第二回Web文芸部文学賞

最優秀賞はあんでぃ氏

「蛇口から」


作品リスト

作品名あいうえお順(クリックすると読めます) 作者名(敬称略) 作者のコメント 総評(部員から寄せられた寸評をもとに萬忠太がまとめました) ダウンロードファイル解凍後のファイルネーム
On_Line 萬忠太  ネタ自体は半年くらい暖めてました。
 テーマはインターネット。
 ちなみに、私の作品でアルファベットのタイトルは初めてです。
 こういった話はネットにあふれている。しかしそれをリアリティのある題材ととるか、作品としてまとめる必要のないものと見るかで、判断が分かれたようだ。非常にめまぐるしく、多数の人物を書きすぎているため、まとまりがない作品となってしまった。人間を描き過ぎて、人間の何たるかを見失ってしまった作品という感じ。と言う評が最も適当ではなかろうか?
On_Line.txt
白雪 楠本 耀 以前から一度やってみたかったネタでして。まぁ、私も刑事物以外も書けるんだぞ、と。
  解りにくいところがあるかと思いますが、宜しくお願いいたします。
 作品として無難にまとまってはいたが、だけどもう一歩、何かがほしい。使い古されている設定だけではなく、他にない個性を出して欲しかった。
 しかし、それはきちんとした安定感から来るものであり「楽しめるか」と言う点では評価が高い。手放しに楽しめる作品であった。
白雪.txt
赤光甲冑 参加賞 紅 草希  作品自体短いので、特に何も申し上げることはありません。(^_^;)  分量不足からくる説明不足の感は否めない。さらに、ショートショートとしては辛いのは「落ちが読める」と言う点である。そのシンプルさ故、非常にまとまった印象があるのも事実。ちょっといい話と言ったところ。やはり、もっと分量を使ってじっくり描くことが、求められているのでは無かろうか?
RedLight.txt
「 蛇口から 」 あんでぃ   いつもながら、不真面目な題材を真面目に書きました。
 軽く読んで、笑って戴ければ幸いです。
 テーマは水質汚染です(笑)
 非常に感覚に訴えた評価の高い作品であった。簡潔で読みやすく、ショートショートとしても優れている。落ちも強烈とまでは言わないまでも、きちんとはまっていた。しかし声にならない表現を記号で置き換える手法はいただけない。また、ただ単に「面白い」だけではないものを、と言う声も多かった。
zyaguti.txt
「豊田くんの小説作法・ウルトラ初級編」 浅川こうすけ  小説を書きはじめたばかりのかた、これから書いてみようかなというかた、小説書くのにちょっとでも興味のあるかた、がターゲット。
 ほかと毛色の違うものを書いてみました。そういった意味では、ちょっとずるいかもしれないです。
 小説講座という趣が評価されている。とってつけたようなオチ。はっきりと女性だとは書かかずにそれこそ「描写」にすべきだったのではないだろうか?
 着想・技術ともに申し分ないのだが、それらと面白さは、必ずしもイコールではなかったのが残念。
sahou.txt
RiVER 北郷博之 結局、うまい言葉、思いつかず。  卒業式とからめた、ストーリーはよくありがちなので、 作品自体に目新しさはなかった。しかし、そのストレートな切なさは良く伝わり、共感を呼んだ。完成度自体はけっして低いものではない。むしろ高いと言える。が、それにとどまることなく、もっと読者サービスを心がけて欲しかった。
river.txt

感想は本人に直接またはWeb文芸部専用掲示板をご利用下さい。
ご注意:各作品の著作権は、それぞれの作者自身に帰属します。個人で楽しむ以外に、作者に許可無く複製・転載を禁じます。


参加資格
 Web文芸部部員であること

2、原稿提出規定
 作品はテキストファイルで最高50K程度のサイズに納めて下さい。
 作品の提出は、メールにて
inago@osk2.3web.ne.jp までtxtファイル添付の形で送って下さい(できたらlzh方式に圧縮して送って下さい)。ファイル添付が不可能なときは、メール本文に張り付けて下さい。
 提出の時、メール本文に、
 1、作者名(部員登録して有るもの、ペンネームを変えたときでも、登録してある名前を書いて下さい)
 2、タイトル
 3、作者の言葉(テーマなどを書いて下さい)
を書いて下さい。
 一人、一作品までとし、未公開の作品に限ります(友人に見せた程度のものは未公開とします)。
 ジャンル・テーマは不問とします。
 テキスト本文にも、タイトルと作者名を必ず書いて下さい。

3、賞
 参加賞 Web文芸部HP上での作品発表。(全作品) 
 最優秀賞一点 参加賞+部員のHPでの受賞作発表(部員各位にご協力をお願いいたします) 
 優秀賞一点以上 参加賞+受賞作品であると言うことの明記
 佳作三点以下 参加賞+受賞作品であることの明記
 ただし、提出作品数によっては、佳作が無くなるかもしれません。
 
4、原稿提出締め切り
 1999年4月4日

6、審査期間及び方法
 部員には萬忠太が原稿を配信します。
 審査には、二通りの方法があります。
 1、投票CGI
 一般の方にも審査に参加していただけます(部員も参加できます)。Webページを直接お読みいただくか、ダウンロードしてお読みください。
読んでいただいて、面白いと思ったら設置した投票CGIを使って投票して下さい。投票数に制限はありませんが一作品に対し入れられる票は一票までにしてください。
 良かったら感想をWeb文芸部専用掲示板に書き込んで下さい。
 2、寸評+四段階評価
 部員のみ参加出来ます。必ず全作品(自分の作品も含めて)をそれぞれ四段階(1〜4)で評価し、それぞれの作品に対し寸評(読んだ証明となります)を付けメールにて
inago@osk2.3web.ne.jpまで送って下さい。
 
 賞は、CGI得票数+四段階の点数合計で多い順から決定していきます。(部員は投票CGIと四段階を併せて五段階評価をしていると考えて下さい。)

 部員の審査について(補足)
 部員は実質五段階となります。つまり、投票CGI(一点)+寸評付き四段階(四点)=総合評価(五点)
 一定の基準を示しておきますが、あくまで「参考」です。
 5 とても良い
 4 良い
 3 普通
 2 いまいち
 1 悪い
 審査の締め切りは1998年5月4日(作品数次第では審査期間延長も有ります)とします。
 
6、発表
 審査終了後直ちに、賞の発表します。

7、その他
 審査期間中も、普段通りの活動を行いますが、文学賞提出作品数次第では、批評依頼原稿の提出の自粛を求める場合があります。


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