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真・Water Gate Cafe

外法帖放遊記

陽……壱話 弐話 参話 四話 伍話 六話

第四話「付喪」
ようやくメインメンバーが揃った「龍閃組」

ここで、ちょっとストーリー以外のシステムまわりの感想も。
「インターバル」で特筆すべきは、
なんといっても、如月骨董品店に尽きるでせう。
「うっわ〜、潤い、ねぇ〜(笑)!」
確かに、アレが普通でせうけど。
前作で、若くハンサムで変な腕の組み方(笑)をした、
色んな意味で愉快な店主が居ただけに、
あのジジイ(失礼)は……。
そして、「未鑑定品」が存在して、鑑定してもらって初めて使えるって……
ウイザードリィですかっ?

あと、会話システムが、より臨場感あふれるモノになったのはいーんですが、
一話につき、ひとりとしか話せないのは、さびしーかも。
全員の話を聞こうとしたら、「読込」押しまくり、ロード時間待ちまくりだし……。

修行場は、一階ごとに戻れるようになったようですね。
時間が無くても潜れるのは、有り難いです。
ただ、苛烈な修行、という雰囲気はちょっと、削がれるかな。
でもスタート時のチビキャラたちの演出はスキ。網笠をばっと投げたりとか。

式神作りは、まだ試してません。よさげなの、いないし。

さて、第四話。

いきなり吉原にシケ込んでいる京梧遼次郎
お葉という遊女は、なにやらセキこんで、はかなげな風情。
客を乗せる「手」なのか、はたまたその「病」が、今回の主題なのか?

翌日、そのお葉さんに「恋文」を貰ったふたり、
さっそく連日のお出かけだが、
みやげ物を買おうと思案しているところに、
甲州街道の茶屋に居た看板娘「花音(かのん)」、通称お花ちゃんに出会う。
教えたことのないお葉さんとの事情を「柳の樹に聞いて」知ってるなど、
なにやら尋常でないトコロを垣間見せるが、
ともあれ彼女のアドバイスで、浅草寺の奥山という、自由市場へと向かうふたり。

そこで出会ったのは、隻腕の彫り師。
簪を土産にと物色するが、高価なものばかりで、あきらめる。
側に居た三味線引きの女が、奇しくもお葉という名の古い三味線を抱えていたが、
はかばかしい助言は貰えず、
結局、三味線の弦を「縁の糸」に例えて持ちこむことに決定。

昼の吉原で、オカマ風の火盗改の役人に出会う。
必殺シリーズか、コレは(笑)。
前に会った御厨(名前、出てきた)と与助のコンビとも、当然知り合いらしい。
その与助とも出会い、またしてもこんにゃく問答。
そこに現れたお凛という遊女に、
お葉さんの居る奴楼「萩原屋」に、幽霊話の噂がある、と聞く。
夜中、男客が「ひとりで」、誰かとボソボソしゃべっている姿が見えるというのだ。
まるで、そこに「誰か」がホントに居るように。
今回のタイトルとあいまって、話が見えてきたよう気がする。

で、急いで行った萩原屋の番頭には、「お葉なんて遊女はいない」と言われる。
前日どころか、ついさきほども、オカマ役人の前に会っているのだ。
いよいよ厭な予感の高まるふたりは、
番頭に構わず上がりこみ、先日のお葉さんとの部屋に行く。
昼間だというのに、閉め切られた部屋。
片付けようとする二人に、すっかり慣れつつある「妖気」が!
「暖かい血が……肉が……欲しい〜〜!」
不気味な声とともに、這い出てきたモノと、戦闘に――。

死霊どもを蹴散らしたふたりは、尋常でない事件が起きていると判断、
いったん竜泉寺へ帰還。
そこで、雄慶も女衒の亡霊に襲われ、「お葉」の名を聞いた――と聞く。
吉原に、何かが起こっている。
それが、鬼道衆と関係があるのかは、わからないが。
そして、その事件の鍵を握るのが、関わり浅からぬ「お葉」という遊女だ。
「龍閃組、出動!」

吉原に舞い戻った一行の前に、お凛姐さん現る。
正体を口走りそうになる京梧をハタく雄慶など、マンザイ状態の一行に、
八丁堀(同心たちの俗称)のダンナ」こと御厨、登場。
これまた一行の「正体」をいぶかしがる彼から、
吉原では今、連続遊女殺しの事件が起きていて、捜査中であり、
「お葉」という遊女も、数日前に殺された――という、
衝撃的事実を知らされる。

あわてて駆け込んだ「萩原屋」の店内には、ひと気がない。
そして、寂しげに響く三味線の音が。
怪しみつつも二階に上がると、
そこには、京梧遼次郎が奥山で出会った、三味線弾きの女が居た。
「桔梗」と名乗る彼女に、雄慶は見覚えがあるらしい。
山小屋で、旅人をかどわかしていた彼女を見たそうなのだ――。
そう、彼女は改めて名乗る。「鬼道衆の桔梗」、と。

そして、彼女の手にする三味線「お葉」こそが、
やはりあの「お葉」さんだった。
桔梗の<力>により、生前のお葉さんの<陰>の気が増幅され、
産み出された、「付喪神」だったのだ。
増幅されたのがネガティブな<陰>の気ゆえ、京梧の説得も効を成さない。
「遼さん……京さん……ごめんなさい。私、もう、戻れない……」
戦闘へ――。

桔梗は「式」を使って逃げ、その「外法」から脱したお葉さんの<気>は、
静かに、この世から去っていく。
世相の闇――吉原に囚われ、死んでいった遊女の、哀しい瞳の色を、
「龍閃組」の心に、強く強く、焼き付けながら。
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