ヴァディアク 〜 ヴィーゼルマルダー

 ヴァディアク、レクトルム、グリフォン、ゴーレム、ニッズヴェルギル、トロウル、ヴィーゼルマルダーの7種を纏めてある。

 各地を巡れば一度ぐらいはお目にかかれるだろう。この辺りから、戦闘をするには厳しくなってくるので、 名前と外見を記憶しておき、即座に対応できるようになっておくべきだろう。

ヴァディアク

元の使命:不明
現在:魔法生物
 外見は獅子だが、その皮膚は硬質な鎧と貸している。

 性格は極めて獰猛で、つがいの者と自分自身以外は全て襲い掛かる傾向がある。 飼いならす事は困難だが、飼いならす事ができた場合、大切な物を守らせる門番として非常に優秀な存在になるだろう。

 天慧院の学説によれば、こお最近50年の間に生み出された魔法生物との事だが…

レクトルム

元の使命:不明
現在:鉱物,怠惰
 正確には魔獣と言うよりもただの鉱物と考えた方が正しいだろう。 実際の所、移動は風任せであるし、他の生物に襲い掛かり食事をとる事も無い。 移動時に巻き込まれる民家などは不幸だったとしかいいようが無いが、被害もその程度である。

 体に希少な鉱物を含んでいるので、レクトルムから襲い掛かるよりも、レクトルムが襲われる事の方が多い。 人畜無害。

グリフォン

元の使命:不明
現在:不明
 腹部より前が鷲、後が獅子の魔獣。 魔獣であるにも関わらずどこか高貴さを漂わせているのは、合わさった二つの野獣のせいだろうか?

 獰猛な性格をしているが、飼いならす事が不可能な訳ではないので、軍馬の代わりに使用されることもある。 そこらへんのじゃじゃ馬などよりも、よっぽどタチが悪いので、グリフォンに乗ったアダマスを見かけた場合は、 逃げる準備をした方が良いだろう。

 宝石等の光物に反応して獰猛になる習性があるので、利用しない手は無い。

ゴーレム

元の使命:なし
現在:神の戦士
 俗に言う、クレアータの一種。製造方法は錬金術を用いられる事が多いが、 その他の魔法を用いて創造する事は決して不可能ではない。

 正真教教会ではこの手の生命創造に対して批判的であるが、ゴーレムのように、 知能が低く、単純作業しかできない物を果たして「生命」と読んで良いのかは、はなはだ疑問である。

ニッズヴェルギル

元の使命:不明
現在:不明
 8〜12本の頭を持つ巨大な蛭。それぞれの頭が別の生き物のように活動する為、 倒そうと思えば全ての頭を落とすしかない。

 ただし、切り落とされた肉片は新たなニッズヴェルギルとなるので、結局の所燃やし尽くすか、 海に放り込むか、火山に放り込むか… 手荒な手段でしか根絶し得ない魔獣である。

 常に血を求めて森林や湿地帯をさまよっているので、野営中に襲われないよう十分な警戒が必要である。

トロウル

元の使命:口をきくもの
現在:北狄
 元来はひとと同じくアルカイの末裔であるが、 その知能の低さゆえに魔獣として捉えられる事が多い。一応、会話は可能であると思われる。 種族全体で闇の鎖に囚われており、北狄の先兵として加えられたりすることもある。 知能が低いとはいえ、戦闘力はかなり高く、歴戦の騎士でも屠られる可能性があるので、 二人以上で挑むよう心がけるべきである。

 なお、トロウルはオウガに不思議な影響を受けるため、 彼らに飼いならされていることもある。覚えておくと良いだろう。

ヴィーゼルマルダー

元の使命:不明
現在:不明
 巨大なイタチ。時折竜と間違われたりもする。夜行性で雑食。

 毛皮が美しい為、それなりに高くは売れるだろうが、かなり素早いので捕まえるのには苦労するだろう。 また、もし追い込めたとしても鋭い歯による攻撃で死亡する可能性はきわめて高いので、なるべくなら弓矢で倒そう。 完全武装したアダマスでも、彼らの鋭い歯の攻撃から無傷で帰る事は困難である。