モンスター軍に立ち向かっていくストーリー。

ホビーや芸能などとは無縁のブンブンに、
こういうマンガを載せるのはいささか違和感を感じる。
翔がHG(フォーのヒト)の股間から出てきた伝説のマスクを受け取って
ハッスルフェニックスとして進化を遂げた姿は一瞬ドラゴンキッドくんかと思った
に進化して、モンスター軍と壮絶なバトルを繰り広げる様はそれなりに熱いが
やっぱり描いてる人が描いてる人なので雰囲気がボンボンっぽい。
マンガの後のハッスル軍の特集までもがなんだかボンボンから切り取ったみたいで・・・

ブンブンというある意味純粋な児童漫画誌にこの手のマンガを載せることは
新たなジャンル開拓としてその意気込みは買いますけど
雑誌の持つスタイルを変える危険性があるので
たまにやる程度にとどめて欲しいなーと思いました。

作品自体はファイティング・オペラのおもしろさを子供達に理解させるのには
十分な内容になっているだろう。
実際、ファイティング・オペラのことをよく知らないオレがある程度理解できたしね。
良作だと思う。

▼とつげき!ぷるぷる学園:くぼたまこと
顔が消えてしまった体育の先生が自分で描き直した顔は
カッコ悪いのではなく、気持ち悪い・・・
口が2つあるじゃんか。

▼いたずらまじょ子の大冒険:原作・監修/藤真知子・まんが/みずなともみ
結局、まじょ子ちゃんたち魔法学校の子供達の勇気と知恵で、
ハイジャック犯をやっつけましたとさ。

マホタはハイジャック犯をやっつけたごほうびに
空飛ぶ汽車の運転をさせてもらってごきげんだったけど、
まじょ子を肩車した時の気分はどうだったの?
最高?それともサイアク?

★ブンブン4コマバトル!!GAG−1グランプリ
第4回GAG−1グランプリ、決勝戦に残ったのは
サイトウと超人ママ。意外な組み合わせにちょっと驚いた。
さあ、生き残るのはどっちだ!?

▼ハロー!!わしがサ☆イ☆ト☆ウだ:コタニトモコ
教室の壁の隙間に住み着いたミニマムサイズのオッサン・サイトウが登場するマンガ。
いつの間にか男の子2人と打ち解けていて
おまけにミニマムばーさんまで登場し、意気投合しちゃっている。
前回同様、盛り上がりには欠けるけど
見方によってはおじいさんと子供が仲良く遊んでる風にも受け取れるので
これからの現代社会に於ける意味ではこういうお話は好感が持てる。

▼超人ママMAX:北枕よしたけ
今回も超人ママMAXが己の肉体を駆使して
非常識な振る舞いをするだけの話になるかと思ったら、
俊吉くんがテストでいい点を取ればママは元の姿に戻るという
暗闇の中に差し込んでくる一筋の光の如く明るい朗報が舞い込んできた。
この能力のおかげで超人ママMAXは女性なんだということを認識しますね。
あとは俊吉くんがどれだけママのために頭が良くなれるかがポイントかなあ。


さて、決勝に上がったこの2作品、どっちが優勝できるか予想がとても難しい。
どっちが優勝してもおかしくはないが、
個人的には、前回全く期待してなかった超人ママが
今回の「俊吉くんががんばればママは元に戻れる」という
今後の展開次第でおもしろくなりそうな要素が出てきたので
続きを読んでみたいと思わせる。

サイトウも凡庸ではあるものの、ミニマムな老人夫婦が子供と戯れるギャグは
ブンブンらしいセーフティな作品になってるし、
いやあ、ホントにどっちが優勝するのやら。

▼少年ダンディ:ボッカ

オレの名は小林ダンディ
愛する女(ヒト)のためなら
いつでもキバをむく
美しくも危険な野獣さ!!


・・・ったく、ガキのくせに、よくもまあこんなかわい気のないセリフを・・・
しかも担任の女の先生に惚れるとは・・・
小林ダンディはますますいやらしさに磨きがかかってますね。

▼ブンブンまんがクラブ:構成/小山田つとむ・まんが/赤垣新二
今回はページマンガを描くにあたっての心構え。
いきなり100ページの長編を描くのはムリがあるし、
頭の中で壮大なストーリーを思い描いても
それを実際に絵に描き写すのは難しい話。

なので最初は自分の実力と相談して
描ける範囲のマンガを描こうということで話がまとまりました。
まずは手始めに4ページ。
果たして、ブンタくんやアイコちゃんは、どんな4ページマンガを
描いてくれるのでしょうか。

ページ数が少ないにしても、4ページマンガに仕上げるという制約があるので、
もしページが多すぎたり足りなかったりした場合は調整が難しい。
マンガを描くのって本当に大変なのです。

▼バクレツじいちゃん徳川家康:栗木広和
第3回GAG−1グランプリ準優勝作品。
オレはこのマンガ結構好きだったんですけど
優勝できなくて残念無念。

今回も家康じーさんと孫のケンタくんを中心とした
笑いアリ、ほのぼのアリ、ちょっと辛口な要素アリの
万人向けの微笑ましいマンガに仕上がってます。
キャラも可愛いし好感持てるんだけどねー。
惜しいです。


「薫の拳」って連載期間が短かったんですけど単行本が出るんですか。
なら同じく短期間で終わってしまった「島の子だっちゃ」も
是非単行本化してほしいところなんですが
その辺はいかがなモンでしょ、ブンブン編集部さん。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 11月号 12月号 1月号 2月号 3月号
2006年3月28日 火曜日


小学六年生 2006年4月号
2006年3月3日発売
小学館 580円
学年誌最高学年となる小学六年生の付録には
いろんなタレントによる進級お祝いメッセージが入ったDVDがついてます。
テレビ画面でも小六が楽しめるなんてゴージャスだな。

雑誌のほうは、身の回りの経済に関する特集が組まれています。
節約術、お小遣いの管理、暮らしにかかるお金の話など
ホントに身の回りの身近な経済のことを中心に解説しているので
中には「へー」と思わず頷いてしまう記事も。

でも株の知識はまだ小学生には早いってば。

小学五年生のアンケートでも77%が株に興味なしって答えてるんだし。
でも22.7%は興味があるって事でこれは決して少ない数字じゃないんだよね。
きっと名門中学に入るような人が興味を持つのだろう(と思いたい)。

▼トップ 放課後社長は12さい:原作/野村伸・作画/岩田和久
売れないおもちゃ屋を出費ナシで日本一のホビーショップへと成長させろと
会長に無理難題をふっかけられる天太。

とりあえず今回は売れ残りの巨大ブロックを使って店の見栄えを良くして
お客さんを集めることに成功したが、
ご家庭では大きすぎて使えない巨大ブロックを販売しようとしたからこそ成せる技であって
これは災い転じてなんとやらってヤツでしょう。

それよりも肝心の商品はどうなってるの?
いくら客が入っても、チャンピオンベルト型腹時計とかマッサージ戦車とか
魅力のかけらもないおもちゃで売上が挽回できるとはとても思えないのだが。

▼GOGO!たまたま たまごっち:ヤスコーン
うわー、ついにヤスコーン氏のたまごっちマンガ、
全学年誌制覇しましたねー。
オレが学年誌を買い始めて以来初めての快挙。
それだけでも賞賛に値しますわ。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
ななこのテレビドラマ編は、共演する好青年・剣木(つるぎ)との
撮影以外のやりとりがなんだか大人っぽく感じる。
小学六年生に進出した効果か?

▼夢への扉〜読売巨人軍・投手 上原浩治の章〜
:取材・原案/林秀則・漫画/鈴木小波
今年もいろんな有名人の「夢への扉」を
開けるまでの生い立ちを綴ったマンガが小六に登場。
今月はWBC(ワールドベースボールクラシック)日本代表にも選ばれた
巨人軍の上原投手の物語。

上原投手が好きな野球のために努力してがんばって
夢への扉を開けたといった話になってますな。

▼ゐけゐけ!アリ☆ハマ:原作/よゐこ・漫画/市橋俊介
新連載、お笑いコンビのよゐこ原作のマンガ。
前年度の2・3月増刊号にも読み切りで掲載されていました。
登場キャラもよゐこのメンバーの名前をそのまま起用している。

やんちゃっ子・ハマちんが新学期と言うことでいつもより早く登校している途中で
空き地の地面から学生服を着た謎の男とモグラみたいなヤツが出現、
学生服の男の名はアリやん。地上人研究のため、地底人代表としてやってきたのだそうだ。

アリやんは自分をお笑い中学生と偽って自分の正体を隠し、
ハマちんを地上人の研究の対象としてつきあうことになりましたとさ。

オレとしては、よゐこ原作ということは特に意識しないで、
とても小6には見えない幼い小学生・ハマちんによる
不思議生物体験談ということで楽しみたいと思います。

さて、地底から現れたアリやんは、いったいどんな不思議な行動を取ってくれますか。

▼遭遇!たこちくび星人:あべさより
新連載。このマンガも去年に引き続き連載決定。
頭が乳首になったはずかしい未確認生物・たこちくび星人が
地球を侵略しにやってきました。

でもご安心を。たこちくび星人によれば
「侵略」と書いて「かんこう(観光)」と読むのだそうです。
つまり地球を観光しにやってきたということなのです。
ま、今はそういうことにしておきましょうか。

▼トホホな犬:あいみてつろう
タイヤやらイスやらハンガーやら楽器やら
体に変なモノを身にまとったトホホな犬達は
人間から見たら滑稽でおもしろいですが、
熊から見たら不気味な生き物に見えるようです。

まあ、ごく自然な展開かな。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 小五11月号 12月号 1月号 2月号 3月号
2006年3月27日 月曜日


小学五年生 2006年4月号
2006年3月3日発売
小学館 550円
▼ないしょのつぼみ:やぶうち優
男女の描きわけができないつぼみちゃんは
なんと自分の部屋に連れてきた男の子・幹図(みきと)くんの服を
脱がしにかかりました

オレ一瞬、どぎまぎしてしまった。
男の体を見るためにつぼみちゃんはあっという間に
幹図くんの上半身をハダカにしてしまいました。
いやはや、もし下半身まで脱がされてしまったら
どうなってしまうのかと・・・
そっちのほうが男女ではっきり違う部分があるわけだし

それにしても上半身ハダカの幹図くんの体をマジマジと見て感心するつぼみちゃんは
その不思議なペンで最終的になにを描くおつもりなのか・・・?
さらに興味津々。

▼ヒミツのわん☆タッチ:兄崎ゆな
早くもしゃべる犬・ぬーの正体を暴こうとまおのことを
徹底チェックすることを決めたクラスメイトの大助くん。

とっとと、ぬーの正体を暴き、大助が7分間大人になってくれれば
さらに話はこんがらがっておもしろくなりそうなんですが。

▼ブレイブストーリー:原作/宮部みゆき・まんが/姫川明
新連載。原作者・宮部みゆき氏による同タイトルのファンタジー小説を漫画化。
今夏アニメ映画化もされる予定。

マンガを見る限りでのストーリーは
平凡な少年・三谷亘(みたにわたる)が主人公で、
亘が、幽霊が出ると噂の建設途中のビルの中を探検中に
謎の少年・芦川美鶴(あしかわみつる)に出会い、
以降、亘は彼の巻き起こす不思議な事件に巻き込まれていく。

原作はもっと深みのあるストーリーなんだけど、要約するとこんなもんでしょう。
姫川明氏が描いたマンガからは亘の気持ちに立った
ドキドキ感や切なさなんかが誌面からひしひしと伝わってくるね。

亘が、ミツルと出会ったことをきっかけに、
両親が離婚して現実世界でどうしようもなくなって
やりきれない気持ちになっていた所へ
ミツルが関わっている幽霊事件に巻き込まれていくという
平凡な生活を送っていた少年の大冒険前夜の話が
いかにもファンタジーワールドの序章という感じで至極真っ当。
しかし亘が、すがるものが何もなく自分で未来を切り抜けていかなければいけないという
雰囲気はこの1話で感じ取れた気がする。

まあなんだかんだ言いましたけど原作を知らないオレにとっては
姫川明風のファンタジーマンガとして普通に楽しみますよ。ええ。

▼新・マサルの一手:監修/森内俊之・まんが/村川和宏
新連載将棋マンガ。
今度のマサルの一手は、今までとは全く違う新しいストーリーとして登場。

450年前に織田信長が愛用していた将棋の駒から封印されていた怨霊が復活し、
マサルはその怨霊と将棋で対決して勝てば再び封印できるという話になりそうな。
ちなみにマサルの将棋の腕は駒の動かし方を知っている程度。
早速、復活した怨霊・銀将がマサルの前に現れ、
学校の校庭にでかい将棋盤を出現させ対局に挑む。
マサルが負けてしまえば人々は殺されてしまうかもしれない運命に。

将棋を通して450年前の亡霊とバトルという設定がおもしろいやね。
しかも校庭をバトルフィールドとし、
でかい将棋盤とでかい将棋の駒で対局という趣向もおもしろい。
マサルは駒を指すというよりは駒を引きずったり持ち上げたりして
動かさなければならないので、それだけでも重労働。
元気だけがとりえのマサルには特に違和感のない将棋になっている。

今後もあらゆる亡霊と対局する度に、変わった趣向の将棋盤で対局するのかしら。
そう思うとなかなかに興味深いですが、
これから先どんどん強くなるであろう強敵にマサルがどう成長していくのかも
見どころになるでしょう。次号以降も要チェックだ。


▼シンペイキングダム:中山雅也
新連載。
「シンペイ」という頭脳ボードゲームを主題にした4コマ。
シンペイに使われる駒には顔が描かれており、
そいつがマンガのキャラとして登場している。

ゲーム好きの男の子・羽佐まれ太(はさまれた・小5)くんと、
未来からやって来たシンペイの駒・シンペイダー達が繰り広げるギャグ4コマ。
ゲームのルールどおり、シンペイダーは、2人で間に挟んだ物を
飛ばしてしまうという特技を持つ。

シンペイのコマとルールをギャグ化しただけの
本来のゲームの内容とは全く関係のないマンガだが、
まったりとした画と軽いノリで読めるギャグが魅力。
ちょっとだけ乱暴で下品でもあるので、
どっちかといったら男の子向けかな。

※別冊付録

▼トホホな犬:あいみてつろう
新連載。もう学年誌では有名なマンガになってるので
説明はナッシング。

今回のトホホ犬は切れた電線で遊んでます。
でも感電したら超危険なので、
良い子のみんなは電線で遊ぶのはやめようね。

▼おっちゃん:原作/Q−LiA・まんが/タダエツコ
新連載。お茶が入った湯飲みに、まるでドラム缶風呂ように浸かる
「小川」と名乗るオヤジが主人公のマンガ。
頭にはタオル代わりの葉っぱを置いているのがチャームポイント。
結構有名なキャラクターらしいですが、オレ今まで知らなかったなあ
こんなオッサン・・・

内容は

緑茶ってみりょくちゃう?
頭の上のリーフとブリーフ

などなど、「ちゃ」に関する単語を入れたダジャレを
これでもかこれでもかと連発するだけのマンガ。

他愛ないですけど、おしりの上にバラの花を乗っけて
ローズヒップとかぬかす紅茶のこうちゃんのダジャレには思わず笑ってしまった。
でも同時にドン引きもしてしまう。
しかも下着はティーバック・・・
紅茶が飲めなくなるからやめろって(苦笑)。

・・・まあしょーもないダジャレを連発して
その中で笑えるダジャレがあるかどうかが勝負ですかね。

▼文具天国:そにしけんじ
新連載。ガサツな小学生・たかしくんが使う文房具達が活躍する文房具ギャグ。
今回はたかしくんが所有する文房具の中でもお気に入り上位に位置する
エンピツ・黒田軍団の鬼の物語だ。
リーダー・黒田の細く鋭く研ぎ澄まされたエンピツの芯からは男の魂を感じる。
でもたかしくんにとっては芯が折れちゃいけないようにと
かわいいエンピツキャップで芯をガードしてくれました。

・・・エンピツキャップって芯が折れないようにカバーするための物だったっけ?
まあいいや。たかしくんだし(笑)。
どんなに威厳のある黒田さんも持ち主にはかなわないやね。

▼デュエル・ジャック!!:伊原しげかつ
新連載。このマンガもなんだかんだでもう小学五年生で連載3年目に突入です。

デュエル・ジャッカーショーと、ちょっとおマヌケなクリーチャー達が
デュエルの魅力を読者に伝える4コマギャグマンガ。
熱血デュエリストのマナトくんは登場しませんが、
代わりにクリーチャー達ががんばりますのでよろしく。

▼おねがいっ!!ラブ・ルビー:みななあゆ
今年も血液型恋占いラブストーリーが小五に登場。
A、B、AB、Oの血液型も性格も異なる4人の女の子が
血液型占いサイト「ラブ&ルビー」に出てくるマスコットキャラの
欠点を指摘するロコと、長所をほめるマルのアドバイスを受けて
男の子とラブラブになろうという内容のマンガ。

今回はA型の女の子・水沢菜摘(みずさわなつみ)ちゃんが、
嫌いなタイプであるはずのキザな男の子に惚れてしまって
さーどーしましょー、じゃあロコとマルにアドバイスを受けましょー
ってな感じで話が進行していきます。

ま、この後濃縮カルピスの如く甘いラブストーリーが待っているのでしょうが、
それよりもちょっと間の抜けた女の子達の行動も
このマンガのおもしろさの1つだな。以降チェック。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
ななこは小学校の「新入生を迎える会」で汐見くんと一緒に実行委員をすることに。
これをきっかけに、ようやくななこと汐見くんがまるでデートの如くデパートに繰り出し、
何者にも邪魔されることなくツーショットになれて、
見ているこっちも気分良く読んでいた所に、
ななこが憧れてるモデル・山菜ユイがデパートに出現して
いきなり汐見くんに抱きついてきたからさあ大変。
どうやら山菜ユイと汐見くんはお知り合いの様子。
この時点でなにやらななこがモデルどころではない
何か嫌〜な暗雲が立ちこめてきそうな予感。
しかも汐見くんが絡んでいるとなれば気が気じゃない。

せっかくななこは、汐見くんと2人きりでデパートにでかけて
彼の新たな一面も知ることができたのに
それを邪魔する女性がよりによって自分の憧れの人。
果たして3人の関係はどうなってしまうやら。

▼プリ☆かわ☆シナモエンジェルズ!!:まんが/つきりのゆみ・原作/せきちさと
新連載。
ふわふわシナモンにも登場するモカを中心に、
シフォンとアズキの女の子3人によるユニット・シナモエンジェルズが
大活躍するキャラクターマンガ。
もう一つのシナモンの世界だと思って楽しめば良いでしょう。

今回はシナモエンジェルスがアイドルオーディションに挑戦するけど
3人とも個性が強すぎて三位一体になれず失敗。
・・・ていうかモカはギターを持っているだけで弾けないってのはダメじゃん。

▼まろ:よしだゆうすけ
今年も新連載。
平成ギャグ・クイーンことまろちゃん(女の子)の小5ライフを堪能するマンガ。
ちびまる子ちゃんみたいな雰囲気は出してるけど
キャラが万人受けしにくいので、
これを今年も連載するというのは微妙なところ。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
校長先生はシリアスなキャラだったのか。
本人だけでなく、マスコットキャラのウツボくんまで
リアルになってるところが笑える。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 小三11月号 12月号 1月号 2月号 3月号
2006年3月21日 火曜日


小学四年生 2006年4月号
2006年3月3日発売
小学館 550円
でんぢゃらすじーさんが教える四年生生活の過ごし方は
案の定、全く役に立たないな・・・

▼ないしょのつぼみ:やぶうち優

つぼみの家に迷い込んできたインコの飼い主を探すため、
学校でクラスの飼育委員に立候補したつぼみ。
その後、飼育委員の集まりで根本大樹という
ペットに詳しいかっこいい男の子と知り合う。

最終目的は、つぼみが大樹くんとキスをすることなのでしょうか?
だってつぼみはことある毎にキスシーンを思い出すし、
迷い込んできたインコもオスとメスがキスをする種類らしいし、
やたらとキスを意識するんですよね〜つぼみは。
一応、小4女子が読んでるんだし、
あまりキスを意識しすぎるのはどうかと。
あ、いや、おもしろいからいいけど。

▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
普段の行動はカタツムリのようにゆっくりと。
そして逃げる時はジェット機のように素早く。
それがじーさんのモットーです。

まあネタとしては平凡だけど、
道路で走ると、埼玉県やアメリカに轢かれるという
訳のわからないことほざくじーさんはおもしろかった。

▼ちょボットオンライン:よしのえみこ
Yahooきっずの検索情報は文字だけでなく、
画像でも知ることができます。

「つばめ」であれば、つばめの動画や鳴き声も分かってしまう。
いかにもキッズ向けのやさしい親切設計ですな。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
ななこは遊園地で、一筋縄ではいかない彼氏役の神那陸斗(かんなりくと)と一緒に
体験レポート撮影。
最初は陸斗のペースに乗せられていたななこだが、
メークして仕切り直しをしてからは、
今度は逆にななこが陸斗におべんとうのおかずを「あ〜ん」と差し出して食べるように要求。
なかなかやるじゃーん。
ななこに「目には目を」的な仕返しをする度胸を持ち合わせていたとは。

これで相手役が汐見くんだったら言うことなかったんだけど、
めげやすいななこにとっては大きく前進したのでここは良しとす。

▼ポケモン4コマ大百科:山下たかひろ
金網と勘違いして将棋盤でモチを焼こうとするジーランスに爆笑。
いくらなんでもそれはボケ過ぎだってば。

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
無邪気だがバカでかいイモムシと出会ったタンゴとキング。
枯れ葉が好物のようだが、
どうやらカクタスが森を破壊するために送り込んだ刺客のようだ。

しかしこのイモムシ、どんな成虫に変化するんでしょうね〜。
あるいは幼虫そのものが森を破壊するのに十分な要素を持っているとか?
幼虫自身は悪意はないようなので
この先どうなるか分からないですよ。

▼わいわい家庭学習 もっともっとファミリー:まんが・荒磯智之
今年も、国語・算数・理科・社会のいろいろな「?」を
最斗(もっと)一家と一緒に紐解いていきましょう。

主な進行役は、おっちょこちょいだけどとても元気な少年・最斗学(もっとまなぶ・小4)くんと
双子の妹でしっかり者の最斗奈乃(もっとなの・小4)ちゃん。
それにボケ役の最斗パパと、解説役の最斗ママさんの一家4人。

今回のテーマは理科で「カエルの生態」です。
日本だけでなく世界のカエルも紹介しているんですが、
どうせならイラストじゃなくカラー写真で紹介してくれた方が良かった。

カエルは種類によって子育てや身の守り方の方法が違うのが興味深い。
でもそんなカエルたちも急激な環境破壊によってその数が減ってきているんだとか。

カエルもかつて身近な生き物だったメダカ同様、絶滅危惧種の道を歩んでいくのか。
そう思うとなんだか寂しいですね。
そういや生きたカエルなんてここ数年見てないや・・・

▼空色のおんぷ:池田多恵子
新連載。
主人公は音羽空(おとはそら)という女の子。
空は嫌いなピアノ塾に通う途中の森の中で
バイオリンを弾くかっこいい男の子・紫堂奏(しどうかなで)に出会い、
その音色に聞き惚れる。
そしてその余韻をいつまでも空の耳の中に残しつつ
翌日、奏が空のクラスの転入生として登場、再会することになるが
奏はでかい態度で自分がバイオリンを弾いていることを内緒にしろと
空に言うのだった―――

といった感じの出だし。
これは音楽系のマンガなんでしょうかねー。
奏はちょっと生意気だけどバイオリンは上手そうなので
なんだかんだで空と楽器を通して付き合っているうちに
空がピアノが好きになっちゃった・・・という話になっていくんでしょうか?

この1話だけではなんとも言えないので
次号要チェックですかね。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
えー、今回のお話は、なんて言ったらいいんでしょうかねー。
あさりの悪ふざけが3人の救われない魂を成仏させた・・・という
なんとも訳の分からない内容で。

その3人の魂も悪事を働いた盗賊の子供ということだが、
あさりと特に関連性はなし。
意味のない物語になっちゃいました。

▼ふわふわシナモン:まんが/つきりのゆみ・原案/せきちさと
おかしの国の入り口を求めて広場にやってきたシナモン達。
もう、広場そのものがおかしの国同然なんですけど
これ以上のおかしの国とは一体どんなとこなのだろうか?

▼トホホな犬:あいみてつろう
トホホな犬が風船を割って「食べた」と思いこんでるところが、
犬視点で捉えた発想であり、作者の着想に感心する。

▼電池のひみつ SUPERトリビアブック:
構成/山本栄喜・まんが/太田勝・窪田一裕

別冊付録にて。
ツヨシくんマイちゃん乾(いぬい)先生が、いろいろな電池のひみつを紹介。
2年前にも同じメンバーで登場してました。

電池の開発にはカエルが一役買っていたそうです。
イタリアの生物学者が皮を剥いだカエルの足に針金を通して電池の代わりとし、
電気を発生させて足を痙攣(けいれん)させる実験をおこなったそうです。

そう、電池の始まりは動物実験から始まったのだ!
みなさん、電池を使う度にカエルのことを思い浮かべましょー。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 小三11月号 12月号 1月号 2月号 3月号
2006年3月20日 月曜日


小学三年生 2006年4月号
2006年3月3日発売
小学館 550円
BINGOは当たりませんでしたー。
夢よ、さらば。

12 26 41 52 73
17 40 54 66
14 21 57 69
19 44 48 70
22 39 58 71

「小学三年生」という雑誌が生まれた80年前の日本の暮らしの特集では
当時の写真を交えて80年前の日本の暮らしを紹介している。
80年前の小学校では、男子と女子が別々の教室で授業を受けていたってのは
ちょっと異様な風景だが、
自動車が少ない銀座の道路や、電気製品のない家庭の暮らしは
昔ながらに見ていてほのぼのするね。

あと、1000年以上前の日本人が描いた絵の特集では、
日本に存在する洞窟の中に、羽のある人間や、
人々が空に浮かぶ渦巻きを見上げている絵が描かれていて
不思議な雰囲気を醸し出している。
古代人とはいえ日本人が描いたとは思えない絵のセンス。
何を思ってそんな絵を描いたのだろう。太古のロマンですな。

▼カッチ・ポッチエクスプローラー:てしろぎたかし
新連載。
ワンコ星からやってきた犬型獣人のアレクサンダー・ポッチ王子と
地球人の和馬くんが繰り広げる身の回りの学習マンガ。
和馬くんはメガネをかけたごく普通の少年で、通称「カッチ」。
ポッチ王子は「お手」と言われると条件反射でお手をしてしまうクセがある。
また語尾に「っチ」をつけてしゃべる。通称「ポッチ」。
2人合わせて「カッチ・ポッチ」というわけ。

基本的には身の回りの不思議をポッチ王子が解説していくというもの。
今回は携帯電話や自動車のナビゲーションに使われるGPSがテーマ。

GPSは地上から20000キロ上空に打ち上げられている衛星を受信することで
自分の居場所が地図上に表示されるのだそうだ。
和馬くんが「携帯電話って宇宙とつながってるんだね」と言ってるけど
まさにその通りだろう。
もし、「圏外」になっちゃったらそれは宇宙からの交信が断たれたのと同じ。
そう思うとなんだかGPSって未来的でかっこよく思えてきませんか?


なんと、本誌に載っているマンガはカッチ・ポッチエクスプローラー1本のみで
あとのマンガは全部別冊付録に載っているんです。

・・・てなわけで

※別冊付録

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
幼稚な作戦で失敗続きのニードルに見かねて登場したのは
同じバトルプラントのパラ。
パラはムシの心を奪い、意のままに操ることができる寄生キノコを使うので
ニードルよりはバトルに向いていると言える。
だけど、一番冷酷で戦闘力に長けていたイータがやられたからな。
パラはイータと違って冷静ではあるものの、タンゴとの戦いに手こずって
万が一我を忘れて激情してしまったらイータの二の舞になる可能性がある。

意外と、おマヌケなニードルが生き残ったりしてな。
ニードルは激情しなくても普段から何考えてるか分からないし。

▼がんばれ!ドッジファイターズ:原作/村上としや・まんが/斉藤むねお
堂児の父の過去にまつわる話も一段落し、
今回は山の中で熊を相手に父と格闘しているチビッコ少年・的場万(まとばばん)に
スポットを当て、話が進行していきます。
万は、日本一のマタギになるために、
父に、都会に出て熊よりスゴイヤツにも負けない男になって帰ってこいと言われ、
山から下りてきたのでした。
そして猟銃の如くボールをぶっ放つファイターズのキャプテン・球田堂児と出会い、
アタック対決が始まったのでした。

万は堂児に会うやいなや「おれと勝負してくれ」と言ってきたり、
堂児のことを熊扱いしたりなかなか無礼なヤツですが、
もしかしてこいつが堂児に代わるこのマンガの主人公になる予定なのか?
別冊付録の表紙に載っていたのも堂児じゃなくて万だったし。

と、なると今から始まるのは新生・ドッジファイターズと考えて
読んでいけばいいのかなあ?
まだこの1話ではなんともいえないが、おもしろくなりそうな要素はある。
チェック。

▼無敵蹴団!アイアンキャンディーズ:川久保榮二
新連載。コミカルなサッカーマンガ。
無敵蹴団(しゅうだん)アイアンキャンディーズのキャプテンは
おデブだけどサッカーはとっても上手なキャプテン・ジョー。
今日も練習試合で個性派揃いの選手を従えて
王者・東京レアルを翻弄して快勝したのでした。

これぞ川久保榮二の本領発揮といった感のある作品。
アイアンキャンディーズのメンバーは、おデブのジョーを筆頭に
マザコンチビ、セクシーダイナマイト、黒子(くろこ)、パペットマペット、
名探偵コ@ンくんなどなど曲者揃いが集まって
まさにいろいろな味のキャンディがビンにつまってるようなチームですね。

主人公のジョーは、デブだし歯が欠けてるし語尾に「ヨ」をつけてしゃべるので
一見するとふざけたようなヤツだけどサッカーはうまいので
一筋縄ではいかない曲者チームの中の特に曲者なキャラに仕上がってます。
サッカーがうまい好青年の天敵ともいえる人物になることは請け合いだ。

これだけ曲者揃いの選手が揃っていれば、
あまり本格的にならず、コミカルな面を表に出した
サッカーマンガのほうが作風に合っているような気がする。
今回みたいに通常では考えられない滑稽なプレーで
相手チームを振り回すみたいなノリで行けばおもしろくなりそうじゃないか?

まあとにかくアホなメンバーがおりなす愉快なサッカーマンガに期待。

それにしてもジョーはデブというよりはおなかだけが膨らんでるといった方が正しい。
顔はポッチャリしてないし体型的にアンバランスだ。
多分、ジョーは、おしっこするとき自分のチンチンは見えないんじゃないかしら。

▼ポケモン4コマ大百科:山下たかひろ
桜の木に大きな桜の花が1つ咲いていたら
そりゃ不自然だ。しかも顔がついてるし。

▼星のカービィ:さくま良子
3年B組@八先生に影響されて、デデデ大王は子分達の教師になることを決意。
しかし例によって先生に変装したカービィが邪魔しに現れて
給食を強奪していったのでした。

不審者は見つけ次第追放しなくちゃダメじゃん・・・

▼MLB(モンスター・リーグ・ベースボール)デビルキャッツ:窪田一裕とスーパーマウス
新連載。
万年補欠でMLB(メジャーリーグベースボール)に憧れる金田サダハルくんは
帰り道に黒猫に誘われるがままMLBの契約書にサインをしたが
MLBは「メジャーリーグベースボール」ではなく、「モンスターリーグベースボール」だったのだ。

こうしてサダハルは化け猫集団・デビルキャッツの一員となって
妖怪相手にハチャメチャな野球を繰り広げるのでありました。

作者はこれまで学年誌で名探偵コナンを描いていた人。
本作品も画がコナンの時の名残が見受けられるが内容は100%オリジナル。
妖怪とお化けを足して2で割ったようなヤツらが墓場で野球をするってんだから、
こういう良い意味で変なマンガってそうそうないですよ。

モンスター・リーグ・ベースボールで
デビルキャッツのメンバーと共に野球をすることでサダハルくんが
どのような成長を成し遂げるのか注目だ。
なかなかおもしろいマンガ。

▼おシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子
ラブとベリーはまだまだ修行が足りないということで、
今度は人間界の学校に入学して修行。
ラブとベリーのクラスでは歓迎会も兼ねて
2人はファッションショーをすることになったが、
早くもラブとベリーに敵対心を持つ女の子が出現。
クラスメートだけに嫌な女の子は現れないでほしいが、
ラブとベリーのオシャレ修行の一環と考えればそれも仕方がないのか。
むー。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
新連載・・・と言ってももう学年誌では有名すぎるマンガなので
内気なななこがルルカと出会ってモデルの世界に入るまでのエピソードは、
もういいんじゃないかとも思うんですが、
初めて読む小三諸君にとっては必要な話ですしねえ。
まあ次回からが勝負でしょう。

でも、汐見くんはいつ、どんな時でもやさしく、かっこいいね。
それだけは再認識できるわ。

▼ふわふわシナモン:原作/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
甘いお菓子がたくさん出てくるこのマンガに唐辛子ですか。
しかもクッキーに。
いや、それにしてもシナモンの家に唐辛子なんて
一体何に使うつもりだったんだろう・・・

▼あさりちゃん:室山まゆみ
タタミの嫌な性格がモロに出ている回。
あさりちゃんがママに洋服を買ってもらえるかもしれないので
好きな色を言おうとするとタタミがこれでもかこれでもかと
徹底的に邪魔をして服を買うのを阻止しに入る。

さすがにあさりちゃんの服にうにょの足跡をつける意地悪は嫌悪感を覚えた。
今回のあさりちゃんは何も悪いことしてないのに・・・

▼アイドルクイズバラエティー アイQゲーム:上重☆さゆり
芸能人達が多数登場するマンガ「アイドル一番」と、
なぞなぞが合体して1つのマンガに。
どちらも上重☆さゆりが得意とするジャンルなので
楽しいマンガになるのは間違いないだろう。

▼トホホな犬:原作/あいみてつろう・まんが/よしのえみこ
小学三年生でも、よしのえみこバージョンのトホホな犬が新連載です。
トホホな犬は、自分のトレードマークでもある
タイヤの王国へ旅立つのですが、着いたのはたいやき屋さんでした。

あらら残念。トホホな犬の謎に迫る話が見られると思ったのに。

▼ガラクテイル:ふじあか正人
同タイトルのニンテンドーDSソフトのゲームをマンガ化。
前後編読みきりの前編。
動物と、命を持った物が暮らすガラクタラン王国に迷い込んだロッコは、
勇者となって村長の娘を助け出しに、ソンゴクウのいるウズマキ山へ出かけます。
ロッコのお供にはヤカンやボロ傘やピコピコハンマーなどのガラクタばっか。
果たしてどんな冒険活劇になるのやら。

前編ではロッコがガラクタラン王国を出てからソンゴクウに会うまでの話を描いてますが、
今のところガラクタは所詮ガラクタで全くの役立たずなのが気がかりだ。
後編でガラクタ達の大活躍を見せてくれないと
ゲームとしてもマンガとしても魅力が引き出せないまま終わってしまうぞ。
さあ、ガラクタよ、立ち上がりなさい!

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 小二11月号 12月号 1月号 2月号 3月号
2006年3月15日 水曜日


小学二年生 2006年4月号
2006年3月3日発売
小学館 550円
なんかカチカチ音がするなと思ったら付録のポケモン時計の音だったのか。
いやはや、本物の時計が付録につくなんて
これは時間にルーズなお子様にとっては必須アイテムですね。
机の上に置いてキチッとした時間管理をしよう。

特集では竹のパワーのヒミツが掲載。
タケノコはまっすぐ上に伸びる性質があるので
タケノコの上にアスファルトや石があろうとも
押しのけて突き破る力があるのだそうです。
あと、竹林は地下に根っこが張り巡らされているから
地震や土砂崩れなどの自然災害に強いのだとか。
でも、だからといって竹林の近くに家を建てて
もし下からタケノコが生えてきたら床と天井を突き破られてしまう。

▼ポケモン4コマ大百科:やましたたかひろ
学年誌ではすっかりおなじみの山下たかひろ氏によるポケモン4コマが
今月からスタートです。
ジュゴンのダジャレ、美女と思いこんでいるルージュラなど
登場キャラの紹介を交えたギャグが目白押しで、
初めてこのマンガを読む人にとっても
のめり込みやすい4コマ集となってます。
いい感じ。

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
今年も、小さくなった人間のタンゴと、
カブトムシのキングの名コンビによるムシキングが
小学二年生に登場。

早速、植物の化け物・カクタスの配下であるニードルとパラのうち、
悪ガキみたいなニードルが外国甲虫を従えてタンゴとキングに襲いかかります。
その攻撃方法も外国産クワガタに仮病を装わせてだまし討ちを図るセコイ作戦で
いかにもずる賢いニードルらしくて笑わせてくれる。
この分だとこれからもニードルと外国甲虫のコミカルなムシバトルで
楽しませてくれそうだ。

▼甲虫王者ムシキング ふろくカードで、バトルデビュー!!:
構成/東海林力・まんが/姫野よしかず

今月号の付録に入っているムシキングカードを使って
スーパーやゲームセンターに置いてあるムシキングゲームで遊ぼうという内容のマンガ。
小学館児童誌が贈るムシキングマンガ第15弾です。

スーパーに置いてあるムシキングゲームの遊び方を分かりやすくマンガで解説していて
これを読めば今までムシキングゲームで遊んだことのない子供もバッチリ!
さあ、今すぐスーパーやゲーセンに行ってバトルデビューしよう!

▼超人だじゃれマン:上重☆さゆり
ダジャレで世界の平和を守る小学2年生・風ひゅう太くんことだじゃれマンが
今年も小学二年生に登場です。
好評だったみたいですね。

しょっぱなから、だじゃれマンが片手にちくわを持って
こんちくわーっ!
と、かわいくごあいさつ。

そして町をパトロールすれば混雑したバスが立ち往生しているのを発見。
そこでだじゃれマンは「バスをのバス(伸ばす)」と言って、
バスの全長を伸ばして混雑緩和。
あっという間にダジャレで解決してくれます。

とっても明るいキャラクター・だじゃれマンがダジャレで明るい町づくり。
平和的なストーリーがちょうどいい湯加減サジ加減です〜。NICE!

▼星のカービィ:さくま良子

ボクはカービィ♪
まるくてちっちゃいけどつよいんだぞ♪

ええ、誰もがそう思ってますよ。
強いだけじゃなく、大飯ぐらいで極悪で邪魔者で
ちっちゃな悪魔だと思ってます私は。

▼トホホな犬:原作/あいみてつろう・まんが/よしのえみこ
新連載です。
・・・といっても学年誌では有名になりつつあるマンガですけどね。
首にタイヤをはめた犬が主役のマンガです。
原作者とは違う方が描いてます。

なぜ犬がタイヤを首にはめているのかは分からないけど、
下り坂でドブ川にはまりそうになってもタイヤが引っかかって落ちずに済むし、
上から植木鉢が落っこちてきてもタイヤがヘルメット代わりになって
ケガをせずに済むし、なにかと役に立ってるようです。
でもタイヤ重くない?

▼ぜんまいざむらい:原作/m&k・まんが/あさだみほ
新連載。4月にNHK教育で放映されるテレビアニメのコミカライズ。

舞台は大江戸。
ぜんまいざむらいは生前に井戸に落ちて死んでしまったが、
大福の神が、頭にネジをつけてぜんまいが回り続ける限り
生き続けることができるようによみがえらせてくれた。
ぜんまいは善い行いをすれば巻かれ、長生きできるらしい。

ぜんまいざむらいの武器は刀ではなくて剣に刺さった団子。
この団子は「必笑だんご」といって食べればみんな幸せになれるのだ。
悪いヤツもこれでこらしめる。

サムライと言っても、刀で人を殴る斬るのチャンバラ劇じゃなくて
絵柄的におもちゃの世界っぽく描かれているのが
殺伐としてなくて平和的で読んでて心地いいです。

▼ふわふわシナモン:原作/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
たっくさんのビー玉の中に紛れ込んでしまった、たった1つの宝石。
シナモン達は見つけ出すことができるのか!?

想像するだけで途方に暮れそうですが、
とりあえず宝石と同じ色のビー玉だけに絞り込めば
なんとか探せるかも!?

▼オシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子
扉絵に新連載と書いてあるけど、小学一年生からひきつぎで連載です。
オシャレ魔女・ラブとベリーの人間界でのオシャレ修行はまだまだ続く。
今回はバスケでオシャレということで、スポーツ界にもラブとベリーが殴り込みです。

それにしてもラブとベリーってオシャレだけじゃなくてバスケもうまかったんだ・・・
てっきりオシャレだけ完璧で肝心のバスケは下手だと思ってたのに。
意外と背が高いんでしょうかねこの2人は(羨)。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
まだ若すぎるくらいな子供なのに、なにかと忘れることが多いあさりちゃん。
しかし学校へ行く道を忘れたから学校へ行かないというヘリクツは通用しません。
忘れ物は多いし、悪知恵は働くし、
あさりちゃんのねじまがった性格がよく表れたお話ですね。

▼きらりん☆レボリューション:原作/中原杏・まんが/池田多恵子
新連載。4月から始まる同タイトルのアニメをマンガ化。

「小学一年生」にも同じマンガが掲載されており、
ストーリーもきらりちゃん(14)が
クレープがきっかけで知り合った男の子を会場まで追いかけていったら
その子はアイドルで、さらにきらりちゃんは彼らのコンサート会場のステージに
間違えて立ってしまうという非常識な展開までほとんど一緒です。
しかし絵を担当している漫画家が学年誌では超有名な池田多恵子大先生が描いてます。
小学一年生版と見比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
まあ見比べる人なんてそうそういないとは思いますが。

しかしきらりちゃんと一緒にいるペットのなーさんってネコだったんですね。
犬かと思った。

▼わんこ・みっくす:あべさより
今年は小学二年生だけの連載で寂しい限り。
でもタスケのかわいい活躍が読めるだけでもありがたく思わなきゃね。

今回のタスケはお花売りのお手伝い。
しかもセキュリティ面で大活躍。
万引犯をどこまでも追って笑顔で花代200円を請求。
どうやらタスケには借金取りの才能があるようです。

▼おたよりチャンネル エンター天国(読者投稿ページ)
やっぱり進行役のガックンは今年も服を脱ぐのがお好きなようで。

※別冊付録

▼ドラえもんとくべつまんが 安心してくらすために:
キャラクター原作/藤子・F・不二雄・まんが/三谷幸広

ドラえもんの傑作集が載っている別冊付録の中に掲載されているマンガ。
残念なことに現在の日本では子供や小学生が怪しい人物にさらわれて
命を落としてしまう事件が多発。
そこでドラえもんが小学2年生のみんなに、怪しい人物にさらわれないよう
普段の心構えを伝授。

知らない人の車に乗らない。
人通りの多いところを通り、大勢で登下校する。
学校でも校舎裏などの人があまり来ないところでは遊ばない。
プールや銭湯、ゲームセンターやデパートの屋上に1人だけで行かない。

などなど、これでもかというくらいにたくさん紹介してます。
子供が常にそういう心構えだと、大人は子供とすれ違う時に
「自分が子供から怪しい人物に思われている」と思い、緊張してしまうので
効果は十分にあると思います。

それに加えて近所の人の協力、
そして一番重要なのは、今の子供達自身が怪しい大人にならないための
徹底した教育指導。これに尽きます。
子供の犯罪も増えてますからね。
自分が被害者にならないようにすると同時に加害者にもならないような心構えでね。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 小一11月号 12月号 1月号 2月号 3月号
2006年3月14日 火曜日


小学一年生 2006年4月号
2006年3月1日発売
小学館 550円
新小学1年生のみなさーん!
ご入学おめでとうございまーす!
今までマンガはテレビアニメで楽しんできましたが
小1になったみんなはこれからは本でマンガを楽しみましょうねー!!

大丈夫。マンガに使われている漢字はもちろん、
カタカナにもふりがながついているから
安心して読めるぞ。ゐゑーゐ!

そして特集では毎年のようにメジャーリーグの松井秀喜選手による
小学1年生へのお祝いの言葉が。
松井選手は子供達みんなが憧れる野球選手ッスよね。
そんなビッグな方からお祝いの言葉がもらえるなんて嬉しくないわけがない。
ありがたく頂戴いたしましょー。

さらにでぃずにーのコーナーでは、
禁断のアメリカネズミの顔の描き方も紹介されているぞ。
これは前代未聞ざますよ。
ショエ!

ああ、あと、おもちゃ会社のタカラとトミーが合併して
タカラトミーになった記念としてタカラトミーのおもちゃプレゼント企画がドドーンと。
これまたすごいですね。

▼甲虫王者ムシキング ポポの冒険編:三鷹公一
ゲームにアニメに、甲虫達が大活躍する甲虫王者ムシキングが
小学一年生に再び登場。

ポポが住む村にスズメバチや赤い目をしたクワガタ軍団が襲いかかり、
ポポとムシキングはなんとか撃退したものの
お母さんがスズメバチに刺されてしまい、
解毒するにはスズメバチゼリーが必要なので、
ポポとムシキングはスズメバチゼリーを手に入れるべく旅に出るのでした。

ポポのお母さんは花にされたりスズメバチに刺されたり
大変な役回りですな(苦笑)。

それにしても、今回助っ人としてツノにばんそうこうをつけた
今賀版ムシキングのキングが登場していましたが、
今回限りのゲストキャラなんでしょうか?
ちょっとだけではあるものの、
違うムシキングマンガ同士、夢の競演が見られたのはちょっと嬉しい。

▼オシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子
こちらは女の子向けゲームのマンガ版ですよ。
イザベラ先生のもと、オシャレ修行に励むオシャレ魔女のラブとベリーが
人間界で人々をオシャレで楽しませるマンガですよ。

今回はオシャレよりもネコちゃんを大事にしたラブの優しさが見て取れます。
生き物をいたわる優しさも女の子としてのオシャレのひとつでしょうか。
いいですね。

▼きらりん☆レボリューション:げんさく/中原杏・まんが/小坂まりこ
新連載でございますね。
4月から放送される同タイトルのアニメのコミカライズざます。

主人公は月島きらり(14)ちゃん。
きらりちゃんはクレープを奪っていったかっこいい男の子を追って
コンサート会場の裏側から不法侵入。
男の子の正体は“SHIPS(シップス)”というアイドルで
きらりちゃんはいきなりSHIPSのコンサート本番の舞台に立ってしまい、
SHIPSの1人・風真宙人(かざまひろと)くんが思いあまって

「こ、こいつさあ ア、アイドル目ざしてがんばってんだ!!」

と苦しまぎれのアドリブにきらりちゃんは

は、はいっ!!月島きらり
アイドルになりまーす!

と、能天気に応えてくれます。

こうしてきらりちゃんはアイドルを目指すために
SHIPSと一緒にがんばっちゃうのでした
・・・て話になるのかな?

えー、きらりちゃんがアイドルになるきっかけが
あまりにぶっ飛びすぎてて思わず笑っちゃうんですけど。
いくら男の子の正体がアイドルで世間に知れているとはいえ
こんなにホイホイとアイドルになることを決意していいのだろうか?
アイドルとはそんなに気軽になれるものなのだろうか?
そんな疑問はさておいてきらりちゃんのアイドルへの道は次号から始まります。
あわよくばSHIPSのどちらかの男の子と恋の発展もアリかしら。

▼GOGO!たまたま たまごっち:ヤスコーン
学年誌ではおなじみのたまごっちマンガ。
たまごっちキャラがお花畑でお花を摘んでいたら、
そこは花屋で商品の花を摘んでいたのでした・・・

花畑と花屋をどうやったら間違えるのでしょうか。
まあそんなたまごっちキャラ達の非常識ぶりがこのマンガのウリなんでしょうね。

▼キーボッツ2 希望の紋章:犬木栄治
今度のキーボッツマンガを担当するのは犬木栄治氏ですよ。
ほのぼのとした画の寿ミナト氏とは打って変わって
コロコロ読者なら一目で分かる
いかにも熱血ボーイって感じの勇者アレックスが登場しています。

今回のアレックスの相棒は、炎の力を持つ正義のコアモンスター・バニングバーン。
この2人がどんな敵を相手にバトルを展開してくれるのでしょうか。

▼ふわふわシナモン:げんさく/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
サンリオキャラで人気のシナモンが今年も小学一年生に登場。

今月は、シナモンがモカにプレゼントしようとしていたチューリップを潰してしまって
代わりにお菓子で作ったチューリップでごまかそうとするシナモンの失敗話。
お菓子の匂いがするチューリップとお菓子そのもののチューリップ、
食いしん坊にとってはお菓子そのもののチューリップのほうがいいですが
ロマンもなにもあったもんじゃないですねえ。

▼名たんていコナン えいごで大かつやく:原作/青山剛昌・絵/金井正幸
名探偵コナンと一緒に英語を覚えてしまいましょう。
例によって英語にはルビが振ってありませんので
お父さんかお母さんと一緒に読んでもらいましょうね。

しかしアルファベットって英語のひらがなみたいなものだったのか・・・

▼星のカービィ:さくま良子
今年も小学一年生に登場します。
初回はデデデ大王がカービィにブランコをゆずらない悪役に回っていますが
いつまで続くやら。

▼ママだって1ねんせい:都あきこ
1年生の子供を持つお母さんのためのマンガ。
今回はこれまで主役だったくんぺいくんが小学5年生に成長し、
その妹・マルちゃんが新1年生となりスポットが当てられます。
男の子から女の子に主役が変わりましたが、
小学1年生になったばかりの子供の注意すべき点は
どちらも変わりはありません。

今月は子供がいつも学校に通う通学路で注意すべき点を挙げています。
交通ルールから防犯意識、親同士の助け合いまで。

「お母さんが交通事故にあったから病院へ行こう」と誘われるのは
子供だけでなく大人でもつい騙されてしまいやすい罠。
本当に交通事故にあったのかどうか、
知らせてくれた人は自分の知っている人なのかどうか
普段から確認事項を決めておくといいですね。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP
2006年3月13日 月曜日


別冊コロコロコミックSpecial 2006年4月号
2006年2月28日発売
小学館 440円
▼ロックマンエグゼ バトルチップスタジアム:鷹岬諒
いきなりフォルテとブルースの1対1の戦い!?
・・・と思ったら、なんだ、コピーか。

・・・ってなことで今月よりスーパー等に置かれる
ロックマンエグゼのバトルチップスタジアムの販促マンガでございますね。
いやはや、ホントにコピーでもいいから
本編ではあり得ないネットナビ同士のバトルを見てみたかったなあ・・・

▼新星輝デュエルマスターズF(フラッシュ):松本しげのぶ
新連載。デュエルマスターズの新シリーズマンガ。
アニメ化もされる予定。
舞台は近未来で、デュエルをする際、
目の前でクリーチャーなどが立体化して仮想空間を作り出すゴーグルをはめて
子供達が普通にデュエルを楽しむ、そんな時代。

あたらしい街、あたらしい学校、ぼくは今日から生まれ変わるんだ―――

と意気込む少年の名は夢実テル(ゆめみてる・小3)くん。
転校初日から緊張しまくりのテルくんは超内気で恥ずかしがり屋。
テルくんの双子の妹・ココロちゃんは明るく積極的で友達もすぐできるが
引っ込み思案で照れ屋なテルくんは友達ができずにひとりぼっち・・・
でもデュエルはとっても大好き。
そんなテルくんが勇気を出してみんながいる公園でデュエルをすることに。

本編のデュエルマスターズがもうイクとこまでイッちゃってますので、
デュエルがより身近に感じられ、誰でも親しみがわきそうなデュエルマンガとして
本編とは別に楽しめばいいんじゃないでしょうか。
そう、デュエルとは勝つためだけでなく、楽しむためにやる。
新星輝デュエルマスターズは、人を傷つけたり世界を支配したりするデュエルとは
全く無縁の世界なのだ・・・多分。

とりあえずテルくんの勇気ある行動に期待。
友達をたくさんつくりましょ。

▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
孫の記憶力をじーさんの拷問のような特訓でUPさせるお話。

孫は特訓の成果があって、ちゃんと「ガム買ってきてん♪」を覚えました。
しかしその一方でじーさんはあんなに買ってきてほしい物があったはずなのに
ガムだけで済ませてるんだよね。これって記憶力が低下している証拠なんじゃないの?

▼えんたま:重岡秀満
コロコロイチバン!でもおなじみの芸能界ギャグマンガ・えんたまが別コロにも登場。
しかもめでたく連載化。
これで事実上コロコロイチバンと変わりばんこで月イチ連載となりました。
果たしてどこまで持つのか?

▼古代王者恐竜キング:酒井ようへい
リュウタがキングの母親を救い出すために
アクト団の本拠地に向かうという話になりそうね。
古代世界を舞台に、子供というよりはまだ赤ちゃん恐竜のキングを
アクト団の操る恐竜と戦わせるのは無謀な気もしますが
キングには必殺技の電撃が放てるようなのでひと安心ですね。

・・・・・・電撃!?

▼ケシカスくん:村瀬範行
最後までハダカになったケシカスくんに服を着せないストーリーが良し。

▼甲虫王者ムシキング:おおせよしお
温泉を舞台に老人甲虫バトルか。
余興としてはバカバカしいけど、
このバトルのおかげで長年の誤解が打ち解け、
友情が芽生えた1組の雄クワガタの姿があったのでした。
めでたしめでたし。

▼オッス!ムシキングッス!!:小西紀行
かぶ太は冬を越すために、成虫からさなぎを経て幼虫に退化。

結局、かぶ太に冬眠とか成虫は冬に死ぬとか関係ないんですよね。
またしてもかぶ太の昆虫としての非常識ぶりを見せつけられただけ。
ここまでくるともうUMAの域。

▼ポケモンレンジャー−The 1st ミッション−:伊原しげかつ
読み切り。
同タイトルのニンテンドーDSソフトのゲームをマンガ化。

ポケモンと共に森の自然と人々の安全を守るポケモンレンジャーのマイトくんは
失敗ばかりの新米レンジャーだが、常にポケモンレンジャーとしての誇りを持つ熱血少年。
マイトは他のレンジャーが出かけている間にリングタウンの平和を守るよう
リーダーに指示されたがなんと山火事が発生。
果たしてマイトはたった1人でポケモンレンジャーの任務を果たせるのか・・・?

いいですねー。おもしろかったです。
主人公のマイトは絵に描いたような熱血少年ですね。
もうポケモンレンジャーになるためだけに生まれてきたと言っても過言ではない。
そんな熱い魂をもつ少年が山火事の炎の中に飛び込むってんだから、たまんないっすよ。
山火事の炎は消せても、マイトの熱くたぎったポケモンレンジャー魂の炎は消せません。
それが十分に伝わる良いお話。

▼ポケモン不思議のダンジョン ギンジの救助隊:溝渕誠
ギンジは1000年前にポケモンを見捨てた人間の生まれ変わりだというのか。
とんだとばっちりですなー。

まあ、ギンジが今回の冒険で1000年前のキュウコンの予言にケリをつけて
元通りになればいうことはないんだけどな。
しかしギンジが世界を滅ぼすなんてとても考えにくいのだが果たして・・・?

▼激闘!エグゼ兄弟 ロックメ〜ン:川野匠
六田兄弟VS熱太に変身したコピーロイドの対決が
バカバカしくてほのぼのしてていいですねえ。
熱太になったコピーロイドは、いっそ六田兄弟の一員に加えてもいいんじゃないかしら。
ある意味、熱太と本当の双子コンビになれるぞ。

▼D・Mファイター焔(ほのお):足立たかふみ
焔が、憧れのヒーローをトリ野郎の呪縛から救ったその心意気や良し。
人間界のヒーローはデュエルの世界でもヒーローであってほしいからな。

▼トレジャーガウスト:勝見直人
新連載ホビーマンガ。
空中に潜むイタズラ好きの幽霊「ガウスト」を釣り上げる携帯型ゲームをマンガ化。

イタズラ好きのガウスト・チャイドランが、
ガウストをひたすら釣り上げることを趣味としているガウストハンター・範人(はんと)くんに
狙われてしまいつつもコンビを組んで、
大物の7大ガウストを釣り上げるというお話になりそうな。

トレジャーガウストをこよなく愛する少年の性格が悪いところがおもしろいですね。
範人くんがピンチに立たされても泣きベソひとつかかないところが
根っからの悪ガキっぽくて良いキャラしてます。
同じくモンスターをゲットするポケモンとは正反対を行くホビーマンガとして楽しめそう。

▼伝説のスタフィーR(リターンズ):矢高鈴央
新連載。伝説のスタフィーがリターンズとなって帰ってきた。
スタフィーのDSソフトが近日発売されるので
それに合わせての復活と思われる。

描くのは前作と違って矢高鈴央氏。
この人だとギャグが目立ったスタフィーになりそうね。

▼豪快野球坊 ベスボル:毛内浩靖
今度のベスボルの対戦相手は、捨てられたボールの集合体・ボールボールだ!
ボールボールはその巨大な球体型を活かして、自分が打ったボールを
280メートル先まで転がって取りに行く必殺技は単純にして明快。
素直に納得のいくプレーだった。敵ながらあっぱれなヤツ。

▼サルゲッチュ ウキウキ大作戦!:後藤英貴
相撲ネタ。
イエローはもっと喜んでもよさそうなものだが。

▼一発逆転!パワプロくん:山下たかひろ

バットから出た手がタマをつかみ・・・

さすがに阿畑のタマを掴むというのは
読者のアイデアではあるまい。

▼ポケットモンスター:穴久保幸作
サトシがポケモンゲットしまくって、
珍しくポケモンマンガしてるな〜と思ったらバーベキューかよ!!
なんだかなあ・・・

でもそんなことのために捕まえられたポケモンにも
ちゃんと食べ物は与えましょうね、サトシ。

▼スーパー警察犬マックス!!:小松清太郎
読みきり。
第57回小学館新人コミック大賞受賞者のマンガらしいです。

内容は、大金をつぎ込んで育て上げた警察の切り札・警察犬マックスの
凶暴ぶりを描いたギャグマンガ。

まあ、なんつーか、一言で言えば

コイツのどこが警察犬なんだ

ということですね。

政府はどうやら大金をつぎ込んで
奇妙な生命体を作り上げたらしい。

マックスはしゃべるしメシは食うし態度デカイし可愛くないし
ここまでほめるところがない生き物も珍しいです。
最後はタダの犬になってごまかしてるし、
終始、謎の生命体・マックスの悪行の限りを見せつけられた感じ。
おまけに警察官が警察官の役割を果たしていないので、
おまわりさんマンガらしさが微塵も感じられなかった。

また、マックスは警察犬とは無縁の行動をとりすぎているので
マックスが警察犬である必要性も薄く、
例えば大金持ちの子供と血統書つきのバカ犬・マックスという設定で話を進めても
通用するだろう。

キャラ設定、舞台設定、ギャグの内容全てに於いて薄っぺらで
おもしろ味に欠けるマンガ。
読んでてしらける。


▼トイレの神様:黒葉潤一
けんたくんたち男の子だけでお花見とは変わってますね〜。
しかし紙コップと小さな醤油入れが検尿グッズだったとは思っても見なかった。
そういえば行楽用品って検便、検尿にも使えそうなのがたくさんあるよな・・・

▼史上最強天狗冒険物語 天までとどけ!:谷口あさみ
最終回。
リューグウ祭の決勝戦はまさに時間を越えた戦いでしたねー。
テンもミカヅキも正々堂々と戦っていたのが良かった。

しかし最後のテンの姿は・・・アレでいいのか?
オレはしっくりこなかったけど、
ストーリー的にはうまくまとまってると思うのでここは良しとしておくか。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 6月号 8月号 10月号 12月号 2月号
2006年3月7日 火曜日


ファントム!1巻
大斗改
ポプラ社 ブンブンコミックス 409円

舞台は今から100年後の世界。
戦争が無くなって武器を持たなくなった人間達は
突然現れた謎の超生物・ファントムによって
あっという間に世界は侵略されてしまった。

そこに人間の救世主となるべく、人間とファントムの混血児・エイプと、
ファントム退治を職業とするクリーナーのブラック・ホールと、
おふだを武器としたやんちゃ娘・チトの3人が
悪いファントムを退治していくというファンタジー冒険マンガ。

絵には独特のクセがあってお世辞にも上手いとは言えないけど、
いかにもマンガマンガした画で個性のあるファントムが次々登場するのが魅力。
さらに冒険中にもゲームの要素を用いたり、
エイプやブラック・ホールの活きのよいギャグを交えたりと
作者による読者を喜ばそうとする場面が散りばめられており
そういった面でも見ていて楽しい。

また、ファントムを倒すだけでなく、立ち寄った村に活気を与えるなど
ストーリーにも変化をつけて見る者を飽きさせない。
一見大ざっぱだが読者を楽しませる工夫・努力がこのマンガには見受けられる。

人間とファントムの混血児・エイプも世界一強くなる予定とのことなので
悪のファントム退治の冒険が彼をどんな風に成長させていくのかとても楽しみ。
エイプのファントムの能力を駆使した攻撃法や
ブラック・ホールの名前を呼ぶことでファントムを吸い込む特殊能力にも注目だ。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP
2006年3月6日 月曜日