じゃりまん小学校
じゃりまん読書感想文
2006年7月分

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今月読んだマンガリスト:12冊
NICE! は特に良かったと思う作品
別冊コロコロコミックSpecial2006年8月号 小学一年生2006年8月号 小学二年生2006年8月号
剣豪伝ルーレットバトラー4巻 小学三年生2006年8月号 小学四年生2006年8月号
小学五年生2006年8月号 がんばれ!ドッジファイターズ6巻 小学六年生2006年8月号
プレコミックブンブン2006年8月号 コミックボンボン2006年8月号 月刊コロコロコミック2006年8月号
総評



2006年7月度
総評
じゃりまんの部
ボンボンも個々の作品は決して悪くないんだけど
やっぱり全体的に艶がなくて冴えないのよね。
一方、コロコロは今月、突然の打ち切り作品が2つあったものの不安はないし
個々の作品も安定しており、児童誌として安心して読むことができる。

ボンボンは突然作品が打ち切られるととても不安だし、
今はもう新連載ですら不安ですからね。
応援しようにもこのていたらくでは・・・

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2006年7月31日 月曜日


月刊コロコロコミック 2006年8月号
2006年7月15日発売
小学館 480円
今月号の付録・ハイパーキャリングケースは、
ニンテンドーDSソフトが4つ、ゲームボーイアドバンスソフトが1つ収納できるので
ゲーマーにとっては大いに実用性アリ。
しかも大きさもDSケースと同じでこれなら置き場にも困りません。便利です。
DSソフトを持っていない人はコロコロキャラのフォトスタンドとして
その辺に飾っておきましょう。

▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
ミラクル仮面に変装したじーさんは、
自分の正体が他人にばれないようにすることよりも
最強さんに立ち向かえるほどの強靱な体を手に入れることの方が先だったね。

それと、正体がばれたくなかったら松本の変装をしたほうが良かったんじゃないのか?
あ、でも松本じゃ、正義のヒーローってガラじゃないか(笑)。

▼西遊記ヒーローGo空伝:小西紀行
オチがすばらしすぎて思わず拍手。
そうだよなあ。悟空が分身の術を使いすぎたら自然にそうなっちゃうよなあ。
あの光っぷりだと当分分身の術は使えなさそうね。
修行の道はキビシー!!

▼デュエルマスターズFE:松本しげのぶ
れくちゃんに代わってついに勝ちゃんがクレオバトラーに勝負を挑む。
しかしそれは同時にれくちゃんが自分が弱いがために最善を尽くしても何もできずに
憧れの勝ちゃんを見て悔し涙を流させる劣等感を抱くことになる。
「いつか勝ちゃんみたいに強くなってみんなの期待に応えたい―――」
「なれますよきっと」

うん、ここまでの過程でれくちゃんは勝ちゃんを勇気づけさせるのに大いに貢献していた。
そしてそれはれくちゃんにとっても大いに成長の糧となったはず。
なにより強敵と渡り合えただけでもすごいことだしね。
れくちゃんの心理描写が窺えるいいシーンだった。

▼デュエル・ジャック!!:伊原しげかつ
突然の最終回。
今までマナトくんと出会ったデュエル仲間達がちらほら見られたものの
いつもと同じようなノリで終わってしまった。

愉快なキャラが繰り出すパフォーマンスがコミカルで
デュエル初心者でも誰でも楽しめるマンガでした。

でも学年誌ではまだ4コマが連載中なので
どんな扱いになるのかはまだ不明だ。

▼ミラクルボール:ながとしやすなり
佐々木くんの打ったボールが誰もいないセカンドに落ちてきたのも、
栗男くんの左右の腕の長さが違っていたのも、
全ては三中野球部が勝利するように運命づけられていたのね。
ちょっと都合のいいような気もしますが勝てばなんでも良し。

それと沢村親子の件は解決して良かったですね。
そのあと森会長は冷静さを欠いていたようだが何か理由でもあるんだろうか?
負けた後の彼の処遇が知りたいです。

▼ケシカスくん:村瀬範行
ケシカスくんの鶴の恩返しは
結局「ケッシてのぞかないで」とか「うち負カス」とか
しょーもないダジャレだけが飛び交っただけだったな。
立つ鳥、後を濁しまくってます。

▼サルゲッチュ ウキウキ大作戦!:後藤英貴
筆者、一度はやってみたかった、ただの線香を使った線香花火!
でも端から見ると空しすぎますねとても・・・

あと、木の棒を使って火をおこそうとしてる横で
ライターを使って瞬時に火をつけてしまうのも
とっても空しいですよね・・・

▼ペンギンの問題:永井ゆうじ
新連載。
木下ベッカム(仮称?小5?)という名のペンギンが登場するおとぼけギャグマンガ。
ベッカムくんがペンギンであることに特に意味はないが
ボケた顔して毒のあるギャグを効かせてくるので割とおもしろかった。
外見はヘタレでも中身は決してヘタレじゃないし
かわいくはないがそれでいて憎めないキャラだ。
これなら以降も楽しませてくれそうじゃないか。

ところで山田なおとくんはこのペンギンとお友達になるつもりですか?
いや、まさか飼おうだなんて思わないよね?

▼超期待予告まんが トレジャーガウスト:勝見直人
範人くんの容赦ない悪党ぶりがウリのホビーマンガ、トレジャーガウストが
別コロからコロコロ読みきりを経てついに本誌連載決定だ!!

ガウスト自身もイタズラ好きの幽霊ということだが
誰がどう見たって範人くんのほうが目立っちゃってる
彼のずるがしこい行動に期待しましょう。

▼爆球HIT!クラッシュビーダマン:倉谷友也

わたしは、
正々堂々禍神を裏切ります!


・・・ってそれができるんなら
最初から必人くんと戦わずに裏切ればいいじゃないかテルマくん・・・

なあんて言っちゃいけないんでしょうな。
それよりはテルマが必人くんの弟子に再びなれたことを素直に喜ぶべきか。

▼ドラベース:まんが/むぎわらしんたろう・原案協力/藤子プロ
うわー、スゲースゲー!
ロナえもんによって生み出された野球サッカーは
それぞれのルールに加えて試合内容までもが違和感なく合体している。
いや、それどころか白熱したプレーで場を大いに盛り上げている!
従来のひみつ道具使用ルールも取り入れてもごちゃ混ぜ感がなく
ちゃんとスポーツマンガしてるのがすばらしい。
ロナチームの助っ人、ロビえもん・ロロえもん兄弟もおもしろいキャラで
彼らが入ってさらにヒートアップした試合が見られそうだ。NICE!

▼ロックマンエグゼ:鷹岬諒
地上に現れた電脳獣の力によって全ての物質が吸収されていく。

人間までもがまるでネットナビ達がデリートされていくように
消えてゆく様は見ていて空恐ろしい。

▼コロッケ!:樫本学ヴ
ウズラの部屋は、徹底的に後ろめいたバトルをしていたプリンプリンが
実は一番前向きな行動ととっていたとはなんとも笑わせてくれますね〜。
本人にとっては運がいいんだか悪いんだか。

▼舞闘天国アフロダンサーズ:川野匠
今月の新キャラの名前は「地井崎タマ男(ちいさきたまお)」というんですか。
ははあ〜、小さきタマの男ねえ。
・・・って別に他意はないっすよ(汗)。

▼推理の星くん:まんが/せいの奈々
星くんの父が遺した暗号文の秘密が知りたくて
どんどん先へ先へとページをめくってしまい気がつけば一気読み!
もう漫画家の人生なんてどうでもいいから
早く暗号文の秘密を暴いてくれよと最後のページを開いてみたら
真の暗号文は「キンタロウヤッホ〜」だったとは!!

普通に考えたら絶対分からない(あんなタコがいるかっ!)
ユーモラスなお父上の暗号文を解いたところで
さらなる謎めいたメッセージが衝撃的。
相変わらず見せ方がうまい。NICE!

▼星のカービィデデデでプププなものがたり:ひかわ博一
リモコンと電卓を間違えるなんて今は古き良き時代の思い出。
現在ではリモコンがたくさんありすぎて
自分が使いたいリモコンが見つからない失敗が起きる時代なのね。
リモコンボケも時代と共に進化しております。

▼太陽少年ジャンゴ:原案/小島秀夫・まんが/ひじおか誠
伯爵死す。結局改心はしなかったか。残念。

▼甲虫王者ムシキング:おおせよしお
ムナコブクワガタのチャン・Gは老いた体で若い甲虫2体を相手にするなんてスゲー!
でもムシマスターの赤ちゃんはほとんど役に立ってねー!!

▼マスカレード:板垣雅也
突然の最終回。
最後まで火がついた勢いが止まらないみたいな感じの熱血格闘冒険マンガでしたな。
最後にマスクが破けて獣六のかっこいい顔が見られたのが良かった。
エンディングも爽やかに締めくくって良い感じ。

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2006年8月8日 火曜日


コミックボンボン 2006年8月号
2006年7月15日発売
講談社 480円
▼ガブリン:小林まこと
ガブリンの家にひいおじいちゃんがやってきたのはいいが
戦争時代を生き抜いた方が語るような講釈と入れ墨のせいで
雰囲気が一気に極道モードに!
しかしひいおじいちゃんが病院に運ばれてさらに重苦しいムードが漂う中で、
ガブリンの特殊能力でひいおじいちゃんが子供に若返ってしまったのは意外な展開だった。
思わず「おっ!」と呟いてしまった。
だって普通考えられないでしょ。今にも死にそうなじーさんが
いきなりお子様に若返っちゃうだなんて。
面食らっちゃいましたよワタクシ。
ガブリンはとんでもねー能力を持ってるんだなーと思った瞬間でしたマル。

ところでひいおじいちゃんはこのまま子供のままでいるのかしら?謎だ。
(子供になったひいおじいちゃんの姿はかわいくないからどっちでもいいけど)

まあ、つまんなくはないですよ決して。
しかしやはり大人視点の日常生活を中心に描いているだけあって
アットホームさもなければ明るさもない。
サラリーマンが家に帰って「あ〜疲れた」というような大人の疲労感が表立ってて
これまでボンボンを愛読してきた読者がこれをどう受けとめるのか疑問。
早い話掲載誌間違ってる。それだけ。

▼突撃チキン!:坂本憲司郎
新連載。前に3月号にて読み切り作品だったのが
めでたく連載に昇格。

どんな願いも叶えてくれる夢いっぱいの伝説の土地“ブレーメン”をめざして
お宝が大好きな少年チキンと、
ハンマーに変形する不思議なスライム・ミシシッピ寺本(通称M・T)が
ブレーメンへの道標(みちしるべ)となるお宝を見つけては
世界中を旅して回るというファンタジー冒険活劇。

おもしろかったです。今回登場した様々な生き物たちのキャラクター造形もいいし
チキンの明るい性格に加えて
困った人を放っておくことができない正義感も見て取れたので読後感もスッキリシャッキリ。
ちぃとありがちな展開ではあるものの
ボンボンには珍しい新人さんによるオリジナルファンタジー冒険マンガで
しかもチキンが終始明るくて元気いっぱいでおもしろかったので期待は持てる。
これからも温かく見守っていきたい。掴みはGOOD。

▼天使のフライパン:小川悦司
今月は2話構成。
大人な世界の帝都ホテルレストランに子供部門を作ろうというムッシュのプロジェクトに
国見くんと、3等コックの夏川仁が名乗りを上げた。

国見くんが初のライバル対決にして子供向けのメニュー作りに挑戦ですか。
これに前半登場した辻くんや、帝都ホテルのパティシエール・城之内綾を交えて
話が進むのだろうけど、私としては子供達が料理を食べた時に
ハダカの天使達がハデに舞ってくれればそれでいいかなと。
そろそろ大人の男性のハダカは見飽きてきたので(爆)。

▼デルトラクエスト:原作/エミリー・ロッダ・漫画/にわのまこと
リーフ達の肉を喰らおうとしている魔物2体がめっちゃ強いのは分かったけど
コイツら本当に普段から人間の肉を食べてるんだろうか?
実験的にリーフ達以外の人間を食べているところを見てみたいものだが・・・

▼ボクのシアワセ:前川つかさ
かき氷屋さんでシロップを持参すればその分安くなるなんて時代もあったのね。
そんな感覚を味わいたい人は、キャラクター物のかき氷機を買って自宅で楽しみましょう。

▼おジャ魔神山田くん!!:ダイナミック太郎
ラッキーくんのたった2点の答案用紙が
風に吹き飛ばされ、枚数が増え、巨大化して
挙げ句の果てにラッキーくん自身が巨大化してフルチンマンになって・・・

たとえ100点の答案だったとしてもこの上ない恥ずかしさですね。
答案を取り戻したいだけなのにフルチンになって巨大化してるんじゃなあ。
2点もへったくれもあったもんじゃない。

▼Do(どー)するパラダイス:玉越博幸
今回はいわゆる男女魂入れ替わり物語。
女子嫌いのサッカー少年・山田広太(中1)は自分自身が女子になることで
女子の苦労を知り、良いところも知り、女子に対する考え方が変わるという
男子視点のいい話ではあるものの、
オイラとしましてはやはり思春期の男子の体を手に入れた女の子のほうも
ぜひ見てみたかった訳で。
おしっこの時とかおフロの時とか。

▼化け猫あんずちゃん:いましろたかし
新連載。
夜の雷雨の中、お寺のおしょうさんがバイクに乗って帰宅中、
河原でダンボール箱の中に入った子猫を発見。
寺に持ち帰り、あんずと名付けられたその子猫は大切に飼われることになったが
10年経っても20年経っても老いることはなく
それどころか30年過ぎた辺りから2本足で立ち、言葉をしゃべる妖怪猫へと変化。
こうしてあんずは今もお寺に住み着き、
おしょうさんのお手伝いをする日々が続くのでした。

・・・・・・コマの背景にあんずの絵柄を散りばめて
それなりに工夫はしているようですが、
絵柄も内容も素朴すぎて古くさく、
新聞の日曜版とかに載ってるマンガみたいな感じで
早い話これも掲載誌を間違ってるとしかいいようがないです。
困ったちゃんなマンガ。

▼ゴキちゃん:須賀原洋行
ゴキブリから地球の環境について教わるとは・・・
でもゴキブリの場合はどんな物でも食べられ、
どんな悪環境な場所にも生きられるから自然に戻れる訳で。
人間にはちとムリだなあ。

▼ろぼおっ!:小田太郎
玉ねぎが嫌いなひろしくんのために
ろぼお先生は玉ねぎの気持ちが分かる帽子をひろしくんに渡す。
でも玉ねぎの気持ちが分かっちゃったら
余計に玉ねぎが食えなくなっちゃうんじゃないかなー
・・・と思ったけど、玉ねぎの本音が分かった途端、
玉ねぎをフォークで処刑するひろしくんに失笑。

▼恐竜世紀ダイナクロア:宇野比呂士
ユウとヒミカ、そしてルセリ姉弟達が力を合わせて
翼竜から住処を奪い取りました!

激戦の末、敗れた翼竜達の気持ちを察するユウを見てると
ユウが恐竜に対して何か特別な力があるんじゃないかと思わせるね。

▼弱(よわ)マン:鳴木曜太
読み切りにして第1回ボンボンまんが大賞入選作品。

凶悪な犯罪が頻繁に起こり、
そのため住民は不安な日々を強いらている極東京(きょくとうきょう)という犯罪都市に、
1人のへなちょこ少年が立ち上がり、ヒーロー・弱(よわ)マンに変身して
銀行強盗やギロチン博士と対決するというお話。

弱マンは普段はさえないメガネ少年だが
ひとたび弱マンに変身すると、とんでもなく強く・・・なることはなく
へなちょこ少年のまんま!
つまりこれは特撮のヒーローに憧れる少年が
世の度重なる犯罪事件にストレスがたまり、
ついに何をとち狂ったか自分1人だけが妄想ヒーローになって
世を更生してやるなどお寒いことを言う輩と同じ類だ。
・・・なわけで内容的にはとてもイタイ話。

「ビビリ回避」や「ゲロッ破」などの弱マンならではの必殺技で
危機を回避する技はなかなかおもしろいと思うけど
全体的にジメジメしてて、どうにもスッキリしない読後感。
気弱な一般人でも立ち向かう勇気があれば
凶悪犯をも打ち負かせるという隠されたテーマがあるにしても
主人公が内気すぎてヒーローものである割には地味。
読み切りだから良いようなものの
「次も読みたい」と思えるほどのストーリーでもなく、
このまま時と共に忘れ去られるのがいいとこ。
最弱のヒーローという難しいテーマを持ち出した挑戦心は買うが
それ故に主人公に魅力があまり感じられないのも確かだ。

・・・というかこのマンガ見てると弱マンが今のボンボンみたいな気がして
ならないんだよねー・・・・・・


もうちょっと弱マンのいい所を見せてくれてもいいんじゃない?

▼かくれんぼ:犬木加奈子
読み切り袋とじホラーマンガ。
小学生男子数人が放課後の校内でかくれんぼ。
そのうち教室の教壇の中に隠れた2人は
そこで携帯の怪談サイトのカキコミを見て
この後タッくんと言う少年が怪談話と絡んでいく筋書きになっていくのです。

まあ、うまいな〜と思わせるストーリーではありますよね。
小学生が興味本位で恐怖系の携帯サイトを覗いちゃうのが現代らしくていいですね。
危ないサイトは子供だけで覗いちゃいけません!ってな感じで。

▼ボンボンアカデミー:帯ひろ志
連載2回目はガンプラの超技術について。

何度も言うようにオイラはガンダムには全ッ然興味ないので
軽く読み流して終わろうかと思いきや
帯ひろ志センセが描いたおマヌケなガンプラ妖精に思わず目がとまってしまった。
・・・とはいえガンプラの知識についてはチンプンカンプンなので
ガンプラ妖精達が、プラモデルの設計から商品化するまでの
全行程を紹介するマンガと考えれば普通に読めるかな。
とりあえず今回は愉快なキャラに救われてます。

次回はロボットについてらしいですが
一体誰が描くんでしょ?

▼へろへろくんめっちゃワールド:かみやたかひろ
原稿の大きさを間違えるんならいっそ全ページ間違ってくれれば潔かったのに。

それはともかく、へろへろくんのドロボウ対策はおもしろかった。
ドロボウが持っていってもいい物と悪い物に分別してどーすんだよ!アホだ。

▼超速伝説:春日企画/株式会社ムーンスター
ハリケーンスパイク搭載の運動靴販促マンガ。
主人公・超速ハヤオくんが通う私立スター学園では
年に一度、1対1のダッシュ50メートル走が行われ、
優勝者はスーパースターとなって女の子にモテモテになるのである。

果たして、ハヤオくんはハリケーンスパイク搭載の運動靴“SUPER STAR”で
勝利をものにすることができるか?

かけっこは純粋に練習を積めばいいものとばかり思っていたが
ここへきてスパイクというアイテムにもこだわるところが
最近のスポーツマンガには珍しいと思ってチェックを入れてみた。
ハヤオくんは“SUPER STAR”なる靴を手に入れて果たして
彼の足にどのような変化が起こるのか・・・?期待。


・・・ところで作者体調不良のため「とびだせ!!ターパン」が
急遽連載終了だとか。ううぅ、寂しい。
現在の児童誌では唯一のウンコチンチンマンガだったのに。
オレはこれからどの作品でチンチンギャグを堪能すればいいのか
また楽しみが1つ減った。えーん。

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2006年8月4日 金曜日


プレコミックブンブン 2006年8月号
2006年7月6日発売
ポプラ社 480円
今月号に載っている「遊園地お化け屋敷ガイド」や「肝試し実践編」の特集は
看板マンガである「学校の怪談」のイメージをうまく活かしていて
いかにもブンブンらしい特集だと思いました。

▼かいけつゾロリ4コマ大作戦:原作・監修/原ゆたか・
まんが/きむらひろき・滝沢のぼる・熊沢かえで・村上ゆみ子

ビニールでできている日傘って、ただの透明の雨傘じゃんか。
バカだなあ(笑)。

あとゾロリ城の形をした打ち上げ花火が
無残にも散っていく様子がおもしろかった。

▼まかせてペットくん:そにしけんじ
いやー笑った笑った。おもしろかったです。
のぼるくん一家と言ったらやっぱり肝試しだよなあ。
基本的にオバケの類苦手なんだもんね。

のぼるくん一家の一泊二日の旅行先は、ホテルはボロ屋、駐車場の横が墓場で
オバケの嫌いなのぼるくん一家の肝試しにはもってこいの場所。
夜にはパパとのぼるくん、ママとひかるくんがそれぞれつまんないことでビビりまくって
私はニヤッと笑いながらのぼるくん一家の騒動を楽しませてもらった。

読後感まったり。

▼大仏刑事:大崎亮平
無人島にたどり着いた大仏刑事とゴトウ刑事。
まあどこにいようとゴトウ刑事が大仏刑事に振り回されているのは
いつもの通りなんですが。

火を起こすつもりがヒヒを起こそうとする大仏刑事がおもしろかったです。
ギャグ自体は大したこと無いけど妙なオッサン顔したヒヒに
思わず吹き出してしまいました。

▼動物園は心の学校:原作/亀井一成・まんが/近藤たかし
親子で楽しむブンブン動物感動シリーズ第3弾。
前・中・後編の3話構成で今月は前編。
内容は動物園飼育係歴40年以上の原作者によるノンフィクション動物感動物語。
全ては動物園で体験した本当のお話で、同タイトルで本にもなってます。

今回は母親が死んでしまったカンガルーの子供のお話と、
アヒルのヒナの母親役を務めた七面鳥のお話が見られるが
そのいずれも母親と子供の固い絆が誌面から伝わってくるストーリーとなっている。
初っぱなから「動物ってすごいな」と思わせ、掴みは上々。
動物園という限られた空間だからこそ得られる感動ですね。

▼トツゲキ!体験おけいこ道:滝沢のぼる
今月は家族みんなが楽しめるゴルフ教室。

マンガ界では、福島弁を使う外国少年や、
笑顔が描かれたボールを使って数々の奇跡を起こす熊本出身の少年や、
急性腎炎にかかりながらもチンコ振り打法でこれまた凄まじい逆転劇を見せる少年など
ゴルフをするお子様は結構いますけど
いざ現実となるとゴルフで遊ぶ子供ってなかなかいないのではないでしょうか。
少なくとも学校の校庭や公園で遊ぶスポーツではないので
ゴルフをする子供がいること自体珍しいですよ。

でも例えばお父さんがゴルフバックを持っていれば
子供がクラブを持って素振りをするくらいはあり得ますよね。
もし、自分のお子様が親のゴルフクラブを使って素振りをしているところを見かけたら
一度親子そろってゴルフ練習場なんぞに出かけてみてはいかがでしょうか・・・?
青空の下、ゴルフで親子のコミュニケーションを図るのもまた一興かと。

▼ケッタ・ゴール!:かわせひろし
周星くんは早速みんなと練習して
その持ち前のスピードを活かしたプレーが冴え渡っている。
それと同時におマヌケなプレーも見せてくれるのもまた魅力。
タケちゃんとともにケッタよりも魅力的なキャラがまたひとり増えた
メガネをかけてないのにズレを直そうとするボケもいい味出してます。

そしてゴールキーパーと思しき転校生・川村俊哉くんがケッタの前に登場。
外見はちっちゃくておとなしいけどゴールキーパーの腕前はピカイチなようで
これまた一目見ただけで興味が湧いてくる子じゃないか。

本人は何か事情があってサッカー部入部を拒否してるけど
どうせこの後ケッタが俊哉くん入部大作戦をムリヤリ決行するだろうから
俊哉くんがどんな理由でサッカーやってるのを隠してるのかも直に明らかになるだろう。
ま、その過程がオレにとっては楽しみでありまして、ハイ。

▼いたずらまじょ子の大冒険:原作・監修/藤真知子・まんが/みずなともみ
オバケの親子のことよりも
食べると体がヘンになるキノコのほうが印象深かった。
特にまじょ子がヘンなキノコを食べてしまったら性格がキザな紳士になってしまって
これがまたまじょ子のキャラに合っておらず違和感ありまくり。
でもキノコの不思議な効力はおもしろいですね。

▼アキラのうどんはサヌキもり!!:津島っくす
結局、ワンタンもサヌキの兄貴も人間界におじゃますることになったのね。
初登場のサヌキの兄貴・ツキミは天才科学者ということで
これからもアキラやサヌキの前に現れては
とんでもない発明品でアキラを楽しませてくれそうね。

アキラにとっては大変だけど、心の栄養剤にはなってくれるでしょう。

▼からどろ:大西俊輔
ついにからどろ、零と敵対することを宣言。
両方とも悪魔同士だが歩む道は零と同じじゃない。
悪魔と世界征服を企むより、人間と暮らしている方が楽しい。
そんな悪魔がいてもいいじゃないか。ねえ。

▼熱血先生!:井漕尚樹
熱血先生が恋することり先生のために、
そして川に流された生徒を救うために今日も燃えに燃えまくっている。
相変わらずゾウや炸裂の滝などのムダな熱血アイテムが配置されてるけど
やっぱりおもしろいよね。

ただ流れゆく川にも熱血の息吹を与える熱血先生の熱血おたけびが豪快。
ついでにゴミ箱をことり先生と間違えて抱きついてしまう熱血妄想もすごかったです。

オチはこじんまりしてるけどおもしろかった。

▼名探偵ズッコケ三人組:シナリオ/矢澤和重・まんが/新山たかし
ズッコケ三人組は異世界・アルゴン王国へワープ。
そこで国王暗殺事件に巻き込まれるがそこは少年探偵団。
たった1日で犯人をズバズバっとつきとめてしまいました。

この出来事は一緒に海水浴に来た女子達にはきっと信じてもらえないだろうけど
夢と冒険心のあるズッコケ三人組だけの心の内に秘めておけばよいだろう。
3人がアルゴン王国へ行ったことは確かなんだし。
そのほうがロマンチックだ。

★ブンブン4コマバトル!!GAG−1グランプリ

▼何(ニャン)でも屋 ゼロ!:南城光
・・・ということで第5回GAG−1グランプリ優勝に輝いた作品。
しかし優勝した作品にしてはこれ!というインパクトに欠けるんですよね〜。
最初のゼロの殺し屋はおもしろかったけど
あとは普通のギャグマンガレベルって感じかな。
草男くんの「面倒くさがり屋」という性格も作品中にあまり活かされておらず、
ただのゼロのツッコミ役になっちゃってるのがなんとも惜しいところ。
1本目の「殺し」で、草男くんがゲームをしてのんびりしているかたわら、
ゼロが「今日の任務は殺しだ」とか言って害虫を退治するギャグは
ゼロと草男くんそれぞれの持ち味が活かされてすごく良かったんですけどね。


次回のGAG−1グランプリの予告で「最後の戦い」と書いてあるので
もしかしたら次の第6回で最終ラウンドになるのかな。
それはちと寂しい気もするんだが。

▼とつげき!ぷるぷる学園:くぼたまこと
体育の先生のおバカな潮干狩り話から一変して
カチカチ星人がたけしくんたちを人質にして地球を侵略しにやってきた!
しかも次回に続いちゃってる!!

でもこれって体育の先生がヘンな玉手箱を開けてしまったことが原因じゃないのか?
全ては体育の先生が悪いんじゃないのか?

▼サイボーグ犬ワッチー:高田ミレイ
今日はワッチーは交番で一日お巡りさんとしてはりきってます。
ワッチーは警察犬なので警察犬がお巡りさんの代役を果たすこと自体
なんてことはないんですけど、
やはりそこはサイボーグ犬ワッチーのすること。
人間だけでなく土の中の虫まで助けようとしたついでに
温泉を掘り当ててしまいました。
まあ結果的に良いことをしたことになっているでしょうね。ほのぼの。

それにしても一本気ハカセの携帯電話って
特大ジャンボサイズなんですね(笑)。

▼ラッキーナイト カスタードくん:渡辺道明
チョコ・パ姫がカスタードくんにときめいたおかげで
彼女の悪魔めいた嫌がらせの矛先はシフォンに向けられた。
といってもカスタードくんはチョコ・パ姫特製の毒入りケーキを食わされて
ひどい目に遭ってますけど。

・・・でもカスタードくんにとっては
これからはチョコ・パ姫の嫌がらせを受ける頻度が激減するだろうし
ここはおとなしくチョコ・パ姫とシフォンの大ゲンカを高みの見物で堪能するのが一番なのでは?
女同士の戦いに男が介入する余地はなし。

▼ペンペとギンギー:中川いさみ
いや、森の中にカッパがいることのほうが
ペンギンよりも不自然だと思いますが。

▼ハロー!!わしがサ☆イ☆ト☆ウだ:コタニトモコ
第4回GAG−1グランプリ準優勝作品。
部屋の壁に小さな穴をあけてその中に住んでいる
手のひらサイズのおじさん・サイトウさんが
今度は小学生の鈴木くん(小学生)の家の壁に住み着いてます。

鈴木くんにかまってもらえないからと
自分のファッションを見つめ直し、孤軍奮闘するサイトウさんがコミカルでおもしろいです。
サイトウさんは鈴木くんの親でもないのにまるで我が子のためにがんばってるみたいで
その気持ちが鈴木くんにもバッチリ伝わって最後はほほえましい締めくくりとなりました。
良いですね。

▼少年ダンディ:ボッカ

私の名は
紫電改(しでんかい)マリ子

バレーボールを命がけで愛する女よ!!


いやはや、これまた濃いー少女キャラが現れたな〜。
視力がとんでもなく良くて、よりによってダンディくんに惚れてしまった
かなり変わった女の子。
ダンディくんのためなら勝手に教室に入る非常識な面を持ち合わせていながらも
ませてはいないのでダンディくんよりはマシなキャラと言えるだろう。

マリ子の目は変化に富んでいて見ていておもしろい。
最後の大宇宙の瞳は爆笑。
もしかしたらダンディくんを手こずらせるキャラになりえるかもね。

▼ブンブンまんがクラブ:構成/小山田つとむ・まんが/赤垣新二
今月は背景の描き方・パート2。
木の葉っぱや畳の目の描き方などなど。

葉っぱや畳の目をぎっしりきめ細かく描かなくても
ちょっとだけ描けばそれらしく見えるのが不思議。
しかも描く時間も短縮できるから一石二鳥。
しかしやはり畳や木の葉っぱを描くのは容易なことではないので
マンガ家を目指す皆さんはきっちり描けるようにがんばりましょう。

最後は木のある背景をみんなで合作して締め。
2人組のマンガ家がそれぞれキャラ担当、背景担当ってのもアリなのかなあ。

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2006年8月1日 火曜日


小学六年生 2006年8月号
2006年7月3日発売
小学館 580円
今月は地震などの自然災害から身を守る方法やグッズなどの特集。
前々から関東大地震が近々起こるという噂があちこちで立っていても
実際に起こったのは関西地方や新潟方面。集中豪雨も九州だったりと
まるで関東地方を自然災害が避けているような現象が続いてます。
そろそろ関東地方に何かが起きるかもしれない!?

・・・なので、これらの災害を教訓にして
万が一の大地震が発生した時、生き残ることができるよう
せめて防災グッズくらいは揃えておかないと。
雨水からでもきれいな水を作れる携帯用浄水器や
水がない所でも清潔に使える段ボール製組み立てトイレなども
非常食と共にぜひ欲しいグッズ。
家や車の中に常備しておきたい。

しかしこんな重要かつためになる特集を、
「小学六年生」という限られた読者にしか読めないのはもったいないなあ。
前月の地球環境問題といい、今年の小六の大特集は
大人が読んでも絶対ためになる特集ばかりだぞ。

▼トップ 放課後社長は12さい:原作/野村伸・作画/岩田和久
ひょんなことから天太の考えたカップおもちゃと
それをパクった堀毛社長のカップホビーが全面対決することになった。

子供達を利用して天太のアイデアをパクった堀毛社長に文句一つ言わず
逆にのぞむところと真っ向勝負に出るところが天太らしくてすごくいい。
これこそ遊び心満載の少年の意気込みが感じられるというもの。
こうなるとやっぱりカップの中身が何なのかがポイント。
高学年の子供でもあっと驚く物であって欲しいですね。期待。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
汐見くんの事故の件で気が動転して笑顔が作れなくなったななこに
ルルカが楽しそうな顔で励ますシーンが珍しい光景かな、と思ってみたり。
大抵こういう時って誰かが叱ってななこを後押しするか、
元気の出るメイクをするかのどっちかだったもんな〜。
それだけに今回ばかりはルルカがななこに笑顔を作らせたんだと感じましたよ。
やはり二人はお互いなくてはならない親友同士だったのですね。

さてさて、一方右腕をケガしてしまった汐見くんに近づく剣木くん。
こちらは男同士でなにが始まるのか・・・?
いいところで終わっているのがニクイ。先が気になる。

▼トホホな犬:あいみてつろう
なんと、ばねダックスの正体は顔とシッポが別々の
2匹のダックスフントだったのでした。
胴体の部分がバネで覆われていて
一匹の超胴長ダックスフントを演じていたわけだ。
随分器用なことをする犬だなあ(笑)。

あと汚れたおにぎりは洗ってもきれいにならないってば>トホホな犬

▼夢への扉〜歌舞伎役者・市川染五郎の章〜:漫画/鈴木小波・取材・原案/席亜弓
今回は歌舞伎役者の生い立ちですよ。
歌舞伎と言ったら派手な顔して「いよーっ!!」
なんて言ってるシーンが想定されますが、
まあ普通の人ならばまず縁がない世界でありましょう。
それこそ先祖代々歌舞伎役者として続いている家系じゃなければ
神髄どころか片鱗すらも知る機会はなさそう。

でも、歌舞伎役者の家系じゃない人でもやる気次第で歌舞伎役者になれることや
市川染五郎氏が14歳の時、シェイクスピアのハムレットに主演したことあることが
かなり意外な事実。
これでちょっとは歌舞伎がそんなに難しくない
身近なエンターテインメントに感じられるようにはなったのかな。

うーーーん、それでも役者がしゃべる

「弁慶よきに計候へおのおの違背すべからず」
「勧進帳の御所持なきことはよもあらじい」
「さてもそれがし山伏達に率爾申し」

何言ってるかさっぱり分からない・・・
やっぱ日本史は難しいよう。

▼ゐけゐけ!アリ☆ハマ:原作/よゐこ・漫画/市橋俊介
そういえばアリやんって地底人だったんだよなあ。
今回はアリやんが住んでいる地底国を見せてもらったが
一昔前の日本の微笑ましい風景が見られて楽しい。
でもこれって地上の文明をパクったわけじゃないよね?
ハマちんはつまんなさそうだったけど個人的にはおもしろかった。

▼スペシャルコミックブック 日本沈没:三徳信彦
あと一年で日本は沈没する・・・をテーマにしたこの夏話題の映画をマンガ化。
内容も日本沈没まであと一年もない状況でありながら
窮地に立たされた人達の思い思いが伝わってくる。
地震や台風などの災害大国日本ならではの映画と言ってもいいんじゃないかな。

まあ、「この続きは映画で見よう」といった終わらせ方は
相変わらずテンション下げてくれるけど
日本沈没という作品がどんなものか知るのには十分な内容になってます。

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2006年7月31日 月曜日


がんばれ!ドッジファイターズ 6巻
原作:村上としや まんが:斉藤むねお
小学館 てんとう虫コミックス 409円
ファイターズはめでたく全国大会地区予選優勝。
個性的で手強い対戦相手に苦戦しながら
ファイターズの選手達もまた成長して
地区予選は割とドラマ性のあるストーリーだったのではないでしょうか。

そして全国大会では、初戦から
ファイターズの神黒監督に恨みを持つ監督率いるチームと対戦することになり、
黒神監督の過去にまつわるエピソードも絡めて
地区予選よりもさらにドラマ性のあるストーリーになりそうです。

ファイターズがただひたすら怒濤の如く勝ち上がっていくだけでなく
こんな大人の事情を交えたストーリー展開もいいんじゃないかしらね。
それが堂児達のドッジで解決できればなお良し。

巻末には2004年度の学年誌に連載されていた
もうひとつのドッジボールマンガ・ドッジボーズとの合作マンガが掲載。
まさかこれが収録されるとは思わなかったなあ。
嬉しい誤算だ。

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2006年7月28 金曜日


小学五年生 2006年8月号
2006年7月3日発売
小学館 540円
▼ヒミツのわん☆タッチ:兄崎ゆな
ついに大介にぬーの秘密を知られてしまったまお。
でもそのおかげで2人はより親密な仲になっていく。
・・・というか大介がまおに積極的になっていってるんだな。

まあ、高校生の仁くんと付き合うよりは
小学生同士のほうが健全な恋と言えるんじゃないかしらね。
まおは所詮7分間しか大人の体になれないんじゃ仁くんと付き合うのにはムリがあるし。

しかし研究所の黒マントに身をつつんだボスらしき人物は怪しいなあ。
ぜひ身ぐるみを剥いでその正体を見てみたいものだ。
やっぱ地球外生命体か未来人ですか?

▼ブレイブストーリー:原作/宮部みゆき・まんが/姫川明
最終回。
なんかミツルにとって救われないエンディングになってしまっているような・・・
でもそこがきっと感動を呼ぶ場面なんでしょうね。

それにしても画もストーリーも作者は完全にものにしていて
読めば読むほどまるで姫川明自身が作画したような錯覚に陥る。
こうなると原作も見たくなってきたなあ。

▼ないしょのつぼみ:やぶうち優
なんだ、夜の校内にいたオッサンは本当に怪しいヒトだったのか。
つぼみちゃんが不思議なシャープペンを使って
お子様人形やビー玉を描いてオッサン撃退する作戦が見事だった。

不思議なシャープペンが招いた事件とはいえ
その不思議なシャープペンがなかったら危なかったよね。
小学校に不法侵入したオッサンは見た目もやばそうだったし、
それ以前に小学生試着済みの体操服に興味を持つこと自体変態だし。

▼新・マサルの一手:監修/森内俊之・まんが/村川和宏
ガケから落ちそうなったもみじを救うために刀を失い、
自力で巨大駒を動かすマサルを見て
香車使いの志香(しこう)は450年前に同じ状況で友を見殺しにしてしまった過去を思いだし、
自分を見失って思わず悪手を打ってしまった。つまり自滅。

うーん、志香の雀刺し戦法は迫力があって
マサル達を実力で苦しめる棋力を持っていただけに
そこからマサル達が這い上がっていく逆転劇を見たかったんだが、
まさか相手に救われる形になるとはね。
でもこれもマサルの気迫が志香の怨念に打ち勝ったとも言えるので
ここは良しとするかなあ。

▼シンペイキングダム:中山雅也
ナニワの勝負師・坂田金太はどうみてもオッサンだよなあ。
ポロシャツ、ハラマキ、ぞうりなんか身につけて
せめて身なりだけでも子供らしくしようよ・・・って
オッサン顔にそんな身なりをしたら却っておかしくなるのか(笑)。

※別冊付録

▼どうぶつの森 ホヒンダ村だより:あべさより
実際に、もし蚊を虫網で捕まえてる人がいたら
すごくヒマだなーって思う・・・

▼おねがいっ!!ラブ・ルビー:みななあゆ
今日も優奈と荒川くん、ゲーマー同士でイイ感じにケンカしてますねえ。
キライキライも好きのうちっていうかとにかく甘々な展開。

荒川くんが引っ越すとのことですが、ゲーム機の通信機能を使って
恋愛メールのやりとりみたいなことするんじゃないですか?
「どうぶつの林」には「F-Wiコネクション(仮)」という機能があるはずだし。
いずれにせよ引っ越しごときで優奈と荒川くんのラブラブな関係がそこで終わるとは
全然思えないですよ。ええ。

▼リヴリーアイランド 5年3組の大冒険!:ふくやまけいこ
リヴリー達がサッカーボール消しゴムを使って遊んでるシーンが
とってもかわいいと思いましたマル。
胸がキュン!ってきちゃうね。

▼トホホな犬:あいみてつろう
海水浴場で子どもたちが身につけている浮き輪と
トホホな犬のタイヤを同類にされても困るんですけど。
第一タイヤは本来身につける物じゃないのよ。

▼プリ☆かわ☆シナモエンジェルズ!!:まんが/つきりのゆみ・原作/せきちさと
ハリボテで作った無数のイケメンとレストランに騙されて
のこのこ森の中までやってきたモカとアズキがいとおかし。

虫やヘビと格闘しながら目的地に辿り着いた先にはあるのは
シフォンのぐしゃぐしゃ手作り弁当。
しかも疲れた後だから何食ってもおいしいというオチが哀れだ。
あれは決して自然の中で食べてるから得られるおいしさじゃないでしょう。

▼文具天国:そにしけんじ
ああ、そういえばオレも小学生時代に
転校するからってみんなにお別れのプレゼントを渡してた子がいましたよ。
中身はもちろん文房具だった。
先月に続いて懐かしいことを思い出させてくれるなあ。

▼デュエル・ジャック!!:伊原しげかつ
下っぱクリーチャーは海へ行っても働いてばかりで大変だね。
しかもオーナーの女性クリーチャーも強欲そうで
この分だと稼いでもお金は少ししかもらえなさそうだ。

▼学ぶな危険!うらきょうかしょ:藤波俊彦
オスのクワガタに女の子の服を着せてる絵が妙に笑えた。
オシャレでもなんでもないよそれは・・・

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
汐見くんの「なんでそんな切っちゃったんだよ」発言は
「モデルの仕事で髪を切らなきゃならない理由があったの?」という意味だった。
そっか。なるほど。ななこを心配して言った訳ね。
日本語は難しいなあ。でもホッとひと安心。

▼おっちゃん:原作/Q−LiA・まんが/タダエツコ
一応、日本茶っぽい雰囲気を出しているマンガなのに
ウンコ人間を登場させるのはいかがなものかと。
おっちゃんも下品好きなんやね。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
食欲の秋とはよく聞く言葉だけど
今回のあさりちゃんは食欲の夏全開だね。
おまけに太ってるし、今年のあさりちゃんの夏休みの目標は
食う寝る太るに決定。

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2006年7月26日 水曜日


小学四年生 2006年8月号
2006年7月3日発売
小学館 540円
2011年に完成予定の新東京タワーは、高さが610メートルにもなるそうで
タワーの高さとしては世界一になるとのことですが
これは別に世界一を狙っているわけではなく、
障害物を避けてより遠くの地域に電波が届くようにするために
610メートルもの高さにしているのだ。

確かに、今ある東京タワーも、完成した当時は障害物はなかったけど
今は東京タワーの高さに迫る建物が周りにいっぱいあるもんね。
高層ビルの高さを大きく超えるタワーが必要になるというわけだ。
でも観光名所としての新東京タワーは610メートルもあるから階段はもちろんのこと
エレベーターでも上に行くのは時間がかかって大変そうだ。

▼GOGO!たまたま たまごっち:ヤスコーン
ダジャレにも寒かったり固まったりその効果はいろいろあるけれど、
ウラまめっちのダジャレは相手を眠らせる効果があるようです。

▼ないしょのつぼみ:やぶうち優
なんだ。いとこのお兄さんとは進展無しか。
でも根本くんや他の男子の水着姿を見ることができて
つぼみは大いに堪能できたことだろう。

▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
これでもかこれでもかと出現するどうでもいい解説枠がおもしろいですね。
そのインパクトはじーさんと校長先生がたい焼きを巡ってバトルしているのを
ついつい忘れてしまうほど。
そやまんが節が炸裂しまくっている。

▼ちょボットオンライン:よしのえみこ
今回はパソコンを立ち上げたりクリックしたりした時に出る音の設定について。

これはオイラの場合は基本的に音を消してパソコン操作をしているので
あんまり関係ないかな。
だって音が出たらまずいもんねえなにかと(苦笑)。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
ファッションショーの途中で停電が起きるトラブルが発生!
そんな時、ルルカは夜行塗料のネイルをななこの体に少し塗って
暗闇の中をほのかな光を出しながら歩くという
停電をもファッションショーの一部として盛り上げる作戦をやってのけた。
よくこんなステキなアイデアを考えついたものだ。
さすがメイクの妖精。

▼空色のおんぷ:池田多恵子
突然、2人の前に現れた櫻井乃亜(さくらいのあ)という少女が
奏をフランスに連れ戻しに来たというからさあ大変。
聞けば昔、フランスで奏と一緒に演奏したことがあるとか。

・・・となると女の立場からして空と乃亜は恋のライバル同士となるわけだけど
そんなに険悪なムードを漂わせてはいない。
こうなると奏がフランス行きを拒否する理由がポイントになるかな。
例えば、奏は乃亜と一緒じゃなければ上手に演奏ができないと思われるのは
自分のプライドが許さない、とかね。

▼ふわふわシナモン:まんが/つきりのゆみ・原案/せきちさと
カフェの一日店長の座を獲得するために俄然張り切るモカとシフォン。
でも2人とも料理や接客にはまるで向いていないようで
どうやら甘い物を食べるお客さん役が2人には一番似合っているようです。

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
正義甲虫の中には弁慶(ヒラタクワガタ)のような
タンゴの指示に従わない頑固者もいたもんですねえ。

そんな弁慶にもかわいい妹がいるようで
それがカクタスとのバトルにどう影響するのか。
・・・つーか、強情なお兄さんをなんとか説得してよ妹さん・・・

▼あさりちゃん:室山まゆみ
怪談話が嫌いなあさりちゃん。
タタミが怪談話をしようとするのをなんとかごまかそうと
階段、会談、解団と同音異義語の連発で苦しまぎれの発言。
でも意外なところで国語の勉強にはなってますね。

普段もそんな感じで頭使ったらいいのに
所詮悪知恵だけに発揮する頭脳なのか。

▼トホホな犬:あいみてつろう
スイカ割りを見たトホホな犬は左、右と言われるとスイカみたいに叩かれると思ってしまい、
横断歩道で左右確認している子供に対しても恐怖心を持ってしまったようです。

一種のインプリンティングだあね。

▼わいわい家庭学習 もっともっとファミリー:まんが・荒磯智之
今月は理科でギリシャ神話と星座について。

最斗ママさんが、星座の名前が生まれる元となった
ギリシャ神話について解説してますけど、
その内容は主に神・ゼウスの浮気話で
それに基づいて星座が誕生したとなると
夜空に輝くたくさんの星座が描く物語って
実はロマンチックでもなんでもないな。

それに星座そのものについてもあんなただの点と線の組み合わせで
鷲(座)や白鳥(座)や小熊(座)の形を想像するなんてとても強引すぎる。

神話も星座も昔の人っておもしろいこと考えつくよね。
よほどヒマ想像力が豊かだったのだろう。

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2006年7月25日 火曜日


小学三年生 2006年8月号
2006年7月3日発売
小学館 540円
今月は料理から魚から妖怪のことなどなど
いろんなジャンルの選択クイズが目立ちますね。
これは小三諸君にとっては楽しみながらいろいろな知識が得られるので
いい企画なのではないでしょうか。
妖怪は日本の伝統を知ることができるしね。

▼カッチ・ポッチエクスプローラー:てしろぎたかし
今月は接着剤。

3トントラックを釣り上げるほどの接着力を持つ接着剤もすごいけど、
なにも強力な接着力を持つだけが接着剤じゃない。
15トンもの圧力をかけて接着するダイレクトメールのハガキや、
高周波装置を使って接着する建築用オールオーバーテープ、
さらに医療用の瞬間接着剤なんてのもある。
その種類の豊富さに驚いちゃうね。

※別冊付録

▼甲虫王者ムシキング〜ネブ博士をすくえ!!〜:ふじあか正人
読み切りムシキングマンガ。
DSソフト発売間近と言うことで
前にもグレイテストチャンピオンにて同じメンバーで登場していた作品を起用。

ムシキング仲間のかぶとくんと、ぶる丸がひょんなことからケンカしてしまう。
ちょうどその時、ネブ博士がブラック博士に誘拐されてしまい
2人はネブ博士を助けるため研究所で謎の仮面男とムシバトルをするも
いがみ合ってばかりいて大苦戦。
しかし実はネブ博士が2人にライバルは敵じゃなくて
ムシキングを愛する仲間なのだということを教えるために一芝居打っていたのだ。

・・・と筋書き通り、かぶとくんと、ぶる丸の2人の長所を出し合って協力すれば
強敵をも倒すことができるというのがストーリーから見て取れる実に分かりやすいお話。
2人のケンカを仲直りさせるために敵キャラのブラック博士も協力している所がGOOD。
おかげでかぶとくんとぶる丸はお互い愛の口づけをするほどに仲良くなりましたとさ。
めでたしめでたし。

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
パラの頭脳的作戦にまたしても苦戦を強いられるキング。
さてさて、キングの逆転勝利となるキーとなるのは天才科学者のミツバチなのか、
はたまた虫をパワーアップさせることができるロイヤルボンバーなのか。
両方とも真の力は分からないので、この先の展開も分からないですよ。

▼ポケモン4コマ大百科:山下たかひろ
アチャモのおたふくかぜは一瞬、かがみもちorウンコかと思った・・・

▼星のカービィ:さくま良子
カービィとデデデ大王の凸凹コンビがシンクロナイズドスイミングに挑戦。
練習ではカービィが脱線しまくったけど
実践では2人ともトラ皮模様のパンツをはいて
キリッとした顔してサマになっていたな。

それだけになんでデデデ大王が泳げなかったのかが
非常に悔やまれます。

▼無敵蹴団!アイアンキャンディーズ:川久保榮二

アイアンキャンディーズのメンバーの1人が浦島太郎の子孫で
ご先祖様に法外な食事代を請求してひどい目に遭わせた乙姫に復讐するため
アイアンキャンディーズが乙姫率いる海の生き物軍団と因縁のサッカー対決!!

・・・もうメチャクチャ。
魚やらカメやらイルカやらとうとう人間以外の選手を出してきやがった。
これでまともなサッカーなどできるはずがない。ひどい。ひどすぎる。
でもおもしれーので文句はないです。
もともとこのマンガにまともなサッカーなんて期待してないし〜♪

▼MLB(モンスター・リーグ・ベースボール)デビルキャッツ:窪田一裕とスーパーマウス
こっちも海の中で野球してまともな試合じゃないよな〜。
でも何気にアンコウのアンパイアと、ヒラメのホームベースが似合っていてステキです。

▼がんばれ!ドッジファイターズ:原作/村上としや・まんが/斉藤むねお
堂児やヒクソンズの凄まじいアタック攻撃を目の当たりにして震える万。
そういえば万は凄まじいアタックを見ただけで受けとめたことがまだない。
その小さな体で猛攻アタックに立ち向かう勇気があるのなら
ぜひ見てみたいものだ。

ちなみに前回キンタマを攻撃された良平の出番は一切なし。

▼どうぶつの森 ホヒンダ村だより:あべさより
そりゃあ釣り竿で虫はつかまえられないだろう。おマヌケだなあ。

▼おシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子

・・・先生、なにをすれば、私、先生のようにもっと立派になれますか?

ラブとベリーを消せ!
オシャレなんか二度としたくないと思うように、
ドン底につき落とせ!


この時点で先生は既にオシャレとは全然関係がないことを言ってるじゃんか。
ライはそれに気がつかないんでしょうか。
その後のライはオシャレそっちのけで奴隷を作ることに専念してしまっていて
もはや先生に呪いがかけられているとしかいいようがない。
醜いったらありゃしない。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
ななこのメークボックスが盗まれる。
でもそれでルルカの存在が知られることはないし
特にななこやルルカが困ってしまう要素はないと思うけど。

▼ふわふわシナモン:原作/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
花火みたいに空で弾けるポップコーン、
食べてみたら口の中が爆発しそうですね。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
あさりちゃんってフロに入るわけでもないのに体中に石けんをぬりたくるなんて
気持ちわるーい。
いくらなんでも香水の代わりにはならないよ。

▼トホホな犬:原作/あいみてつろう・まんが/よしのえみこ
タイヤ王国が雪山の頂上に!?
でも雪山とタイヤって結びつきがないよなあ。
ただの寄り道になりそう。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 小二3月号 小三4月号 5月号 6月号 7月号
2006年7月24日 月曜日


剣豪伝ルーレットバトラー 4巻(完)
前川たけし
講談社 ボンボンKC 409円
最終巻。

柳生十兵衛と鎧武者に果敢に立ち向かっていく剣太郎含む
6人の選ばれし者達。
剣太郎を筆頭に他の5人の活躍もキチンと描いているのが好感触。
ボンボンのホビーマンガにしてはブツ切り感もなく
うまくまとまったエンディングになっていると思います。

さすがは長期にわたってカンフーマンガを描いている鉄拳チンミの前川たけし氏といったところ。
おもしろかったです。NICE!

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 1巻 2巻 3巻
2006年7月24日 月曜日


小学二年生 2006年8月号
2006年7月3日発売
小学館 540円
▼GOGO!たまたま たまごっち:ヤスコーン
海に来た女の子チームは、かわいく見えるポーズの練習をするのはいいけれど
水着からしてせくしーじゃないのよキミたち。

山に来た男の子チームはなぜハートマークが舞うのだ???
男同士でハートマークはちょっとヤバいんでないかい?

▼オシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子
難易度の高いダンスよりもみんなが踊りたくなるダンスのほうがすばらしいことを
ラブとベリーのダンスを見て感じ取ったルナ。
実に爽やかなダンス勝負だったな。いつもこうありたいね。

▼わんこ・みっくす:あべさより
さとみちゃんとタスケの友情はサメをも撃退してしまうほど強いのだ!
今回それをしかと見届けたぞ!
イルカのタメちゃんにもそれが十分に伝わったようでヨカッタ。

▼きらりん☆レボリューション:原作/中原杏・まんが/池田多恵子
美少女モデル・藤堂ふぶき登場。
きらりと出会っていきなりチビ、ペチャパイ、ガリなどと
人として最低な悪口の連発。
こいつはただのイヤーな女だな。

一方、きらりは自分が作ったポーチにきのこのアップリケ。
きらりはホントにきのこがお好きなようで。

▼ふわふわシナモン:原作/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
電動ミキサーでシャボン玉なんてできるのかな・・・
回転が速すぎて液が飛び散るだけだと思うけど。

▼トホホな犬:原作/あいみてつろう・まんが/よしのえみこ
赤くてまるくてぴかぴかしていて身につけられる物なーんだ?

それは赤いタイヤ〜!!

ああっ!惜しいっ!!
たった一文字違い!
イイ線いってたんだけどな〜トホホな犬。
でもタイヤとダイヤじゃ大違いだネ(笑)。

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
しばらくごぶさたしていたノコギリクワガタのジョー参上。
でも今のところはニードルの連れてきた甲虫にかたなし状態。
果たして逆転することができるのだろうか?
仲が悪い(?)コクワガタのジャンボとの連携プレイが予想されるが・・・?

▼超人だじゃれマン:上重☆さゆり
大量のエチゼンクラゲに一日エチゼン(一善)させるギャグが見事すぎる。
海のお掃除をしたり、浜辺でパラソルの代わりになったり
こんなエチゼンクラゲなら大量に発生しても大歓迎ですね!NICE!

▼あさりちゃん:室山まゆみ
あさりちゃん、おフロでは耳のうしろもしっかり洗わなきゃだめだろう・・・
あそこは臭いがつきやすいんだから。

※別冊付録

▼ねこねこ日本昔話:そにしけんじ
読みきり。

去年の小学二年生で連載されていた「ねこねこファミリー」の猫山一家が繰り広げる
日本昔話パロディ4コマ。
猫山一家が演じる「ももたろう」「かぐやひめ」「さるかに合戦」の3作品が楽しめる。

いずれの話も猫山一家たちのマイペースな面が良く出ている。
とくにミータが演じる桃太郎ではワガママ言い放題で鬼達を困らせる始末。
ネコって自由気ままな生き物なんだと思わせる。
ほのぼのしちゃうね。

▼夏のきょうふまんが あたたかい手:いちかわのり
読みきり。
毎晩、不気味な手だけの亡霊が少女の前に現れ、
そしてついにその正体が明らかに・・・!?

ホラーマンガの部類に入り、画もそれなりに怪談っぽい雰囲気を出しているけど
そこは小学二年生という雑誌。
最後はセーフティなエンディングに仕上がっている。
CERO A全年齢対象。

▼どうぶつスケッチ 空をとぶゆめ:柊ゆたか
読みきり。
自分をカモメだと思っているペンギンのヒナのお話。

ストーリー的には「みにくいあひるのこ」みたいな感じ。
画も絵本のように読みやすく、
海の中で泳ぐペンギンから見た視点が
ちょうど空に向かって飛んでいるように見えて
ペンギンも空を飛んでるイメージを想像させる描写がすばらしい。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 小一3月号 小二4月号 5月号 6月号 7月号
2006年7月19日 水曜日


小学一年生 2006年8月号
2006年7月1日発売
小学館 540円
▼GOGO!たまたま たまごっち:ヤスコーン
ウラたまタウンの世界では、まめっちのダジャレが冴えてます。
もうちょっとページがあったなら、
まめっちの愉快なダジャレがもっと見られたのではないでしょうか。

▼オシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子

ラジオたいそうだって
オシャレしていけば
たのしいんじゃない!?

・・・ベリーはラジオ体操でオシャレなどという発想をすること自体すごい。
オシャレな服装よりも動きやすい服装のほうがいいんじゃないのか?
最後にはみんなでオシャレしちゃって
どうみてもラジオ体操をする恰好には見えないのだが・・・

▼甲虫王者ムシキング ポポの冒険編:三鷹公一
クモの巣につかまったアゲハチョウを救うため、
ポポ達がスズメバチやアダーが送り込んだ外国甲虫とバトルする。

アゲハチョウ、スズメバチ、ムシキング、パラワンオオヒラタクワガタ・・・
これにポポも加わっていろんな虫が入り乱れての凄まじいバトル光景だ。

▼きらりん☆レボリューション:げんさく/中原杏・まんが/小坂まりこ
今月もいろいろツッコミどころ満載。
その中で、なーさんが考えたネコの顔型たこやきがかわいいと思いました。
オレも食ってみたいです。

それにひきかえきらりちゃんは・・・
タコをまるごと焼いてなんでキノコが生えてくるのよ・・・

▼キーボッツ2 希望の紋章:犬木栄治
アレックスは雷の国・サンダーグ王国でライシャンマオーと対戦。
勝利したけど、ライシャンマオーって悪いヤツだったっけ・・・???
ただアレックスが己の力を誇示したかっただけの話か?

▼ふわふわシナモン:げんさく/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
シナモン達は日焼けしすぎるとあんなに真っ黒になるんですねー。
なんだかパンみたいだ。

みるくはせっかく海にきたのに砂場でひとりぼっちで遊ばなきゃならないなんて
かわいそうねえ。

▼星のカービィ:さくま良子
デデデ大王とカービィも今流行りのムシバトルに挑戦。
カービィはカメムシやイモムシ、ガなどにツノをつけて
ムシバトルに参戦しようとしているのがおもしろい。邪道だけど。

▼ママだって1ねんせい:都あきこ
今回は水族館探検。
家族で水族館へ行って海の中の弱肉強食を観察したり、
飼育室の裏側に回ったり、イルカのショーを見たり、
いろいろ楽しみながら海の秘密を学んじゃおう!

家族に限らず、誰でも水族館へ行くと童心に返っちゃいますよね。
大人も子供も夢中になって魚たちを見ちゃいますねきっと。
家族の気持ちが1つになれる癒しの空間ですな。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 4月号 5月号 6月号 7月号
2006年7月18日 火曜日


別冊コロコロコミックSpecial 2006年8月号
2006年6月30日発売
小学館 440円
▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
じーさんの描いた「日本沈没」全4巻は、1巻だけなら十分おもしろかったぞ。
童話・おおきなかぶのカブを、沈没していく日本列島に置き換えて
さらにそやまんがエッセンスを加えた新感覚パロディ童話が傑作。
日本列島を引っこ抜くのにちゃむらいや
りゅぬぁってゃなどのどーでもいいキャラを持ち出しているのが楽しい。

え?2巻以降?
あー、あれは見なかったことにしたいなぁ〜・・・

▼ケシカスくん:村瀬範行
ケシカスくんのカスカス探検隊はダメダメ探検隊だなあ。
芸能ネタには頼らないほうが良いね。

▼新星輝デュエルマスターズF(フラッシュ):松本しげのぶ
テルにとって初の舞台となるデュエルロード。
周りの子供達は凄い形相でテルを見つめ、思わず怖じ気づいてしまうテルだが
いざデュエルをするとだんだん緊張が解けて、
心の底から沸いてくるワクワク感を体全体で感じ取り、
自称・怪しくないパーフェクト決闘者のテンクロウを相手になんと逆転勝ちに成功!
テルの勝利を称えるように集まる子供達もこんなに明るかったのだ。
いい光景だ。

うーん、引っ込み思案のテルにとってこの1勝はいろんな意味ででかいですよね。
テルの「デュエルでお友達作っちゃおう作戦」が順当に進んでいる感じ。
いい傾向だ。

テンクロウも根はおもしろそうなヤツだったので安心していたのですが、
誰かと連絡をとっていたようなのでなんとなく気になる存在。
ザキラみたいに人を破滅に追いやるヤツじゃなきゃいいけど。

▼ポケモン不思議のダンジョン ギンジの救助隊:溝渕誠
ギンジはキュウコンに会って真実を確かめることができ、諸悪の根元も分かり、
頼もしい仲間も味方になってくれた。
つまり最終決戦に向けてのお膳立てはできたわけだな。

ゲンガーがたたりを受けた人間だったんですか。
元の姿はどんななのか見てみたいですね。

▼トレジャーガウスト:勝見直人
毎度毎度、範人くんのガウストを手なずけた悪辣ぶりが楽しいなあ〜。
悪魔的なかわいらしさをもつガウストも範人くんの邪心を打ち砕くことはできないっ!!
この調子で範人くんは最強最悪のガウストハンター道を
どこまでも突き進んでほしいものですな。

▼甲虫王者ムシキング:おおせよしお
今回は本当に番外編で、わざの伝道師・テリーとドギタネン(なんつー名前)の
プロレス試合がメイン。でもおもしろい。
最後の人間同士甲虫同士がダブルでパイルドライバーを決めるシーンがしびれる。
ザックとカブト丸にとってはいい骨休みになっただろう。

・・・ってテリーって実在すんの?

▼古代王者恐竜キング:酒井ようへい
アクトマウンテン内の電脳コロシアムで
リュウタが親友のレックスと敵としてではなく
意見の対立でバトルしているところが良い。
恐竜好き同士が結ぶ友情は固いやね。

▼サルゲッチュ ウキウキ大作戦!:後藤英貴
最後の船沈没はコロンブスというよりはコロンブタだな。

▼D・Mファイター焔(ほのお):足立たかふみ
闇の総大将・悪魔神ドルバロム出現。
全然歯が立たない焔の元に、メンテがケガを押して焔の援護にやってきたのかと思ったら
ヴァルボーグが基地もろともドルバロムに体当たり!!
そのショックでできた時空の裂け目をとおって
焔とメンテは10000年後の世界へ。

またまた別世界へ突入してしまって、現実世界からさらにかけ離れてしまった感があるが
そんな時でも焔とメンテは常に一緒。
この2人がコンビを組むと怖いものなしって感じがするよなあー不思議と。

※お笑いサバイバル
読み切りギャグマンガ3作品の中から一番人気があった作品は
次号にも掲載される趣旨のコーナー。

▼プリン番長プッチン!:立川史
前号の3作品の中では一番人気が高かったらしく、めでたく再掲載。
プリン番長のプッチンくんは
赤ちゃんの頃はプリンの材料で、現在は賞味期限切れの8歳。
腐ってもまだまだ生きてる根性のあるヤツだったんですね意外と。
今月もプリンならではのギャグが多くておもしろかった。
ただ最後のオチはでんぢゃらすじーさんっぽかったのがニンともカンとも。

▼戦え☆携帯ヒーローケンガイ!:楠優一郎
けい太くんが10歳の誕生日に買ってもらった携帯電話が
突然、何者かに変身。その正体は携帯ヒーロー・ケンガイ(圏外)。
聞けばけい太くんを守るために50年後の未来からやってきたのだそうだ。
その後、けい太くんを狙うドライヤーマンが現れ、
早速ケンガイはドライヤーマンとしょーもないバトルを繰り広げるのだった。

適度に心地よいバカバカしさを提供してくれるマンガ。
普通に考えたらただの下品なヒーローマンガじゃないかと思われても
仕方のない内容ではあるんだけど、
水に弱いという精密機器の悪い面と、
人間の滑稽な面を合わせ持つケンガイのキャラクター性に素朴な画がマッチして
昔ながらの素直に笑えるギャグマンガに仕上がっている。
携帯電話なんて最新機器を取り扱っている割には妙な懐かしさすら感じてしまう。
新しいのに古いギャグマンガ=妙だけど馴染みやすいギャグマンガと言えよう。
故・玉井たけし氏と通ずるものがあるかもね。
決して悪い作品ではない。

▼富豪少年ヒカル:谷口あさみ
読みきり。
主人公は綾小路財閥社長の1人息子・綾小路ヒカル(小5)。
ヒカルは転校早々、100億円の純金製三輪車に乗って学校にやってきたが・・・

最後のどんでんがえしはすごかったな。まさに大金の無駄遣い。
ヒカルのすごさよりも綾小路財閥のすることそのものにものすごさを感じる。
お金よりも護衛のほうが多いんじゃないのか?

▼激闘!エグゼ兄弟 ロックメ〜ン:川野匠
なんと今月で最終回です。
大人の事情があるとは言えうーん、残念だ。
密かに毎号楽しみにしていたマンガだったのになぁ・・・
およそ最終回らしくない最終回だったのが余計に残念に感じるよ。
でも単行本は2巻が出るようなので安心。
食い意地の張った兄・熱太とクールな弟・冷二の凸凹兄弟の
おバカなギャグが冴え渡っていたマンガでした。

もしまた川野匠氏が別コロに連載する機会があるならば
今度は、迷犬ゴン太や赤ちゃんXのような少々辛口なギャグマンガがいいな♪

▼一発逆転!パワプロくん:山下たかひろ
ハンバーガー屋の注文係が猪狩守みたいなヤツだったら嫌だなあ。
客に安い油使ってるとか言うなよ・・・

▼オッス!ムシキングッス!!:小西紀行
最終回。
今回は小西紀行氏お得意のパクリネタを通り越して
なんとおおせよしお氏による本物のカブト丸が登場してしまいました。
小西紀行氏のわがままに付き合ってくれる
おおせよしお氏の懐のでかさを感じます。

全体的にはいつものおとぼけなノリのお話だったけど
ナツキの成長した姿が見られるエンディングは一見の価値あり。
意外にも爽やかな締めくくりとなりました。

▼豪快野球坊 ベスボル:毛内浩靖
女の子ベースボールバトラー・レインボー登場。
いや〜、このマンガに女の子が登場するだけで
随分明るく華がある雰囲気になりますねー。
レインボーはかわいいしピッチャーとしての実力はあるし、
ベスボルにひどい目に遭わされた経緯も笑えるし
これからも小出ししてほしいですね。
おもしろかった。

▼トイレの神様:黒葉潤一
地球を侵略しにきた宇宙人の
「地球人は排泄物が好きらしい。」
「地球はアホな星」
という発言はある意味正しいかもしれない。
実際地球人(の男)はお下品なことが大好きなアホばっかだし。

でもこれで少なくとも地球人に敵意がないことは宇宙人に伝わったよね。
これもトイレの神様が宇宙人に捕まってくれたおかげです。
めでたしめでたし。

▼世にも奇怪な物語 Xゾーン〜テケテケの怪〜:青木たかお
読み切り怪談マンガ。
小学校を舞台に「テケテケ」と呼ばれる上半身だけの化け物が
生徒達を恐怖に陥れる。

生徒達が次々にテケテケにされていくシーンがスピード感があって◎。
ただ、Xゾーン進行役の少年は不要かな。

▼ワラシくん:河合じゅんじ
読み切り妖怪ギャグマンガ。
新築したばかりで大喜びの茶柱シズム(小5)くんの部屋に
座敷わらしのワラシくんがタタミの中を泳ぐ妙技を見せながら登場。
以降、ワラシくんや他の妖怪達がシズムくんの部屋で大暴れする。

河合じゅんじ氏らしいハチャメチャなギャグマンガですな。
確かコロコロデビュー作もこんな感じの妖怪系のギャグマンガじゃなかったっけか?
そう思うと感慨深いものがあるなあ。原点回帰ですか。

▼ストライカーDANGO!!:林周平
読み切り。
おデブなサッカー少年・二九弾剛(にくだんご)くんが主人公のサッカーマンガ。

まず主人公のネーミングがバッチリ決まっているのがGOOD。
名前、体型、背番号全て「肉」で揃えていて
キャラの印象づけに効果を発揮。

さらに試合ではダンゴくんは走るのがとてつもなくおそいという、
おデブのマイナス要素を提示しつつ
その後は、敵のタックルももろともせず、鍛え上げた脚で70m地点からのシュート、
そして最後は自らが肉ダンゴとなって加速しながら転がり
自陣から敵陣ゴールにシュートする凄まじいプレーの数々で
マイナス要素を吹き飛ばしてプラス要素に変えていく展開が豪快かつ爽快。

サッカーをするおデブはダメキャラだと始めから決めつけず
しっかり熱血させているところが前向きで清々しい。
児童向けスポーツマンガはこうでなきゃね。
おもしろかった!

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2006年7月11日 火曜日