Real Playerプラグインを使った埋め込み再生
埋め込み再生とは
Real Playerにはブラウザ用のプラグインが用意されていてブラウザ内にプレイヤーを埋め込んでBGMのような方法やHTMLの一部のようにファイルを扱うことが可能という訳です。
これをするにはHTMLの知識が多少必要です。HTML講座はやりませんが、出来るだけわかるように説明します
なお、JavaScriptによるタグ自動作成スクリプトが出来ましたので
そちらを使うと我ながらというか自分で使ってて非常に便利です
⇒RealPlayer埋め込みタグ自動作成
ただしこのスクリプトはrpmファイルまでは作らないのとコントロール全てを好きなように、という訳には行かないのでとりあえずはこのページを読んでおく事をお奨めします。
最低限の注意事項
まずEMBEDタグ内に、nojava="true"を記述してください。 これによってNetscapeNavigatorで「Javaを起動しています」というメッセージによってブラウザが止まってしまったようになることが防げます。
また設定しなかった場合、NN3では確実に落ちます。気を付けて下さい。また、見ている人のことを考えて、トップページでいきなり自動再生スタートなどを出すのは止めてください。
rpmファイルを作る
ストリーミング再生をするために必要なのがramファイルと言う事は、前のストリーミング再生の項目でやったのでわかっていると仮定して進めます。
ramファイルがRealPlayerのアプリケーションを呼び出すのに対して、rpmファイルはRealPlayerのプラグインを呼び出すものですが、中身はramファイルと全く変わりません。違いはファイル名の拡張子のみです。
メモ帳のつもり ファイル 編集〜〜 http://www.@@@.com/sound/sample.rm
ならしたいファイルのある場所を、 フルパスで途中で改行せずに書いてください
改行して他のファイルのURLを書けば複数の曲を連続再生します。 その場合もフルパスで改行せず書いてください。保存するときに拡張子をrpmにします。名前をつけて保存する場面で、
***.rpmとして保存すればrpmファイルになっていると思います。 Windowsでメモ帳などを使った場合、***.rpm.txtとなってしまう場合があるので、
その場合は"で囲って保存してください。
これでOK、アイコンは変わらなくてもOK。内容的にはramと同じです、保存するときの違いです
HTMLを編集する
1.ソースを表示する
まずプレーヤーを埋め込みたいページを作り、 そのページのソースを表示します。 HTMLファイルのアイコンをメモ帳にドラッグ&ドロップします。Macの場合は人によりますかね?
もしくはIEでソースの表示などなんでもいいのでHTMLを編集できるような状態にしてください
2.書きかえる
ソースを開いたら(テキストエディターで)プレーヤーを表示させたい場所に以下の文字列を書きこみます、このままコピーしてもかまいません
OBJECTタグとEMBEDタグを両方使っているのは、ブラウザによる違いの対処です、EMBEDタグはOBJECTタグの中に書いてください。
<OBJECT ID=video1 CLASSID="clsid:CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA" HEIGHT=*** WIDTH=***> <param name="controls" value="***"> <param name="console" value="***"> <param name="autostart" value="***"> <param name="src" value="***.rpm"> <embed src="***.rpm" type="audio/x-pn-realaudio-plugin" console="***" controls="***" height="***" width="***" autostart="***" nojava="true" pluginspage="http://www.jp.real.com/"></EMBED> </OBJECT> |
下から3行目の部分は改行しないほうが無難です
それからOBJECTのCLASSID、EMBEDのtypeはRealPlayerの呼び出しに必要なものです。
3.細かい部分を変更する
OBJECTタグ内
- <OBJECT...
- RealPlayerのプラグインを呼び出します。特に考えずこのまま書いてください。 HEIGHTとWIDTHは埋め込んだプレーヤーのサイズを指定します
- <param name="controls" value="***">
- それぞれを選んだときの画面表示のなかで好きな物を選んでください、複数選択可能です、
その場合 ,で区切っても可能ですが、見た目的にとんでもないことになる場合があるので、 単純な場合以外はOBJECT,EMBEDタグを複数書いてコンソールで関連付けるのがいいと思います
標準はallです
- <param name="console" value="***">
- これはプレーヤーをグループわけする物です。普通のプレーヤーのひとつ表示ならClip1と書きます。まとめる場合はGroup1など 詳しくは
ここをクリック
- <param name="autostart" value="***">
- 自動再生させたいときには***の部分をtrueにさせたくない場合はfalseと書きこんでください。 断りも無く自動再生することは避けたほうがいいかもしれません。
- <param name="src" value="***.rpm">
- ***の部分には再生させたいramファイルの名前を書いてください。
埋め込み再生の場合、rmファイルでも可能ですが、原則としてrpmファイルを使うようです。
EMBEDタグ内
<特に何も書かれていないものはOBJECTを参照にしてください。***の部分はOBJECTではvalue="***"と書かれている部分です。
- type="audio/x-pn-realaudio-plugin"
- RealPlayerのMIMEタイプを指定します。特に考えずこのまま書けば言いと思います。
- nojava="true"
- これを記述することによって、 ネットスケープナビゲーターで見たときに出る「Javaを起動しています」というメッセージが出なくなります。
ブラウザが止まってしまうこともあるので(特にNN3)、必ず書くようにしてください。 こういうサイトを見つけたら教えてあげるのもいいかもしれません。
- pluginspage="http://www.jp.real.com/"
- 見る側にRealPlayerが入ってない場合、ここでダウンロード出切るというのを示します。 ちなみにOBJECTタグはかってにやってくれます
その他のオプション等
チェックも忘れずに
rpmファイルの場所をhttp://…からフルパスで書くとサーバーにアップしないとテストは出来ません。かならずチェックするようにしましょう
チェック時の注意&トラブル
- 使われているリンクが古いか、正確でない可能性があります。と出る
- rmファイルがアップされていないか、rmファイルがアップされている場所が間違っている
- rpmをクリックするとリンク先が見つからない
- rpmがアップロードされていないか、リンク先のURLが間違っている可能性があります
- メタファイルが無効です、と出てくる
- rpmファイルの書き方が間違っています改行しているとこうなります。また、ホームページビルダーやRealProducerG2で直接rpmファイルを作ったばあいにこうなる可能性もあります(ローカルファイルになってしまう)
- ストリーミングが途中で途切れ、その後も再生が再開しない
- サーバーがrpmファイルのMIMEタイプの設定をしていない可能性があります。
その他注意点とポイント
EMBEDタグについて
実はEMBEDタグは注意しなければいけないことがあって、まずは閉じタグも省略可能なものの、ホントは閉じると言うことと、 複数コントロールを表示させる場合にもSRCは書かなくてはいけないって事です。