ひとり言 第16ページ(2001)
インジェクションのトラクター7/26
 インジェクション・キットのトラクターは、かつては1/9から1/144のオマケまで単発で幾つか出ていましたが、どれも長く売られる事なく散っていきました。現在、模型店で買える「プラモデル」は皆無でしょう。

 しかし、さすがにHO(1/87)は奥が深く、探せば色々出てきそうです。知っている範囲でバイキングのランツブルドッグ(完成品)、GHQのメタルキット、そしてプライザー(Preiser)、まだまだ他に有るのでしょうか・・・。

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 写真、一番大きい軍用トラクターはハノマーク(HANOMAG R 55)NATO仕様。
 ロコの軍用車両コレクターも見逃せない逸品。この仕様はキットでは出ておらず完成品のみ。 他、民間仕様は2種出ていて2個入りキットも有る。 その横の小さいのは同じハノマークのN(1/160)スケール版、こちらはトレーラーがセットになっている。

 緑色は、ドイツ(DEUTZ D 62 06)。これは2個入りキットを購入、写真はまだ未完成状態。これは付属品毎のバリエーションが多く、完成品バージョンも含めどれを買うか迷うところ。

 一番右の青いのはランツ(LANZ D2416)。細タイヤと太タイヤの2種あり。これは他車より繊細なパーツのせいかキットは無し。なお、この型はランツの末期の物で、緑色に塗れば会社買収後の「ジョンディア・ランツ」で通用すると思う。博物館で見た実車も緑色だった。

 以上、プライザー製品は、イチイ・カンパニーの通販で購入した。ここはハンズにも卸している所で在庫は豊富、メールでの質問にもよく答えてくれてお勧めである。


富良野SL保存会の爺さん
蒸気トラクターを眺める。
本文とは関係ありません。
何かの縁7/24

 とあるドイツ人からメールが届いた。当サイトで以前、珍妙なる軍用車「テンポG-1200」のキットを紹介した。その時、ついでにテンポ車のサイトを無断でリンクしていたのだが、その管理人が気づいて連絡ついでに質問して来たのだ。

 なんでも 『我々は会誌を作っているのだが、次号にテンポ車のミニチュアのリストを載せたい、プラスモデルとは何物だ?入手可能か?』 といった内容。 取りあえず、プラスモデルはチェコの素晴らしいメーカーである事を説明し、最近、知人がドイツの模型サイトで買ったので問い合わせてみるが吉、と返信しておいた。

 実は、ホントに偶然だが、ほんの数日前に、テンポG-1200のキットをドイツのサイトから個人輸入したというメールを、親切にも見知らぬ方から頂いたばかりで、上手い具合に紹介できたのだ。

 考えてみれば、私はあのキットをまだ持っていない! コンテンツ自体、「他人の褌」で作らせてもらったものだ・・・。こうして人様の厚意だけで外国人に感謝して貰えたのだ。ありがたい話である。

 話は変わるが・・・

 そして同じ日、某ダム湖の駐車場でサンクスの「スパイシーカレー」のルー/ライス・レシオの絶妙ぶりを堪能していたところ、「お食事中申し訳ありませんが・・・」とオバチャンが声をかけてきた。

 聞くと何と!私の乗っている「中古車」は、オバチャンの息子さんが以前乗っていた車なのだという。つまり前オーナー(旭川の人)の両親が(札幌の)駐車場で休んでいて、しかも偶々ナンバーも覚えていて気づいた、という偶然が起こったのだ。声をかけずにはいられなかった気持ちも分かる。嬉しそうに「懐かしい」を連発しながらボディをポンポンと叩く。前日、洗車とワックス掛けしておいてよかった。

 私も、手放した車(マ−ボー)を路上で見た事がある。事故でボディが酷く変わっていたものの、ヘッドライトを私が加工して付け替えた物だったため、一発で分かったのだ。

 しかし、今の私の車は、そう売れなかったとはいえ特別珍しくはない車、しかも特徴のないノーマル仕様、オバチャンよく気づいたよな、ナンバーなんか一々確認してるんだろうか、と感心した。が・・・ふと思った。ボディのあちこちに残るキズや凹みを付けたのは実はオバチャンで、それだけにキズに見覚えがあったんじゃ・・・と。 「懐かしい」のは車そのものじゃなくてキズだったりして(笑)
やっぱドイツ。(小物シリーズ3)7/18
 さて、クイズ。今回、 「・・・らしい」 を何回使うでしょうか?(爆)

 チョコエッグより歴史あるタマゴ型チョコの「キンダーサプライズ」、個人的には興味がなかったのだけれど、実はあれ、パッケージの言語を変えて世界各国で売られている国際商品らしいのだ。基本的にはどの国で買っても中身はイタリア・フェレロ社の「なんだかなぁ」なオマケがそのまま入ってるらしい。

 ところが!!! ドイツ版のキンダーサプライズだけは、オリジナルのオマケ(種類豊富)で勝負していてキンダ〜ファンには特別な物らしい。正当派キンダ〜のコレクターにとっての「アタリ」はキュートなドイツ版オリジナル手塗りフィギュアで、メカ物はハズレに相当する物らしい。これはコレクター市場価格を見れば一目瞭然である。でも、ドイツの男の子やオヤジたちはコッチの方が良いんじゃないだろうか。なんか車種や雰囲気が良いのだ。 写真はキンダーコレクターのミュウさんからトレードで頂いた物。それまで存在自体を知らなかったので感動したものだ。

○手前の銀色2台 (メルセデス300SLRとGPアウトウニオンCタイプか?) は特に良くて、銀塗装にタンポ印刷、300SLRは透明パーツ使用、玩具的な出来なのは仕方ないが、ヘルパを思わせるカチッとした質感が良い。同系列にGPブガッティもあり。(ナチ的なGPアウトウニオンと、フランス車でバランス取った?)

○手前右と奥左のフェラーリF1(312B?とF2001?)は、「イモラ」シリーズ、他に青いグラチャン風のマシンもある。イモラで優勝したドイツ人ドライバーの車とかなのかなぁ。ちょっと意味不明なシリーズ。

○奥、右2つはマニアック。メッサーシュミット3輪車と、ツェンダップ「ヤヌス」!をアレンジした未来のキャビンスクーター・シリーズ。まぁ一種のオリジナルメカだ(と思う)が、簡単ながら実車の解説文があったりして教育、啓蒙的。他に、BMW「イセッタ」、ゴゴモビル、の4種X2カラーの全8種があるらしい。全部欲しい!

 ちなみに、この商品、シリーズ物でも品番はバラバラ、カタログ本を買わないと何があるか把握できないらしい。素晴らしい。
小物シリーズ(2)7/11
 「へぇ〜、こんな物有るんだ!」という驚きの多いネットオークション・イーベイ(私は主にUSドルで出ている物を検索します)。 右は以前紹介したフォードソンの出品者が同時に出していた物で、送料、手間を考えて「ついで買い」したものです。

 最初、この画像を見た時は混乱しました。「ええ!テキサコのイカしたペダルカーとミニチュアのセットが千円くらいなの?」 説明文には、バッテリー付属(注1)で前後のライトが点灯する事、オーナメント付き(注2)でナンバー入りの限定生産品で、「キー」(注3)まで付いている事が表記され、なんか知らんが凄いぞ!と、思った訳です

 さて、これの寸法は、6インチと書いてありました。最初はピンと来ませんでしたが6インチといえば、昔持ってたモデルガンの銃身長と同じです・・・ああ!大きい方もミニカーだったの?!アチラではペダルカーのミニカーが商売になるか!?そんな物が存在する事自体が驚き!。 詳細に説明文を読むと「1948年のBMC CTコンバーチブル・ペダルカーの1/6スケールダイキャストミニカー、1997年製」 だそう。これ自体復刻版くさくもあり、何だかディープ。

 まぁ、そんな事を抜きにしても純粋に魅力的な「物体」である事に違い有りません。 届いて見ると、前輪はハンドルと連動してステアするし、後輪もペダルと連動して動きました。ギミックに関しては本物同様で、大いに気に入りました。1/6なのでアクションフィギュアの人にもお勧めですね(笑)。

(注1)「バッテリー」とはボタン電池2個でした(笑)。
(注2)「オーナメント」とは小さい方のモデルで、この場合、クリスマスツリーの飾りを意味します(届いてから分かった)。クリスマスプレゼント用限定モデルなのでした。コチラにも別個の製造ナンバー付き。
(注3)「キー」は勿論、鍵のこと。座席を前に倒すと電池ボックスとコイン投入口がありました。貯金箱でもあったのね。多目的車!。鍵穴は車体裏の貯金箱のフタにありました。
世紀のスーパーイベント始まる!

 10年、いや、50年に1度の大イベントがついに始まった。日本のみならず恐らく極東最大と思われるトラクター博物館「土の館」(スガノ農機株式会社、上富良野)の世界のクラシックトラクタ博が開幕したのだ。期間は7月1日から8月30日までとタップリある。

 まぁ、平日から混み合う程の「華やかさ」はなさそうなので過度な期待は禁物だが、好きな人にはタマラナイ内容の筈だ。日本で見る機会なんて皆無に等しいスチームトラクタが、7月14日・15日には実走してしまうのだ。ああ、雨が降らないか今から心配。

 個人的には、飛行機を乗り継いででも行きたいイベントが、日帰り出来る「近所」で行われて本当に幸せである。なお、7月7.8日は赤平でクラッシックカー・フェスティバルもある。グッドフェローズさんの展示会もある。赤平と富良野は車ならそう遠くない。一石三鳥も夢ではないね。

 詳しくは世界のクラシックトラクタ博のページでどうぞ!。
 1/16RCシャーマン登場。7/5

 昨年の「タイガー1」に続いて「シャーマン」を作る事になりました(今回も借り物、でも、組立てもやります)。やっぱりデカイ・・・。

 この商品、基本的には四半世紀前からあるシャーマンに、タイガーと同様のメカを組み込んだ製品です。タイガーの時のインパクトは有りませんが、その分、安くなっているので、「ラジコン戦車で思いっきり遊ぶ」のが目的なら、コチラの方が良いかもしれません。ギミック面では、ほぼ同様です(砲身リコイルは無いけど灯火類の点灯あり)。現在は「バトルシステム」も発売になって「遊び」の面でさらに魅力的になっているので、マジで「シャーマンを2台買うのもアリ」と思ったりします。バトルシステムは命中を判定するだけでなく、本体の動きと関連した高度な物で、2台以上で遊ぶ機会のある人には必需品の様な気さえします。
フォードソン・フォードソン・フォードソン7/3

 ヤンマー「エコトラ」が届いた翌日、アメリカから、Ertl製1/16スケール FORDSON MODEL F (1990年製スペシャルエディション)が届いた。私にとって3台めの1/16フォードソンである(写真真ん中がそれ)。 この3つ、実はバリエーション物ではなく全くの別製品である。とても日本じゃ考えられない現象だ。侮れないぞ狩猟民族の農耕トラクター!

 これ、実は1月半も前にオークション(イーベイ)で落札した物。オークションと言っても相手は業者、安心していたがこんなに待たされるとは思わなかった。(個人的にはアチラの業者は比較的チャンとしていると思ってる、訴訟社会だし、ネットの普及で評判も気になる、という事もあるが、基本的な倫理観が違う気がする。) ・・・ しかし、1/16モデルが、たったの9.99ドル(1200円ほど、他も大体そんなもん)で儲けになるのか、その辺がいつも不思議である。

 機会があれば、他スケールも含めてフォードソンについて細かく紹介しようかな・・・誰も望んでないのは分かってますが(笑)。

後に素晴らしき4台目を入手!  
青い奴のひとり言
最新型、国産トラクターのモデル6/29 
 ・・・をゲット!。1/40スケールのヤンマー「エコトラ」だ。同社の40周年記念品である。一見ディスプレイモデルでありながらプルバックゼンマイで走る優れ物。プラスチック製ながらリッチな塗装がされていてダイキャスト製にも見える。問い合わせ先が「西武百貨店 関西外商部」となっているので西武系デパートで売ってるのかにゃ?。

 実はこれ「ヤンマーFIT」で「ジョンディア作業ツナギの半袖バージョン」のついでに注文した物。夜中にメールを出したら翌日の朝に発送、その翌夜到着と、レスポンスが良かった。ヤンボー・マーボーのグッズ等、お勧めのサイトだ。

 で、迷ったのがツナギのサイズである。ツナギというのは、大きすぎると股がヒザのあたりまできて短足なガチャピンの様になるし、小さすぎると背中が突っ張って腰を曲げられず「作業ができない作業服」になる。特に今回は欧米人体型で作ってある恐れも・・・裾を引きずりながら常に背筋をのばす「殿中歩き」しか出来なくなる。この場合も「大名気取り」と言うのだろうか(笑)

 Lサイズは(身長170〜175センチ)、LLサイズは(175〜180)とある。私の身長は175センチ、これを信じると両方OK(笑)だが、上記の理由でハムレットの様に迷ってしまった。例えば、作業服は重ね着が前提だから大きめに出来ていた場合は?など考えると身長だけでは決められないのである。

 結局、LLサイズを注文。で、正解だった。意外と小さく出来ていて胴部分はもっと大きくても良い程だ。色は想像以上にハデで人前で着れない・・・が、これでバイクに乗れば目立って保安上よろしい(負け惜しみ)。タグに旧デザインのヤンボーマーボーが描かれたヤンマー製、恐れていた外国製=欧米人体型でもなかった。作りは意外と安っぽかった。

ヤンマーFIT
 とゆー事で、ここ、早くて安心、儲ける気十分。ただ、外国製ミニカーは高めかな、出来たら個人輸入したいところ。ヤンマーグッズのデッドストック品(笑)等あり、レア物好きな人は注目だ。「おもしろ苦情」コーナーが楽しい。ネスケだとちょっとキツイ部分あり。
小物シリーズ(1)。6/19

 最近、彩色済みフィギュア等でコールドキャスト製品をいくつか見る様になりました。ミニカーなんかもそうですが中国で塗られるそれらは安くて高レベル、模型好きとしては感心するやら困るやら・・・で、あんまり関係ない話題ですが・・・

 このLilliput Lane社(イギリス)の建物シリーズもコールドキャスト製ですが、ディテール、雰囲気、品質、どれをとっても量産品レベルを超越した出来で凄すぎます。聞くところによると欧米の土産物店で結構普通に売ってたりするそうです、見る機会があったら注目しましょう。

 写真がマズイのでわからないと思いますが、左手前にカゴを抱えたオバチャンが立っています。家は反対側も見応えバッチリ、全部一体成形で出来ています。色はもうチョット淡く上品で繊細、とにかくオシャレなんです。

 この手のひらのチョコッと乗る「製品」が、何度でも飽きずに「観賞」出来る・・・多分に嗜好の問題かもしれませんが、ちょっとショックが大きいです。・・・以下、誰にも理解して貰えそうにない文になったので削除しました(笑)

Lilliput Lane(リリパット・レーン)社のサイト
 ここによると50カ国、数千人のファンがいるそうなので日本にも愛好家は多そうだ。このサイト、製作過程も見せてくれている。原型はやはりワックスであった。ちなみにリリパットとはガリバーが行った小人国の名。
ちょっと特撮。6/10

 例のアルゴノーツ製・Yウイングファイターのエンジンを光らせてみました。 と言っても電飾はしていないので「多重露光」です。デジタルなのであくまでも疑似的な多重露光ですけど。
方法
 まず、黒バックで機体をセッティング、エンジンの噴射口に丸めたティッシュを詰め込みます(明るい色の物なら何でも良し)。デジカメを三脚に固定し、一枚目は普通の照明で撮ります。次に照明を消した真っ暗な状態で、例のティッシュ部分にレーザーポインターの光を当てて撮ります。エンジン片方ずつの撮影なので2回撮りました。こうして撮った3枚の画像を補正を繰り返しながら重ね合わせたのがこの写真(クリックすると大きい画像が出ます)デス。この3回のパスを多重露光する方法はフィルムでも可能でしょうが、露出が一発で合うとも思えず超メンドーですね。ハリウッドがデジタルへ移行する理由の一端が実感出来ます・・・。

 いやぁ〜それにしても撮影は楽しめました。ちょっとしたILM気分、いい時代になったものです。ファインモールドのスターウォーズ・シリーズが出たらイロイロやってみようっと。X-ウイングはエンジン4つだから一機あたり5回シャッターを切る事になるね。やり甲斐がある筈!
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