| 外法帖放遊記 |
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第六話「妖洛行」 |
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というわけで、「骨董品店」の店主が涼浬ちゃんに代わりました。 ぎこちない応対は、 環境(と、自分の心境)の激変にとまどっているせいでせう。 でも、忍装束での接客は、どうだろう(笑)。 今回の「龍閃組」の任務は、幕府の大阪への船の「積荷」の護衛。 「鬼も狙っている」とのことで、彼らにお鉢が回ってきたらしい。 御船蔵にいってみると、「損山風々斎」と名乗る、 幕府側からの護衛と合流。 名前通りの、飄々としたつかみ所のない男。 船上で、藍とふたりきりになり、ちょっとイイ雰囲気の遼次郎。 手作り弁当なぞ貰ってみたりして。 だが、そこに風々斎が現れて、ガッカリ。 その彼に、時代の先行きの不安と、幕府の「超人兵」計画の話を聞く。 と、その情報を吟味する間もなく、船蔵で爆発音。 駆けつけてみれば、船員の「鬼が出た」の悲鳴が。 果たして、声の通り、京梧たちとともに、鬼どもが飛び出してきた。 とっさに、藍を庇う遼次郎。 さらに、得体の知れない「謎の兵」まで登場。 あたりには、「積荷」の木箱が壊れて散乱している。 と、いうことは――? さきほどの風々斎の話が頭をよぎるが、今はそれどころではない。 戦闘へ――。 〜船に乗っていないハズの涼浬は、メンバーから外してみたり。〜 「謎の兵」の<氣>の異質さに、首をひねる雄慶。 ともあれ、船は堺の町へ。 事件を聞き、「積荷」が見られたかと慌てる出迎えの役人。 アヤシイ。 そして、「京へ行け」と指示を受け、ふてる京梧。 一方、妙に見識広く、 大所高所から物事を見た時代観を遼次郎に説く、風々斎。 もしかして、こいつ――? 藍や雄慶も、彼の「正体」をかんぐる。 さらに、なぜかコイツから、瓦版伍号を貰う(笑)。 別れ際も「ぐっばーい」と米語だし、ますます、アンタ――。 京に着く一行。 まずはと捜し当てた旅篭の前で、隻眼の天狗が出るという話に興じていると、 「壬生の狼」こと新撰組の、浪士狩りに出くわす。 救わんとする小鈴の暴走にて、あわや乱闘となりかけたところ、 止めに現れたのは――沖田総司! 新撰組随一の剣士に正論をぶたれ、すごすごと退散する下っ端隊員たち。 やっと落ちついたかと思いきや、 「己の腕が、天下のどの辺までとどくのか、試したい」 と、ケンカをふっかける京梧。 相手にしない沖田。困ったヤツだと、止める遼次郎。 「局抜けのご法度を犯した、壬生霜葉という男を見つけたら、知らせてくれ」 と言い残して去る沖田。 「私も尊敬していたほどの剣士だから、勝てないだろう。戦うな」 とも付け加えて。 新撰組の創始者で京都守護職、松平容保に呼び出しを受けた一行は、 指定された茶屋のある祇園に。 そこに現れた、大勢の女に囲まれた隻眼の色男・們天丸が、 藍に目をつけ、からんできたので、けとばす遼次郎(笑)。 もののついでとばかりに京梧もからみ、あわやケンカに……って、コレばっか。 人間の自然破壊を嘆きながら、去って行った們天丸。 やっぱりコイツは、旅篭の前での会話と――? 茶屋での会見は、「まず幕府ありき」な思考の松平氏と、対立気味。 後、外に出ると、なんと、元・新撰組隊員で、素行の悪さで粛正された、 芹沢鴨の亡霊が! 更に、「鬼道衆がひとり――」と名乗って現れた、新撰組の羽織を着た男。 沖田総司も一目置く男、「壬生霜葉、参上」! 〜激闘中〜 「……なぜ、浪士を助けた?」 おまえたちも、幕府の組織だろうに。――壬生の、虚心の問い。 「たとえば、そこに困っているヒトがいて――そのヒトが善いヒトか悪いヒトか、 判断してから助けようなんて考えるヒト、いないんじゃないかな。 ボクたちは、迷わないよっ」 小鈴の、純心な答え。 「ふっ……熱い連中だ。最後に、お前たちのようなやつらと闘えて、よかった。 ――さあ、とどめを刺せ」 目を閉じる壬生。 「格好つけおって。斬れ、斬ってしまえ」 わめく松平・京都守護職を、物も言わずにぶっとばす遼次郎。 「やるね、遼次郎」 喜ぶ京梧。 「そんなことをして、無事で済むと、思っているのか?」 目を丸くして驚く壬生。 「敵」にさえ心配される始末の、龍閃組である(笑)。 そこに、「お葉」の事件で出会った、桔梗が登場。 どうやら「積荷」を狙っていたらしいのだが、手違いがあったらしい。 とりあえず、壬生と撤退する。 帰りの船を待つ船着き場にて。 壬生のような「まっとうな男」を、鬼道衆に走らせる、この「時代」――。 その哀しさに、思いを馳せる京梧。 「だからこそ、俺たちは勝たなきゃならねえ――」 まっとうな道からはじき出されるような男を生む、哀しい「戦」を、無くすためにも。 ――と。 |
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