じゃりまん小学校
じゃりまん読書感想文
2006年9月分

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今月読んだマンガリスト:14冊
NICE! は特に良かったと思う作品
別冊コロコロコミックSpecial2006年10月号 小学一年生2006年10月号 小学二年生2006年10月号
小学三年生2006年10月号 小学三年生2006年10月号 小学四年生2006年10月号
小学五年生2006年10月号 小学六年生2006年10月号 プレコミックブンブン2006年10月号
コミックボンボン2006年10月号 デュエルマスターズ16巻 デュエルジャック!!2巻
絶体絶命でんぢゃらすじーさん5巻 月刊コロコロコミック2006年10月号 総評



2006年9月度
総評
じゃりまんの部
なんか2冊ほど“コミックボンボン増刊号”と称する雑誌が発売されてますが
別に「コミックボンボン増刊」なんてつけなくてもいいじゃん。
ホームページを見る限りでは今のボンボンからもかけ離れた連載陣だし。
頼むから本誌には移籍しないでくださいね。

コロコロは次号でコロッケが最終回。
作者の重大発表があるとのことですが
また間髪入れずに次の連載マンガ発表とか
するんじゃないかしら。

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2006年9月30日 土曜日


月刊コロコロコミック 2006年10月号
2006年9月15日発売
小学館 480円
今月は折りたたみ式のパノラマ表紙ですか。
確かに広げた時のインパクトはあるけれど、
本屋ではたいてい雑誌がひもで縛られて売られているので
折りたたまれた側に描かれたマンガキャラが見えないのです。
買った人だけが見られる特権ですね。

▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿

作者が2秒で考えたという
これっぽっちの特徴もない
心の底からどーでもいいキャラクター

今回のジミーちゃんに限らず、
そやまんがに登場する即席キャラって
みんなどうでもいいキャラばかりですよね。

でも校長先生とジミーちゃんのボクシング試合自体はおもしろかった。
オチはビミョーなところですが、そやまんが的にはOKなのではないでしょうか。
審判からこのオチに持っていくってのはかなり強引だが
そうしないと写真がムダになっちゃうからね。
おもしろければ全て良し!

P.S.
読者コーナーの
「往む(おうむ)」
がすごく笑えた。

「住む」の誤字なんだけど
ウケをねらって書いたかどうかは不明なところがなんとも(笑)。

▼デュエルマスターズFE:松本しげのぶ
要塞の中で勝ちゃんとトトが大激戦!
やっぱ勝ちゃんがボス級のキャラとデュエルすると
こっちまで燃えてくるね。

一方、エスメラルダが今まで素顔を隠していたのは意外だったけど
ザキラとデュエルするんでしょ?
せめて散るなら美しく・・・みたいな感じでやだなあ。
死にに行くも同然じゃないか。

▼デュエルマスターズ超獣博士D.M(ドクターメテオ):御狐ちひろ
デュエルジャックに次ぐデュエルマスターズの実践マンガでしょうか。
超獣医者(クリーチャードクター)のDr.メテオが
メスや注射器を使って病んだクリーチャーを救い、
逆にヘタレなデュエリストには攻撃をするという設定は良いけれど
初回を見る限りでは今ひとつキャラが弱いかな。
ニンともカンとも。

▼ポケットモンスター ダイヤモンド・パール物語 ポケモンD・P:伊原しげかつ
新連載。伊原しげかつ氏が描くポケモンマンガ。
ニンテンドーDSソフト・ポケットモンスター ダイヤモンド&パールの
世界観を舞台にしたマンガと思われる。

パンツ一丁の野生児・ハレタと
伊原しげかつ氏が描く女の子キャラ・ミツミの組み合わせがおもしろく、
このままで2人が旅を続けていくのかな〜と思ったら、
なんだ、ハレタはキュークツな服を着てしまうのか。
一気に普通の少年になっちまったな。

まあ、でもハレタが野生児でポケモンと心を通わせる
純粋な心を持つ少年であることが分かっただけでも良しとすっかな。
もうパンツ一丁姿は見られなくなってしまうにしても
また野生児らしい姿が見られることを祈りつつ期待。

▼ケシカスくん:村瀬範行
下敷きは本来の使い方の他に、
線を引いたり、紙を切ったり、うちわの代わりにしたりと
いろんな用途で使えるんですねえ。
まさに便利度ナンバーワンの文房具と言えよう。

・・・で、扉絵のコピーに書いてあった
最終回かも・・・???

・・・て、一体、どこら辺が最終回かもって思わせる場面ですかね?
オレにはとんと分からんのですが。

▼西遊記ヒーローGo空伝:小西紀行
キントウン3号機の強烈なパンチがすんでで止まる
涼み方がサイコー!

でも悟空の体中を穴だらけにする涼み方は最低だな。
おもしろいけど。

▼ペンギンの問題:永井ゆうじ
世の中にはペンギンみたいな体型をしたオッサンがいるもんですねー。
なおとくんは悪くない。
オッサンのあの体型では誰だってペンギンか妖怪の類と
見間違えてしまいますよ。ねえ。

▼流星のロックマン(予告):板垣雅也
なんと、新ロックマンマンガを描いてくれるのは
マスカレードの板垣雅也センセでしたか。
マスカレード突然の打ち切りもこの連載のためだったのね。

鷹岬諒氏のロックマンは全体的にクールなイメージがあったので
板垣雅也ロックマンはそれとは逆に熱いバトルストーリーを見せてくれるのか?
理屈じゃなくて直情バカなノリで描いてほしいものですが
とりあえず予告編を見る限りは期待できそうだ。

▼ミラクルボール:ながとしやすなり
いきなり始まってしまったゼブラスターズ第一次入団テスト。
たった一球で、目標物であるしまうまのぬいぐるみに当てることができなければ
即、一生アイスクリーム工場行きというシチュエーションが笑える。

これ以降もあっけなく一生を棒に振るテストが待っているのかしら?

▼トレジャーガウスト:勝見直人
いつもは追う追われるという立場の範人とチャイドランだが
2人がひとたび同じ目的を共有すると、
チャイドランも悪辣な性格になるところがおもしろい。
範人をだます用意周到さも備え、
チャイドランも範人から逃げ続けているうちに
いつの間にかずる賢くなってるのね。
範人もそれを知ってて敢えて捕まえないようにしているのかも。
ホントに最凶コンビだな。

▼サルゲッチュ ウキウキ大作戦!:後藤英貴
ズボンの中に弁当を入れてチン!するなんて
シャレになりまへんがな。

▼おいでよどうぶつの森 〜ペーパー村のナッツ〜:矢高鈴央
土の中に、リセットさん(もぐらみたいなヤツ)のおニワ発見。
ミニマムな地底国みたいだネ。

▼ドラベース:まんが/むぎわらしんたろう・原案協力/藤子プロ
完全にサッカーに気持ちが傾いてしまったトラえもんを
タイムふろしきで野球が好きな頃のトラえもんに戻す作戦に出るかと思ったら、
バットを新品にして野球を始めた頃の楽しさを取り戻させるとは
ヒョロえもんもなかなかやるじゃん。

そうそうロナえもんの思う通りに事は運ばないってことだね。
試合もクライマックスに近づき、
チームが勝つことよりも野球とサッカー、どっちが楽しいのか
その行く末も見届けたい。

▼推理の星くん:まんが/せいの奈々
新田がトリックスターの部下になったのは
トリックスターの潜伏捜査を遂行するためだった。
オレはてっきりトリックスターの催眠術かなんかで
操られてるのかと思ったよ。

でもやはり新田はイイヤツだったってことが分かっただけでもひと安心かな。

そして新たなトリックスターの刺客は
片目に傷を持つ悪顔のお子様。
果たしてコイツの実力は・・・!?
早く見てみたいものだ。

▼星のカービィデデデでプププなものがたり:ひかわ博一
「今月のカービィはちょいワルです!!」って
甘い甘い!!
学年誌のカービィに比べたらむしろ良い子

いつものカービィのノリだと思いますけど・・・

▼太陽少年ジャンゴ:原案/小島秀夫・まんが/ひじおか誠
暗黒サバタがラタトスクを撃破。
なんつーか、うまくできすぎた話で
もうラストに向けてまとめに入っている感じがするのだが・・・

▼コロッケ!:樫本学ヴ
こちらもマッシュ星の王様がとんでもない食わせ者だったということで
それを知ったブーケガルニがユバに反発、
地球を破壊するのをやめ、新たな人生を歩むことをユバに訴えるブーケガルニだが
自分の今までの人生の中でしてきたことのために
あくまで地球破壊の任務を遂行するユバ。

マッシュ星の王の本性が明らかになったとはいえ、
ブーケガルニがあっけなく地球破壊をやめようとしてしまって事態が急変、
ストーリーはラストに向けて一気にたたみかけてます。

次号、最終回。
地球を救い、(マッシュ星も!?)コロッケのお父さんを生き返らせることはできるのか?

でもお人好しなコロッケのことだからバン王を救ったごほうびがあったとしても
別のことをお願いすることもありえそうだ。

▼甲虫王者ムシキング:おおせよしお
最終回。

ザックの父が母を見殺しにはしてなかったことが分かり、
ザックとカブト丸の友情も確かめ合い、
そして技の石もゲットできて
この一話でやりたいことをほとんどやり尽くした感じ。

あとは別コロで残り1つの石を見つけて今度こそ終わりか。
なんかあっけなさすぎてさびすィ。

※別冊付録

▼ポケットモンスター ダイヤモンド・パール 世界最強通信大作戦:溝渕誠
ポケモンWi−Fi(ワイファイ)通信機能の魅力を
マンガで余すとこなく紹介。

ポケモンに限らずWi−Fi機能を搭載したソフトは
日本はもとより外国版が発売されれば
外国からでも通信できちゃうというところがスゴイよね。

ゲームなら言葉の違いなんて関係ないから
違う国の人同士で対戦も夢じゃないね。

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2006年10月2日 月曜日


絶体絶命でんぢゃらすじーさん 5巻
曽山一寿
小学館 てんとう虫コミックス 409円

もう危険を回避するどころか
危険を自ら呼び寄せてる感が否めない気がするこのマンガ。
主要キャラ以外の、もののけの類のキャラも増えてきてる中で
長編・絶対服従ばいおれんす校長に登場した
記憶喪失の宇宙警察隊員・スナイパーバルカンはまとも。

まともなキャラを使っての長編は、基本的なそやまんがギャグを踏まえつつ
シリアスっぽく読ませてくれるお話なので割とおすすめ。

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2006年9月30日 土曜日


デュエル・ジャック!! 2巻
伊原しげかつ
小学館 てんとう虫コミックス 409円
ショーのおバカなものまねもさることながら
数々のライバルデュエリスト達も個性的でとてもおもしろい。
マナトくんはデュエルだけでなくキャラとしても弱っちーぞ!
もっとがんばれよ!

通常のマンガの他に学年誌に掲載されていたデュエルジャックの4コママンガや
デュエルマスターズの作者・松本しげのぶ氏によるオマケマンガも読めて
お得な一冊でござんすよ。

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2006年9月30日 土曜日


デュエルマスターズ 16巻
松本しげのぶ
小学館 てんとう虫コミックス 409円

不亞一族の決闘者軍団はザキラ含む総勢26人。
それぞれAからZまで強さを表す称号が与えられ、
Zに近づくほど強さがケタ違いに増していく。

当然ザキラには名前の頭文字である最強の「Z」の称号が与えられていて
最弱の称号「A」のアッシュ以外は冷酷な性格の持ち主ばかり。
記憶を失った白鳳は不亞一族にさらわれ、
不亞一族の決闘者軍団として迎え入れられてしまい、
これによって白凰が白い騎士団の頃の冷酷な性格に変貌してしまわないか心配。
キルミーとジェイソンにためらいなくおしおきを命じて
早くもその片鱗を窺わせてるからな〜。

今のところ勝ちゃんの知らない所でザキラの思うように事が運んでおり、
ザキラの手段を選ばないやり口がまざまざと見せつけられます。
勝ちゃんにとってはどんどん嫌な方向に話が進んでますね。
ザキラは覚醒したカードを集めて何か企んでるようなので
白鳳を取り戻せばそれで済む問題ではなさそうだし・・・

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2006年9月30日 土曜日


コミックボンボン 2006年10月号
2006年9月15日発売
講談社 480円
▼突撃チキン!:坂本憲司郎
いいですいいですおもしろいです。
貧しい人達が住む町に金を巻き上げる町長がいるなんて設定は
陰険で暗い雰囲気が漂いそうなものですがそれが微塵も感じられない。
あくまで最後まで明るいノリを地で行ってて楽しく読める。
こういうタイプのマンガはヘンに強い敵キャラを登場させたりせず、
いかにもファンタジーした明るい雰囲気を保ち続けて欲しいですね。

そして新しい旅仲間の女の子・ミュウもおもしろいキャラで、
チキンではなくM・Tといがみ合ってるのがいい。
これでパーティに魅力が増すというもの、
これから先もいろんなことで楽しませてくれる冒険譚になりそう。引き続き期待。

▼ろぼおっ!:小田太郎
ろぼお先生とひろしは遠足で動物園へ。
でも、狭くてしょぼい動物園だった。

ついでに動物もしょぼかったです。

▼天使のフライパン:小川悦司
なんつーか、もうツッコミどころ満載の回だったけど、
一番強烈なのが辻くんが美味いものを食った時に出てきたあのメス牛!
なんじゃありゃあ!!
女性のおっぱいを持つメス牛が、辻くんと共にカヌーで川下りをするなどという
すさまじい光景・想像力に思わず爆笑。
辻くんのその奇妙奇天烈な発想はどこから生まれるのか。
なによりなぜ雌牛に人間の女性の乳房がついているのか?獣人なのか?
それとも一応児童誌だから、女性のハダカをよい子の皆さんに見せてはまずいという
辻くんの配慮なのかなー。

ある意味変態的なおもしろさだ。

▼デルトラクエスト:原作/エミリー・ロッダ・漫画/にわのまこと
ララド族はテーガンの呪いで声を奪われてしまっているが
地下都市でのララド族の人達の暮らしやリーフ達との接し方を見てると
その人柄と温かさは伝わってきますね。

なまじ声が出ない方が良かったりなんかして

▼ジェントルさん:山路シャイ
うーん、オレはへその緒マン、好きだけどなあ。
キャラ造形もいいと思うし。
あとは作者がこのキャラの持ち味を活かせるかどうかが課題なんだけど。

▼ガブリン:小林まこと
まだボンボンにこの作品を載っけるのはいかがなものかという疑問が拭えないうちに
もう単行本1巻発売決定かよ!!
いくら1話毎のページ数が多いからって早すぎだって。

それにしても相変わらず腐敗臭が漂ったマンガだ。
でも1ページあたりのコマ数が少なく、画もシンプルなので読みやすいんだよね〜。
だからついつい読んでしまう。
これで内容に若さがあったなら何も言うことはないんですがね、ええ。

▼ゴキちゃん:須賀原洋行
いくらエアコンが故障して暑いからって
ゴキブリやハエの羽が起こす風で涼むのはイヤだよね・・・

▼恐竜世紀ダイナクロア:宇野比呂士
ユウとヒミカが一番銛のゲンゾー船長と協力して「海の牙」なる海竜退治を決行、
海の牙の頭部をぶっつぶしてもなおも陸地に乗り上げ、
暴れまくる海の牙のすさまじい生命力には驚かされたが、
逃げまどうフリして海の牙の攻撃を難なくかわしている町民達もすごい。
だってメシ食いながら逃げる人もいたりして大した余裕じゃないか。
この港町ではこのような騒動が日常茶飯事だったのかな?
そうとしか思えん。

▼へろへろくんめっちゃワールド:かみやたかひろ
大蛇の正夫くんはいろんな特技を持っていて楽しそうねえ。
動物園よりサーカスのほうが合ってるんじゃない?

▼おジャ魔神山田くん!!:ダイナミック太郎

何かの腕

そう言えばあのロボットって量産型のはずだったから
腕などのパーツが通販等に流出する可能性もあるんだよな。
しかし魔界の通販で販売されるとは・・・

▼超速伝説:春日企画/株式会社ムーンスター
いよいよハヤオくんが超最速レース決勝戦でライバルの蛇皮走太と一騎打ち!
このマンガのウリであるハリケーンスパイク搭載の“SUPER STAR”を履いたハヤオくんが
なんとか走太に競り勝ちました!

・・・ということで、なるべくしてなったハヤオくんの勝利ではあるが
なんでもかんでも靴のおかげとせず、
ハヤオくんの練習の成果もキチンと見せてくれたのはGOODだ。

▼Do(どー)するパラダイス:玉越博幸
今回は、ジャイアンみたいなヤツに物を奪われる日々を送っている
小学4年生・渡辺準くんが主人公です。

準くんはスーパーのゲームコーナーで、とある女の子と知り合うわけですが、
ゲームコーナーでバッタリ会ってしまった嫌なヤツから女の子を守り、
逃げずに立ち向かう準くんの勇気がかっこよかった。
男の子主人公も低年齢でいい感じ。

▼ドクターマリオくん:あおきけい&みかまる
クッパJr.はレッドという良きパートナーを手に入れて自立しましたとさ。
めでたしめでたし・・・

でもジュニアが親離れできてもお父さんが子離れできそうにないからな〜。
影から見守ることすらできなさそうだ。

▼ボンボンアカデミー:協力/奥本大三郎・海野和男・まんが/西野伸司
今回は都会の昆虫にスポットを当てたお話。
前回とは打ってかわっていかにも児童マンガした内容になっている。

昆虫は自然が残る森や山の中だけでなく、
都会のコンクリートジャングルにも様々な昆虫がいて、
さらにセミが電線に産卵管を突き刺して卵を産み付けようとしたり、
トンボが車のボンネットを川面と勘違いして卵を産み付けようとしたり、
都会昆虫の生活事情も紹介しているのが興味深い。

学校やオフィスなどでビオトープとかが広い範囲で普及すれば
そういった昆虫の勘違いも減るかなあ?

▼ボクのシアワセ:前川つかさ
そうか。紙芝居屋さんと、タダ見少年達の間で
そんな熾烈な戦いが存在していたのか。
お互い生活がかかっているから・・・ってなことではなく、
少年達の「意地でもタダで見てやるぞ」と、
紙芝居屋さんの「お金を払わないヤツは意地でも見させない」が
お互い日課みたいになりそうで、そういう視点で描いてる点がおもしろい。
今じゃとても考えられないよね。

▼IDATEN翔:藤原としひろ
最終回。
相手を100メートル以上突き放さなければ終わらない翔と獅堂の韋駄天バトルは
最後の局面で、翔が友だちやライバル達の出会い想いを力に変えて獅堂を突き放すという
この手のマンガにありがちなものすごくベッタベタなストーリー展開
至極真っ当なストーリーで締めくくりとなりました。
余計な要素が一切なく、ただ韋駄天バトル一点に絞って描いていたので
割とさっぱり爽やかなエンディングにはなったのかな。
藤原センセ、お疲れさま。


そういえばボンボンって今月で25周年を迎えるのね。
これを機にもう一度内容刷新の見直しを!!

・・・って、ええっ!?ネギまぁ!?
だからそういう見直しじゃなくて(以下略)

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2006年9月26日 火曜日


プレコミックブンブン 2006年10月号
2006年9月6日発売
ポプラ社 480円
今月号には、サヌキのパズルゲームつき定規が付録についてます。
これなら学校に持ってきても安心ですね。
休み時間にはパズルゲームで遊べるし
サヌキを知らない子への宣伝にもなるし
一石二鳥か!?

▼かいけつゾロリ4コマ大作戦:原作・監修/原ゆたか・
まんが/きむらひろき・滝沢のぼる・熊沢かえで・村上ゆみ子

秋のイベント、子供達がよくやるイモ掘りも
夜中にこっそりやるのはイカンよな〜。
よい子のみんなはマネしないよーに。

▼アキラのうどんはサヌキもり!!:津島っくす
遠足の途中でガケから落ちて道に迷ってしまったアキラ一行。
先生達がなかなか助けが来ないし
サヌキ達に振り回されたりしてアキラは大変そうでしたが
サツキちゃんやタベチくんも加わって遭難者達が勝手に盛り上がって
却って彼らには遭難したことのほうが遠足のイベントになってしまってるようです。


遭難したとは思えない明るいノリがいい感じ。

▼動物園は心の学校:原作/亀井一成・まんが/近藤たかし
3話構成の最終話。
今月はアシカとゴリラの物語から
動物のために人が心を通わせることの大切さを描いている。

耳の不自由なおじさんが、気難しいゴリラのオリに近づき、
手渡しでリンゴを与えるシーンがちょっと感動的。
オリに入れられてお互いの気持ちなんて分かるはずがないと思われていた動物にも
心があるんだと思わせる瞬間ですね。
3話ともそれが実感できたいいお話だった。

▼超人ママMAX:北枕よしたけ
新連載。
第4回GAG−1グランプリの優勝作品が連載化。

小学5年生の町田俊吉(まちだしゅんきち・10)くんのお母さんは特殊な体で
息子への不満がMAXに達すると、アフロヘアの筋肉オバケに変身してしまう。
そんな母親と息子のドタバタを描いたギャグマンガです。

変身した俊吉くんのお母さんは、とにかく俊吉くんの邪魔ばっかして
いいところがひとつもない。
たまに迷惑をかけるならそれ自体がギャグになっていいのだけれど、
四六時中迷惑かけっぱなしだとそれ自体が普通の行動になってしまい、
笑いどころがなくなってしまう。

これからもこんな感じで俊吉ママさんが変身して大暴れするだけで終始するのかなあ。
やめてほしいんですけど。正直おもしろくないし、見るのもつらいから。

とにかく俊吉くんがお母さんを変身させない努力をするとか、
変身したお母さんもたまにはいいことをするとか
なにかしらストーリーに変化をつけないと
とてもじゃないけど読んでいられない。

このマンガがどうしてGAG−1グランプリで優勝したのか理解に苦しむ。今の段階では。

▼まかせてペットくん:そにしけんじ
3話ともなかなかのおもしろさ。
特にペットくんの超人的な手品や音声認識装置などの
ハイテクな能力が見られたのが良かった。

▼熱血先生!:井漕尚樹
生徒を火事から救おうとする山ポン先生に、熱血先生の目には、
決意を秘めたユニコーンの姿が映し出されているのか!!
・・・ってアンタ、動物だけじゃなく架空の生物まで熱血させるんかい!!
熱血先生の目にはその人にあった熱血生物が映し出されるんだなあ。
なんて想像力豊かな。

あと、「夕日がオレの金メダル」が熱血児らしいかっこいいフレーズだった。
これまた想像力豊かだ。

★ブンブン4コマバトル!!GAG−1グランプリ
第6回GAG−1グランプリ、準決勝に残ったのは
順当な2作品。
果たして優勝の栄光は誰の手に?

▼カモカモパトロール:栗木広和
町内お騒がせヒーロー・カモカモパトロールが再び。
今回はカモカモパトロール総司令のカモマスターも登場し、
彼らの役立たずっぷりがますますパワーアップしています。
立場的にはDr.スランプのスッパマンみたいな存在だが
キャラに愛嬌があるからその分カモパト隊の破壊工作も「しょうがねえなあ」と
ついつい許せちゃうんですよね。
おもしろいです。

▼アザラシエドちゃん:鳥坂アカネ
自分を捨てた人間どもへの復讐に燃えるこわもて顔のアザラシ・エドちゃん再び。
今回のエドちゃんには、なんとかわいい女の子のパートナー(?)が現れて
いよいよ復讐の時が来たのかとかと思いきや、
その女の子がかわいいだけがウリのバカ女で
彼女の身勝手さにエドちゃんは苦労の連続でした。

アザラシなのにカワイイ顔を手に入れられなかったり、
ヘンな女の子がついてきてしまったりと、
エドちゃんの運の無さがよく出ています。

両作品ともそこそこのおもしろさがあるので
どっちが優勝しても文句はないが
個人的には前作の徳川家康で健闘した栗木広和に
勝たせてあげたい気も。

▼どうぶつだもの:村上たかし
読みきり。
たくさんの動物たちが暮らす森の外れに住んでいる
貧乏なアライグマさん一家を描いたお話。

人間が一切出ておらず、動物だけが暮らす森の世界を描いているので
ほのぼのしてるのかと言えばそうではなく、
わざわざ主役のアライグマ一家を貧乏に設定したり
他の動物たちがアライグマの子供のバースデーケーキを踏みつぶしたり
内容は比較的辛口に仕上がっている。

故に、最後の「すてきでゆかいな仲間でいっぱいなのでした」には
かなりムリがある締めくくりだ。
一体、どこにすてきでゆかいな仲間がいっぱいいたというのですか?
アライグマのお友だちのノネズミが1匹出てただけじゃん。

このマンガの世界観を読者に伝えるにはあともう2〜3話必要ではないのかい?

▼サイボーグ犬ワッチー:高田ミレイ
結局、横鳥ハカセが送り込んだメカコウモリ軍団は、
ワッチーにそそのかされて平和な生活を余儀なくされました。
全滅させないところがいかにもワッチーらしい。
いいことだ。ウンウン。

▼ケッタ・ゴール!:かわせひろし
内気なトシヤくんを無事、東葛飾小サッカー部員に迎え入れたところで最終回。
個性派揃いのメンバーが集まってさあこれからだ!ってところで
打ち切りだなんて残念だなあ。
個人的にはキャラで楽しめたサッカーマンガだった。

▼ラッキーナイト カスタードくん:渡辺道明
願いを叶えてくれる流れ星の精を拷問にかけるなんて
チョコ・パ姫もとんでもないことするなーと思ったけど、
流れ星の精は勘違いなことばかりするので拷問もやむなしか。

「愛し合いたい」を「哀死合いたい」と勘違いするのは
常識的には考えられないことだけど
このマンガではそれがありえるから怖い。

▼少年ダンディ:ボッカ
ムキムキ筋肉Tシャツを先生に脱がされるダンディくん。
ついでにその大人びたお面も取ってくださらないかしら?

▼いたずらまじょ子の大冒険:原作・監修/藤真知子・まんが/みずなともみ
フォルが悪魔族の者だということは分かったが
水晶玉を手に入れる目的はなんなのかは未だ不明。
まじょ子たちとつきあっているうちに
水晶玉のことなんて忘れてくれればいいんだけどな。

▼からどろ:大西俊輔
零を封印後、それぞれがそれぞれの想いを語って―――

この分だと次月には無事大団円を迎えられそうだけど
からどろはどうなるのかな?
洋平たちと一緒に仲良く暮らすのか?

▼ブンブンまんがクラブ:構成/小山田つとむ・まんが/赤垣新二
今回はトーンの使い方上級編。
トーンをただ貼るだけではなく、
点々模様をカッターで削ってみたり、
トーンの表面のつるつるした部分を消しゴムで取り除いて
その上からホワイトを塗ってみたりとかなりの上級テクニックを紹介している。
小学生でも練習すれば技術をものにできるのでしょうけど
これは資金の面から見ても中学生以上かなあ。

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2006年9月22日 金曜日


小学六年生 2006年10月号
2006年9月2日発売
小学館 580円
今月はインターネット・ケータイ特集。
小学生に携帯電話は早すぎる気もしますが、
指輪のように指にはめて「骨伝導」で会話するケータイや、
声のリズムで人の感情を読み取り、
それによって光る色が変化する花の形をした情報端末「言花(ことはな)」など、
一風変わったケータイは見ているだけでおもしろい。
どんな機能があろうともケータイの形って大体決まってますからね。
そういう意味でも「指輪のケータイ」や「言花」は見た目からして
今までのケータイの概念を突き破った形をしており、
これなら小学生にも持たせてもいいかな?なんて思わせる。

▼トップ 放課後社長は12さい:原作/野村伸・作画/岩田和久
天太は捨てられる運命にあるカップ容器に
ジオラマ背景を描くことで子供達の興味を惹き、
逆転勝利を得ることができた。

販売価格たった500円のカップおもちゃに
天太の遊び心がたっぷりつまっており、
それを物作りを大切にする日本人の職人魂と結びつけたのはナイスだった。

でもあのカップおもちゃは言い換えればよくできた図画工作・・・
いやいや、見る者を楽しませることができれば立派な商品ですよ、ええ。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
剣木くんが仕事をやめてしまうかもしれない理由は
やっぱり汐見くんの事故の件が絡んでいるのかしら・・・?
早く剣木くんの真意が知りたいものだ。

▼トホホな犬:あいみてつろう
ふざけてパンツを頭にかぶる児童はいるかもしれないが、
すもうのまわしを頭にかぶる犬は未だかつて見たことなし。
人間だったら変態の域だけにこの行動は微妙。

▼夢への扉〜パイロット・小林郁子の章〜:漫画/鈴木小波・取材/横倉潤
女性パイロット・小林郁子さんがパイロットになろうとするきっかけから
パイロットになるまでの過程を綴っている。
いずれも成人してからの話だ。

女性がパイロットになるということよりも
パイロットになろうと決めた年齢が20歳代と遅すぎたので
そこから夢を叶えることの苦労を重点に置いて描いているような気がする。

夢を実現させるには子供の頃からその夢を持たなければいけない、
ということではなく、
大人になってからでも強い思い入れがあれば
決して遅くはない、という教訓も兼ねたお話ですね。

▼ゐけゐけ!アリ☆ハマ:原作/よゐこ・漫画/市橋俊介
女装した教授にフラれて泣くハマちん。
・・・といっても教授の変装は100%バレバレなのに
本気で惚れてしまうハマちんがアホなだけなのだが、
そんなハマちんをだまして胸を痛めてしまい反省する教授は
実はいいヤツだったりするんだなあ、と思ったり。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号
2006年9月20日 水曜日


小学五年生 2006年10月号
2006年9月2日発売
小学館 540円
そにけん(そにしけんじ)の文具祭り特集で
まるでおもちゃのようなユニークな文具がたくさん掲載されていて
見ているだけでもおもしろく、オレもなんだか欲しくなってきた。
実用性があるかどうかは別として。

▼ないしょのつぼみ:やぶうち優
恋愛の対象が同性であってもかまわないとする意見は
オレも特に異論はないけれど、
現実にそういう人ってまず見ないですね〜。
マンガ界にはゴロゴロいるんだけど。

▼どうぶつの森 ホヒンダ村だより:あべさより
「ふくえん(復縁)のよかん」を「ふくにえんがある」と
ボケをかますコタロウがおもしろいけど、
「福に縁」があるんじゃなくて、「服に縁」があるだったら
手放しで喜ぶにはちょっと戸惑うかも。

▼ヒミツのわん☆タッチ:兄崎ゆな
事件そっちのけで恋に狂って
ぬーのわんこぱわーを吸い取って大人になるまお。
そのせいでぬーは死ぬかもしれないってのに。

まおはちっとは自分が置かれている状況を
冷静に見つめ直すべきなんじゃないのか?
つくづくバカな女だ。

▼トホホな犬:あいみてつろう
まるしばのガムテープは虫を捕らえることができるんですね。
まるでゴキブリホイホイみたい。

▼新・マサルの一手:監修/森内俊之・まんが/村川和宏
今度は角行か。
しかし大駒ともなると、怨霊と言うよりは完全に妖怪だな。
この辺りからマサルもただのもみじの操り人形ではなく、
自分自身も棋力を上げる努力をしているようだ。
そうでもしないと大駒には勝てないのかもな。

でも今まで他の駒にくっついているだけの「歩」の歩ノ助とは
まだ直接戦っていないんですよね。
まさかコイツがボスってことはないよね?

▼シンペイキングダム:中山雅也
幽霊もゲームで負けが込むと勝つまで成仏できないんだろうか。

▼おっちゃん:原作/Q−LiA・まんが/タダエツコ
回転寿司屋で全ての寿司をせしめるオバハンが1人。
そこへ無謀果敢にも、やせこけたメガネのサラリーマン(35)が
オバハンに立ち向かうも、ダジャレと共に寿司は奪われ、
どうしても食べることはできない。

もしそんなヤツが実際にいたら不気味だから
とっとと店を出た方がいいと思うんだけどな〜。
回転寿司屋なんてごまんとあるわけだし。

※別冊付録

▼激辛4コマ 暴君ハバネロ:アミーゴ・マサヤッチ
ハバネロが言い負かされてるシーンも少しあるけれど
今月もハバネロの辛口なツッコミがおもしろい。

登山家は目の前にある山だけじゃなく
お母さんや友だちにも登れってそんなムチャクチャな(苦笑)。

▼おねがいっ!!ラブ・ルビー:みななあゆ
今月から変わり者で妄想癖のあるAB型少女・左京楓(さきょうかえで)の
恋物語が始まります。

楓は妄想癖というよりは、
なんでも自分の都合の良いように解釈するのーてんきな女の子で
ロコの弱点指摘にも楓には全く通用してないところがミソ。
これだけでもかなり変わり者であることを窺わせる。

▼デュエル・ジャック!!:伊原しげかつ
今月で最終回ってことで
デュエル・ジャック!は完全に連載終了となりました。

デュエルの世界に作者が登場したり、
クリーチャーによる将棋やらどうぶつの森ネタやら性教育ネタなどなど
いろいろごちゃまぜにした収集がつかない最終回でした。

▼文具天国:そにしけんじ
オチの下敷きをうちわ代わりにするネタは涼しげだが、
黒田さんのノートを破るほどの気合いを入れた書きっぷりは
見ていて暑苦しいっすね。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
あさりちゃんがフォークダンスが嫌いな理由は、
自分の背が低すぎるために男子と手をつなげないこと。

・・・・・・しかし、男子に見落とされてしまうほどあさりちゃんは背が低いのか?
女子に泣かされてしまうほど小鰭くんは背が低いのか?

今回、小学生の悩みの一つであろう背の低さを
ギャグに取り上げた結構ブラックな話だな。

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2006年9月18日 月曜日


小学四年生 2006年10月号
2006年9月2日発売
小学館 540円
スズメバチって、いかつい顔つきと強力な大アゴで
見た目からして怖いのに、
わずか数匹で何万匹もいるミツバチの巣を殲滅させ、
ミツや幼虫を強奪する極悪ぶり。
さらに人間にも毒針攻撃で死に至らしめることもある。
コイツらやってることはギャングと似たようなものだ。

なので、スズメバチの巣を発見したら決して近づかないようにしましょう。
スズメバチの巣はギャング団のアジトなのだ。

▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿

小学四年生はおろかコロコロコミックですら
下ネタをあまり出さないそやまんがが
敢えて学年誌で下ネタに挑戦。

あおむけになったじーさんの頭上には
今にもウンコが出そうなおっさんのケツが待ちかまえている。
さすがにじーさんがウンコを浴びるシーンはカットされてしまっているが
1ページまるまる使ったおっさんの排便シーンは
じーさんの過激な光景を想像するのに十分。

最強さんに匹敵するでんぢゃらす度120%のお話だ。
じーさん自ら体張ってます。

▼ふわふわシナモン:まんが/つきりのゆみ・原案/せきちさと
シナモン達が遠くの小学校にお菓子を届けるためにワゴン車で移動中、
地味な牧場のカフェに立ち寄り、もっと流行るように
アドバルーンで派手に宣伝してコンサルタントもこなしてます。

小学校までの道のりは遠そうなので
途中でいろんなお菓子の出会いが待っている旅になりそうなのだが
どんなもんなんでしょ。

▼トホホな犬:あいみてつろう
トホホな犬がはめてるタイヤは
なんと、ローラー車のローラーに踏みつぶされても平気。
タイヤの中に体を隠せばわざわざよける必要はないというわけだ。
のんびり屋のトホホな犬にぴったりの防御法やね。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
じーさんと同じくウンコネタ。
しかも読者の対象が女子だというのによくやるなあ。
男子のファンを増やす作戦か?

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
カクタスは人間の科学者が生み出した植物の化け物。
廃棄処分を逃れ、自分の種子を増やし、
世界中の植物を支配する野望を抱いている。

もしこんなのが世界にはびこってしまったら
たちまち土の養分が吸い上げられて
干上がった星になってしまいますな。

人間が生み出した失敗作を人間のタンゴが阻止することになろうとはね。
いずれにしろカクタス運命の時は近いか?

▼わいわい家庭学習 もっともっとファミリー:まんが・荒磯智之
今月は国語で「略語」がテーマ。

プラスチックモデル→プラモデル
験→入試
一→百均

などなど、略語は2つの単語の頭の部分を合体させたケースが多いが、
中には

コンビニエンスストア→コンビニ
アルバイト→バイト

のように単語の前半、または後半部分だけをとった略語もある。

略語自体もおもしろいけど、
略語がどんな風に生まれたのかを調べるのもまたおもしろい。
ひいては言葉、日本語のおもしろさにもつながるやね。

ところで、あけましておめでとう→あけおめも
略語かしらん?

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2006年9月15日 金曜日


小学三年生 2006年10月号
2006年9月2日発売
小学館 540円
ゆたかな海をとりもどせ!の特集で
人間が捨てた空き缶を棲み家にしている東京湾のハゼが健気だ。
生命のたくましさを感じさせると同時に
きれいな海にしていこうという思いも湧いてくる。

▼カッチ・ポッチエクスプローラー:てしろぎたかし

今回はサトウキビから車の燃料が取り出せる
エコロジーなエネルギーのお話。

サトウキビから取り出されるバイオマスエタノールは
地球温暖化防止にも貢献するエコロジーな燃料ではあるものの
これが自動車の燃料として実用化されるのは
現段階ではまだまだずーっと先としかいいようがないですな。

ハイブリッドカーですら微々たる種類しかないし、
未だ大排気量のスーパーカーを作ってる国もあるくらいですからね。
早く目に見える形で石油に代わるエネルギーで走る車を
販売してもらいたいものだ。

※別冊付録

▼ドラえもん:藤子・F・不二雄
今から35年以上前の「小学三年生」1970年の1月号に掲載された
ドラえもんの連載第1回目を掲載。
単行本1巻の1話目とは違ったストーリーで、
のび太くんのダメダメ度がより引き立っている内容だ。

テレビゲームも携帯電話もない1970年(昭和45年)に描かれた作品だけあって
のび太のダメダメぶりが素朴に表現されている。
それ故に容赦なく描かれている、とも言えよう。

▼ポケモン4コマ大百科:山下たかひろ
落とし穴はデブでも安心して落ちるくらい大きな幅の穴を掘らないと
デブに失礼だよミューツーくん・・・

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
パラの、カナブンのブンブンを使ったスパイ作戦が冴え渡り、
タンゴとキングを苦しめている。

・・・が、外国甲虫ではなく、カナブンに頼らざるを得ない状況を鑑みるに
パラも相当タンゴとキングをやっつけるのに苦戦していると思われる。
タンゴとキング、ここは踏ん張りどころの一戦だ。

▼星のカービィ:さくま良子
デデデ大王は、カービィに城の留守番を任せるとは
なんて恐ろしいことを。

案の定、カービィは侵入してきたドロボウに金庫を渡し、
城主のデデデ大王は網で捕らえる大バカぶりを発揮しているが
今回はその程度の被害で済んで良かったですね。
いつもならお城が破壊されるのが目に見えてますから。
ホント、カービィの悪行には困ったものです。

▼無敵蹴団!アイアンキャンディーズ:川久保榮二
今回は、動物と合体させられた人造人間たちがお相手。
しかし動物人間の非常識な力を持ってしても、
デブに改造させられたジャックのたるんだ腹パワーにはなすすべがなかった・・・

ま、野球ファンの博士が動物人間を使って最強のサッカーチームを作り上げて勝ち続けてれば
だんだん一般市民がサッカーに興味をなくしてしまうだろうという
作戦を立てるまでは良かったんですがね。
アイアンキャンディーズのような変態チームがこの世にいたことが彼らの大誤算でした。

▼MLB(モンスター・リーグ・ベースボール)デビルキャッツ:窪田一裕とスーパーマウス
最終回。
サダハルはデビルキャッツにムリヤリ入団させられてからというもの、
弱々しい自分の命の炎を守るためモンスター達の非常識ベースボールで
さんざんな目に遭わされ続けていたが
最後には一億年分の命の炎を手に入れることができてめでたしめでたし。

・・・でもまだデビルキャッツの魔の手からは逃れられないようで
この分だとサダハルはこれからは一億年分の命のろうそくを守るために
戦い続けなければならず、心休まる時がなさそうです。
まあこれからもがんばりんさい。

▼がんばれ!ドッジファイターズ:原作/村上としや・まんが/斉藤むねお
こちらも最終回。
短期間だったのでこれはこのマンガの番外編の位置づけになるのかな。
万がファイターズに正式入部するまでのエピソードだったが
同時に内気な美々ちゃんの成長が窺える内容でもあった。

万は基本的には火の玉小僧ではあるものの
堂児の域にはまだほど遠い。
ファイターズと一丸となってドッジをプレーすることで
彼もまたこれからも成長するのだろう。

▼おシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子
ライの黒魔法で変なコーディネートをしてしまうラブだが
すぐさまベリーがフォローに入り、ピンチをしのぐどころか
他の人の視線をも釘付けにしてしまう。

―――もうここまでくると黒魔法は何やっても効かないから
存在意義すらないように思えてくるなあ。
黒魔法の先生はそろそろ大暴れしてもいい頃合いなんだけど。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
いくら学校の劇とはいえ、
ななこが男の子であるピーターパンの恰好をするとは思わなかったなあ。
違和感あるけど、フック船長役には汐見くんが選ばれてるから
ななこにとっては汐見くんと一緒に戦うシーンを演じることができて
照れながらも嬉しかったのではないだろうか。

▼ふわふわシナモン:原作/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
シナモンの家もクジラから見たらお菓子の家ですか。
家をまるごと食べようとするクジラが大胆だ。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
友情のゆびわをなくしたあさりちゃんが
友だちに仲間はずれにされる妄想ぶりが笑える。

浜野さんをのぞくわたしたちの友情は永遠よ」
「おとなになっても浜野さんをのぞいて友だちでいましょうね」


いちいち「浜野さんをのぞく」と付け加えてる所がおもしろいですね。
あさりちゃんの友だちならそんなことも平気で言いそうだ。

▼トホホな犬:原作/あいみてつろう・まんが/よしのえみこ
トホホな犬が鍾乳洞の洞窟を探検してましたけど、
もしタイヤをはめてなかったら鍾乳洞に頭が突き刺さって死んでたよな。
トホホな犬だからこそできる暗闇の中の危険な冒険だ。

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2006年9月11日 月曜日


小学二年生 2006年10月号
2006年9月2日発売
小学館 540円
今月は読者投稿ページ・「エンター天国DX」のガックンとニコちゃんによる
郵便の特集が掲載。
ポストに入れたハガキが宛先に届くまでを大追跡!

和歌山県の某所には水深10メートルの海の中にポストがあって
投函すればちゃんと届けてくれるそうです。
でもハガキをポストに入れるのをダイバーに任せてしまうと
実感が全然わかないと思うので、
ちゃんと自分で潜ってポストにハガキを入れましょう。
その方が「オレは海の中のポストにハガキを入れたぞ」と
自慢もできるし、いい思い出にもなるんじゃないかしら。

▼ポケモン4コマ大百科:やましたたかひろ
時計の針を指で回して「時間をあやつった」と言ってるギャグが
かわいらしい。

▼GOGO!たまたま たまごっち:ヤスコーン
誕生日のお祝いメッセージを花文字で作っちゃうなんて
お祝いされる方としては嬉しいですよね。

▼オシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子
魔法界の学園祭って、みんな黒マントに身を包んでいるからすごく地味だな・・・
ちなみにダサい服装しか頭に思い描けない
黒魔法使いのミーシャも黒い服装でとても地味です。

もっとも、この子の場合は服装よりも性格に問題があると思うけど。

▼星のカービィ:さくま良子
プププランドのみなさん全員でおにごっこしてますが、
鬼の役は、いつも鬼のような所業をやってのけるカービィが
一番ふさわしかろう。
いつものようにデデデ大王の城を壊して
鬼よりひどいことしてるし。

▼わんこ・みっくす:あべさより
なんと今月で最終回。
理由は近々あべさよりセンセによる別のマンガが連載されるからとのことだが
従来のファンにとってはあまりに悲しすぎます〜。

でも内容はメイヤさんに赤ちゃんが生まれたという
感動&癒し系のめでたい話なので良しとしましょう。
メイヤさんのだんなさまは黒い盲導犬で外見はこわそうだけど
実際に付き合うと照れ屋でやさしいですね。
名前も「やきのり」でナリに似合ったかっこよくて男らしい名前だと思う。
タスケにとってもいい仲間ができました。

▼トホホな犬:原作/あいみてつろう・まんが/よしのえみこ
ものすごくくさいニオイがする物を踏んづけたトホホな犬。
その正体はカメムシでした。
オレはてっきりウンコかと思ってましたが(笑)。

▼ふわふわシナモン:原作/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
6つに切ったラッキーパイの中に指輪が入っていた人が当たりで〜す!
・・・ってそんなモン、パイの中に入れるなよ・・・

▼あさりちゃん:室山まゆみ
風邪をひいてしまったタタミおねえさまのために
あさりちゃんが作った料理の材料には、
まむしドリンク、ニンニク、ウコンに胃薬・・・

早い話ジャイアンシチューじゃん。

▼ぜんまいざむらい:原作/m&k・まんが/あさだみほ
いくら女の子は花が好きだからって
ラフレシアやウツボカズラをプレゼントしようとするのはどうかと思いますが。

▼超人だじゃれマン:上重☆さゆり
話自体は、自然が残る忍者村に
リゾートホテルを建てることを忍者達が阻止するというものだが、
だじゃれマンのダジャレがいつも以上に連発していて、
それでも全然ストーリーの阻害にはなっていないのがすごい。

※別冊付録

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
カブトムシやクワガタはツノやアゴを駆使してバトルをするが
カメムシの場合はオナラでバトルするのか。
タンゴのカメムシの解説がちょっとおもしろいぞ。
「オナラの出口が広がった」ってアンタ・・・

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2006年9月8日 金曜日


小学一年生 2006年10月号
2006年9月1日発売
小学館 540円
今月の、上空数百キロメートルの宇宙空間に漂う
有人研究施設・国際宇宙ステーションの特集ですが、
オレは宇宙空間の中を漂いながら暮らすのはイヤだなあ。
だって基地から外に出たら死の世界じゃん。
もしステーション内で異常が発生したら
外に逃げることもできずあっという間に死んじゃうゾ。

いずれ月面に宇宙ステーションを建てて我々一般人が住めるようにしたいらしいけど
どうせそれができるのは多分、何百年、何千年後のことになると思います。
それならば星そのものを人間の住める環境にしたほうがいいんじゃない?
(素人の浅はかな考えですね・・・)

▼甲虫王者ムシキング ポポの冒険編:三鷹公一
風邪でマスクをしているクワガタに爆笑。
そんなことして効果あるのか?

▼きらりん☆レボリューション:げんさく/中原杏・まんが/小坂まりこ
きらりが作った、頭にキノコ、股間に葉っぱがデザインされた服をなーさんに着せて
そのままペットおしゃれ大会に出てればおもしろかったのに
勇気がないなあ。

▼オシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子
ラブとベリーのオシャレ魔法は、絵を描くのが嫌いな女の子も
あっという間に絵を描くのが好きな女の子に変身させてしまう。
服装が変わると心の中もリフレッシュされて絵を描く気分をかきたてるのかしらね。
でも派手な服装だけを描いて
肝心のお友だちの顔は描いてないなんてことにならないよう注意。

▼キーボッツ2 希望の紋章:犬木栄治
メガロキマイラの攻撃でぶっ飛ばされて気絶しても
なおも立って闘志を見せるアレックス。

でもこれって吹き飛ばされて偶然立ったまま着地したわけじゃ・・・ないよね?ね?

▼ふわふわシナモン:げんさく/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
シナモンカフェの壁を塗り替えるのならペンキではなく
ケチャップを使った方が店の雰囲気に合っていると思うんだけど。

▼星のカービィ:さくま良子
カービィがカツラをかぶってピアノを弾くと
でかい顔面がピアノを弾いてるみたいで不気味。

▼ママだって1ねんせい:都あきこ
今月は家族みんなでエコライフしましょがテーマ。
世界の気候をも変えてしまう“地球温暖化”の原因は二酸化炭素が多くなって
熱がこもりやすくなったこと。
二酸化炭素排出で真っ先に思い浮かぶのが自動車だけど
小学生の皆さんは自動車は運転しないので
ゴミを減らしたり、電気や水の無駄遣いをなくしたりすることで
がんばってみましょ。
お父さんお母さんなら移動には自動車じゃなくて自転車を使うのも良いザンスね。
こんな身近なことからでも手軽にエコライフできます。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号
2006年9月6日 水曜日


別冊コロコロコミックSpecial 2006年10月号
2006年8月30日発売
小学館 440円
▼新星輝デュエルマスターズF(フラッシュ):松本しげのぶ
今回は、これから起こる事件のつなぎの回と言っていいかな。
テンクローの仲間であるオウンとかいうオッサンも
紳士的な身なりに似合わずハナクソ飛ばしてえんがちょだし、
コイツらどこまで冗談でどこまで本気なのか今のところは分からんね。

▼ロックマンエグゼ 超外伝 超究極バトル!!ロックマンVSブルース:鷹岬諒
化け物じみた電脳獣が消えてから1年数ヶ月・・・
ロックマンとブルース、最大にして最強のライバル同士のファイナルバトルが今、始まる!

ロックマンが星の数ほど戦いぬいたネットバトルの中でも
ブルースとの戦いが一番燃えますね。
やはり強者の戦う相手は、敵よりは力が伯仲したライバルでしょう。
ロックマンが派手な攻撃を見せればブルースもまたそれを交わしつつの攻撃を展開。
その逆もまたしかり。
最後の最後で2人がお互い強さを競い合うようなネットバトルが見られたのは良かったですね。

▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
じーさん、顔が取れて無くなってしまってもしゃべることはできるのね。
今度、顔無し状態で校長や孫とおもしろいコントをやってみてほしいな。

▼ケシカスくん:村瀬範行
結局、オバケなんて全然登場してないじゃんか。
・・・というか児童が小学校で一夜明かしてもいいんですか?

▼西遊記ヒーローGo空伝:小西紀行
コロコロで連載中のGo空伝が別コロに参上。

今回はモグラの妖怪が現れて派手に穴を掘りまくって悟空を翻弄するが
悟空の「巨拳の術」であっけなく終了。
こうなるとモグラはムダな体力だけ使ってその苦労も報われずバカみたいですね。
別コロでも悟空の反則的なおもしろさを発揮。

▼ポケモン不思議のダンジョン ギンジの救助隊:溝渕誠
最終回。
最後はゲンガーを改心させて
ギンジが今まで出会ったポケモン達みんなで力を合わせて
グラードンを倒しましたとさ。めでたしめでたし、と。

ま、無難な線でまとめあげたかなという感じ。

それよりも人間の姿に戻ったギンジがこんなにかわいかったとはなあ。
改めてアチャモの姿の時と比べてみるとその差は歴然。
息を吐いて炎が出ないことを確かめるギンジくんがきゅ〜とでした。

▼トレジャーガウスト:勝見直人
今回は範人が通う小学校が舞台。
ガウストに対して非情な範人のことだから
学校でも似たような態度なのだろうと思ったら
いい子ちゃんぶってました

女の子に爽やかな笑顔であいさつしたり
ガウストを利用して難問を解いたりと
そうやって偽善的態度を持ってして
クラスメートや先生をだまくらかして
小学校で絶対的地位を築いていたというわけだ。
なんてヤツだ。
やはりコイツは誰に対しても悪魔だった!

範人の用意周到な悪党ぶりに
読者であるオレはもうただただ笑うしかないなあ。

でも「敵より味方の裏切り野郎のほうがムカつくんだよ!」というセリフには
正義感があふれてて思わずシビれました。
ま、このセリフも範人の本心かどうか怪しいモンですが・・・

▼古代王者恐竜キング:酒井ようへい
あのエドとかいうおデブさんは
「ぼくが唯一仲間と思えるのはこのコンピュータたちだけさ」
なんて言ってる時点で敗北確定。
恐竜とコンピュータじゃなんの関連性もないじゃないか・・・
コンピュータが仲間ならロッ@マンの世界で
ネットバトルでもしてればええんじゃ!

▼〜なめねこ又吉最強伝説〜なめんなよ!:瀬戸カズヨシ
コロコロ7月号にて読みきりだったなめねこマンガが別コロで新連載化。
硬派猫の又吉アニキが熱い猫ダチ魂を引っさげてツナカン学園で大暴れだ!

又吉がケンカをしたら退学と先生から宣告されたのをいいことに
生徒達を集めて金を巻き上げようとする派手好き不良ネコに
なめねこ仮面こと又吉の正義の熱破(アッパー)が炸裂!
ツナカン学園の悪を許さない又吉の熱い正義感にホレボレしてしまう。

最近、悪が強くなりすぎてるマンガが多いので
このマンガのように正義が悪をのさばらせることなく、
あっという間に叩きのめすシーンは見ていて気持ちいい。
なめねこマンガ抜きにしてもヒーローマンガの基本にのっとった内容で
とてもおもしろい。
これからも又吉には最後まで何事にも屈しない
熱きなめねこ魂を貫いていただきたい。
これからも大いに期待。NICE!

▼サルゲッチュ ウキウキ大作戦!:後藤英貴
今月は自転車特集。
レバーを下げるたびに部品が取れていく自転車がおもしろかった。
じゃあレバーを上げたら取れた部品は戻ってくるのかよ・・・

▼豪快野球坊 ベスボル:毛内浩靖
忍者バトラー・ドロンの必殺技は、ボールが分身するんじゃなくて
自分が分身してしまうところが斬新。
さらにベスボルを取り囲むように無数に分身するシーンは
あまりのものすごさに爆笑。
顔もすごかったしいろんな意味で読者を楽しませてくれます。
良い感じ。

▼D・Mファイター焔(ほのお):足立たかふみ
幻の扉に炎の救世主こと焔くんの画の他に
背景には日本の富士山や東京タワーらしきものが描かれているのが
細かい演出。

▼甲虫王者ムシキング:おおせよしお
ザックはおたからそのものではなく、おたからを見つけるまでが楽しいのか。なるほど。
それならばムシキングを目指すカブト丸とともに
息のあったムシバトルを展開するのも納得がいく。
故に探し求めたおたからが期待はずれだった場合もまた、
おたからさがしのおもしろさの醍醐味と言っていいんじゃないだろか。
ねえザックくん。

▼トイレの神様:黒葉潤一
トイレの神様は大昔にタイムスリップして様々な恐竜を造り出す偉業を果たしたが
化石になっても後世の人には「恐竜のウンコ」としか遺せなかった・・・

・・・・・・もうウンコの神様でいいんじゃないか?
どうせ恐竜にも「ブリブリこいやーッ!」と叫んだのが容易に想像できるし・・・

▼プリン番長プッチン!:立川史
お笑いサバイバルで2連勝したプッチンですが、
今回はハナクソだウンコだおしりだお下品ネタがいっぱい。
プリンらしさのかけらもありゃしません。

▼ロックンロールたご作:コーヘー
お笑いサバイバル2連勝中のプッチンに対抗するは
歌に燃える熱血ライブ少年が主人公のこのマンガ。

主人公のたご作くんは転校早々、
床をぶち壊したり先生を吹き飛ばしたりしながら
せり上がるステージと共に現れ、
歌で全世界を目指す熱い男に相応しい
派手なパフォーマンスで登場するものの
肝心のたご作くんが歌を歌っているところが見られず
「いつ歌ってくれるのかな〜?」と期待してたら
あのつまんない歌に呆れて思わず笑ってしまいました。
そんなふぬけな歌ではたご作くんのステージに
裸の男の子すらも集まってこないゾ(笑)。

かわいいがいかにもギャグマンガした絵が魅力。
女の子は描けないのかな?

▼赤きエンザ:井上桃子
読みきり。
第58回にして初の小学館新人コミック大賞児童部門の大賞を獲得した作品で
しかも作者がまだ20歳ってんだから驚き。

物語の舞台は、ファンタジー冒険マンガの雰囲気が漂いまくりの
盗賊やギャングがはびこっている世界で、
炎をあやつり、各地を回って盗賊達を退治する
「赤獅子(あかじし」と呼ばれる集団の若頭の息子・エンザが
父の敵である盗賊集団「ブルータス」のボス・銀髪のシンバと対決することに・・・

・・・と、要約するとこんなものですが、
20歳とはとても思えない画力&構成力で舌を巻く。
ストーリーも正義は勝つを地でいっており、
ストレートにこのマンガの世界観が伝わってくる。

・・・けども、これ、児童部門にしてはちょっとレベルが高すぎて
少年マンガの域に片足を突っ込んでる印象も受ける。
次回で、この作者さんがコロコロでどんなマンガを描いてくれるのか
そこら辺が気になりますねえ。
まあ要チェックですよ。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 12月号 2月号 4月号 6月号 8月号
2006年9月1日 金曜日